「いやあー。キー君達も来るんじゃないかなと思ってさ、ちょっとレスティンが
喜びそうなゲームを見せたらそりゃもうさ」
「もうやめて下さい理子さん。あんなもの見たら私////」
理子が笑いながらキンジ達にそう言ってる中レスティアは未だ思い出して
顔を真っ赤にしていた。
「それで・・・話って何だ。」
「話がそれなら私達は帰るわ。」
キンジとレティシアは理子をじろっと睨みつけると理子はこう返した。
「ええ!良いじゃん良いじゃん!!りこりんはずっとレスティンと遊びたかったんだからさちょっとぐらいさ!!!」
理子はそう言いながら頭に手を置いて鬼の角みたいな感じで指を上げていった後こう続けた。
「それに手前らと会いたかったのは事実だぜ。特にキンジとはな。」
理子は「武偵殺し」の目付きになってそう言うとこう続けた。
「アタシハ手前らとちょっと仕事の相談がしてえんだよ。もうすぐ来る奴と
一緒にな。」
「もうすぐ・・・?」
「来る奴??」
キンジとレティシアは何だと思っていると・・・下から声が聞こえた。
「理子---!!!デュランダル---!!!」
そう言いながら屋上に来たのはアリアであった。
「ようやく見つけたわ!アンタら三人纏めて逮捕」
「待て神崎!レスティア達は司法取引で俺の監視付きでこの学校に転入したんだ!」
キンジはアリアの目の前に立ちふさがってそう言うとアリアはこう返した。
「馬鹿言わないで!!そんなウソ信じられるか---!!!」
「嘘じゃねよ!綴先生からもお墨付きを貰ってる!!疑うんなら今すぐに職員室に行って確かめて来い!!!」
キンジはアリアにそう言うがアリアは尚も信じていなかったが理子はある事を
アリアに告げた。
「序にりこりんも司法取引で4月の事件はチャラになったよ。引き換えに
あんたの母ちゃんの証人になる事だけど。」
そう言うとアリアは開いた口がふさがらなかった。
「あ・・・今・・・何て」
「分からないのお?りこりんはあんたの母親の無罪を証明するって言ってんの。」
「その代わり・・・アタシと仕事してもらうぜ。」
それを聞いたアリアはこう怒鳴った。
「ふ、ふざけるな!ルパンと仕事するなんて一族の恥」
「それじゃああんたの母親の無実の証言はしないよ。」
それを聞いてアリアはグぬぬぬぬと唸っていた。
これは確実にアリアの負けだなと悟ったキンジは話を切り出した。
「それで・・・仕事って何だ?」
キンジはそう聞くと理子はこう返した。
「ほほう、仇のあたしにそれを聞くとはやっぱお前すげえな。」
「今の俺は武偵としての遠山キンジだ。依頼は受けるがこっちにも何かしらの報酬は払ってもらうぞ。」
「OK。報酬はキンジには最も欲しい情報を渡すぜ。それじゃあ仕事だが簡単だよ。」
理子は目付きを鋭くしてこう言った。
「イ・ウーの№2『無限罪のブラド』があたしの宝物を奪いやがった。
それを取り戻してほしい。」
まさかの№2から奪還せよという任務であった。
それは最も厄介な伏魔殿である。