彼ら彼女らは青春を謳歌する……?   作:えーく。

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過去の想いを今に託して

待て待て待て。何この状況?

いまいち状況がわかってないぞ。

と、とりあえず落ち着こう。

こういう時は冷静にバトルコマンドを開くんだ。

 

 

たたかう ←

カバン

逃げる

自転車から降りて話を聞く

 

 

 

なんか1つだけめちゃくちゃ具体的なのあるんだけど気にしない。

 

 

 

こんなの平和的に逃げるだな。

 

 

逃げる ←

 

 

 

『小町のことば…………

お兄ちゃん!逃げたら小町的にポイント低いよ?』

 

 

 

 

は?小町?いや、待て待て。どこの博士だお前は………

てか、逃げれないの?ポイント低いの?!

お兄ちゃん無事でありつつ小町の元に帰りたいだけなのに。

 

 

こうなったらカバンだ。何かあるはずだろ。

 

 

カバン ←

 

 

 

『……………しかしMPが足りない。』

 

 

おいー!別ゲーじゃねーか!

ふざけんなよマジで…………カバンってそんなMP使う?

MP回復するためにバッグ開いたりするんじゃないの?

回復するために消費するとかやってらんねぇよ。

 

 

 

こうなったら戦うしかない。

 

 

 

たたかう ←

 

 

 

『…………本当に?』

 

 

……………何で聞きかえして来るんだよ。

YES、たたかう!

 

 

 

『…………じゃあ具体的にどうするの?』

 

 

 

 

え……………そりゃどうするって……………攻撃技みたいな……

 

 

 

『えー、でも相手女の子だよ?本当にいいの?』

 

 

 

 

なっ……………。

た、確かに…………でも………

 

 

 

『とりあえず話だけでも聞いてみない?』

 

 

 

そう………だよなあ……。

聞いてから考えるのもありかもしれない…………。

 

 

 

 

『うん。いい子だね。

ほら、自転車から降りて話を聞いてみるといい。』

 

 

 

自転車から降りて話を聞く ←

 

 

 

 

 

八幡「……って。

最初から選択肢1つじゃねーか…………」

 

 

 

あとお前誰だよ。

 

 

 

 

×××

 

 

 

 

 

???「ええと……………大丈夫?」

 

 

 

………それは『頭が』、ですかね?

いや、思われても仕方ないんだけどな。

急に独り言呟かれたら、俺だったら即逃げてる。

 

 

 

 

八幡「いや、少し取り乱したというか……取り乱されたというか…」

 

 

本当にさっきのなんだったんだ………

大体冷静にバトルコマンドを開くってなんだよ。

何を冷静にしたらそうなるんだよ。

うわぁ、はっずいわー。

絶対材木座とかいう名前だしたのが原因だわ。

 

 

 

 

???「あ、あははー。

ご、ごめんね?あたしも急に出てきちゃったし!」

 

 

 

コイツもしかして良い奴か?良い奴なのか?

めちゃくちゃフォローしてくれてんだけど。

 

でも、何でここで待ってたかが疑問だ。

本当に脅されんの俺?

 

 

 

 

八幡「あ………あの、よ、要件の方は………」

 

 

 

???「あぁ、ごめんごめん!そういえば話してなかったね!

あ、まず自己紹介するね!私の名前は海野夏希。

よろしくね!」

 

 

 

海野………夏希………?

うん、知らんな。

まぁ、当然か。向こうも俺の事知らないみたいだし。

改めて目を向けるとする。

 

髪型はおでこを出していて、髪の長さはショート?

肩までだしショートだろ、うん。それで髪の色は………茶色?

クリーム色?うん、わからん………

そういえば、市ヶ谷と髪の色似てるな。

…………じゃあ市ヶ谷色で。

 

 

 

身長は別に高いわけでも低い訳でもないのだろう……………か?

女性の平均身長とか知らんし、どうでもいいな。

 

それと気になっていたのは、彼女がずっと右肩にかけているもの。

バックもそうだが、右肩にはギターケースと思われる物を彼女は背負っていた。

 

 

 

 

夏希「………ん?…あー、これ??

あたし、バンドやってるんだ!

それでコレがあたしのギターだよ。」

 

 

 

八幡「あぁ、そうか。バンド練習頑張れよっ!

じゃあな!」

 

 

 

夏希「あ、ありがとっ!

…………じゃなくて!!ちょっと待って!!」

 

 

 

ちっ。ダメだったか。

 

 

にしてもコイツもか………

最近バンド関係で色々と問題あったからなぁ。

 

 

嫌な予感がしなくもない。

 

 

 

 

夏希「ちょっと頼み事したいんだけどいいかな?

 

 

 

 

材木座君!!」

 

 

 

 

はい帰ります。

 

 

 

 

 

×××

 

 

 

 

それから俺たちは完全下校時刻となった学校からは離れ、みんな大好きな公園に向かっていた。

俺は自転車なのだが、海野は歩きなので俺も自然と自転車を押して歩いている。

自転車を押しながら歩くのってめんどいんだよな。

一緒に歩いてる人が居たらそいつのペースに合わせつつ、ぶつからないように気をつけなければならない。

 

 

全く………うちの小町を見習って欲しいものだ。

アイツだったら秒で2人乗りをせがんで来るんだぞ?

 

 

…………いや、それダメじゃね?

2人乗り禁止だし。

 

 

 

 

 

夏希「あ、そうだった!

ちょっとここのお店だけ寄らせて!」

 

 

 

1つのお店の前を通りかかり、海野が急に声をあげる。

 

 

…………江戸川楽器店?

あー、楽器店ね。ギター持ってるしなこいつ。

 

でも俺もこの後練習があるんだけど?

早く要件終わらせてくれませんか?

 

 

 

夏希「ご、ごめんね!

今日中に買わなきゃいけない物があってさ。

そっこーで行ってくる!」

 

 

 

八幡「お、おう………」

 

 

行ってしまった………

買うもの決まってるのなら速いだろうか。

それにしても楽器店か。

俺も興味無いわけでは無いしな………………

 

 

八幡「俺も入るか。

得に買うものはないが、こうやって見てみると色んな種類が………」

 

 

有咲「………………」

 

 

 

八幡「………………」クルリ

 

 

 

さぁてと、お店は充分見れたし帰るか。

入口近くの物しか見れなかったけど充実充実。

 

 

海野が来るまでお店から少し離れた所で待ってるかー。

 

 

 

 

有咲「ちょっとまてぇーー〜!!」

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

有咲「お前ふざっけんなよ!

人の顔見るなり逃げようとして!」

 

 

 

何故か今僕は、楽器店まで来て叱られています。

楽器店ってそういうお店だっけ?

 

 

 

八幡「いや、ほら、アレだって。

あ………そう。アレがアレでアレだから」

 

 

 

有咲「どれなんだよっ!

ふんっ!学年1位の語彙力も対したこと…………いや、それもう小学生の言い訳レベルじゃね………」

 

 

お前はその小学生レベルより学力が…………とか言ったらぶっ飛ばされそうだな。

 

てか、海野と戸山たちが一緒にいるのはなぜ?

あともう1人コッチを凄い見てる奴がいるんだけど誰?

 

 

夏希「お、おぉー。

私の市ヶ谷さんのイメージが凄い崩れていく………」

 

 

 

有咲「なっ!?」

 

 

 

 

 

香澄「え〜〜?

有咲はいつも通り…………いや、いつもよりいい調子だよ?」

 

 

 

りみ「あ、あはは……………」

 

 

 

たえ「うん、楽しそう。」

 

 

 

 

有咲「お前らァァ〜!!」

 

 

 

 

×××

 

 

 

 

 

 

夏希「市ヶ谷さんもバンドやってるんだね。

他の3人はA組の人だよね?私、B組の海野夏希。

私もバンドやってるんだ。」

 

 

 

 

ななんと、海野と戸山たちは友達でもなんでもなかったらしい。

初対面なのに、一緒に話してたの?てか、話しかけるの?

 

ねぇ?さっきから笑顔で一言も喋らない女の子いるんだけどアレ何?

見えてるの俺だけ?ねぇ!ひょっとして俺だけ!?

 

 

 

香澄「そうなんだ!

じゃあ、はっちーとあそこでずっと見てるあの子もメンバーさんなの?」

 

 

 

海野「はっちー?………あぁ、違う違う。

私のバンドはみんな女の子だよ。

それと、この人はメンバーじゃなくて先輩だよ。」

 

 

ひなこ「…………………」

 

 

 

あ、よかったー。見えてるのね。

見えたうえでの今までの対応だったのね。

この人先輩だったのか。

でも、なんか見たことあるような…………

 

 

りみ「あ、ひなちゃん」

 

 

 

香澄「りみりん知ってるの?

でも先輩、どこかで見たことあるような…………?」

 

 

 

有咲「えっ、香澄も?

私もどっかで見たことある気が……………」

 

 

 

お前らもなの?

なに?あの人もしかして凄い人?

記憶に刻まれる用な何かをしちゃってんの?

 

 

 

たえ「グリグリのドラムのひなこさんだよ〜」

 

 

 

香澄、有咲、八幡「「「あーっ!?」」」

 

 

 

 

有咲「は……?」

 

 

八幡「…………すみません。」

 

 

 

「「………………」」

 

 

 

八幡「いや、本当にすみません。

黙るんで、はい。」

 

 

 

何コレきっつ。

ちょっとハモっただけじゃん。

そんな目で見る?市ヶ谷さん。

 

 

花園の言葉を聞いて俺も思い出した。

CiRCLEでのバイト中に、見たことあるわ。

グリグリってなんかめちゃくちゃ有名なバンドだったし。

ライブも客の人数が凄い多かったのを覚えてる。

 

練習も結構来るのに忘れてた。

 

 

 

香澄「そうだ!そうだった!

おつかれさまですっ、先輩っ!」

 

 

 

あれ、でもそういえばこの人ってこんな穏やかな感じだったか?

メンバーだけの時とか見たことあるけど、毎回メンバーの1人に抑えられてた気が………

 

 

 

ひなこ「ふふ………………

集え少女よ!大志を抱け!

フゥーーーーーッ!!!!!」

 

 

 

香澄「え?え? フーッ!抱けー!」

 

 

 

ひなこ「声が小さいー!」

 

 

 

香澄「抱けーーーーっ!!」

 

 

 

ひなこ「お店に迷惑だーーーっ!!!」

 

 

 

香澄「ええーーーーっ!!!?」

 

 

 

ヤバイ、コイツヤバイ。

この人が何で抑えられてたか理由もわかった。

怖い、あのノリに乗れる戸山も怖い。

 

 

 

有咲「やべぇ。りみ、やべぇよ、この人」

 

 

 

ほら!コレが普通の感想だって!

お巡りさーん!コッチです!!

 

 

 

りみ「いい人だよ」

 

 

 

夏希「バンドの相談とか乗ってくれるし」

 

 

 

そのいい人って、俗に言う都合の………………俺、口に出してないんだけどなぁ………。

何で睨まれんのかなー。

 

 

 

ひなこ「えーと、きらきら星の香澄ちゃん!

花園ミステリアスたえちゃん!

蔵弁慶の有咲ちゃん!

そして!!マイシスターりみちゃん!!」

 

 

 

りみ「違うよ〜」

 

 

うわ、止まらねぇよこの人。

………ん?何でこっち見てんだよ。

 

 

 

ひなこ「えーっと、CiRCLEに居た………そう!田中くん!」

 

 

 

 

八幡「誰だよ田中くん。」

 

 

 

本当に誰だよ。返事してやれよ田中くん。

 

 

 

有咲「ぷっ………」

 

 

 

てめぇ、何笑ってんだコノヤロー。

田中くん舐めんなよ、誰のことかわからないけど舐めんなよ。

 

 

 

夏希「ひなこ先輩違いますよ。彼は材木座君。

材木座八幡君ですよ。」

 

 

 

有咲「ぷっは!!」

 

 

 

材木座でもねぇーよ…………

 

 

 

あとお前は笑いすぎ。

 

 

 

 

 

×××

 

 

 

 

 

 

 

有咲「それで?………ふふっ、田中、いや、材木座だっけ?笑

何でここにいるんだよ。」

 

 

 

 

八幡「笑いながら言っちゃってるじゃん。

てかあの2人はまだしも、お前は俺の名前知ってんだろ。

………あ、そうか!仕方ないかー、学年2位のいでっ!」

 

 

 

夏希「い、市ヶ谷さん!?」

 

 

有咲「ちょっと足が滑っただけですよ。

おほほ………」

 

 

 

いや、無理があるから。

なんかお前、お淑やかな人のイメージあるみたいけど、もう誤魔化せねーから。

思いっきり足踏んでるから。グリグリまでしてっから。

 

 

 

 

りみ「あ、あはは…………

この人は比企谷八幡さんだよ。

田中さんでも材木座さんでもないよ」

 

 

 

ひなこ「あ、そうだったそうだったー!

間違えちゃったー」

 

 

あんたは完全に俺の事は顔しか知らなかっただろ。

 

 

 

 

夏希「え、でも本人が材木座君って………」

 

 

 

八幡「いや、あの時は………うん。

ちょっと………な?

事情があったんだよ。」

 

 

 

 

そもそも名前も立派なプライバシーなのだ。

それを平然と自己紹介とか言って教えるのはいけないと思うんだよな。

 

それともアレか?お前らは名前教えないと誰からも呼ばれない弱者なのか?

 

 

俺なんて、『君』とか、『アイツ』『お前』とか名前知ってるはずのヤツらにすらこう呼ばれてんだぞ?

もう名前関係ないじゃん。関係してるといえば比企谷菌だけじゃん。

 

 

 

 

 

有咲「そ、それにしても先輩は何で私の事知ってるんですか?

話したの初めてですよね…………?」

 

 

 

 

ひなこ「この間、蔵でライブしたってゆりりんに聞いたからー!

かわいい少女達は全部ひなちゃんワールドにご招待!」

 

 

 

有咲「こ、こえぇ………!」

 

 

 

それは不味い、小町が危ない。

 

 

 

たえ「ライブ中は喋らないから、静かな人だと思ってた。」

 

 

 

りみ「止められてるんだよね?」

 

 

 

ひなこ「んー!

なんかねー、イメージ崩れるから黙っとけって!

なんでだろうねー?なんでかなー?

あっ、有咲ちゃん、ツインテかわいいー!」

 

 

 

有咲「ぎゃー!

助けてー、りみー!」

 

 

 

理由が明確なんだけど………………

完全に弦巻タイプじゃん。

タイプと言ってもヤバい奴くらいしかあってないけど。

 

 

だが黙れと言って黙ってくれるのならば、弦巻よりは充分利口だ。

アイツは絶対に無理。

 

 

 

香澄「…………あっ!そうだ、先輩!

先輩にやってもらおうよ、ドラム!」

 

 

 

ドラム?

あー、コイツらそういえばドラム担当がいなかったな。

まさかの募集中だったのね。

 

 

 

香澄「先輩!文化祭でドラムやってください!」

 

 

 

有咲「おまっ、いきなり……………」

 

 

 

ひなこ「ハイっ!喜んでー!!」

 

 

 

有咲「即決!?」

 

 

 

即決しちゃったよ。

 

 

 

ひなこ「んー、でも〜

君達の近くにはひなこちゃんよりバッチリな子いるぜ?

ね、なっちゃん!」

 

 

 

ほう。心当たりがあるのか。

それなら…………いや、でもコイツら文化祭でライブするんだよね?

間に合うの?

 

 

……………そういえば今気づいたけど、普通に考えてバンドのメンバーを集めるのって大変なことなんだよな。

仲良し組とか幼馴染でバンド組むならまだ人数的には揃ってるかもしれないが、うちなんて年上が2人もいるし、クマだっている。

 

 

だけど、ハロハピはメンバー集まるの早すぎたしな…………

弦巻が無理やり引き入れたのがあるからだけど、普通は時間がかかるものなんだよな。

 

 

夏希「……………沙綾のことですか?」

 

 

俺がバンド集めの大変さを考えていると、聞き覚えのある名前が挙がっていた。

さあや?………………山吹のこと?

 

 

 

香澄「え、なんでさーや??」

 

 

 

夏希「…………中学の時に沙綾とバンド組んでたんだ。

私がギターボーカルで、沙綾がドラム」

 

 

 

香澄「さーやがドラム??」

 

 

 

八幡「……………………」

 

 

 

夏希「やっぱり戸山さん達には話してなかったんだね。」

 

 

 

りみ「う、うん、聞いた事ないよね。

沙綾ちゃん、バンドやってたんだ…………」

 

 

 

たえ「中学の頃から……………すごいね。」

 

 

 

夏希「結局、一緒にライブは出来なかったけどね。」

 

 

 

香澄「どうして?」

 

 

 

夏希「理由は色々あると思うけど……………

沙綾、言ってくれないから。

ひとりで悩んで、全部ひとりで決めちゃって………

何も言ってくれなくて………」

 

 

 

八幡「………………………」

 

 

 

 

夏希「だから戸山さん達の文化祭のチラシを見て、嬉しかったんだ。

また沙綾がバンドやる気になったのかなって……………」

 

 

 

………そういえばそうだったな。俺も今日そのチラシを見つけた。

海野とぶつかりそうになった時に見つけた。

 

 

バンド名は『Poppin’Party』

メンバーは戸山たちの他に山吹の名前も書いてあった。

 

 

 

 

香澄「なっちゃん………………

私、さーやに会ってくる!」

 

 

 

有咲「は?今から!?」

 

 

 

弦巻と言い戸山といい、行動力の化身かよ。

 

 

 

 

香澄「今からだよ!

何話していいかとか何も考えてはいないけど、さーやと話がしたい!」

 

 

 

有咲「……………はぁ。

止めても無駄なんだろ?………じゃあ行くぞ。」

 

 

 

かっこよ。

 

 

 

たえ「沙綾の家まで競走!」

 

 

 

香澄「負けないよー!」

 

 

 

そう言うと、花園と戸山はもう走り出していた。

 

 

 

 

りみ「え、えぇーっ!

じゃ、私達も失礼します。

…………ま、待って〜!」

 

 

 

有咲「何も走る意味はないだろーっ!」

 

 

 

 

「「「…………………」」」

 

 

 

 

 

ひなこ「およー。行っちゃったねー。」

 

 

夏希「……そうですね。」

 

 

 

俺ももうCiRCLE向かわなきゃなんだけど。

てか、間に合うコレ?アイツらがスタジオ取れた時間にもよるけど、ひょっとしたら終わってるパターンなんだけど。

 

 

 

八幡「…………それで?海野の俺に話したいことってどうなったんだよ。」

 

 

 

ひなこ「あれ?あれれ?

ひなちゃんもしかして邪魔だったりする?」

 

 

 

いや、あんたはうるさいですね。

 

 

 

夏希「なっ…………そ、そういうのではないですっ!!

私は比企谷君が沙綾と仲良く話してる所を見た事があったから、沙綾を助けてくれるかなーと思って、私が知ってる沙綾の過去を話そうとしてたんだけど」

 

 

 

八幡「アイツらとばったり遭遇したって事か。」

 

 

 

夏希「元々戸山さん達にも話す予定だったから丁度よかったよ。

ごめんね?手間を取らせちゃって。」

 

 

 

それはまた凄い偶然なことで。

 

 

 

八幡「なるほどな。

じゃあ要件は聞いたし俺ももう行くわ。

………それとお前は勘違いしてるぞ。

俺と山吹は全く仲良くねーからな。」

 

 

 

俺で遊んでるような奴と仲良くなれるかっての。

 

 

それに…………助ける役はもう足りてんだろ。

 

 

 

 

 

 

ひなこ「………彼も行っちゃったね。

香澄ちゃん達大丈夫かねー。」

 

 

夏希「…………わからないです。

けど、私……………私たちのようには、なってほしくないんですよ。

私は踏み出せなかったから。踏み出したつもりでいただけなんです。

それでも、戸山さん達には出来る………と信じていたいな。」

 

 

ひなこ「………うん。そっか、そうなるといいね。

あー、夏希ちゃん可愛すぎるからひなちゃんワールドにご招待しちゃうね!」

 

 

 

夏希「ちょっ、えっ!?

お断りしまs…………いやぁぁぁー!」

 

 

 

 

×××

 

 

 

 

 

ミッシェル「あ、来た。」

 

 

 

こころ「遅いじゃない八幡!もう始まってるわよー!!」

 

 

 

花音「大丈夫?体調不良とかじゃないよね?」

 

 

 

はぐみ「さぁ!練習練習!!」

 

 

 

薫「やぁ。八幡も私に会える喜びが爆発してしまったのかい?」

 

 

 

 

CiRCLEに着いてから、ロビー周辺を探しても見当たらない。

時刻を見ると18時37分。

部屋交代したばっかりの時間帯なので、予約名簿を見るとハロハピの文字が。

俺は急いで弦巻たちが予約したスタジオに入った。

 

 

幸い18時30分からだったので、今始まったばかりだ。

早速声をかけられたのだが、松原さんは天使。

瀬田先輩は………なんだろ。男だったら殴ってたな。

 

 

 

文化祭もそうだが、俺たちはその前にライブがある。

最近…………主に山吹関連で色々と問題が起きてるからな。

今はバンド練習に集中しなくちゃいけないな。

よし、やるか……………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ライブまで残り約4日。

 

 

 

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