「貴方は・・・ダレ?」
「へ?」
カナメがキンジを見てそう聞いた。
するとキンジはカナメの頭を撫でてこう言った。
「何言ってるんだい、カナメ?俺はキンジ」
「貴方・・・チガウ。」
カナメはキンジの目を見て言うとキンジは頭を少し掻いてこう言った。
「・・・凄いね君は。一目で見破るなんて飛鳥や雪泉姉でもそこまでじゃ
なかったよ。」
キンジはカナメに向けてそう言うとこう続けた。
「ちょっと待っててくれるかい?直ぐに治まるから。」
キンジの言葉にカナメは大人しくこくんと頷くとキンジは自分の部屋に戻った。
数分後・・・。
「・・・。」
「大丈・・・ブ?」
部屋から戻ってきたキンジは机に突っ伏していてそれを見たカナメは
気に掛けていた。
「・・・さっきのだけどよ・・・どうしてわかったんだ?」
キンジはカナメに向かってそう聞いた。
あのモードはそれなりに顔なじみの人間か知っている人間でなければ分からないのだがそれを初見で見切ったカナメに対して少しだが警戒心を持って聞いた。(懐には
いつでも戦えるように銃を構えていた。)
そしてカナメはキンジの言葉に対してこう返した。
「・・・何となく・・・カナ?」
その答えはキンジの警戒心がズズズっと下がったのだ。
(頭も一緒に)
キンジは体勢を立て直してはああと溜息ついてこう言った。
「あれなんだがな・・・。」
キンジはカナメにさっきの状態の説明をした。
HSS(ヒステリア・サヴァン・シンドローム)
前にも話したが興奮状態の時に脳のリミッターが一時的にカットされ超人的能力に
目覚めるのだが・・・覚醒するためには異性に興奮しなければならないという冴えねぇ条件が付くのだ。
「そんな能力を中一の時に一人の女の子を虐めていた女生徒共にやらかしたら
あいつら何処で知ったのか俺を使って色々とこき使いやがってな、だから地元から
ここに来たのに・・・。」
試験前に白雪に絡んでいた男子生徒共を軽くのした後そのまま試験会場に行ったのが運の尽き。現役武偵を倒してしまいSランク武偵と言うトップに一年にしてなって
しまったのだ。
「それで今に至るってわけだが・・・今なら雪泉姉に頼んで」
キンジはそう言いかけた瞬間言葉が途切れた。
「!!!!」
何せカナメに抱きしめられていたからだ。
「イイ子・・・イイ子」
何だか子供をあやしているようないるような感じであるが現在カナメは・・・
ノーブラの為胸の弾力がダイレクトに伝わっているのだ。
キンジは慌てて飛び出すとカナメに向けてこう聞いた。
「何してんだよ!!」
するとカナメはキンジにこう返した。
「キンジ・・・頑張ったから・・・オレイ?」
何でそれだよと思いたいがカナメの邪気の無い笑顔に溜息つこうとするとこう
言った。
「キンジ・・・助けて・・・クレタ・・・だから・・・イル。」
カナメの言葉にそうかよと少し笑顔になって言うとカナメはキンジに向けて
こう言った。
「ゴハン・・・食べよ。」
「ああ」
そしてお互い手を合わせてこう言った。
「「いただきます」」
この日から二人の共同生活が始まり・・・あの日にへと向かった。
「緊急速報です!たった今届いた情報によりますと豪華客船
『アンリ・マリーベル』号が沈没したの事です!これに伴い負傷者、死者は0ですが
行方不明者が一名いることが分かりました。
名前は『遠山 金一』。武偵とのことです!!」
また運命が狂いだす。