予測不可能者  遠山キンジ   作:caose

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 「ルパン三世」のメンバーがゲスト出演いたします。


失った仲間。

あの後理子はキンジに執事についてを資料で学ばせた後帰宅することとなった。

 ・・・アリアは理子に連れられて別口の学習である。

 それは・・・。

 「流石にアリアの性知識があれだと可哀想だから少し学ばせてくるねぇ~~。」

 と言って秋葉原で理子が懇意にしているエロゲ―の専門店に連行された。

 ・・・あほな洗脳しなければ良いが。

 キンジ達は昼の時刻になっていたため何処かで食べないかと言って秋葉原から

脱出して駅から少し離れたレストランに向かった。

 「いらっしゃいませー。」

 キンジ達はファミリーレストランに入ると・・・時が止まった。

 全員が見ていたのはレスティアとレティシアであった。

 二人とも顔が同じで然も美人である為全員はモデルかアイドルかと思っていた。

 キンジはこの状況に不味いと思った。

 何せレスティアなら未だしもレティシアは黙っていれば美人であるため余計目立ってしまうのだ。

 いけないと思いキンジは急いで席に着いてメニューを渡した。

 そしてキンジ達が注文を終えた後キンジはある事を聞いた。

 「そういやお前等理子に教えてたって言ってたが如何してあいつはあそこ迄

強くなろうとしたんだ?」

 キンジはそう言えばと思い聞いてみるとレスティア達はお互い顔を見合わせると

キンジにある事を言った。

 「キンジさん。これは他言無用で良いですか?」

 「構わない。」

 「それじゃあ話すわね。理子があそこ迄強くなろうとしたのは・・・『自由』を

得るためヨ。」

 「自由?」

 キンジはレティシアの言葉に何だそれはと思うとレティシアはこう続けた。

 「理子は8歳の時・・・つまり両親が死んでから監禁されて育ったらしいわ。」

 「・・・・何だと?」

 あの理子がとキンジは疑い深く思っているとレスティアがこう続けた。

 「理子さんが年齢の割に体が小さいのは満足な食事を提供されなかったことに伴う

栄養不足が原因なんです。」

 「それとあいつの服を見ていればわかると思うけどあのフリルの付いた服を好んで

着ているのは監禁されていた時には襤褸切れの布しか着させられていたことの

反動ね。」

 「おいおい、ルパン家は怪盗とはいえ名家な筈だろ?」

 キンジはレスティアとレティシアの言葉に待ったをかけてそう言うがレスティアと

レティシアはこう答えた。

 「ルパン家は理子の両親・・・つまり三世の死後に没落したそうです。」

 「おまけに昔の仲間はそれを知らせていなくてね。情報が漏れないように厳重だったようね。」

 「私は姉さんを探す過程でその人たちにも会ってたんだけど全員は反応は

まちまちだったけど驚いていたわ。」

 

 

 

 

 

 

 中東の何処か・・・。

 「・・・ルパンが死んだダあ!!??」

 何処かの古びた酒屋でレティシアはその人間にそう報告した。

 その人間は目元迄帽子で隠し古びたスーツを着た白髪の男性であった。

 「何時だ・・・?」

 「9年前に・・・。」

 「そうか・・・。」

 男はそう言うと煙草を吹かしているとレティシアはこう続けた。

 「彼には子供がいたわ。名前は『峰 理子』」

 「・・・はあ!!まさかあいつ」

 「貴方の知っている人間じゃないのは間違いないわよ。」

 「・・・それが聞けただけあいつの鼻を開かせてやったな。」

 ヒヒヒヒと笑いながら酒を飲むとレティシアはこう聞いた。

 「・・・『次元 大介』。貴方はこれからどうするの?」

 白髪の男性・・・次元 大介はこう返した。

 「俺はもう年でな。仕事を辞めて弟子と一緒に世界中を渡り歩いている

最中だが・・・寄って行くのも悪くねえかもな。」

 その時の次元の目から・・・光る物が流れ落ちるのが見えた。

 

 

 

 

 

 

 日本の山中・・・。

 「・・・あ奴・・・彼岸にへと逝ったか。」

 「ええ・・・」

 レティシアはそう答え乍ら仏の人形を木で作っている男にそう答えた。

 「泥棒のあ奴らしいな。」

 「え?・・・」

 「あ奴は自由が好きで風のように現れて・・・そして去って行く雲のような

男であった。」

 「まさか拙者等にまで黙って去り、剰え子供がいたことすら秘密にするとは何とも

あ奴らしいな。」

 「・・・・最後くらいは友として・・・語り合いたかった。」

 そう言いながら仏像を作る彼・・・「石川 五右衛門」を背中から見ていた。

 

 

 

 

 

 

 東京の何処か・・・。

 「随分高そうなマンションねー。」

 雨が降る中レティシアはそのマンションに向かった。

 そしてその中の一部屋にあるインターホンを鳴らした。

 『・・・・誰だ?』

 向こうから男の声が聞こえるとレティシアはこう聞いた。

 「貴方がICPO日本支部幹部『銭形 幸一』ですね?」

 『そうだが誰だ・・・?』

 「・・・ルパン三世の所在を掴みました。」 

 『!!!』

 「では」 

 『待て。』

 そう言うとガチャと言う音が聞こえた。

 「・・・入れ。」

 そこにいたのは70を超えても鍛えられていた銭形 幸一であった。

 「それで・・・ルパンは何処におる?」

 銭形がそう聞くとレティシアはこう答えた。

 「ルパン三世は・・・死にました。」

 「嘘言うな!!」

 銭形はそれを聞いて机を叩いてこう怒鳴った。

 「アイツガ・・・ルパンが死ぬなど!!・・・今までだって・・・

今度も!!・・・」

 「本当です。」

 「!!・・・くう!!」

 銭形は悔しがっている中レティシアはある事を告げた。

 「ルパン三世には子供がいるわ。」

 「!!」

 「その子は父親を越えると息巻いてい武偵として活動しているわ。」

 「・・・・。」

 銭形はレティシアの言葉を黙って聞いていた。

 「それじゃあ。」

 「・・・待て。」

 銭形はレティシアにそう言うとこう聞いた。

 「その子は・・・笑っているか?・・・心の底から。」

 「・・・・・ええ。」

 「そうか・・・ありがとう。」

 銭形はそう言った後無言でレティシアを返した。

 「・・・・・ルパン。」

 その時の銭形はまるで長年の友人を無くしたかのような喪失感を覚えた。

 

 

 

 

 

 

 「まあこんな所ね。先代は良くも悪くも・・・恵まれていたって事ヨ。」

 レティシアの話にキンジは何も言えなかった。

 幾ら悪党でも人はちゃんと見てくれていたことだなと思いながら・・・。




 たとえどんな人間でも・・・見てくれているのですね。
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