予測不可能者  遠山キンジ   作:caose

27 / 34
 風の中、火の中、土の中何処へだって仲間とならどこへでも行けるさ。


雨の中

 「今日は雨ですね。」

 カナメはキンジにそう言いながら窓の外を見ていた。

 「さてと・・・そろそろ行くか。」

 「そうですね。・・・流石に焔さんや、夜桜さん、華毘さんは来てませんしね。」

 そう雪泉が言うとキンジは飛鳥と紫を見てこう言った。

 「そろそろ出るか。バスが来そうだしな。」

 「そうだよ!これ逃したら一時間目遅刻だよ!!」

 飛鳥は大慌てで準備して外に出て行った。

 そしてキンジも出ようとすると・・・。

 「はいキンジさん。傘です。」

 カナメはそう言いながらキンジに傘を渡した。

 「それじゃあ行ってくるけどそっちも気を付けてろよ。『武偵殺し』みたいな奴が

まだうろついているかもしれないからな。」

 「はい、行ってらっしゃい。」

 キンジはカナメにそう注意した後に出て行くと・・・既に停留所には人が結構

来ていた。 

 「うわあああ。」

 「これは。」

 「・・・予想外。」

 飛鳥、雪泉、紫がその光景を見て茫然しているとバスがやってきたのだが・・・。

 「中もかよ。」

 バスの中も人が一杯乗っており乗れるのかよって思う中キンジは飛鳥達に

こう提案した。

 「・・・今日は歩いていくか?遅れるかもしれないけど。」

 そう言うと飛鳥達はこう返した。

 「そうだね。濡れるのは嫌だけど。」

 「ここで次を持っていたら遅刻でしょうしね。」

 「・・・偶には良いかもね。」

 それぞれから了承を得るとキンジは近くにいた武藤にこう言った。

 「おい、武藤。俺達は歩いていくからな。」

 「おおう分かった!先生には俺がうまくいっておくから二時間目に会おうぜ。」

 そう言った後キンジは飛鳥達を連れて学校にへと向かった。

 

 

 

 

 「・・・完全に遅刻かもな。」

 キンジはアサルトが使っている体育館前でそう言った。

 この体育館も防弾仕様であるため並みの砲弾ではびくともしないのが売りらしい。

 「おおい、キンジーーー!!」

 雨の中、焔たちが来るのを見かけた。

 「お前らもかよ。」

 「うむ、バスが満員で入り切れなかったのじゃあ。」

 夜桜がそう言うと・・・携帯電話の鳴る音が聞こえた。

 「あ・・ゴメン。」

 そう言って紫が電話を繫げて何事かと聞いていた。

 すると上からヘリの音が聞こえた。

 「?何だ?」

 キンジは上を向くと女子寮に向かってヘリが向かっているのを見かけた。

 「あれって確かロジのヘリっすね。」

 華毘がそう言うと紫は電話を切るとキンジにある事を伝えた。

 「キンジ大変。直ぐに『C装備』を纏って女子寮に向かってって。」

 「?何があったんだ。」

 キンジはそう聞くと紫はこう答えた。

 「『武偵殺し』がまた現われた。今度はさっき私達が乗ろうとしていたバスが

ジャックされたって。」

 「何だって!!」

 雨が強まる中キンジは人生の岐路に立っていた。

 そう・・・運命の岐路に




 そしてあの時にへと向かう。

 ▲ページの一番上に飛ぶ
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。