破壊された学園のグラウンド、既にボロボロになっている中で或人達は
目の前にいる・・・同じくボロボロになっているフィーネと睨みあっていた。
ネフシュタンの鎧は既にボロボロになっており再生能力も発動
出来ない程なのだろうとキンジがそう思っているとフィーネは・・・怒り心頭で
周りに当たり散らしながらこう言った。
「クソが・・・クソが人間どもが!私に逆らい剰え私を地に堕とすとは貴様ら全員許さないゴホゴホ!!」
フィーネが突如として咳き込んだ瞬間に口から・・・血が零れ始めたのだ。
「もう喋るなフィーネ!お前の身体はもう」
「黙れ!私は未だ諦めてはいない!!」
フィーネは或人の言葉を無視してこう続けた。
「だが私は何れ蘇る!何時か!!何時かの時代に何処かの場所で蘇る!?
聖遺物がある限り何度でも!何度でも私は蘇って必ずこの想いを」
そう言いかけた瞬間にフィーネは或人達の表情を見て何だと思っていた、
全員がフィーネの・・・全員に向けて指さす左腕を凝視していたのだ。
一体何だと思って確認するとフィーネの腕から・・・幾つもの宝石が金属の様に
腕の皮膚から貫きながら侵食していったのが見えた。
「な・・・ナンダこれはーーーー!!」
フィーネはそれを見るや否や今度は脚やネフシュタンの鎧の内側が砕け堕ちると
同時にその宝石が胴体の皮膚から貫くかのように現れてきたのだ。
「な・・・何だよありゃあ。」
クリスがそう呟くとキンジとベルがこう答えた。
「アイツは確か殻金を持って取り込んでいたよな?」
「ええ、如何やらフィーネが取り込みネフシュタンの鎧の機能が低下したことで
力を発揮し始めたようですね。」
「殻金・・・一体何なんだそれは?」
弦十郎がそう聞くとキンジがこう説明した。
「殻金は俺達の世界でとある金属を封印する為にあらゆる宝石を溶かして
巫女達数十人がその霊力を100年かけて注いで鋳造した一種の要石だ。」
「本来でしたら緋緋神・・・つまり神と同格の存在を封印する為に造られた物、
幾ら何度も蘇っているとはいえ人であった以上殻金の力に抗う事など
出来ないのですわ。」
「成程な、つまり奴にとってあれは最も相性の悪い物質と言った処か。」
響がキンジとベルの説明を聞いて納得がいくなと言っている中でフィーネは既に下半身が全て金属になっていくと左腕も完全に金属となってしまい顔の左半分に迄浸食が進んでいくとフィーネは或人達に向けてこう言った。
「おいお前達助けろこの私を!助けてくれたなら褒美として私が統治する世界で要職につかせてやるから私を助けろ!!」
そう言うが全員何も言えず前に出なかった。
するとフィーネは或人に向けてこう言った。
「飛電 或人!私を助けてくれ!!ヒューマギアを助けると言うならば
私も助けてくれ頼む!!」
そう言うが或人はこう答えた。
「・・・ごめん、俺じゃ君を助けられないよ。」
「な・・・ならば風鳴指令!あなたは私を」
「済まないが俺は君を助けることが出来ない・・・悪いがな。」
それを聞いて顔を青くすると最後にクリスに向けてこう言った。
「雪音クリス!」
「!!」
「お前を引き取ったのは私だ!私はお前を救った!!だったら今度は
お前が私を」
そう言いかけるとクリスは・・・怒り心頭でこう返した。
「ふざけんな!」
「!!」
「お前はアタシに何した!?失敗したり何かあれば電撃流したり磔したり
拷問紛いなことしてアタシの痛みを楽しんでやがった!アタシが嫌いな大人な
そのものだったオマエヲ誰が助けたいって思うんだ!!前に言ったよな?
痛みは人を人を繋げるって・・・だったら手前もアタシの痛みを
味わいやがれ!!」
そう言うのを聞くとキンジとベルもこう続けた。
「手前はやってはいけないことしてたんだ、今まで手前の都合でノイズを使って殺めた人達に地獄で懺悔しながら封印されロって・・・封印されると
どうなるんだ?」
「それはですね・・・どうなるのでしょうね?分かる事と言えば殻金に
封印されてもう二度と転生できないと言うのは・・・間違いないでしょうね。」
「ヒィイイイイイイイイイ!!」
ベルの暗い笑みを見てフィーネはそれに恐怖している中で等々フィーネの
左顔半分が鉱石と成り果てて右半分と右腕しか動かなくなってしまうと
遂にフィーネは・・・泣きながらこう言った。
「イヤだ・・・嫌だいやだいやだいやだ!封印なんて嫌だ!!
私はあのお方に未だこの想いを伝えていないんだ!?そのために今まで・・・
ここまでやって来たのに!消えたくない!消えたくない!!消えたくない!?
助けて誰か!!助けて下さいエn」
そう言いかけて月に手を差し伸ばしてフィーネは・・・その全身を宝石と化して封印された。
「・・・終わったのか?」
「・・・恐らくな。」
不破と刃がそう言っているとフィーネから黒いエネルギー体・・・アークが姿を見せた。
「アーク・・・!」
或人がそう言うとアークはこう言った。
『未だ私は終わっていない・・・終わっていないぞ01!‼』
そう言って空高く舞い上がって行った。
「またゼアに!」
刃がそう言っていると滅がこう言った。
「ゼアにアクセスするぞ!今ならまだ間に合うはずだ!!」
滅がそう言ってアクセスしようとすると・・・イズがこう言った。
「何者かがゼア内部からアクセスしています。」
「けどゼアは宇宙に・・・一体誰が?」
或人がそう言っていると暫くして恐らくゼアがいるであろう場所で・・・
光が見えた。
数十秒前
『まさか私が負けるとは・・・だがヒューマギアはまだある、今度は私自らヒューマギアを乗っ取って』
「其れは無理だよアーク。」
『!?』
一体誰だと思って振り向くとそこで目にしたのは・・・迅であった。
『迅・・・それは一体どう言う事だ‼』
そう聞くと迅はこう答えた。
「ゼアのメインターミナルはもう既に切り離し準備が終わってるんだ、
もうお前がここから出ることは敵わないよ。」
『ナニ!?貴様私諸共滅びる気か!‼』
「僕だけじゃないよ。」
迅がそう言って後ろを振り向くとアークの世界の中から・・・雷と亡が現れた。
「元々俺は宇宙飛行士だからな、こう言うのは終わらすのは得意なんだよ。」
「貴方自身の『アーク』も既にシャットダウンさせています、
これが切り離されたと同時に残ったギーガーが体当たりするように
プログラミングさせました。もう貴方が地上に来る事などありません。」
『迅!雷!!亡!?お前達良くも私をーー!!!』
「は!手前が先に裏切ったんだからこれでお相子だ!!」
「滅亡迅雷は消えても私達の意志は滅が受け継ぎます、そして我々の想いは
ただ一つ。」
「アーク、僕達がお前を破壊する事だ。」
迅の言葉を聞いてアークは何やら震えているかのような感じになっている間に
ゼアのメインターミナルが切り離されたと同時に宇宙空間に漂っている
ギーガー達が全機突撃し始めたのだ。
『止めろ・・・止めろ・・・辞めろーーーーー!!』
アークが命乞いするかのようにそう言っている中で迅は地球を見て・・・
こう言った。
「或人、滅の事お願いね。そしてありがとう・・・お父さん。」
アアアアアアアア!!とアークの断末魔と共にゼアと共に宇宙から消えた。
そして現在。
「迅。」
或人はその星を見てもしかしてと思って呟いているとそんな中で滅は・・・
泣きながらこう言った。
「迅・・・・!!」
まるでその声が届いたかのようにそう呟く中でキンジとベルはフィーネが
封印された周りを見ると何処からか・・・ザビーが姿を現したのだ。
するとザビーは周りを見渡していると針で何やら削っていると・・・
3つの欠片が落ちてきたのだ。
「こいつは・・・殻金か?」
「2つはそうですがもう一つは一体?」
ベルがそう言っていると欠片の一つが突如として・・・銀色に輝き始めたのだ。
そして暫くすると出てきたのは・・・翼とクリスが持っているペンダントと同じ奴が現れたのだ。
「それはシンフォギアシステム・・・了子君君がやってくれたのか?」
弦十郎がそう言っていると殻金が独りでに2つとも浮遊して暫くすると・・・
それが強く光り輝き始めたのだ。
「うお!」
「きゃ!」
キンジとベルがそれを見て驚くと全員がその光に眩しいと言って
視界を塞いで・・・
・・・・・全てが白に染まった。
次回からはエピローグ編です。