彼ら彼女らは青春を謳歌する……?   作:えーく。

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比企谷八幡の災難

いま、俺の目の前には3人の女性がいる。

…………なぞなぞとかそういうのじゃない。

かと言って、ハロハピのメンバーでもない。

 

 

 

 

 

???「よ、よしっ。今日こそ!!

友希那さん、あのっ………………」

 

 

 

???「帰って」

 

 

 

???「はぐっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

???「あ、あこはぜったいに諦めませんから!!」

 

 

 

???「………行ってしまいましたね。

それにしても何度来るのでしょうか。」

 

 

 

???「何度来たって変わらないわ。」

 

 

 

 

……………え、こわ。

てか、紫髪のツインテールの女の子、一瞬で断られたじゃん。

何を断られたのか知らないけど………

 

 

 

 

まりなさん「はちまんくーん!

もう時間でしょ?上がって上がってー!」

 

 

 

八幡「もうそんな時間か………

わかりました。おつかれさまです。」

 

 

 

まりなさん「はーい!またよろしくね!」

 

 

 

 

 

バイトが終わって家に向かう。

自転車なのでそう時間はかからない。

今日のバイトは3時間上がりで、まだ時刻は18時。

部活帰りの学生や、仕事帰りの大人たちがちらほら見えてる。

 

 

 

早く帰ってやるべき事をやらなければならない。

バンド練習もやっているが、勉強も毎日欠かさずしている。

最初は大変だったがだんだんと慣れてきた。

人間は適応力が高い動物らしいのだが、何となく実感出来た。

 

 

 

 

自転車を走らせること数分。

もう空は暗くなり始めている。

ここら辺は街灯が多いから意外に明るいが。

 

 

 

 

 

 

 

香澄「あ、あそこにいるのってはっちーじゃない?」

 

 

有咲「げ…………アイツがいんのか?」

 

 

りみ「あ、有咲ちゃん………」

 

 

たえ「あー、香澄とは違う変態さんだ」

 

 

沙綾「比企谷くん?

………それにしても香澄は目がいいねー」

 

 

 

香澄「えっへへー、沙綾に褒められちゃったー!

おーい!はっちー!!」

 

 

 

有咲「お、おい!

何も呼ぶことないだろ!」

 

 

 

なんか前にいるやつが手を振ってるな。

……………すっごい見たことあるわ。

えーと……パン屋と愉快な仲間たちか。

 

俺は自転車だからもうすぐアイツらのことに追いつきそうだな。

まぁ、スピードは落とさずにこのままのペースで走れば数十分で家に着くな。

 

 

沙綾「比企谷くんって前にもこの時間帯にここの道通ってたよねー!

何か用事ー?」

 

 

 

少しいつもよりは大きい声で聞いてくる。

俺の方が若干後ろにいるからだろう。

 

 

 

八幡「あぁ、まぁ、用事だな。じゃあ。」

 

 

勉強も用事の1つだよな。

嘘はついてない、うん。

 

 

 

 

 

沙綾「え?」

 

 

 

 

5人「…………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

りみ「い、行っちゃったね…………」

 

 

 

たえ「急いでたのかな?」

 

 

 

香澄「あたしも久しぶりに自転車乗りたくなってきたー!」

 

 

 

有咲「…………沙綾。私がおかしいのか?

話しかけられたりしたら普通止まって話さないか?

いま、アイツは一切のスピードを落とさずに、すれ違い様に「用事だ、じゃあ。」って言って行っちまったぞ?」

 

 

沙綾「あ、あははー…………

比企谷くんは若干ズレてるところがあるって最近思ってるから……

まぁでも、本人は一問一答というか、これから会話が始まるとは思ってないから、私の質問だけ答えて帰ったんだと思う…………」

 

 

 

有咲「いや、それはもう若干というか大分ズレてるだろ………

わざとじゃない辺りが逆にウザイだろ!」

 

 

 

香澄「きっと急ぎだったんだよ!」

 

 

 

りみ「用事だから仕方ないんじゃないかな……?」

 

 

 

有咲「いや、私にはわかる。アイツに用事なんてないな!

でも、なんかに誘われたり面倒くさそうなことを察すると『用事あるからとか、行けたら行く』とかいうタイプだぞアレは。」

 

 

 

沙綾「へー。有咲、やけに具体的だね?」

 

 

 

有咲「い、いや、わ、私は違うぞ?

本当に用事があったというか、盆栽の手入れとかもあったし、嘘はついてない………うん。」

 

 

 

 

沙綾「へー。そうなんだー。」

 

 

 

有咲「くっ…………」

 

 

 

 

 

 

 

×××

 

 

 

 

 

 

 

 

たえ「…………あ。」

 

 

 

有咲「おい、おたえ。急に止まるなよ、危ないだろ。」

 

 

 

りみ「おたえちゃんどうかしたの?」

 

 

 

たえ「アレ、はっちんじゃない?」

 

 

 

香澄「あー!!本当だー!おーい!!!はっちー!!!!!」

 

 

 

沙綾、有咲、りみ「「「………………え?」」」

 

 

 

×××

 

 

 

 

紗南「鬼さん鬼さんこっちだよー!」

 

 

 

純「捕まえてみろー!!」

 

 

 

 

八幡「いや、もう暗いから帰ろうぜ?な?」

 

 

 

 

帰宅途中に、公園を通りかかったらこの2人に捕まった。

正確には、またボールが引っかかったらしく、目撃してしまったので取ってあげたらコレだ。

とりあえず俺は、2人を捕まえなきゃ行けないらしい。

鬼さんって呼ばれてたから鬼ごっこってやつか?

 

 

…………鬼ごっこって複数人捕まえるルールだったっけ?

まぁ、いいか。

 

 

 

八幡「……………はぁ。

俺が2人を捕まえたら終わりだからな。」

 

 

 

 

×××

 

 

 

 

 

 

 

 

沙綾「アレは紗南と純…………?

比企谷君が遊んであげてる?」

 

 

 

りみ「沙綾ちゃんの弟さんと妹さんだね。

比企谷君が言ってた用事ってこのことだったのかな?」

 

 

 

有咲「はぁ!?いや、絶対違うだろ!

てか、だとしたら色々と問題があるぞ!?」

 

 

香澄「私たちも混ぜてもらおうよー!!」

 

 

 

たえ「オー!!」

 

 

 

 

×××

 

 

 

 

八幡「マテー。」

 

 

さすがにマジで捕まえに行ったら泣かれそうなので徐々に追い詰めるか。

足の速さというか、1歩が違いすぎるしな。

先に兄の方を捕まえて、妹でいいか。

 

 

 

 

八幡「…………はい、タッチ。

兄の方はタッチしたけど…………あれ、鬼ごっこってタッチしたらどうなるんだっけ?」

 

 

 

確か、鬼が交代するんだよな?

でも2人捕まえてって言われたし…………。

まあ2人ともタッチすればいいか。

 

 

純「くっそー!!さな!逃げろー!」

 

 

 

 

ドラマとか映画のシーンかよコレは。

 

 

 

 

紗南「お兄ちゃん!

今助けるから待っててね!」

 

 

 

八幡「…………助ける?

え、いや、え?どういうことだ?」

 

 

 

てか、そもそもこのゲーム何?

お兄ちゃんは2人を捕まえたら勝ちって聞いただけで他のルールは知らないんだが………

 

 

 

 

 

香澄「じゅんじゅん、タァーッチ!!

よし!逃げるよ!」

 

 

 

純「……え。

よ、よっしゃー!ありがと!!」

 

 

 

八幡「……………おい。何してんだよ。なんで逃げるんだよ。

そして、なんでいるんだよ…………」

 

 

 

先程すれ違った5人が、そこにいた。

しかもそのうちの1人はケータイを耳に当てて喋ってる。

 

 

有咲「………はい。○○公園で、女の子を追いかけてる目の腐った高校生が………」

 

 

八幡「ちょっと待ておい。

………いや、待ってください。お願いします。」

 

 

 

紗南「お姉ちゃん!!」

 

 

 

沙綾「さな、大丈夫だった?

よしよし、怖かったね。」

 

 

 

八幡「それだと俺が本当にヤバいことしてた奴だと思われるからやめようか。」

 

 

 

たえ「はっちんはやくー」

 

 

香澄「捕まえてみろー!」

 

 

純「こっちだよー!」

 

 

 

八幡「おい、何ちゃっかりお前らまで参戦してんの?

てか、何助けちゃってんの?おかしくない?」

 

 

 

紗南「おかしくないよ!コレは、ドロケイだもん!」

 

 

 

八幡「…………ドロケイ?」

 

 

 

香澄「私の方では、ケイドロだったー!」

 

 

 

沙綾「まぁ、場所とか地域で言い方は別れてるよね。

でも、具体的なことは何も変わらないからね。」

 

 

 

有咲「………沙綾、ドロケイ?ケイドロ?ってなんなんだ?」

 

 

 

たえ「え、有咲知らないの?」

 

 

 

有咲「なんで聞こえてんだよ!

いま、沙綾の耳元で聞いたんだぞ!」

 

 

 

八幡「いや、俺も知らん。

てか、鬼ごっこじゃないのかよ。」

 

 

 

沙綾「まぁ、簡単に説明するとドロボウとケイサツの戦いかな。

だから、ドロケイ、もしくはケイドロ。」

 

 

 

りみ「ケイサツがドロボウをタッチすると、ドロボウは決められた場所、牢屋に連れていかれるんだけど、違う仲間のドロボウが、牢屋にいる人をタッチすると脱獄出来るゲーム…………だったよね?」

 

 

沙綾「そうだね。

ドロケイの人数割合は、ケイサツが3〜4でドロボウが6〜7くらいだったかな。

ドロボウの方が多くなるんだよね」

 

 

 

 

 

香澄「その通りー!

だから、じゅんじゅん、をタッチして一緒に逃げてるんだよ!」

 

 

 

沙綾「比企谷くんは分かってたけど、まさか、有咲も知らないなんて………」

 

 

 

有咲「は、はぁ!?べ、別に今までやる相手がいなかったとかそういう事じゃねーし!

そもそもあたしは、外で遊ぶのが好きじゃないから知らなかっただけだし!」

 

 

 

八幡「なんで俺は理解されてんだよ。失礼だからね?

………まぁいい。ルールは分かった。

俺がケイサツ側だろ?で、他に仲間は?」

 

 

 

香澄「私とおたえとじゅんじゅんと、さーなんがドロボウの方だから、さーやとりみりんと有咲がケイサツ?」

 

 

 

有咲「いやいや、あたしはやらねぇし。

ケイサツの方は、比企谷1人でいいだろ」

 

 

八幡「おい、それは無理ゲーだろ。

牢屋ってものが存在してるのに、見張り役居なきゃ捕まえてもずっと脱獄されるだろ。」

 

 

 

八幡「てか、そもそもこのゲームはおかしな点がある。

ケイサツVSドロボウなら、ケイサツの方が多いに決まってんだろ。」

 

 

 

有咲「それはあたしも思った。

ドロボウ数人に対して、ケイサツは100人でも1000人でも人数が多いものだしな」

 

 

 

沙綾「う、うわぁー。」

 

 

 

たえ「有咲、はっちん…………これ、遊びだよ?」

 

 

 

何だろう。こいつにアホを見る目をされるのは凄い腹立つな。

 

 

 

有咲「おたえにバカにされた…………。」

 

 

 

あ、口に出さなくてよかったわ。

コイツもだいたい同じこと考えてたか。

 

 

沙綾「そうだよ、2人とも。

そんな正論を遊びに言ったって、キリないでしょ。

ジャンケンの定義から議論が始まっちゃうでしょ?」

 

 

八幡「ま、まぁ…………」

 

 

 

有咲「確かに………」

 

 

 

香澄「有咲とはっちーって、仲良いんだね!」

 

 

 

八幡、有咲「「いや、それは絶対にない。」」

 

 

 

りみ「考え方が近いって言った方が正しい……かもね?」

 

 

 

沙綾「ふふっ。似たもの同士かもね!

…………さなー、じゅん。

そろそろ暗くなってきたから一緒に帰るよ」

 

 

紗南、純「「はーい!」」

 

 

 

ふぅ。

最初はどうなるかと思ったが、何とか乗り越えたな。

山吹姉が来なかったらこの2人を家まで送ることになってたし。

嫌ではないが、周りの目が怖いし、怪しまれたら即アウトな気がするから遠慮したかったしな。

 

 

 

八幡「じゃあ、俺はコッチだからじゃあな。」

 

 

 

紗南「えー!お兄ちゃんも一緒に帰ろうよ!」

 

 

 

八幡「いや、えっと、その…………」

 

 

これはまずいな。

山吹姉に目で訴えかけてみる。

 

 

 

八幡(おい、何とかしろ山吹。)

 

 

 

伝われ。…………お、気づいたぞ。

笑顔でOKマークを出す山吹。

ナイスだ。

 

 

沙綾「やったね2人とも!

お兄ちゃんが、夜は危ないから一緒に家まで送ってくれるって」

 

 

八幡「は?」

 

 

 

紗南「やったー!お兄ちゃん帰ろ!」

 

 

 

純「八兄帰ろ!」

 

 

 

 

俺の目の前には、ピュアっピュアな目をしてる2人の子ども。

そして、ペロッと舌を出す悪魔。嫌そうな顔をしてる金髪。

苦笑いしてる静かな子と、ハイテンションなアホが2人。

 

 

 

沙綾「じゃあ、みんなの家までよろしくね!

おにーさん!笑」

 

 

 

お前マジで覚えてろよ…………

 

 

 

こうして、全員の家まで送らされた俺であった。

 

 

 

 

 

 

 

×××

 

 

 

 

「おはよー」

 

「おっはー!」

 

 

 

今日も今日とて、学校。

周りの奴らは元気がいいな。

 

昨日は帰るのが遅く、小町に注意され、ヘトヘトで勉強も全然出来なかった。

あのパン屋の姉は許さん。

 

 

 

ダッダッダッダッダッダッ

 

 

 

 

今日は珍しく何にも予定がないので、ゆっくりと自分の時間を………

 

 

 

こころ「はっちまーん!!」

 

 

 

八幡「毎回何度も同じ手を食うか!………!?」

 

 

 

八幡「ぐおっ!!」

 

 

 

 

「あいつら白昼堂々と!」

 

「えー、あの二人がー?」

 

 

「いや、でも弦巻さんと………誰?」

 

 

「弦巻さんすごいもんね………」

 

 

「あー、こころちゃんだ!あの後輩ちゃんはちょー可愛いんだよ!」

 

 

周りでガヤガヤしているが、明らかに俺たちの事だ。

特に弦巻さん人気過ぎません?知名度すげーな。

 

 

 

さぁ、今の状況を説明しようじゃねーか。

 

弦巻選手が後ろからダッシュ。

それを察知した比企谷選手が避けようとする。

ところがどっこい弦巻選手、Fly away。

足は地面を離れ、飛びついてくる。

避けることも出来たが、避けたら弦巻ダウン。

黒服に抹殺される未来確定。

正面から抱き合う形でキャッチ。←ちなみに今ここ。

 

 

 

 

 

こころ「ナイスキャッチよ!はちまん!!」

 

 

ナイスキャッチよ!じゃねーんだよ。

危ねーよ、主に、俺が!

 

 

 

八幡「いや、もう本当に勘弁してくれ。

色々と心臓に悪い。」

 

 

 

こころ「心臓が痛いの!?それは大変だわ!!

どれどれ…………」

 

 

「おおっ!!」

 

「わー!!大胆!!」

 

「誰だかわからんけどあの男けしからん。」

 

「コレは風紀の乱れだろ。今すぐ風紀委員に………」

 

 

弦巻はそのまま俺の左胸、心臓に耳を当てた。

さすがにコレは色々とまずいし恥ずかしい。

 

 

八幡「おい、ばっか。マジでやめろ」

 

 

こころ「ちゃんと動いてるわ!!それに結構心音が早いわよ?」

 

 

八幡「うっせ、気のせいだっつーの。

てか、俺はもう行くぞ………」

 

 

なんなんだよマジで。

今の出来事だけでめちゃくちゃ目立っちまった。

しかも良くない方向な気がする…………

 

 

 

 

×××

 

 

 

 

朝のホームルームが終わる。

はぁ、なんか色々と疲れた。

早く帰りたい。

 

 

 

美咲「おはよー………って、なんかお疲れだね。」

 

 

八幡「…………奥沢か。うっす。まぁ、お疲れだな。」

 

 

美咲「見てはいなかったけど、友達から聞いたよ。

こころとラブラブしてたって」

 

 

八幡「おい、ちょっと待て。なんだその情報。

まさか色んなやつらがそう広めてんのかよ………」

 

 

美咲「いや、それは分からないけど傍から見たらそういう関係だって思われる事をしてたんでしょ?」

 

 

………なんか攻撃的に聞こえるのは気のせいでしょうか。

こっちだってしたくてやった訳じゃないんだが。

言ってしまえば俺は被害者だ。

 

 

 

八幡「相手が弦巻って時点でお前は察する事が出来るだろーが。

他の奴らも弦巻が普通じゃないことくらい分かってるはず。」

 

 

つまりこの噂は数日で消え去るだろうな。

 

 

 

 

美咲「まぁ、こころは噂になってることさえ知らないだろうけどね。」

 

 

八幡「だろうな。」

 

 

 

仮に知っていたとしてもあいつの性格上、気にするわけがない。

しばらく俺が変な視線の数々を耐えればいいだけ。

…………何だろう。俺だけ損してるこの感じ…………

 

 

 

美咲「あ、そう言えば今日こころが、みんな集まるわよって言ってたよ。」

 

 

八幡「え、何それ初耳。」

 

 

美咲「まぁ、さっき言ってきたからね。

『今日はみんな用事がないらしいから一緒に演奏するわよ』だってさ。」

 

 

八幡「………当たり前のように予定を把握されてんの本当に怖いな。」

 

 

 

というか、俺だけかと思っていたが他の奴らも把握されてんのか。

 

 

美咲「把握されてんのは多分比企谷君だけだけどね………

あたしたちは元々予定がないって話してたから」

 

 

 

八幡「あぁ、そう…………」

 

 

なんか脳内を覗かれた気がするが気のせいだよな。

それにしても今朝は本当に、弦巻を無視せずにキャッチして良かった。

弦巻に怪我をさせたらどうなるのだろうか俺は…………

 

 

×××

 

 

 

 

 

 

午前の授業が終わり、今は昼ごはんand昼休みタイムに突入。

 

 

さてと、ベストプレイスに行くか。

この学校は敷地が割と大きいからすぐに見つけれた。

まぁ、結構行けないこと多いけど。

理由は語るまでもなく…………

 

 

こころ「はちまん!!お昼よ!!

はぐみと花音も呼んで一緒に食べましょう!!」

 

 

はい来た。ほら来た。コイツだ。

別に一緒に食べるのが嫌という訳では無いのだが、ご飯は静かに食べたい派なのだ。

というか、そのメンバーで瀬田先輩がいないのは分かる。

学校違うし。

 

あのー、そのー……………………奥沢は?

 

 

 

 

八幡「はいはい、分かったよ。

俺は奥沢を呼んでくるから先に食べててくれ。」

 

 

今日もベストプレイスで食べれなさそうだな。

まぁ、ライブ近いし仕方ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

そういや奥沢は先生に呼ばれてた気がする。

職員室の方に向かうか。

少し面倒だが、奥沢がいない方がめんどくさいのは明確。

迎えに行ってやるか。

 

 

 

昼時間の廊下は騒がしいな。

走り回ってるヤツらや、音楽を流してるヤツ。

少々通りにくいので自重して欲しい。

 

 

香澄「あ、はっちーだ!」

 

 

ほら、噂をすれば騒がしい奴が来たよ。

しかも相当戦闘力高い奴だし。

 

 

八幡「………どうも。」

 

 

香澄「はっちーは今からどこ行くの?」

 

 

八幡「いやちょっと、職員室にな。」

 

 

香澄「はっちーも職員室行くの?!」

 

 

八幡「お、おう。」

 

急に大声出すなよ。

…………ん?はっちーも?

 

 

香澄「いやー、私も先生に呼ばれて職員室に行くんだー。

それにしてもはっちーって頭良かったよね?はっちーも先生に呼び出しされるんだね。」

 

八幡「…………おい待て。

お前は今盛大な勘違いをしてるぞ。」

 

 

香澄「???」

 

 

コイツは先生に呼び出される=怒られる、もしくは注意されると勘違いしてないか?

いや、多分してる。こいつは結構な頻度で体験してそうだし。

言っちゃ悪いがお前は注意されそうな気しかしない。

 

 

 

八幡「俺は別に怒られたり注意されるとかじゃないぞ。

職員室に用があるだけだ。お前と一緒にすんな。」

 

 

香澄「えー!違うのー!

わ、私だって授業中寝てて………ちょ、ちょっとだけだよ!

それで先生に呼び出されてて………」

 

 

八幡「原因が明らかじゃねーか。」

 

 

先生によると思うが寝てたら基本はアウトだろ。

注意されなくても、成績の関心意欲態度にダメージ入るし。

 

 

 

 

香澄「でも、職員室に用があるなら一緒に行こー!」

 

 

八幡「いや、いいよ。

じゃあ、俺はこっちなんで。」

 

 

香澄「私もそっちに向かってるからね?!」

 

 

 

×××

 

 

 

 

香澄「…………でねー。そこで有咲がー…………」

 

 

凄い。色々と凄い。

コレがマシンガントークってやつなのか。

止まらねぇよ。会話が止まらねぇ。

俺ほとんど喋ってないから会話って言っていいか分からないけども。

 

 

香澄「あ、そうだ!はっちー!

さーやが少し変なの!!」

 

 

急に友達ディスリ始めたけど大丈夫かこの子。

 

 

 

 

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