あれから雪泉に事情を話したキンジは金髪の少女を床に降ろして頭は座布団を
敷かせた。
そして雪泉はと言うと・・・。
「成程偶々脇道に向かう猫の大群を見たらその子が倒れてたからここ迄運んだと?」
「・・・ハイ・・・。」
キンジは雪泉の言葉に力なく答えていた。
因みに猫にやられた傷はちゃんと治療してもらった。
「・・・折角二人っきりになったのに・・・。」
「ん?どうしたんだ雪泉姉?」
「な・・・何でもありません////」
如何やら先程の言葉はキンジには聞こえないような声で喋っていたようだ。
そして雪泉が顔を真っ赤にしてそう返した後金髪の少女を見てこう言った。
「さてと・・・先ずは彼女の体を拭かなければいけないので・・・。」
雪泉が金髪の少女の服を見てそう言うとキンジの方を向いてこう言った。
「・・・さっさと自室で着替えて下さい!!」
「は・ハイーー!!」
キンジは雪泉の言葉に従って自室に入った。
キンジの住むアパートは此れ迄指名任務をクリアしていることからそれなりに
ちゃんとした造りになっており自室も完備されている。
部屋は男四人が軽く入る位のスペースになっているためそれなりに広い。
キンジは部屋に入って部屋ぎに着替えた。
といってもキンジの部屋着は無地な物が多く地味なものが多い。
そしてキンジが部屋から出ると風呂場から水音が聞こえた。
「・・・マサカ・・・。」
キンジはまさかと思い聞き耳を立てていると・・・。
「ふーー。いい湯です。」
「なあ!!」
雪泉が風呂に入っていたのだ。
何故だと思っていると床には先程の少女が寝ていたのだ。
如何やら少女の服を脱いでいる中自分も濡れていたようだ。
そしてキンジは金髪の少女の方を見ると・・・。
「(俺のシャツじゃねえかって・・・上だけかよーー!!)」
上だけカッターシャツで着させただけの簡単なものでありキンジ自身はどうしようかと困り果ててある事を思いついた。
「(よし、トイレに逃げ込むか。)」
トイレは風呂場の真ん前であるが無いよりはマシだと思っていたがキンジは
この時失念していた。
何故自室に戻らなかったという事である。
そしてキンジはトイレに向かい、その前についた途端・・・災難に見舞われた。
「ふう・・・いい湯でした。」
雪泉が真っ裸で現れたのだ。
普段雪泉は色白の肌の為湯上りなのか赤く火照っており、大きな胸がどんと張りが
あるのか揺れており、尻も大きかったがそれを支える腰が細く折れてしまいそうな
感じであった。
それから数秒間経つとキンジは雪泉に向けてこう言った。
「ええと・・・すみませんでしたあ!!」
そしてキンジは颯爽と自室に逆向きになって戻って行った。
そして暫くして雪泉も事の次第に気づいて顔が赤くなりそして体を掴むように
して・・・。
「キャアアアアアアアアアアア!!!」
悲鳴を上げてしまった。
ラッキースケベはよくあるよな。
小説では・・・。