彼ら彼女らは青春を謳歌する……?   作:えーく。

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久しぶりなので久しぶりなんですけど、お久しぶりです。


占いで重要なのは内容ではなく順位

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小町「あ、お兄ちゃんおはよ」

 

 

 

八幡「ああ、おはよう……」

 

 

 

 

小町「え、どうしたの?体調悪いの?」

 

 

 

 

八幡「普通の月曜日症候群だ、気にするな」

 

 

 

 

小町「あー、はいはい。心配した小町が馬鹿でしたー」

 

 

 

 

心配してくれてたってことが分かっただけで幸せになれた。

月曜日の朝は毎回小町になんかしてもらうか。

そうじゃないとやってられねぇよ…………

 

 

 

 

 

『それでは本日の朝占いのお時間でーす!!!!」

 

 

 

 

 

小町「あ、来た来た!あさないだー!」

 

 

 

 

八幡「おい小町、朝の占いの事をあさないって呼んでんの?」

 

 

 

 

普通に聞いたら占いかどうかすら分からねぇな。

 

 

 

 

小町「べ、別にいいじゃん!

小町の学校だと今結構占いとかが流行っててみんあさないとか呼んでるの!

しかもこの番組の占いがよく当たるとか!」

 

 

 

ちょっと早口で恥ずかしそうに語る小町、きっと身体に良い成分が目から摂取出来てる。

それにしても、

 

 

 

 

八幡「占いねぇ……」

 

 

 

 

 

小町「お兄ちゃんはそういうの信じないタイプそうだよねー」

 

 

 

 

八幡「んー、まあ基本的には信じないな。

結局占い師さんとかも、バーナム効果とかコールドリーディングとかいった色んなテクニックの応用で誰でも出来ない訳でもないし、そもそも非科学的すぎるし」

 

 

 

 

小町「うわぁ……」

 

 

 

 

八幡「本当に不思議な力?的なのがあるのも、信じてないわけではないんだけどな。」

 

 

 

 

そもそもテレビでやる占いとかって一日に色んな番組が色んな占いやったりするんでしょ?

朝のこの時間での占いではしし座が1位で?

でも違う番組ではしし座は8位で?

ラッキーアイテムやその日に起きる出来事も全部違くて?

 

 

 

 

 

 

 

小町「お兄ちゃんがよからぬ事を考えてる顔してる……」

 

 

 

 

八幡「ま、占い信じてる奴が愚かとかそういうのは考えては無いけど、信じる信じないかで言えば信じないな。」

 

 

 

 

 

小町「はぁ……ノンノン。だよ、お兄ちゃん。」

 

 

 

 

 

八幡「なんだそれ可愛いな、流行らすか」

 

 

 

 

松原さんにも是非やって頂きたいな、うん。

 

 

 

 

 

小町「こまちだって100%信じて占いを見てるわけじゃないんだよ?

というか、占い好きな人もそこまで信じてない人の方が多いと思うよ」

 

 

 

ほう?

 

 

 

小町「単純に見てて面白いのと、普段代わり映えしない1日のモチベーションというか、何かいい事が起きるって言われたら少しはワクワクしちゃうでしょ?」

 

 

 

 

八幡「普段代わり映えしないって、そんな社会人みたいな考えしてるのかよ……」

 

 

 

 

お兄ちゃんとして妹の精神が少し不安ではあるよ。

 

 

 

 

小町「しかも12位とか低い数字だったら気にしないし、なんなら他の占いで上書きすればいいからね!」

 

 

 

 

 

八幡「おい、それ占い好きとか自称してる奴が言っていいセリフではないだろ。」

 

 

 

 

俺もさっき考えてたけど、それはさすがに反則じゃない?

いや別に勝負とかそういうのじゃないんだけどさ。

 

 

 

 

 

 

 

小町「はぁ……ノンノン。だよ、お兄ちゃん。」

 

 

 

 

 

八幡「なんだそれ可愛いな、流行らすか」

 

 

 

 

松原さんにも是非やって頂きたいな、うん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小町「さっきもやったね、この流れ」

 

 

 

 

八幡「何度でも言ってやるさ。

小町かわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うん、朝のことを思い返していたが特に変わらない普通の出来事だったな。

 

1人になると独り言や、つい考えに没頭してしまうがそれは人間誰しもある事だし、気にする方が負けというか、大事なのは意識が完全に戻った時にちゃんと即座に対応出来るかが大事な事だと思うんだよな。

 

 

 

だから今、目の前で踊ってる1人の女の子の感想とかを即座に考えなきゃ行けないしちゃんと観てると目も合わせないといけないよなって話。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彩「タンタンタタタン、ここでターン、ピース、笑顔!

イェイ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

×××

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一生懸命踊っている姿を見ながら昼ごはんを食べる。

さっきまで半分意識がトリップしてたけどバレてないだろうかと少し焦るけど。

 

 

 

 

彩「ど、どうかな!?

今の上手く出来てたよね!!?」

 

 

 

 

俺の心配は杞憂だったかのように上手く行ったことがとても嬉しいのか、顔と顔がぶつかりそうなくらい目をキラキラと輝かせて聞いてくる。

顔が近くて恥ずかしいとも思うが、段々丸山センパイが犬に見えてきた。

 

 

 

 

さん付けではなく先輩呼びの理由としては、最初に年上と知った時に

丸山先輩?と呼んだら

 

『先輩……♪』

 

 

とか呟いてて、丸山さんって呼んだら

 

 

 

 

『私のことは彩先輩って呼んでね!!』

 

 

 

 

とか目をキラキラしながら言ってきたのが理由。

 

 

 

 

 

そんなに先輩呼びが嬉しかったのだろうか……

 

 

 

 

 

 

などと、やれやれとした表情で過去の記憶を遡っていると、目の前にある丸山センパイが俺の反応が良くないと思ってか、段々と自信無くしてあわあわとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

八幡「そ、そうですね、

今のはタイミングもバッチリだったと思いますよ」

 

 

 

 

彩「え!?ほんとに!?やったー!!

比企谷くんありがと〜!」

 

 

 

 

 

ほっ、犬みたいな人で助かった。

 

 

今日も今日とて、丸山センパイの秘密?特訓。

ダンスとかそういうの正直よくわからない俺に聞いてる時点で本当にやる気あります?って思っていたけど、最近この考えは無くなった。

 

 

理由は明確、この人はすっごい真面目で取り組んでるし、努力もすごい。

俺はこの人のことは、昼休みのこの時間でしかわからないが、他の時間でも誠意一杯練習しているのだろうと思うほど上達していると素人目でもわかる。

 

 

 

 

 

彩「よーし、次はラスサビ前のCメロだー!

サビの部分は何度もやるから自然と身体に身につくけど、こういうところは地道な努力で覚えるしかないよね!

頑張るぞー、おー!」

 

 

 

 

 

 

八幡「…………」

 

 

 

 

 

彩「…………」

 

 

 

 

 

 

え?なに、俺もやるの?

俺は踊らないよ?

 

 

 

 

 

彩「比企谷くんも一緒に!」

 

 

 

 

 

八幡「えー……」

 

 

 

 

 

彩「頑張るぞ!おー!」

 

 

 

 

 

八幡「………おー」

 

 

 

 

 

 

 

天然って怖い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

×××

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『礼』

 

『ありがとうございましたー』

 

 

 

 

 

「よっしゃー、お昼だー!」

「一緒に購買行こうぜ!」

 

「早く食べてドッチボールしようぜ!!!」

「あーにゃ、全部避ける」

 

 

 

 

 

 

 

お昼前最後の授業が終わるとクラスはイベント並みに騒がしくなる。

うちのクラスだけではないと思うが、やはり少し喧しいな。

ていうか最後、やっぱり超能力者っているの?

 

 

 

 

 

 

昨日に引き続き今日のお昼も丸山センパイと例の場所へ向かう為席を立つ。

 

 

 

 

 

 

 

美咲「あれ、比企谷くん。

今日もどこか行くの?」

 

 

 

 

 

八幡「……ん?あぁ、奥沢か。

まあお呼ばれされてるからな」

 

 

 

 

昼時間恒例ダンスパーティー(2人)

最近は連絡先を交換され、最初の方は『今日は来る??』とかだったのに今では、『今日も来てね!!』になってる。

まだ1週間ほどしか経ってないのに………

コミュ力が高いとこうなるものなのか。

丸山センパイ、コミュ力高そうには見えないんだけどな。

 

 

 

 

 

 

 

 

美咲「えっ!?

比企谷くん、今まで誰かと一緒に食べてたの!?」

 

 

 

 

 

八幡「え、そうだけど……そんなに驚かれるもんなの?』

 

 

 

 

 

友達いないとか思われてるなこれは。

舐めやがって。 

でも相手は友達ではないから正解ではあるのか……?

 

 

 

 

 

 

 

美咲「1人で食べたいからとか言って毎回お昼にどこか行ってるでしょ!?

だからこころとかもそんなに強引に止めてないんだよ?」

 

 

 

 

 

あー、前までは1人だったけど最近丸山センパイと知り合ったから今は1人ではないのか。

前者はぐうの音も出ないが、後者に限っては加減してたの??

今でも2日か3日に1回は拘束されて一緒にご飯食べてますけど!?

と言うかあなたもいるんだから知ってるよね?

 

 

 

 

 

美咲「………てるの?」

 

 

 

 

 

八幡「……えっ?

あー、すまん、声が小さくて何言ってるか聞こえないんだけど…?」

 

 

 

 

 

 

 

美咲「う……。

えーとさ、今までずっと同じ人と食べてるの…?」

 

 

 

 

 

八幡「え?

いや、今から会う人は最近知り合った人だけど…?

なん」

 

美咲「そ、そんな深い意味じゃないから!

比企谷くんが最初っから私たちに嘘ついて逃げ出してたかを確認したかっただけだから!」

 

 

 

 

 

 

八幡「あ、はい。すみませんでした。」

 

 

 

 

 

 

率直に謝れるのって才能だと思うんだ。

プライド高い人とかは自分は悪くないからとか、自分の不出来をすぐには認めずに、他人が、物が、環境が、どうたらこうたらと弁論を始める。

本当に1ミリも悪くないのなら仕方ないが、基本的にどちらにも非があるものだろう。

 

 

なので、今の俺は何で自分が悪いかは全くわからないけど、少なくとも奥沢がキレてるということは俺が無意識のうちに怒らせる何かをしてしまった可能性があるということだ。

 

 

 

 

 

 

 

美咲「……明日は私たちと食べるよね?」

 

 

 

 

八幡「まあ、そうだな。」

 

 

 

 

 

そうじゃないと弦巻がうるせーし。

 

 

 

 

 

 

美咲「……うん、わかった。」

 

 

 

 

 

 

八幡「お、おう……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

なんなんだ本当に…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

×××

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はぁ、なんか今日は精神的に少し疲れたぞ………

なぜか奥沢と別れたあと、廊下でばったり山吹に出会ったかと思ったらコイツもコイツで質問とかしてきたし………

 

 

 

 

 

『あ、比企谷くん。今日も外で食べるの?』

 

 

 

 

『おう、山吹か。』

 

 

 

 

 

 

『比企谷くん、こころ達と食べてない時いっつも外行ってるよね?』

 

 

 

 

 

『え、なんで知ってるの?

まあそうだけど』

 

 

 

 

『わ、わたしも着いていってもいいかな?

た、たまには他の人と食べるのも新鮮かなーって!!』

 

 

 

 

仲良しポピパ隊で毎日食べてるって聞いてるけど、新鮮さとか欲しいのか。

というかお前らたまに俺たちに混ざりに来るというか、こっちが混ざりに行ってるというか、弦巻が動くか戸山が動くかで結局週に1.2回は一緒に食べてるよね?

 

 

 

 

 

 

まあ俺1人なら別に良いんだけど丸山先輩がいるからなぁ。

しかもあの人ダンスしたり、歌うし。

急に知らない人来たら緊張とか色々あるだろうから、流石に断っとく方がいいか。

 

 

 

 

 

『あー、悪いな。

今日は俺1人ってわけじゃなくて連れの人がいるから、急に他の人呼ぶのもその……な?

まあ、気まずいだろうから今日はちょっとやめとくわ。』

 

 

 

 

『えっ?

比企谷くん1人で食べてるんじゃないの?』

 

 

 

 

あん?それはあれか?

さっきの奥沢といい喧嘩を売ってるとかではなくて純粋な気持ちで驚いてるんだよね?

なにそれ、全然間違ってないからって攻めれない。

 

 

 

 

 

 

『最近の事だけどな。

一緒に食べる人が出来たというか……

食べる場所が一緒だったというか……?』

 

 

 

 

 

 

 

『……そ、そうなんだ?

 

 

……ち、ちなみにその人って『…ん?あ、悪い、連絡が………げ、弦巻。

 

 

 

良し、これでいいか』

 

 

 

 

『じゃあ待たせてるかもしれないし、行くわ。」

 

 

 

 

 

『あっ、うん…………じゃあ、またね』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『……あぁ、それと』

 

 

 

 

『………?』

 

 

 

 

『明日は弦巻達と食べるから、ポピパ隊かお前だけでもどっちでも良いけど来れば?弦巻も呼びたいとか言ってたしな』

 

 

 

 

 

『……え、ほんとに?』

 

 

 

 

 

『いや、こんな嘘ついてどうするんだよ。

明日までに考えといてくれ、じゃ」

 

 

 

 

 

 

『…うんっ!わかった!

絶対行くからー!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポピパ隊とハロハピ1年組(たまに松原さんin)が一緒に食べると本当にうるさくなったりするから俺としては正直めんどくさかったりもするのだ、なんせ男子俺だけだし。

周囲の目線とかはまあ慣れてきたけどやっぱり肩身狭いところはある。

 

 

 

 

 

まあ何がともあれ、遅れてしまったかと思っていたがまだ丸山センパイは来てないみたいなので良しとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

×××

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

毎朝恒例今日のあさない、星座占いでは、俺は最下位だったので今日は何かと厄日なのでは?と、普段あまり占いの類を信じなくてもやっぱりちょっとは気にしちゃう!

 

 

ちなみに小町は6位とかいう微妙な順位で、あの可愛い小町も微妙な顔してた。可愛いけど。

 

 

 

 

 

 

まあ?

占いなんて信じたい人が信じ、信じない人は信じなければいいと思うんだよな。

 

 

 

 

今日の内容なんて、

 

 

 

『12位は獅子座のあなた!

ざーんねーん♪今日は苦手な人やさまざまなトラブルが襲いかかるかも!

いや、確実に襲いかかりまーす♪』

 

 

 

 

 

「「………」」

 

 

 

 

 

 

 

 

「こまち、こんなに断言してる占い初めて見たかも」

 

 

 

「あぁ。しかもなんでこの人ちょっと楽しそうなんだよ。

絶対獅子座じゃねーだろ、なんなら今日1位だったろコイツ」

 

 

 

 

このアナウンサーが占いを直接してるわけじゃないことはわかっているが、なぜか少しムカつく。

ずっと笑顔なところが誰かさんを思い出すからだろうか?

 

 

 

 

 

『そんな大変な1日を過ごす獅子座のラッキーアイテムは!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無敵の笑顔です♪

これで今日を乗り越えてくださいね!!』

 

 

 

 

 

 

「は???」

 

 

 

 

「お、お兄ちゃん落ち着いて!

その持ってるクッションを投げたってテレビにしか当たらないから!」

 

 

 

 

 

何が乗り越えてくたざいね!だ?あぁ??

つーか無敵の笑顔ってなんだよ、天才的なアイドル様なの?

一番星の生まれ変わりなの??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの朝のノリノリのアナウンサーの清々しい笑顔が脳裏に過ぎり少しイラッとする。

そもそも無敵の笑顔をラッキーアイテムって言わないだろ、本当に台本でやってんの?アドリブとかじゃないの?

 

 

 

 

 

朝の占いに対して文句の1つや2つ出てきた頃、人の話し声が聞こえてきた。

 

 

 

 

 

 

「だ、大丈夫だよ!彼はそんな人じゃないのー!」

 

 

「それでもよ。

いい?私たちはアイドルなの。

何かあってからじゃ遅いし、相手が下心からの接触とかもあるのよ」

 

 

 

 

 

 

何やら争ってる最中なのだろうか。

顔は角度的に絶対に見えないけど、声の大きさ的にこっちに近づいてるのがわかる。

でも何言ってるのかよく聞こえないし、なんか聞いたことある声してる。

 

 

……え、こんな人が通らないような場所で何すんの?喧嘩??

よくないですよ!

ていうかここにいるのバレたらとんでもなく気まずい空気になるのでは??

 

 

 

 

 

 

「そ、それにどちらかといえば私からお願いしたんだよ〜」

 

「私も一目見て大丈夫だと思ったら今後口は出さないから、ね?

そこの道曲がったところでしょ?」

 

 

 

 

 

 

え、やっぱりこっち来る。

ていうか丸山センパイの声だよな?

もう1人もどこかで聞いたことあるようなないような………

 

 

 

 

 

 

彩「ひ、比企谷くんっ!」

 

 

 

 

八幡「あ、はい。どうも。」

 

 

 

 

丸山センパイが若干焦りながら俺の名を呼ぶ。

走ってきたのだろう、息が上がってるし連れの人もまだ隣にはいない。  

 

 

 

 

彩「お、遅くなってごめんねっ!!?

そ、それと私の友達も一緒にお昼食べることになっちゃって……」

 

 

 

 

 

 

申し訳なさそうな表情で、両手を合わせてごめんなさいとしてくる丸山センパイ。

行動の一つ一つに感情が乗っていてすごいなと感心してしまった。

 

 

 

 

八幡「いや、全然大丈夫ですけど。

あ、それなら自分は移動しましょうか?

相手の人も気まずいですよね?」

 

 

 

 

まだ昼ご飯は食べ終わってはいないが、弁当だから片付ければ移動はできるし、まだ教室に帰ってから食べる時間だってある。

 

 

 

 

 

 

彩「え、えーと、、、そのことなんだけどね……?

比企谷君も一緒にというか、連れの子に会わせたいというか……」

 

 

 

 

 

 

八幡「……え?」

 

 

 

 

 

 

丸山センパイの声がどんどん小さくなっていき何かゴニョゴニョと聞こえるが、聞き間違いじゃなければ俺に会わせたい人?

どういうこと??

 

 

 

 

……はっ!?

もしかして彼氏!?

このお昼休憩で俺が絡んでるところをぶっ飛ばしにきたとか!?

 

 

 

いや待ておちちゅけよ!

確かに相手の話し声は女性の声だった。

つまり彼氏とかではないから怖いお兄さんとかではないはず。

 

 

 

 

 

彩「あ、でも安心して!

リアルで会ったことはないと思うけど、テレビで見たことある人だから!」

 

 

 

 

 

 

八幡「……はい???」

 

 

 

 

 

 

 

いきなり何を言ってるんだこのセンパイは。

リアルで会ったことないけどテレビで見たことある人?

え、それって所謂芸能人とかそういう有名な人?

 

そんな人聞いたことな……ん?有名な人??

 

 

 

 

 

彩「それじゃあ比企谷君、紹介するね!

千聖ちゃーん!来ていいよー!!」

 

 

 

死角になって見えていなかった連れの人が、丸山センパイから呼ばれて出てくる。

ていうか丸山センパイ今なんて言った?

 

 

 

 

 

 

千聖『比企谷君??」

 

 

 

八幡「千聖ちゃん??」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千聖「……………」

 

 

 

八幡「……………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彩「……あ、あれ?ふ、2人とも……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『12位は獅子座のあなた!

ざーんねーん♪今日は苦手な人やさまざまなトラブルが襲いかかるかも!

いや、確実に襲いかかりまーす♪』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千聖「まさか、貴方だったとはね……」

 

 

 

八幡「すみませんチェンジで。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千聖「……はい?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




読んでくれた方毎度ありがとうございます。お久しぶりでした。
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