ジンとの戦闘を終えた俺は機体をモルゲンレーテの工場に向かわしていた。
先ほどの戦闘で電力を消費したため、次の戦闘に備えるため急いでいた。
「急がないといけないのに。」
しかし、未完成のOSのため歩かせるだけでも苦労していた。
時間をかけてモルゲンレーテの工場に到着すると、一台のトレーラーが出てきていた。
「あれは?」
ザフトは今はコロニー内にいないため、あのトレーラーに誰が乗っているかはすぐにわかった。
「こっちも急がないと。」
機体を跪かせてコックピットから降りて、俺は換装するバッテリーを探し始めた。
しかし、ジンの攻撃により工場の殆どが破壊されていた。
「これは酷いな。」
中々バッテリーが見つからず探していると、破壊されていない一台のトレーラーを見つけた。
「これは・・・スナイパーパック?」
一台のトレーラーの中に残された資料を見ると、このバックパックはプロトストライクという俺が乗っていた機体の専用の兵装パックのようだ。
「ストライクのプロトタイプだったのか?」
手元の資料だけでは目の前の機体の事はまだ分からなかった。
「っと、それよりも今すぐこの兵装を換装しないと。」
そう考えていたが、今は考えている場合ではない事を思い出した。
1人で換装作業を行うも、1人のため作業には時間がかかった。
「よしこれで・・・」
ようやく換装できるという時にコロニー内に1機のMSとMAが入ってきた。
「あれは・・・シグーにゼロか!?」
入ってきたのはラウ・ル・クルーゼのシグーとムウのメビウス・ゼロだった。
「急がないと!」
スナイパーパックを装着したプロトストライクのバッテリーは回復し、鋼色の装甲は再び色づき始めた。
シグーは換装し終えていないストライクに向かって重突撃機銃を撃った。
ストライクは急いで換装した事でバッテリーが回復し、フェイズシフトが起動した事で防いだ。
そして、鉱山の岩盤を破壊して白く輝く戦艦がコロニー内に現れた。
「あれが・・・アークエンジェル。」
アークエンジェルに見とれていた俺は、今はそれどころではない事を思い出した。
「コロニー内に戦艦を入れるなんて・・・!」
冷静になった俺はアークエンジェルが現れたことになんて事をと思った。
狭いコロニー内に戦艦が入れば思うように動けず、戦艦の火力ならセンターシャフトを破壊することだって出来る。
そして、シグーは標的をアークエンジェルに変更して攻撃し始めた。
アークエンジェルはシグーの攻撃をギリギリで回避していた。
シグーは標的を再びストライクに変更して攻撃するが、ストライクではなくトレーラーに向かって攻撃していた。
ストライクは膝を折り曲げて何かを守っていた。
「くそっ!これ以上コロニー内で戦闘を続けるわけにはいかない!」
このままでは原作通りアークエンジェルの艦尾ミサイルやストライクのアグニによってコロニーの被害が大きくなってしまう。
俺はバックパックに備え付けられていたスナイパーライフルを掴み、緩慢な動作ながらもどうにか構える。
俺は照準スコープを引き出して覗く。
シグーはこちらに気づいたようだが、緩慢な動作からいつでも対処出来ると決めて放置した。
「舐めるなよ!」
スコープを覗いてシグーの機影を捉えようとするが、動きが早くロックオンする事が出来なかった。
「くそっ!やっぱり動きが速い!」
ロックオン出来ずに焦っていると、メビウス・ゼロがシグーの周りを旋回して動きを一時的に止めていた。
「今だ!」
トリガーを引いて狙撃するもあっさりと回避されてしまった。
そして、アークエンジェルの艦尾からミサイルが発射された。
ミサイルはシグーに向かうも撃ち落とされ、シャフトの後ろに回り込まれてしまいミサイルはシャフトに命中してしまった。
「やばいこのままじゃ!」
この先の展開を知る俺はこのままではいけないと思った。
スナイパーライフルで再び狙撃するも避けられ、焦る中ストライクが超高インパルス砲 “アグニ”を構える姿が見えた。
「やめろ!それを撃つな!」
俺は叫んでしまうもアグニから発射される一条の光はシグーへと向かう。
シグーは回避するも片腕を破壊することは出来たが、それと同時にコロニーの地表に大きな穴を穿ったのだ。
「くそっ!」
結局原作通りに進んでしまい俺は何も出来なかった。
片腕を破壊されたシグーは穿たれた穴からコロニーの外へと離脱したのであった。
スナイプパックのイメージは、ランチャーパックのアグニの部分がフルアーマーガンダムの360mmロケット砲を装着して、スナイパーライフルは右肩のバルカン砲の部分に懸架している感じです。
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