イナズマイレブン『黒山羊の意思』   作:mr.?

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降り掛かるプレッシャーに負けず、作者は筆をとりま……とりま……!!

頑張ります(震え声)


じゅうごわ

沖縄へとやってきた雷門の一同、彼らは沖縄にて目撃された『炎のストライカー』を見つけるためにこの地まで来た。

福岡にて、雷門出身の風丸と栗松の2人が自らの無力を嘆き、イナズマキャラバンを辞退してしまう。

失意の中僅かな希望を求めて沖縄の各地で聞き込みを開始することとなる。

 

猛暑の中、吹雪兄弟と土門の3人。

 

「あっちぃなぁ……」

 

「豪炎寺君だといいね」

 

「……俺がいりゃ十分だ」

 

「ハハ、そうかもな!……でも俺も久しぶりに会いたいぜ」

 

納得のいかない顔のアツヤに心配そうな顔の士郎、土門が爽やかながらどこか寂しげな表情を浮かべるのを見て少し罪悪感が湧くアツヤ。

そんな空気を変えようと士郎は。

 

「そういえば染岡君も豪炎寺が好きだったみたいだよね」

 

「アイツが認める程のストライカーだ、並大抵のやつじゃねェんだろうが……まぁ、俺には敵わないだろうがな……!」

 

「そうだな」

 

強がるアツヤに空気が読める男、土門。

そんな中突如響く口笛の音に3人は音の方向へと顔を向けるとそこには黒いシャツを着た紅い髪の少年がサッカーボール片手に立っていた。

 

「そのジャージ、雷門中だろ?」

 

「おう」

 

「なるほどねぇ……カッコイイじゃねぇか……俺の事探してたのって雷門中だったのか」

 

紅い髪の少年の言葉に疑問符が頭に浮かぶ3人、少年は少しずつ3人の元へと歩を進めて続ける。

 

「それって……宇宙人と戦うってことだろ?」

 

「……何を言ってるんだ?」

 

「君は?」

 

「俺は南雲晴矢(なぐもはるや)アンタらが探してる『炎のストライカー』って多分俺」

 

少年、晴也の言葉に衝撃を受ける3人、そして晴也は自信満々に告げるのだ。

 

「見せてやるよ、俺のシュート!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして場面は変わり、他の雷門メンバーは沖縄にて出会った凄腕のDFである土方のスカウトを行うものの。

彼は共働きの両親や弟と妹たちのためにと家を長くは離れられないと断られてしまう。

残念がる円堂たちに士郎の雷門の面々を呼ぶ声が届く。

 

「炎のストライカー、見つけたぜ!」

 

続く土門の言葉に雷門の面々は一瞬豪炎寺かと思い、視線を向けるものの3人の後ろから現れた紅い髪の少年を見て何人かが落胆の声を漏らす。

 

「ちゃうんか?」

 

「……まぁね」

 

まだ豪炎寺の存在を詳しくは知らない浦部の言葉に返す一之瀬の表情も何処か少し悲しげだ。

さらに土門も雷門の面々に混ざって一緒にいる割烹着を着た大柄な少年、土方を見て疑問の声をあげる。

 

「そいつは?」

 

「コイツは土方、この近くに住んでるらしくて色々と話を聞こうと思ってさ」

 

「どうも」

 

「どーもー」

 

「でもその必要は無さそうだよ、『炎のストライカー』はこの南雲くんだって!」

 

軽い挨拶を交わす土方と土門、そして士郎が晴也を指さして告げた言葉に驚愕する円堂と鬼道。

 

「つーわけで、俺は南雲晴矢……キャプテンの円堂守だろ?よろしくな」

 

「……あぁ、よろしく」

 

豪炎寺に会えると、本当に僅かな希望に賭けてこの地までやってきた雷門、その中でも1番期待していた円堂は少し悲しげだ。

 

「コイツ、俺達があちこち聞き回ってるの聞きつけて、自分から売り込んできたんだぜ!」

 

「あんた、この辺に住んでるの?」

 

「……まぁね」

 

土門の嬉しそうな声に対し、塔子はどこか怪しげだと簡単な質問を晴也にするが、晴也はどこかふてぶてしく答えた。

 

「ホントかぁ?」

 

晴也を覗き込むように見つめる土方、その表情はどこか怪しんでいるように見える。

急に土方の巨体とその顔が接近してきた晴也は驚きから思わず軽く仰け反ってしまう。

 

「この辺じゃ見ねぇ顔だなぁ……」

 

「俺もアンタを見たこと無ぇなぁ……?」

 

互いに睨み合う2人、それを見て小暮はどこか苦虫を噛み潰したような顔をしている。

それをみた音無が小暮に尋ねる。

 

「どうしたの?」

 

「匂う……やな感じの奴の匂い……」

 

「え?」

 

小暮の視線の先、そんな怪しむ視線をものともせず、晴也はボールを足先でリフティングのようにキープしている。

 

「見せてやれよさっきの!」

 

「強力なシュートだったよね!」

 

「……俺程じゃねェけどな……」

 

「……ただ見せるだけじゃ詰まらねぇよなぁ」

 

晴也を褒める2人と少し気に入らないが認めざるを得ない1人の声、晴也が呟いた言葉に鬼道が「と、いうと?」と疑問の声をあげる。

晴也はボールを蹴り上げるとそれをキャッチして、円堂へと再び視線を向ける。

 

「俺をテストしてくんねぇか?アンタらのチームに相応しいかどうか見定めてくれると嬉しいねぇ……!」

 

自信満々、といった表情で円堂を指差す晴也。

 

「雷門イレブンVS俺!どうよ?俺がアンタらから1点取れば俺の勝ち、テストに合格だ」

 

晴也の既に勝ち誇ったかのような表情に思わず苦笑いする雷門のマネージャーの秋(あき)と呆れた表情の塔子。

 

「テストしてくれって言う割に随分仕切るねぇ……」

 

「大した自信ね」

 

「自信があるから言ってんだ」

 

瞳子と晴也の間に火花が散っているのを知る者はおらず、瞳子監督が実は晴也の存在を知っている……更にはエイリア学園の生徒だと知っている事など露知らず。

 

「よしやろう、テスト」

 

「おー!なんか緊張するっス……!」

 

円堂の言葉に喜ばしいと声を上げる壁山。

そして円堂は立向居へと顔を向けると。

 

「立向居!」

 

「はい!」

 

「キーパー、やってみるか?」

 

「良いんですか……?!」

 

円堂の言葉にまずは驚く立向居だが、憧れの円堂からの言葉にすぐに歓喜の表情へと変わる。

 

「おっと、そりゃ無しだ」

 

突如挟まれた晴也の言葉に周りの面々の顔が渋くなる。

周りの視線が一気に晴也に集まる中、彼は気にせず言葉を紡ぐ。

 

「俺は宇宙人をやっつけた奴らとやりてぇんだ」

 

その言葉に流石に怪訝な表情になる円堂、たしかに晴也は円堂でも感じる程にやり過ぎな部分が多い。

 

「マジで頼むぜ……?」

 

彼の表情から、これが円堂への挑戦も兼ねている事を彼から察する円堂。

2人が真剣な表情で睨み合う。

円堂はまだ見ぬ彼の実力を見定めんと。

晴也は自分の実力を思い知らせんと。

 

場面は近所のグラウンドへと移る。

雷門イレブンはユニフォームへと着替えて晴也の希望通り立向居ではなく円堂をGKに目金をMFとして採用。

残念ながら立向居はベンチで待機。

それに対するは晴也1人のみ。

 

「準備はいいかねー?」

 

イナズマキャラバンの運転手を務め、更にはエイリア学園やその他の学校との試合では審判を務める壮年、古株(ふるかぶ)が声をかけると晴也は自信満々といった表情だ。

 

「んなもんとっくにできてるよ!」

 

彼の視線は既にゴールの円堂へと向いている。

 

「円堂……覚悟しな……!!」

 

晴也が軽くボールを蹴り出してテスト開始、雷門イレブンが一気に駆け出すと晴也は更にボールを宙へと蹴り出してそのボールに追従するように高く跳び上がる。

その姿に驚いた様子の面々、フィールドの目金が飛びましたよぉ?!!とオーバーリアクションするが、ここまで来るとオーバーとも言いにくくなってくる。

 

「こんなのさっきは見せなかったぜ……?!」

 

「っ!!」

 

土門が驚愕といった声音で叫び、アツヤも予想外の方法で抜かれた事に思わず舌打ちする。ベンチの面々も驚いたといった表情で彼のプレイを見守る。

 

「すげぇな」

 

「空中戦が得意なんでしょうか?」

 

先程まで怪訝な表情だった土方も素直に賞賛し、立向居は冷静にベンチから彼のプレイを少しでも見ようと表情は真剣そのもの。

そんな視線の先、空中からゴールの方向へと勢いよくボールを蹴り出す晴也、そのボールは必殺技でもないのにどこか炎のようなオーラを纏っていることからかなりの威力をもっているのだろう。

だが、そんなロングシュートを見逃す程雷門のディフェンスラインは甘くない……若干2名程は咄嗟に動けず狼狽していたが。

塔子はシュートコースへと割り込むと両手を軽く広げ、足元から巨大な塔が出現する。

 

「ザ・タワー!」

 

ザ・タワーにシュートがぶつかると思われた時、既に着地していた晴也が再度跳び上がると自らが放ったシュートに更に一撃を加えてセルフでの簡易ツインブースト、ザ・タワーを無理矢理打ち破る。

ザ・タワーを打ち破った直後のボールを目掛けて士郎が脚を踏み込めばその場から地面を這うように氷の道が現れボールへと迫る。

 

「アイスグランド……?!」

 

しかしボールは氷を避けるように上空へと軌道を変えた、恐らくは晴也が回転をかけていたのだろう。

一瞬の隙を見せてはしまったが士郎がボールを追って跳ぶ。

しかし、その一瞬が命取りとなり晴也が先に空中のボールをキープ、そのままゴールへと迫る。

ワンテンポ遅れた小暮と壁山が彼へと迫るが、晴也は再度空中へと跳び上がる。

彼のプレイを見たベンチから驚嘆の声が上がる。

 

「地面に足がついているより、跳んでる時間の方が長いかも……」

 

「ボールのコントロールも絶妙ですよ……!」

 

DF最後の2人を抜かした晴也はニヤリと笑うと。

 

「紅蓮の炎で焼き尽くしてやる……!」

 

またも空中へと高くボールを蹴り上げ、それに追従するかのように自身も高く跳ぶ。

オーバーヘッドキックの体勢へと移行するとまるで太陽のようなオーラが溢れ彼の脚からは炎が噴き出す。

 

「アトミックフレア……!」

 

紅蓮の炎……太陽の如きエネルギーを纏ったボールがゴールへと迫る。

円堂は来い!と叫ぶとエネルギーが円堂の周りを舞い、背後から黄金の魔神が現れる。

 

「マジン・ザ・ハンド!」

 

魔神の右腕がアトミックフレアへと振るわれるがあまりのエネルギーに耐えきれず魔神は掻き消え円堂を押し退けてゴールネットへと突き刺さる。

 

「……すげぇな南雲!」

 

自身の技を打ち破った晴也に対し円堂は悔しさや妬み等の感情より真っ先に賞賛が上がる、むしろ彼には妬みといった感情が湧くことはほぼないのだろう。

そんな彼の賞賛に当たり前だ!と勝ち誇った表情で晴也は更に続ける。

 

「俺が入れば宇宙人なんてイチコロなんだよ」

 

その圧倒的なパワーを伴ったシュートを見てベンチからも賞賛の声が上がる。

 

「まさに炎のパワー!」

 

「炎のシュートか……!」

 

「監督……!」

 

「豪炎寺くんじゃなかったけど、彼なら強力な戦力になりますね!」

 

雷門のマネージャーにして雷門中理事長の娘である夏未(なつみ)と同じくマネージャーの秋からの声に怪訝な表情のまま答えない瞳子。

彼女自身、晴也への対応に困っているようだ。

 

「テストは合格か?」

 

「勿論!うちのチームで一緒に戦おうぜ!よろしくな、南雲!」

 

円堂が笑顔で手を差し伸べるとそれに晴也が応じ、固く握手をする2人。

 

「マジン・ザ・ハンド……悪くねぇ……」

 

晴也が呟いた言葉に少し首を傾げる円堂、しかし晴也の心境を察する事も出来るわけなく。

 

「じゃあこれからはウチとアツヤを含めた3トップ?」

 

『FWは俺がいれば十分だ……アァッ?!』

 

浦部が漏らした言葉に同時に反応するアツヤと晴也、2人が睨み合う中感じ悪ーと目を細める浦部を尻目に円堂は瞳子の方へと歩を進める。

 

「監督!南雲をチームに入れます、良いですよね?」

 

「……」

 

その言葉に立ち上がる瞳子、その瞳は真っ直ぐに円堂の向こう、晴也へと向けられている。

 

「大きな戦力になる事は認めましょう、ただその前にいくつか質問があるわ……」

 

瞳子の言葉にいいぜ、と軽く返事をする晴也だが、その瞳は少し訝しむように瞳子へと向けられている。

 

「これから一緒に戦っていく以上、私にはあなたの身柄を預かる責任がある」

 

グラウンドへと歩を進め、晴也の近くへ。

 

「まずあなたはどこの学校の生徒なの?」

 

「……」

 

瞳子の質問に答えない晴也、その表情は苦虫を噛み潰したようで周囲に少し暗い空気が漂う。

瞳子自身、彼が永世学園と答えてくれればエイリア学園から離反なりなんなりスパイをしてくれている黒山羊秀子から事実確認を行うつもりではあった。

だがしかし、晴也自身が答える前にグラウンドに声が響く。

 

「エイリア学園だよ」

 

その声の方を見れば、グラウンドの照明の上にヒロト……否、グランが黄色い上着の私服姿でそこに立っていた。

 

「ヒロト……!!」

 

その声と姿に思わず駆け寄ろうとする円堂を引き留める鬼道、更に雷門イレブンの怪訝な視線が晴也へと向けられる。

 

「エイリア学園ってどういうことだよ?」

 

晴也の背後、塔子からかけられた声に対し晴也は舌打ちする。

瞳子も目の前の少年がエイリア学園からスパイとして送り込まれる所だったかもしれないと少し後ずさる。

 

「どういうつもりだ、ヒロト!!」

 

グランの視線が晴也へと突き刺さる、痺れを切らした彼はクソっと悪態をついてからグランへと向き直る。

 

「あーあー……ったく!邪魔すんなよグラン!」

 

「雷門イレブンに入り込んで、何をするつもりだったんだ?」

 

「俺はグランのお気に入りがどんな奴か見に来ただけだよ」

 

互いに睨み合う2人。

 

「騙されちゃ駄目だよ、円堂くん」

 

グランは照明の上から黒いサッカーボールを起動して晴也へと蹴り込む、晴也へと迫るボールに対して円堂は彼を庇うようにマジン・ザ・ハンドの構えをとる、が。

晴也はその円堂を飛び越えて黒いサッカーボールを空中へと蹴り返す、あまりの衝撃に風が舞い、渦が周囲を包む。

渦が消えた先、いつの間にか近未来的な……エイリア学園のような意向の紅いユニフォームに身を包んだ晴也がボールを空中にてキープ。

 

「あれは……!」

 

「エイリア学園!!」

 

そのまま空中でキープしたボールをグランへと蹴り返す晴也、そのボールには炎が纏われており、彼のシュートの威力を物語る。

だが、そのシュートを難なく蹴り返すグラン。

再度向かってきたボールを片脚で踏み潰すかのようにして抑え、その勢いのまま着地する晴也。

 

「南雲……お前」

 

「俺か……?」

 

土門の震えるような声に首を鳴らしてどこか苛立ち混じりに言葉を吐く晴也……否。

 

「こっちが本当の俺、バーンってんだ……覚えておきな」

 

「……バーン?」

 

円堂の呟きに対しバーンはニヤリと笑い、彼らしい自信満々といった表情のまま告げる。

 

「エイリア学園プロミネンスのキャプテンだ」

 

その言葉に小さな声でオウム返しのようにプロミネンスと呟く瞳子。

瞳子自身、彼女はジェネシス計画に関われる期間がほとんど無かったがために詳しいチーム関連の話は秀子からのメールのみであり、晴也がバーンとして活動してるのを見るのは初めてであった。

タツヤと風介(ふうすけ)の2人と競い合う間柄だった彼が2人への対抗心からエイリア学園を離反するという微かな希望が打ち砕かれた瞬間だった。

 

「グランよぉ……コイツらはジェミニストームを倒した、イプシロンとも引き分けた、お前らとやった後……まだまだ強くなるかもしれねぇ……だからどれだけ面白い奴らか近くで見てやろうと思った」

 

バーンは自らを親指で指しながら、グランへと挑発的な視線で言葉を続ける。

 

「俺は俺のやりたいようにやる……もし俺らの邪魔になるようなら……」

 

円堂へと視線の向きを変え、指差すバーン。

 

「潰すぜ……?お前より先になァ!」

 

その言葉に再度睨み合う2人、グランは照明の上からバーンに向かって飛び込み、一気に加速してバーンへと迫る。

彼の近くへと着地、その衝撃で砂埃が巻き上がり一瞬周囲を包むが更に衝撃波のように砂埃を吹き飛ばす。

 

「潰すと言ったな……それは得策じゃない、強いヤツは俺たちの仲間にしてもいい……違うか?」

 

「仲間……?こんな奴らをか?」

 

グラウンドにて再度睨み合う2人の会話に思わず、小さな声で仲間?と呟く円堂。

喋り過ぎたかとグランが視線を軽く円堂へと流すがそれを見たバーンはニヤリと笑うと大きく声を上げる。

 

「教えてやろうか?豪炎寺って野郎もなぁっ!」

 

「お喋りが過ぎるぞ……!!」

 

バーンの言葉に眉間に皺を寄せ更に強く睨むグラン、その表情に面白くないと言わんばかりに更に表情が険しくなるバーン。

 

「お前に言われたくねぇなぁ……?」

 

その瞬間ぶつかり合うマスターランクキャプテンの2人、黒いサッカーボールから発せられた強い光のせいで雷門の面々は思わず目を逸らしてしまう。

光が止んだその頃には、2人の姿は消えていた。

 

「……ジェネシスが最後じゃなかったのか……」

 

「……最初の襲撃事件で目撃されたエイリア学園のチームは4つ、更に今の話の内容から察するにジェネシスと同等のチームのようだが……」

 

「……あぁ、エイリア学園にはどれだけのチームがあるのか……」

 

「まだまだ戦っていかなきゃいけないんスねぇ……」

 

「……風丸さん、さっさと撤退して良かったかもね……」

 

悲壮感に包まれる雷門、最後の小暮の言葉に音無が小暮くん!と強めに窘める。

 

「炎のストライカーは奴じゃなかった……さぁ、また1から出直しだ!」

 

鬼道はこの重い空気を変えようと仕切るものの、急には変えられない……。

そんな彼らを見つめる人影が、近くの木陰に1つ。

フードを被ったその影は、どこか寂しげな表情を浮かべていた。

 




引き続き、作者の活動報告にて好きなイナイレキャラを募集しております。
期限は今のところ厳密には決めていませんが、この作品内でジェネシスとの試合が再度行われる時までには期限をちゃんと設けたいと思います。

再度、1度は禁止されている感想でのアンケート募集という行為をしてしまったこと謝罪致します。
これからもこの作品を読んでくださると、ありがたいです。
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