なんでここにグリペンが!?

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学園ガーリー・エアフォース

蒼空を2つの機影が駆け抜けた。

 

色が派手だ。アグレッサー隊だ。

空を見上げるとまだ夏の残暑が残っていた。

そんな朝だった今日のHRで担任は言葉を発した。

 

「おーし、今日は転校生紹介すっぞー、よし、入れ。」

 

ガラガラガラ...は?

 

そこにはありえない光景が広がっていた。

 

「あ、慧」

「慧だー!」

「あら、慧さん。ごきげんよう」

「あ、慧さん、こんにちは」

「およっ、鳴谷 慧じゃん」

 

鳴谷 慧は唇をわなわな震わせながら叫んだ。

 

「ぐ、グリペン!?イーグル!?ファントム!?それにベルクトやライノ!?なんでお前らがここに!?」

 

✝︎ ✝︎ ✝︎

 

「じゃあ、自己紹介してもらおうかな」

 

鳴谷 慧が叫んだお陰で教室内はざわめいている。あの5人を変な目で皆は見ている。

何だこの髪は?ウィッグでも被ってるのか?という感じで。

 

「私は赤翼 遥(せきよく はるか)。よろしく」(JAS39D)

「私は黄鷲 真希(おうわし まき)!皆よろしくねー!」(F-15J)

「私は霊緑 司(れいりょく つかさ)です。皆さんよろしくお願い致します」(RF-4EJ)

「私は白川 由香(しろかわ ゆか)です。よろしくです」(Su-47)

「私は蜂谷 藍沙(ほうや あいさ)。よろしくねー」(F/A-18E)

 

ん?名前が違うぞ?放課後に聞こう。

 

「よーし、5人の席はあそ」

「「「慧(慧さん)〈鳴谷 慧〉の近くで」」」

「んじゃあ鳴谷の近くの人達、ちょいと避けてあげて、んで空いてるとこ座っといて」

「「「「「はーい」」」」」

 

はーい、じゃねえよ!俺の周りの人!素直に避けるな!

 

5人は俺の周りに着席する。

 

「やったー!慧と同じクラスだー!」

「いやお前ら、なんでここにいる!?」

「お父様から聞いていらっしゃらなかったのですか?」

「えっ、なに?八代通さん?」

なんだあのおっさん。何考えてここに編入させたのか?

というかイーグルよく編入試験受かったな!

「け、慧さん」

「ん?なんだベルクト?」

「この服とっても憧れてて、ほかの学校にもこういう服はあるんですか?」

「多分他にもあるぞ?というかお前、誘蛾灯の昨日は大丈夫なのかよ」

「ええ、それは大丈夫です。なんかよく考えたら邪魔なプログラム消せばいいよねって八代通さんが」

なんだそれ。俺のいままでの気持ちは?

「てかみんなさぁ、慧をなんで知っているの?あっ......」

明華さん、怖いです。

「これって俺がやってたこと全て言った方がいいのか?」

俺はファントムに助けを求める。

「全て洗いざらい吐いた方が良さそうですね。お父様のところに連れてった方がよろしいかと」

「ねー慧、何遊んでるの?イーグルも混ぜて混ぜてー!」

「ねえ、鳴谷 慧。ここのお昼ってハンバーガー出る?」

「遊んでないしハンバーガーは出ない!」

 

なんでこの5人は俺の学校に来たんだ?

 

 

昼休みの時間

 

4時間目のチャイムが鳴った。昼飯だ。

さて、グリペンはどうなるのであろう・・・

 

「は、遥ちゃん、一緒にお弁当食べない?」

クラスの女子は声を掛ける。

「慧と一緒に食べたいから、貴方達もこっちに...」

「あ、ああ、鳴谷君と食べるのね!じ、邪魔して悪かったね、今日は他の人と食べるね!ねえねえ、真希ちゃん、藍沙ちゃん、ご飯一緒に食べようよ。」

「私はいいよー!」

「私もー」

「「私は無視ですか(小声)」」

イーグルとライノは行ってしまう。

ファントムとベルクトはなんか言ってるが気にしない。

「おい、なーるーたーにー、弁当一緒に食おうぜ!」

クラスの男子は俺に話しかけてくる。

「おう、いいぞ」

「あ、け、慧、待って」

「どうした?」

「私も一緒に食べたい」

「お、おう」

「「慧さん!」」

「な、なんだい?」

「ちょっとまだ学校に不慣れなので...」

「お弁当一緒に食べて貰えますか?」

「ハーレム作る気なの?慧?」

絶対に違う。ハーレムなんか作らない。

「...俺と一緒にと言ってるけど、一緒に食べてもらっても大丈夫か?」

「ああ、俺は大丈夫だ」

よーし、んじゃいただきまー....えっ?

「せ、赤翼さん、お弁当の量が...」

「お前どんだけ持ってきてんだよ!?重箱って!?」

「え?」

「せ、赤翼さん、それ全部食べるの!?」

「うん」

「おい、グリペン、いくら大食いだからって持ってきすぎだ。今度8番ラーメン連れてってやるから重箱はやめようぜ?な?」

「本当?」

「おう、いいぞ」

「でも今日はこれ全部食べる」

「おい、鳴谷、なんであの転校生を知っているんだ?」

「え、ええと」

「なんであんな可愛い子達と知り合いなんだ?」

「フ、ファントム、助けて...」

「ご説明しましょう」

「お、おう」

「私たちは、人間では無いのです」

「「「は?」」」

何喋ってんだこいつ!?しかもあっさり言っちゃったし!?

「そう、私達は人間ではい」

グリペンはっきり言うなマジで。

 

2人のアニマたちは淡々と説明していく。

 

「えっと、つまり君たちは自動人形であった...ということ?」

 

「「そう」」

おい、ベルクト何関係なーいっていう顔して優雅に飯食ってんだよ。

「戸籍を所得して、一応誰がなんの名前か分かるように名前の1字と固有色が一致してるの」

グリペンはこう言う。

「なあ、その名前って誰がつけたんだ?」

「「「自分で」」」

....は?

「んじゃあなんでグリペンの名前は『遥』なんだ?八代通さんと被ってるじゃん」

「遥に名前貰ったの」

ああ、貰ったのか。なら...いいか。

「どーん!」

「痛っ!?おいこらっ、イーグル!」

「慧、何遊んでるの?混ぜて混ぜてー!」

「お前飯どうした」

「食べた!」

いや早いわ。もうちょっとゆっくり食え。

「鳴谷 慧、ハンバーガー食べたい」

「放課後にちゃんと食わしてやるから」

「ええー、待てないよー」

「いや待てよ。それくらい待てるだろ」

「だってここアメリカじゃないから...」

「いやそんな悲しむか?今度マック食わせてやるから」

 

時間が押していたので弁当を流しこんだ。

ちなみにグリペンはちゃんと重箱完食。怖い。

 

放課後

 

「遥ちゃん、なんか男子が呼び出してるよ?告白なんじゃない?」

「え、本当?」

「マジマジ」

「慧、どうしよう」

「俺も付いてけと?」

「うん」

しょうがねぇ、可愛いから許す。

「じゃあ断りに行くか」

「うん」

「ちょっと、あの二人良い感じの雰囲気出してない?鳴谷くんが珍しくかっこいい」

黙れお前らマジで。

「どこ行けばいいの?」

「校庭だって」

「うし、行くか」

 

校庭へ到着。多分あいつだな?

 

「あ、赤翼さん!」

グリペン見た途端笑顔になる。不愉快だ。

「赤翼 遥さん、貴方のこと一目惚れでした!付き合ってください!」

 

この人男だなー。尊敬するわ。

するとグリペンは、

 

「嫌だ、やめて。私には鳴谷 慧という大切な人がいる。鳴谷 慧という人以外に私の相棒は務まるわけがない」

 

えっ、グリペン?すげえ突き放してるみたいだけどそんなに俺のことを...

 

「慧、なんで泣くの?」

「いや、俺をそんなふうに思ってくれたんだなって思って」

「もう、こらっ、告白中に泣かないの」

「あ、あの、もう僕帰っても...」

「「いいですよ!!」」

 

✝︎ ✝︎ ✝︎

 

「慧、行こう」

「慧さん、行きましょう」

 

なんでこんな真夏に8番ラーメンなんていくの?暑くないか?ていうかなんで白川 由香(ベルクト)は付いてくる。何故だ?

 

「慧さん、私セーラー服結構好きなんですよ、セーラー服集めてみても大丈夫ですかね?」

「いや、各学校のセーラー服を集めるならそこの学校に入学しないと買えないよ」

「えっ、そうなんですか」

「そうだよ。知らなかった?」

「はい」

「ごめんよ、我慢してくれ」

「大丈夫です」

 

そして店に着く。席に座った瞬間グリペンが

「ラーメン大盛りと餃子を3つ」

勝手に頼みやがった。高いじゃないか。

5分もしないうちに商品は来る。

「いただきまーす」

うん、やっぱりこの味だ。落ち着くな。

「はい、慧。あーん」

「おう、ありがと」

...ん?俺は今何された?

「慧さん、あーん」

「あーん」

いやいやいやいやいやいやいやいや、俺は何をやっている。

「おいグリペン、そんなことやったせいで俺は恥ずかしいしベルクトが真似したじゃないか」

「えっ、慧?なんで喜ばないの?」

「いやなんで喜ぶんだ?」

確かに喜んじゃったけど。

「あれ、慧さん?なんで嬉しそうn...モガモゴ」

「黙った方がいい。慧が怒る」

そしてみんな無事完食する。

グリペンは3回も替え玉してた。怖い。


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