予測不可能者  遠山キンジ   作:caose

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 01編です。


38-6

 そんなキンジが大変な時に或人はと言うと・・・病院の前にいた。

 ベルの運転で何故病院にいるのかというと・・・これが理由である。

 

 

 

 

 

 

 「ああ来た来た、翼ちゃんこっち~~!!」

 「ええと・・・貴方が飛電 或人さんでしょうか?」

 「そ、俺が飛電 或人。或人で良いからささ乗って乗って!!」

 風鳴翼を迎えに来たのだ、病院に送った後リハビリを経て翼が退院する事に

なったのだが・・・もう一人出ようとする人を見かけたのであれと言って

その退院してくる人間に向けてこう言った。

 「エエエエ!刃さん未だ入院しておかなきゃ駄目なんじゃないの!?」

 「・・・ああ、体を動かすくらいなら大丈夫だ・・・しかし今はアークに

備えなければいかんからな・・・寝ていられん。」

 ああそれとと言って或人に向けて荷物からある物を取りだした。

 それは・・・これだ。

 「あれ『バタフライ』じゃん!ああ、不破さんから聞いてたけど

持っててくれたんだ。」

 「ああ、そいつのおかげで楽になったからな・・・それは売れるから

結構いいぞ。」

 それじゃあと言うと或人が刃を止めてこう聞いた。

 「ええとさ刃さん・・・何処か頼れる場所ってあるの?」

 そう聞くと刃は首を横に振ってこう答えた。

 「いや・・・先ずはネットカフェで情報収集してそれからどこか廃墟か・・・

誰も住んでいない空き家に住むことは検討している」

 「だったらウチに来なよ!俺んとこだったら部屋なんて一杯あるしそれにさ・・・顔なじみの人がこうだったら助けない訳にはいかないでしょ!!」

 そう言いながら或人は刃を車に乗せていくと刃は翼を見てこう言った。

 「確か・・・風鳴翼だったか?」

 「ああはい、私が風鳴翼だが?」

 「そうか、部下の中に貴様の歌を聞いている奴らがいてな。其れで

分かったのだが何故ここに居る?」

 「ああはい、私は父がここに移れと・・・彼らに頼んでくれたらしく。」

 「そうか・・・暫くは休んでおけ、体を休むことも仕事に大切な事だ。」

 「ああ・・・ハイ。」

 それを聞いて翼は自身に対してそう言ってくれる人間は初めてであったのだ。

 周りの大人と言えば叔父と子供の頃から一緒にいた幼馴染みたいな

マネージャー、そして自身をシンフォギア奏者として・・・自分達が戦えない事に負い目を感じている大人たちとアイドルとしての自分しか見ていない

学校の人達ばかりで正直な話・・・刃みたいに事務的とはいえ

一定の距離でありながらもそう言ってくれる大人の存在こそが翼にとって

必要な物なのだ。

 無論本人はそれには気づかないまでも寧ろそれを聞いて

気が楽になったかのような感じになってホッとしていると・・・

刃の荷物の中にある通信機から音声が届いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『アークを確認!場所は工場!!全部隊出撃せよ!‼』

 『‼』

 それを聞いて或人は一番後ろにいるイズに向けてこう言った。

 「イズ!俺はあっちに行くから翼ちゃん達をお願い!」

 「承知いたしました或人社長。」

 イズがそう答えると或人はスマフォをバイクに変形させてアークのいる場所に

向かって行った。

 だがそれを聞いて・・・刃はこう呟いた。

 「アークが・・・そこにいる。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして工場では既にレイドライザー部隊が戦闘をしているのだがアークは

それすらも眼中にない様子で其の儘レイドライザー部隊を・・・全滅させた。

 「「ウワアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」」

 悲鳴と共にレイドライザー部隊が吹き飛ばされるとアークは其の儘

彼らを殺そうとした瞬間に・・・或人がバイクに乗りながらアークに向かって

体当たりすると向かい合い直してこう言った。

 「アーク!これ以上はやらせないぞ!!」

 そう言って或人は変身して・・・攻撃を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてその数分前。

 「どちらに向かう気ですか刃様?」

 イズが車から出ようとする刃に向けてそう聞くと刃はこう答えた。

 「アークを止めなければいけない・・・私がやらかしたことは

私が責任をとらなければならないからな。」

 「駄目ですわ?貴方は未だ体が本調子ではありません、そんな中で貴方を

向かわすことは私も反対ですよ?」

 ベルも運転席からそう言うがそれでもと刃はこう返した。

 「私は!・・・それでもやらなければならないのだ・・・!!」

 そう言いながら拳を握っていると・・・翼がこう言った。

 「ならば私も共に戦おう、この身は防人。力なき者達を守るための力・・・

片割れの翼しか持たない私だが出来ることをしたいと言うのは同じこと、

ならばやる事は一つでしょう?」

 そう言うと刃はこう言った。

 「・・・子供氏そう言われるとはな、私もまだまだという訳だ。」

 そう言うと翼も降りようとするので・・・イズがベルに向けてこう言った。

 「ベル様、お車を或人様の向かった方向に。」

 「宜しいので?」

 「彼女達は何言っても止まらないでしょう、ならば我々がサポートに周り」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「それならよ・・・俺も混ぜろよ?」

 そう言って現れたのは・・・不破であった。

 「俺もアークには用があるんだ、俺がこいつらのサポートする!

それでドウダ?」

 そう言うと刃は不破に向けてこう言った。

 「足手纏いになるなよ?」

 「ハン!それはこっちの台詞だ!!」

 そう言って互いに・・・工場に向かって行った。




 後編に続く。
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