その事を思い出していた或人は空を見上げて・・・こう呟いた。
「飛んでみせるよ・・・夢に向かって。」
そう言いながらジャンプのプログライズキーを握っていた。
『ジャンプ』!
推奨BGM 『REAL × EYES』
旧『ZAIAエンタープライズジャパン』改め新飛電製作所
「山下所長、お時間です。」
「ああ、分かったよシエスタ。」
山下はシエスタに向けてそう言った。
緒川邸から解放された後数日の入院から退院して今や所長として
在籍している中で山下は・・・嘗て天津が使っていた机の上にある写真・・・
福添副社長の遺影に向かってこう言った。
「それでは・・・所長、行ってきます。」
そう言って手を合わしていた。
特機待機所
「本日より特機開発部門兼実働部隊配属となった『刃 唯阿』と申します、未だ未熟者でありますがどうかよろしくお願いする!」
『了解!‼』
特機全員が敬礼して答えると・・・サイレンが鳴った。
「ノイズの襲来だ!総員出撃!!」
『了解‼』
体調の言葉と共に刃も含めた全員が出撃した。
コンサート会場裏
「お疲れ様です翼ちゃん!」
『お疲れ様ーーーーー!!』
「ありがとうございます!!」
翼がそう言って汗を拭いていると・・・友里が現れてタオルを出して
こう言った。
「お疲れ様翼ちゃん。」
「ありがとうございます、この後の予定は?」
そう聞くと友里はタブレットを出して今日の予定を話した。
「ええとね、この後はアメリカの音楽会社からオファーに向けた話し合いをして暫く休憩とれば夕ご飯までは特訓してそれが終わったら学校に提出する
宿題をしなきゃね。」
「はい。」
翼がそう言っていると荷物を取ろうとした瞬間に・・・その荷物を
サングラスをかけた男性が取るとこう言った。
「こいつは俺の仕事だ。」
そう言ってサングラスの男性・・・不破がそれを持って車にいる・・・
藤尭がドアを開けて翼を車中に入れて其の儘全員載せて走って行った。
何処かのビル
「迅・・・亡・・・雷。」
そう言う金髪の髪を短く切り揃え明治時代の若い人たちが来ていたような
黒と紫の衣装を着た男性・・・型ヒューマギアの滅がそこにいた。
迅を蘇らせたのは『ZAIAエンタープライズジャパン』であったことが分かり
彼らが製造していたヒューマギアの素体をベースにして滅に提供したのだ。
すると滅はビルの下にいる多くの人間やヒューマギアを見てこう言った。
「『滅亡迅雷,net』は例え俺だけになろうとも必ず成し遂げて見せる、
この世にある悪意がヒューマギアに向けたその時・・・俺は再び立ち上がる。」
だからこそ見守ると言う道を選択した滅であったが通信が入った。
「何だ・・・何・・・!?」
滅はそれを聞いて慌ててその場所に向かって行った。
そして飛電インテリジェンス。
「それでだが飛電 或人、本当何だな。」
滅がそう聞くと洸が或人の頷きを見て近くにある何やら布で覆われた何かから
布を取り出すと現れたのは・・・・
「・・・・迅。」
響の言葉と同時にその視界に映ったのは・・・・迅であった。
「見事にまで再現出来ました。」
「我々の技術の粋を集めてやっとここ迄復元出来ました。」
山下がそう言うと或人がこう言った
「じゃあ・・・やるぞ。」
そう言って或人は懐から・・・修復された迅のイヤーモジュールを付けると
緑色の光が点滅するのを見て滅は迅の前に立ってこう言った。
「・・・・・迅・・・!!」
そう言うと同時に迅の眼が・・・開いたのだ。
全員はもしかしてと思っている中で山下は少し浮かない顔をしているのだが
その理由が・・・これである。
「ここは・・・」
「迅!俺が分かるか!!」
滅がそう聞くと迅は・・・こう返した。
「君・・・・誰?」
「・・・・・何?」
滅はそれを聞いて信じられないような表情をしていると迅はこう続けた。
「ここ何処?僕は一体・・・何なのココ?」
迅がそう聞いていると山下はこう答えた。
「イヤーモジュールの破損が激しくて・・・覚えている情報データが殆ど完全に消えていて・・・彼が滅亡迅雷,netに所属していた時の記憶は全部・・・
破損していて再生は不可能だったんだ。」
「・・・そんな。」
それを聞いて響は足から崩れ落ちていく中で滅は迅を抱きしめてこう言った。
「迅・・・俺達の事を・・・そんな・・・!!」
そう言いながら泣いていると或人がこう言った。
「大丈夫だよ!」
「何が大丈夫だ・・・もう迅は迅では!!」
滅がそう言って掴みかかろうとすると不破が抑えようとしている中で
或人はこう続けた。
「どれだけ時間が掛かっても教えるんだ、思い出も!夢も!!心も!?
そして何よりも・・・・俺の百兆個のギャグもな!!」
それを聞いて響は怒り心頭になってこう言った。
「そんなキャパの無駄遣いをするなーー!!!」
「落ち着いて響!!」
未来がそう言って抑えていると或人は・・・こう言った。
「さあ!0から立ち上げて!!1からのスタートだ!!!・・・・
『01』だけにーー!!」
そう言うとイズが・・・こう返した。
「社長、そのギャグは・・・古すぎて意味がありませんね♪」
「イズさーーーーん!?」
辛口評価!?と言っていると何処からか・・・笑い声が聞こえた。
「あははは・・・・あははははははは!」
笑っていたのは不破ではなく・・・迅であった。
すると迅は笑いながら或人に向けてこう聞いた。
「面白いねそれ!ねえ其れ何なのそれ!?」
そう聞く迅の表情はまるで最初に会った時の様な・・・屈託のない
笑みであった。
すると或人はある事を思い出していった。
迅相手に戦い、時に共闘して、そして・・・友達になったあの時を。
すると或人は少し涙目になってこう答えた。
「これはね迅、笑いだよ。」
「ワライ?」
「そう、人を笑顔にさせる方法の一つなんだ。其れともう一つあってな。」
そう言って或人が耳打ちをしていると或人は・・・天に向けて指さして
こう言った。
「それじゃあせーの・・・・『アルトじゃーーーーナイトーー!!』って違うよ迅そっちギャクだってこっちだって。」
或人は迅に向けてそう言いながらさっきのをもう一度やろうとすると
イズだけではなく・・・未来が響を引っ張ってこう言った。
「私達もやろうよ響!」
「ちょちょちょっと待ってって引っ張るな未来!?」
その光景を見て彼らは微笑ましく見ておりそしてその更に後ろで・・・是之介や其雄、一花、福添さん、そして何よりも・・・亡と雷がその光景を見ていた。
「それじゃあせーのー・・・
「「「「「アルトじゃーーーーナイトーー!!!」」」」」
そう言っているその光景こそが是之介が目指していた夢の姿。
人とヒューマギアが共に笑いあえると言う理想であった。
そして別世界
「離してくださいレティシア!キンジサンが!!キンジサンが?!」
「ちょっと待ってよ姉さん!今何があったのかまず考えないと!!」
そう言っていると上空で巨大な光が覆われると現れたのは・・・
キンジ達であった。
「悪い、遅かったかレスティア?」
そう聞くとレスティアは笑って・・・こう言った。
「キンジサン!」
そう言って抱きしめていった、戦いは終わりまた新たなる戦いが始まる前のちょっとした光景であった。
因みにだが・・・・。
「それでキンジサン、誰なんですかその人?」
「あ。」
クリスの事を聞かれて言い訳に時間が掛かったのは言うまでもない。
ここからはキンジ達の世界サイドです。