予測不可能者  遠山キンジ   作:caose

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 誰も人間しか変えちゃいけないってルール・・・無いからねぇ。


オオカミ変貌。

『キンジ!奴は如何やら近くのコンビニの監視カメラで行方を晦ましたわ!!』

 レティシアが無線でキンジにそう伝えるとバイクに乗っているキンジはこう返した。

 「分かった!その周囲に隠れられる場所とかあるか!?」

 キンジはそう聞くとレティシアはこう答えた。

 『有ったわ!その近くにあるマンションの工事現場!!そこよ!!!』

 『それと小夜鳴先生は姉さんがちゃんと治したから徹底的に暴れなさい!!』

 「ああ!!」

 レティシアの言葉にキンジはホッとした様子で返事をした後その建物に向かった。

 

 

 

 

 

 

 「ここだな。」

 キンジはバイクから降りて中に入った。

 そしてキンジは辺りを見回してみると肩に乗っているザビ―がブブブと

音を鳴らしていた。

 「何だ?」

 キンジは何事だと思って後ろを振り向くと・・・。

 グアアアアア!!

 「どわ!!」

 キンジは驚いて避けると襲ってきたのは・・・。

 「あのオオカミ・・・後ろで隠れてやがったのか。」

 キンジは毒づきながらもある推測を立てた。

 「(恐らくあいつは何かしらの訓練を受けてるやつだって事は・・・ここに飼い主がいるって事かよ!!)」

 マジかよと思いながらもキンジは目の前にいるオオカミに的を絞った。

 そして暫くすると・・・。

 グアアアアア!!

 オオカミがキンジ目掛けて突進してきた。

 然しキンジは慌てずに・・・銃を構えて・・・るふりをして腰に差してある脇差を

オオカミ目掛けて突き刺した。

 グオオオオオン!!

 オオカミは突き刺した事により後ろに下がると・・・キンジはある事に気づいた。

 それは・・・。

 「あいつ・・・血が出てねぇ。」

 キンジがオオカミ目掛けて刺した脇差の刃に・・・血が付いていなかったのだ。

 するとオオカミは空に目がけて雄叫びを上げた次の瞬間・・・様子が変わった。

 グオオオオオOOOOOOOOOOO!!

 オオカミの体が膨張した次の瞬間にそれは起こった。

 白い体毛は灰色の装甲で覆われ始め。

 四本足であった足が二本足に変わり。

 しっ尾は刃が生えて付け根には鞭のような材質に変わり。

 顔はイヌ科の顔からバイザーの付いた人型に変わった。

 「・・・おいおい、マジかよ・・・。」

 それは嘗ての理子の変身と同じであった。

 オオカミ?だったものはキンジを見るや否や天目がけて咆哮した。

 「GUOOOOOOO!!」

 「!!ザビ―!!」

 キンジはヤバいと悟ってザビ―をブレスレットに付けた。 

 『HENSIN』

 ブレスレットから音声が出た瞬間キンジの体から装甲が光の中から現われた。

 そして纏い終わった瞬間ザビ―の羽を回した瞬間に・・・それが襲い掛かった。

 「GUGYAAAAA!!」

 『CAST OFF』

 「GYAA!!」

 ザビ―の音声と同時に装甲が弾き飛ばされた瞬間にそれも装甲に当たって飛ばされた。

 『CHANGE WASP ”ZABEE”」

 そしてキンジはそれを見るとこう言った。

 「さあてと・・・バラすか。」

 そう言いながらキンジはそれに突っ込んでいった。




 トルーパー見た目は「ガンダム 鉄血のオルフェンズ」に出てくる「グレイズ」にテイルブレードを搭載させた奴
 オオカミから変わった量産型ロイミュード
 オリジナルをベースに量産されたがスペックがそれよりも低いため比較的動物や弱い人間に与えるようにしている。
 武器 銃及び剣
    テイルブレード*1

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