オオカミについては次回になりました。
「皆さん!ここは私達に任せて早く逃げて下さい!!」
『『『『『ウアアアア!!!!!』』』』』
レスティアの言葉に全員が我先にと離れて行った。
「俺が奴を引きつけるからレティシア!能力で奴の動きを封じてくれ!!」
「言われなくてもやるわよ!!」
キンジの指示にレティシアは文句を言いながらそのオオカミの後ろに
向かおうとした。
するとそのオオカミはキンジ目掛けて突進してきた。
「-くっ!」
キンジはそれを後ろに備えられている脇差を鞘ごと使って防御した。
「グワーッ!!」
然し脇差の鞘は粉々に砕けたと思ったらそのままキンジは吹き飛ばされた。
「くそが!!」
キンジは毒付き乍ら嫌な顔をしていた。
「(脇差の鞘がぶっ壊れちまった!!あれを諸に受けるのは危険だ!!)」
キンジはそう考え、銃を引き抜いた。
猛獣駆除は武偵の仕事の中でも辛い仕事の一つである。
今回のように突然襲われた際、最悪、無垢な動物を殺さなければならない。
・・・まあ、ジビエにして売る奴もいると言ったらいるが・・・。
「(そういうのをレスティアの前じゃやりたくないんだよなア。)」
元々レスティアはそう言う非情な手段をするところを見せたくないと思っているが
今は有事である。
・・・仕方がないと割り切るしかなかった。
するとオオカミが小夜鳴先生の方を見ると・・・。
グルア!!
「ヒィイ!!」
小夜鳴先生はそれに怯えて逃げようとするとオオカミは小夜鳴先生に体当たりした。
「ウワア!」
小夜鳴先生はそのまま弾き飛ばされると持っていた鞄をオオカミは口に加えて
持ち去った。
「ああ、私の研究資料!!」
小夜鳴先生は右腕を庇う様にしてオオカミが逃げて行った方角を見ていた。
「大丈夫ですか!?小夜鳴先生!!?」
レスティアがそう聞くと小夜鳴先生はこう返した。
「私の事よりも研究資料をお願いいたします!!あれは論文作成に必要なんです!」
小夜鳴先生は泣く一歩手前の表情でそう言うがもうオオカミは遥か彼方に逃げ去ったような感じで追うと言っても何処にへと思っているとレティシアがノートパソコンを
開いてこう言った。
「今、ここら一体の防犯カメラをチェックしてるからもう少し時間を頂戴!!」
「居場所が分かってもそこからとんずらされりゃどうしようもねえぞ!!」
キンジはそう言うと鞄からザビ―が出てきた。
ザビ―はキンジに何か言いたそうな雰囲気で周りを飛んでいた。
すると・・・何かエンジンの音が聞こえた。
「「「???」」」
キンジ達は何事だと思って外を見るとそこには・・・。
「『αEXAS』!!」
それはキンジの愛車「αEXAS」が単独で来た音であった。
キンジは何でと思っているが今は考えるよりもやる事を決めた。
「レティシア、お前はレスティアと残ってナビを頼む。レスティアはここで
小夜鳴先生の治療と援軍を頼む!」
「分かったわ。」
「・・・気を付けて下さい。」
レティシアとレスティアがそれぞれそう言うとキンジはαEXASに乗って動かした。
オオカミ狩りの始まりだ。
次回こそ・・・次回こそ!!