「・・・大丈夫ですか?キンジさん。」
「ああ・・・ちょっと・・・だがな。」
キンジ達はあの後横浜東北線に乗った。
キンジは理子から離れて座っている所にレスティアがそう聞くがキンジは少し
浮かない顔でそう答えた。
「あの・・・もしかしたら嫌ならいいんですけど聞いていいですか?」
「・・・・カナの事か・・・」
「・・・はい・・・。」
レスティアは言いづらそうな感じでそう聞くとキンジはこう答えた。
「カナは・・・俺にとって・・・家族みたいな・・・そんな存在だ。」
「・・・家族ですか・・・?」
「ああ・・・。」
キンジはそう言うとレスティアを見てこう言った。
「今の家族は・・・お前やレティシアに飛鳥、雪泉姉や仲間たちがそうだけどな。」
そう言いながらキンジはレスティアの手を握るとレスティアもそれに習うように
握り返した。
因みにそれを着ていたレティシア達はと言うと・・・。
「あいつまた~~~!!!」
「何よあの空気。」
「これはまた甘々ですなあ。」
レティシア、アリア、理子はそれぞれその光景を見ていた。
そして目的の「紅鳴館」に着いたキンジ達がまず初めに思った事は・・・。
「・・・呪いの館か?ここは。」
キンジが先にそう思った。
昼なのに薄暗く、周りは鬱蒼とした森の奥にある館はまるでホラー映画に
出てきそうな雰囲気が漂っている。
周囲を囲む鉄柵は黒雲目掛けて真っ黒な鉄串が突き上げており、内側には茨の茂みが柵一面に敷き詰められている。
おまけに周りは霧が靄のように包まれていて最早今すぐにでもホラー映画出来そうな場所である。
バサササササ!!!
「きゃああああああ!!」
「ふにゃああああああ!!」
するとレスティアが叫び声を上げてキンジに掴まった。
序にアリアもそれにびっくりして悲鳴を上げた。
「如何した!?レスティア!!??」
キンジはレスティアが自分に泣き顔でしがみ付く姿を見て少しくらっとしながら
何事だと思って聞いてみるとレスティアは黙ってそこに指さした。
その先は・・・。
「何だ・・・蝙蝠か。」
音の正体は蝙蝠であったがレスティアはそれでも放すことが出来なかったキンジは
やれやれと思いながら頭を撫でながら落ち着かせた。
序にアリアはうつ伏せになりながらこう言っていた。
「怖くない怖くない怖くない怖くない怖くない怖くない。」
・・・これで大丈夫なのかこのメンバー。
気を取り直して理子がちょっと引き攣った顔でインターホンを鳴らした。
「すみません。正午からの面会のご予定をされているものです。家事の
お手伝いさんを2人とサポート2人を連れてまいりました。」
『は~~い、今行きま~~す。』
向こうから男の声が聞こえた後扉を開けたその人間は・・・。
「ねえ遠山キンジ。」
「何だ・・・レティシア。」
「この作戦・・・失敗したんじゃない?」
「ああ・・・。」
「い、いやー。意外なことって・・・ありますね(;゚Д゚)」
小夜鳴先生だった。
「間違いなく失敗だ。」
・・・オワタ。