実家に帰った敦は元自室にあったアルバムを開いた瞬間に謎の光に包まれ謎の包まれた。
気が付いたら見覚えのある景色が広がっていた。
過去に行けるようになった主人公が繰り広げる人間ストーリー集


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記憶

「しっかし、暑いし渋滞だしでこんな事なら新幹線で帰ればよかったなぁ」

私の名前は田中敦、夏休みに入った二人の子供たちを連れて兵庫にある実家に帰省しているところだ。

 

「車はラクじゃない、暑いで思い出したけど今年は40°のところも出るらしいわよ~」

妻の恵美はスマホで天気予報を見ながら言った

「あぁ、だが車だと座りっぱなしでトイレにも行けないぞ」

「ぼくぅトイレぇ」

「まなみもぉ」

二人の子供達が足をばたつかせている

「ほら、言わんこっちゃない」

「あら、しょうた、まなみ、まだ我慢できる?もうすぐサービスエリアにつくからね、もう少しの辛抱よ~」

そうして実家につく頃には既に日が落ちかけていた。

もうすぐ着くと連絡していたので、すでに親父と母親は外で待っていた。

妻は車を降りるなり親父たちに挨拶をしに行く

「こんばんわ~お父さまお母さまお久しぶりです~」

「ほら、二人も挨拶しなさい」

子供たちは渋滞の疲れで目が閉じかかっている

「久しぶりだな敦、どれくらいここまでかかったんだ?」

「久しぶり親父、元気そうで何よりだよ。高速使って6時間くらいだな」

「あら、そんなにかかったのね」

「すごく混んでてな」

「疲れたでしょう?恵美さんもどうぞ上がって」

私は母の作った晩飯を食ってから久しぶりの実家での会話を楽しみ、子供を隣の部屋に寝かし久しぶりの自室のベットに仰向けになった。

私の部屋は昔のままあまり変わっていない。

まぁこれは前の地震で壊れてしまったのだが、壁掛け式の定刻になると小鳥が出てくる振り子時計、勉強机、たんす、すべてが昔のままの場所である。

なので昔のことをよく思い出すことがあるのだ。

あの時こうしてればな、なんであんなことが起きたんだろう…

まぁすべて妄想なので何も得ることはないわけであるが。

そんな事で感傷に浸っていると眠くなってきた。

寝ようと思い横を向いて始めて気が付いたのだが、見覚えのない赤い表紙の分厚い図鑑みたいなものが本棚の横に立てかけられている。

私の記憶にないので家族の誰かが置いたものなのだろう

お酒が入っているので起き上がりたくは無かったが、好奇心が勝った。

手に取ってみると、[ALBUM]と金色の文字で刻印されている。

[なぁんだアルバムだったのか、まぁ実家に帰る時しか見ないしなぁ」

そう独り言を言いつつページをめくってみた

開いた瞬間閃光のような物凄い光に包まれた

「うぉぉおおおおおおおおおおお」

思わず声が出てしまった。

 

 

 

気づくと朝になっていた、いつの間にか寝ていたようだ。

さて何時だ?手に付けていた腕時計を見ようとした。

腕時計がない。


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