予測不可能者  遠山キンジ   作:caose

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 続きます。


38-3

 「お前が持っている拳銃・・・本物だろ?」

 幸音クリスはキンジの制服の裏側にあるガンケースをみてそう聞くとキンジは・・暫くしてこう答えた。

 「もしこれが本当だとしたら・・・お前どうするんだ?」

 そう聞いて何時でも変身出来るようにポケットにあるプログライズキーを取ろうと構えていると雪音クリスはこう聞いた。

 「何でそんなもん持ってんだ?政府の人間か?」

 そう聞いてこちらも恐らく持っていたのだろう首に付けていた宝石を

握っていると・・・キンジはため息つきながらこう答えた。

 「俺は飛電製作所の警備員でな、ZAIA相手にしなきゃいけねえから武器は

必須なんだよ。それにしても良くこいつが本物だって分かったなって・・・

そういやお前バルベルデだからそういうの見てきたんだよな。」

 「ああ、そういうのは死ぬほど見てきた。・・・だから嫌いなんだ・・・!!」

 雪音クリスはまるで親の仇を見るかのように拳銃がある方向に目を向けると

こう続けた。

 「大人はそれを持っているだけで威張り腐って逆らうなら突き付けたり

最悪足や腕に打ち込んだり鴨打とか言って楽しむ奴らばかりだ!

そんなもんがあるから腐った大人たちが増えちまうんだ!!

だから私は!私は!!・・・歌なんかで世界を平和に出来るなんて甘っちょろい

考えを持っているパパやママを否定する為にノイz」

 「それ以上言うと感づかれるぞ。」

 キンジはそう言って階段の壁に手を当てて幸音クリスの口元を塞いで

そう言うとこう続けた。

 「それにだ、そんな悲しいこと言うんじゃねえよ。父親や母親はお前に対して

そう言ったのはな、夢を諦めないで欲しいって言う願いが込められているんだと俺はそう思うぜ・・・親の顔や言葉を覚えているなんて幸せの事だと思うぜ?」

 「・・・お前、親は?」

 「父親は俺が幼い時にまあ幾つか覚えているが殆ど覚えてねえし仕事で

死んじまってな、母親にいたっちゃあ覚えてもねえ、俺が物心つく前に死んじまって親代わりだったのは3歳上の兄さんだけだったし後は爺ちゃんと

婆ちゃん位だったな。」

 「・・・そうかよ、け。手前には家族がいるからまだマシかもしれねえが

アタシには誰も」

 「その兄さんも・・・ある仕事で死んじまって肉親と呼べれるような存在は

爺ちゃんだけになっちまったがお前の所は如何なんだ?祖父母位いただろう?」

 キンジはそう聞くが雪音クリスは・・・こう返した。

 「・・・どっちもだけどアタシのパパとママが死んで暫くして

おっちんじまったって政府から聞いた。」

 「・・・そうか。」

 キンジは本当の意味で天涯孤独なんだなとそう思っていると雪音クリスは

こう聞いた。

 「お前んところは爺共は何処に住んでんだよ?」

 「巣鴨だ、年寄りが多い場所でまあそれなりに治安がいいところだな。」

 そう言うとキンジは雪音クリスに向けてこう聞いた。

 「お前友達は?」

 「・・・そんなのいねえよ。」

 「そうか・・・俺はさ・・・昔兄さんがある仕事で豪華客船に

乗っていたんだけど兄さんはその時に沈む船からそん時乗っていたお客さんや

乗務員全員を避難させたんだ。」

 「へえ・・・どうせお礼とか言われたんだろ?綺麗ごととかよ。」

 「いや・・・その逆だ、そん時爆弾が仕掛けられていたんだけど兄さんに対してネットとかでこう書かれていたんだ『もっとちゃんとできていたん

じゃねえのかよ!』とか『役立たず』とかそれも助けた人たちからも言われて・・助けた挙句に死んだ兄さんに対しての仕打ちが酷くてな・・・マスコミからの

パッシングとかで当時住んでいた寮に迄来ていて精神的に参っていたんだ。」

 「・・・け、手前ら助かっただけで良しとか思えねえのかよ?あ~あ、

やっぱ人間はバラルの呪詛をぶっ壊して」

 「けどそんな俺を救ってくれたのが・・・仲間だったんだ。」

 「はあ?」

 「飛鳥、雪泉姉、焔、夜桜、華毘、紫、武藤、不知火、レスティアそれに

俺の事を本当の孫の様に思ってくれる人たちからのサポートもあって

俺は自分を持ち直す事が出来たんだ。」

 「だから何だって言うんだ!アタシはたとえ一人だろうと」

 「人間は一人で出来る事なんてたかが知れている、だからこそ人なんだ。『人』って言うのはな感じにすると互いに支え合っているんだ、お前だって

バルベルデで一人で生きていたって訳じゃねえと思うぞ?」

 「・・・どう言う意味だ」

 「其れはお前が見つけろ、お前自身で見つけなきゃ話にならねえからな。

さっさと部屋に戻ろうぜ、飯の続きだ。」

 そう言ってキンジは雪音クリスと共に部屋に戻って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして食事を終えらせると未来はキンジに向けてこう言った。

 「それじゃあええと・・・クリスちゃんで良いかな?」

 「あ?別にいいけど」

 「それじゃあ体吹くからちょっと裸になってくれないかな?キンジさんも」

 「未来、キンジサンならもう聞いた瞬間に出ていったよ?」

 創世がドアの前でそう言うと未来はアハハと言って其の儘幸音クリスを

吹き始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ねえ・・・話聞いてくれる?」

 「あ?何だよ??」

 幸音クリスは未来に向けて何だと聞くと未来はこう言った。

 「私ね・・・親友がいたんだ、その人は大切な友達なんだけどその・・・遠くに行っちゃってね。」

 「・・・死んだのか?」

 「ううん・・・死んでいないし私も最近生きているって分かって

ホッとしたんだけど・・・会いに行くのが怖いんだ。」

 「怖い?」

 「うん・・・あの時私友達を守れなかった・・・人間があそこ迄酷いって

分かって怖くって・・・それに私の事恨んでるんじゃないかって足がすくんで

行けないの。」

 「どんな奴なんだその友達って・・。」

 「私の大切な友達・・・かけがえのない親友・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・立花響って名前で・・・今はディスペアって組織で『凶』って

名乗ってるの。」




 そしてキンジは凶の過去を知る。
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