7月13日・・・。
等々潜入作戦が始まった。
キンジ達はこれから数日間横浜にある「紅鳴館」に潜入することとなった。
作戦行動の期間中は理子が事前に提出した『民間の委託事業を通じた
チームワーク特訓』という大義名分を掲げているため欠席については何とか
なりそうである。
潜入におけるフォーメーションについては以下の通りである。
キンジ、アリア、レスティア、レティシア・・・潜入、工作
理子・・・作戦立案から機材の調達、輸送を主にした後方支援兼司令塔
という編成となった。
朝早くに学園島から外界に通じられているモノレール乗り場の駅前でキンジ達は
理子と待ち合わせをしていたが・・・一つだけ大丈夫かという人間がいた。
それは・・・。
「////あ・・あんな・・・アンナあsだdsfgdghfhgfjgjlkkkghjfさs!!」
アリアがこういう状態なのだ。
如何やら理子が見せたであろうエロゲ―のエロシーンやエロアニメなどを見せて
性教育を徹底的に仕込まれたことにより頭がオーバーヒートしているようだ。
「これって大丈夫なの?」
レティシアは呆れた表情でそう言うがキンジはこう返した。
「まあ、落ち着けば元に戻るだろうな。それまではこっちに害は無いから
良いけどな。」
「いえ、それは良くないと思いますが?」
キンジの言葉にレスティアは駄目だろという表情でそう言った。
そして暫くすると・・・。
「キー君、レスティン、レティシー、アリア、チョリーッス!」
理子の声がしたので振り返るとそこにいたのは・・・。
「--!!カ・・・・カナ!?」
キンジは驚いた表情でそう言った。
目の前にいるのは・・・見た目だけでも絶世の美女と言ってもおかしくない顔立ちをした理子であった。
キンジは金縛りにあったかのような表情をとりながらこう言った。
「おま・・・・それ・・・何で・・・」
「くふっ。理子さ、ブラドに顔バレされちゃってるからさあ。防犯カメラに写って
ブラドが帰ってきた時にバレないようにするために変装したんだ。」
「だったら他の顔になれ!何で・・・・なんでよりにもよって!!」
キンジは声を荒げながらそう言うと理子はこう返した。
「カナちゃんが理子の知っている人間の中で世界一の美人さんだからだよ。それにキー君にとってカナちゃんは大切な人だからそのお顔で応援しようと思ったの。
怒った」
理子が言い終えた瞬間に・・・ヒュンと言う音が聞こえた。
その音の正体はキンジが持っている脇差が理子の首元に斬りかかる一歩手前の
状態であった。
「おい・・・理子。」
「?・・何??」
理子は少し顔を青くして聞くとキンジはこう言った。
「今回は許すが次やったら・・・・その首たたっ切るぞ。」
「!!・・・・・は・・・・ハイ。」
キンジの殺気に流石の理子も恐怖して返事するしかなかった。
そしてキンジは脇差を鞘(新調した)に収めると自動改札に向かった。
「な・・・何ヨあれ。遠山キンジの奴あの顔を見て・・・一体誰なのかしら?」
アリアは何事だと思いキンジのあの表情に疑問を抱いた。
「待ってくださいよ!!キンジさ~~ん!!」
「ちょっと待ちなさいよ!!」
キンジを追うようにレスティアとレティシアは慌てて荷物を持って向かった。
そして殺気を浴びせられた理子はと言うと・・・。
「へえ・・・やっぱやるじゃん。キー君は」
そう言った理子の表情はまるで・・・獲物を見つけた獣であった。
そしてそれをはるか彼方に見ている者達がいた。
「あの子が師匠が言っていた娘さんかなあ?」
「ああ、そうだろうな。」
そこにいたのはスナイパーライフルで監視していた薄い金髪の少女と
茶髪の少年であった。
茶髪の少年は綺麗な刀を手入れしながら返事をした後こう言った。
「そろそろ移動するぞ。ここだと何時バレるか分からねえからな。」
「了解。・・・早く会えるといいなア。」
そしてそう言った瞬間に・・・二人は何処かにへと消えた。
そして・・・集まっていくカウントダウンが始まった。