気がついたら名も無きパイロットになってた   作:ボートマン

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たくさん意見ありがとうございました!
色々な意見があり悩みましたが、オリ主の機体はストライクのプロトタイプででフェイズシフト・システムの試験機ということに決めました。

カラーリングはプロトタイプガンダムに決めました。




第4話

マルセイユⅢ世級は無事に中立国オーブの資源衛星コロニーであるヘリオポリスに到着した。

 

「(遂にか。)」

 

俺を含めた候補生達はブリッジに集まっており、ムウもブリッジに集まっていた。

 

「これでこの船の最後任務も無事終了だ。貴様も護衛の任務、ご苦労だったなフラガ大尉。」

 

「いえ、航路何事もなく幸いでありました。周辺にザフト艦の動きは?」

 

「2隻トレースしておるが、な〜に港に入ってしまえばザフトだろうと手は出せんよ。」

 

完全に安心しきっている艦長だが、連合の船が中立国のコロニーに入れば何かあると疑うはずだ。

 

「中立国でありますか?聞いて呆れますな。」

 

ムウの言う通り、連合と協力してザフトに対抗するためのMSを開発しているのだから中立が聞いて呆れる。

 

「はっはっはっ!だが、そのおかげで我々の計画はここまでこれたのだ。オーブとて地球の一国ということさ。」

 

「では、艦長。」

 

笑いながら言う艦長に俺達は敬礼し、艦長も敬礼し返し俺達は輸送艦を後にする。

 

輸送艦を後にした俺達は用意されていたエレカに乗り込み、国営企業のモルゲンレーテが所有する工場区に向かい始める。

 

エレカを自動操縦に設定して走り始める。

 

エレカが走る中、俺はヘリオポリス内の風景を見る。

 

「平和・・・か。」

 

「ん?どうした?」

 

「いや、何でもない。」

 

今見える風景は誰も彼もが戦争の事など知らないかの様なのどかな風景だった。

 

だが、その平和も自分達のせいで破壊してしまう。

 

そうなることを知る俺は辛く感じていた。

 

そして、エレカが鉱山部に続くセンターシャフトに入る直前に俺はエレカを止めた。

 

「うわっ!?何すんだフィル!」

 

「悪い、俺ちょっと腹痛くなってきたから先に行ってくれ。」

 

エレカを降りた俺はすぐさま走り出した。

 

「あ、おい!」

 

ショウは俺を止めようとするも、すでに走り出したため諦めた。

 

「すまない・・・」

 

ショウ達がセンターシャフトに入った事を原作を知る俺は彼等を見捨てることに小さく謝った。

 

それから俺は搬送されていないGがある工場に向かっていた。

 

「(アスラン達はすでに潜入してるはずだ。急がないと!)」

 

走り始めてしばらくして、巨大なコンテナを積載したトレーラーと作業員を見つけた。

 

「間に・・・合った!」

 

そういうと同時に爆発が起きた。

 

「始まった!」

 

爆発が起き外ではすでに戦闘が始まっていた。

 

一台のトレーラーに近づくと、作業服を見つけた男性が俺に気づいた。

 

「そこで止まれ!」

 

男性は拳銃を取り出して俺に構えてきた。

 

「敵じゃない!そのGに乗る予定のパイロットだ!」

 

俺の言葉に男性は戸惑いながらも拳銃は下ろさない。

 

だが、Gという言葉を知っているという事は友軍なのかという思いは出ていた。

 

「俺はフィル・レオルド!階級は少尉!あんた達が開発したその機体に乗る予定のパイロットだ!」

 

「・・・本当なのか?」

 

「嘘じゃない!外ではザフトが仕掛けているんだ!」

 

俺の言葉を証明するかのようにジンがコロニーに入り込んでいた。

 

「っ!急いでその機体に乗れ!」

 

「ありがとう!」

 

どうやら友軍と理解してくれたことに俺は感謝しながらトレーラーの中に入る。

 

「この機体は?」

 

トレーラーに積載されている機体は見たことのない機体で、原作の全てのGに当てはまらなかった。

 

「考えている暇はない!」

 

見ればジンはトレーラーを破壊しながらこちらへ近づいていた。

 

機体に乗り込んだ俺はシステムを立ち上げた。

 

計器類に光が入り始め、モニターが明るくなって外に風景を映し出した。

 

「あとは!」

 

俺はぎこちないがどうにか機体を立ち上がらせることに成功した。

 

少し離れた所ではデュエル、バスター、ブリッツの3機が起動していた。

 

起動した3機の所に1機のジンが着地した。

 

「このまま見逃しては・・・」

 

ジンは重突撃銃をしまうと重斬刀を構えて斬りかかってきた。

 

「くれないか!」

 

俺は急いでフェイズシフト・システムのスイッチを押した。

 

すると機体の装甲は瞬くように色づき始めた。

 

胸部と腹部と関節部が黒と赤、四肢は白く変化した。

 

重斬刀で斬りかかれるも、フェイズシフト装甲のお陰で損傷はなかった。

 

3機は俺を目の前のジンに任せて機体を持ち帰ることを優先し、コロニーから離脱していた。

 

「4対1は無くなったが、どうすべきか・・・」

 

今の動きで目の前のジンをどうにか出来るかわからない。

 

「それでもやってやるんだ!」

 

再び斬りかかってくるジンに直撃しながらも体当たりした。

 

体当たりを食らったジンはよろめきながら後ろに数歩下がった。

 

「武装は?」

 

俺は急いでこの機体の武装を確認した。

 

「武装はイーゲルシュテンにアーマーシュナイダー、あとはビームサーベルだけか!」

 

原作とは違い、ビームサーベルがあるだけでも俺は嬉しかった。

 

ジンは先程の体当たりが癪に触ったのか、重斬刀を片手に持ち替え、もう片方に重突撃銃を持ち撃ってきた。

 

「面倒な!」

 

ペダルとレバーを操作してどうにか回避に努める。

 

「(一撃で決めなければ負ける!)」

 

回避しながらも時折頭部バルカンで牽制して機会を伺う。

 

バルカンはジンにカスリもせず、ジンの攻撃は何度も命中していた。

 

「くそ!このままじゃ!」

 

やはり実戦はシミュレーションのように上手くいかず、焦っているとジンに向かって数発のミサイルが向かった。

 

ミサイルはまだ生き残っていたミサイルトレーラーから発射されたものだった。

 

ジンはあっさりとミサイルを回避し、そのままミサイルトレーラーを破壊した。

 

「今だ!」

 

ペダルを踏んでジンに接近すると同時にビームサーベルを引き抜きざまに切り裂いた。

 

こちらに気づいたジンはジャンプして回避しようとしたが、一瞬反応が遅く片足を切り裂かれてしまった。

 

片足を切り裂かれたジンはうまく着地できず倒れ込んだ。

 

片足のないMSなど脅威ではなく、トドメを刺そうとしたが機体からパイロットが脱出していた。

 

「っ!やばい!」

 

俺は急いでジャンプして距離をとるも、上手く着地できず倒れてしまった。

 

そして、倒れ込んでいたジンは突如爆発した。

 

「自爆か。」

 

こうして俺は初の実戦をどうにか乗り越えることが出来た。

 

 

 

クロスアンジュの主人公の機体

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