機動戦隊アイアンブラッドサーガー悪魔と少女と機甲ー   作:野生のムジナは語彙力がない

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あらすじ

3バカによる高橋夏美拉致作戦が決行される中、
三日月はベカスの言葉に迷いを感じていた。

そんな中、A.C.E.学園に宿敵『黒いバルバトス』の影が迫る。



それでは、続きをどうぞ……








第18話:進化するバルバトス

高橋夏美がA.C.E.学園を出たという報告があってから数十分後

 

樹海、長年放置された薄暗い別荘……

 

ニックは2階の窓にもたれ、目の前に広がる静寂と深淵に包まれた森を眺めていた。正確には、うっそうと生い茂る木々の隙間から見える、別荘へと続く道を……

 

その時、ニックの瞳が暗い夜道を照らす一筋の光を捉えた。

 

「ん……」

 

それは戦車のヘッドライトの光だった。

やがてそれは徐々に別荘へと迫り、一台の戦車が別荘の手前に姿をみせた。それは高橋重工製の『黒羽・烈火』で、機体に炎のエンブレムが入ったそれは、高橋家の令嬢である高橋夏美の専用機だった。

 

「来た!」

 

それを確認し、ニックは素早く一階へと移動した。

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

ダンスパーティー以降、すっかり意気投合したベカスと夏美は毎日のようにデートをした。

 

ベカスは家柄も良くない上に裕福というわけでもなかったが、夏美は絵に描いたような王子様役を演じる彼にどっぷりと惹かれていた。

 

 

 

そして1日前……

 

 

 

「夏美、明日舞踏会に招待されているんだ」

 

デートも終盤に差し掛かった頃、唐突にベカスはそう切り出した。

 

「君さえよければ、パートナーになってくれないか?」

 

「もちろん、喜んで〜」

 

夏美はベカスの申し入れを快く引き受け、嬉しそうに笑った。

 

「このことは二人だけのヒミツにしよう。君がパートナーだってことは内緒にして、後であっと驚かせてやりたいんだ」

 

そう言ってベカスは住所を書いたメモを夏美へと手渡した。

 

「うん! 誰にも言わない二人だけのヒミツね!」

 

夏美はメモをしまい、ベカスへと微笑みかけた。

明日を楽しみにしているという気持ちがその表情から伺えた。

 

 

 

そう、この時までは……

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

そして今……

戦車から降りた夏美は、目の前にそびえ立つ惨めな建物を見て怪訝そうな表情を浮かべた。

 

……場所を間違えたのか?

夏美は疑問を抱いたまま、古びた別荘に入り辺りを見回した。

 

どこもぼろぼろで、人の気配はなかった。

 

場所を間違えたのだと結論付け、立ち去ろうとした時、不意に部屋の陰から物音がした。

 

「誰かいるの?」

 

勇敢な夏美はすぐに逃げ出すようなことはせず、物音がした場所へと視線を向けて身構えた。

 

「久しぶりだな、夏美お嬢さん」

 

大きな影が、薄闇からにゅっと現れた。

 

「あなたは……この間の誘拐犯!」

 

ニックの姿を見た夏美は、本能的に危険を感じ、後ずさりする。

 

「え……」

 

その途中、夏美は背中に壁のような何かを感じてサッと振り返った。

 

「……ベカス先生?!」

 

「…………」

 

そこには淡々とした表情で夏美のことを見下ろすベカスの姿があった。

 

「ベカス先生……あなた、まさか……」

 

「…………」

 

戸惑いを隠せない夏美に、ベカスは何も答えなかった。

ベカス自身、罪悪感を押し殺すので精一杯だった

 

「い……いや! ねぇ……ウソよね? ウソだって言ってよ!」

 

夏美の瞳には涙が浮かんでいた。

 

「…………」

 

「そ……そんな」

 

長い沈黙が答えだった。

夏美は力が抜けたように床にへたり込んだ。

 

……と、突然

夏美は密かに忍ばせていたライターの音を響かせた。

 

「能力を使うつもりだ!」

 

ニックが叫ぶ

灼熱の炎が夏美の周囲に現れた。

 

 

 

「1.56秒遅い」

 

 

 

「……ッ」

 

しかし、いつのまにか背後へと忍び寄っていたドールに銃を突きつけられては仕方なく、夏美は能力を止めざるを得なかった。

 

「クリア」

夏美の手からライターを取り上げ、ドールは静かに呟く

 

「おいおい、そう怒らんでくれお嬢さん。俺たちは別にあんたのカラダが目当てってわけでも、身代金が目的ってわけでもねぇんだ」

 

ニックはそう言ってベカスのことをニヤリと見やり……

 

「あ〜、でもそこにいる男はカラダ目当てかもしれんがな?」

 

「……!」

 

ニックの言葉に、夏美は恐怖をたたえた視線をベカスへと向けた。彼女にとっては、今もこの男が襲いかかってくるとしか思えなかった。

 

「ニック……」

 

「ハッ、冗談だって」

 

ため息混じりにベカスが呟くと、ニックはその場の緊張をほぐすかのように肩をすくめてそう言った。

 

「そうそう、あんたのことを四六時中ずっと見守っていた護衛たちは来ねぇぜ? 今頃は学園に忍び込んだ……三日月ってやつが……」

 

「ニック!」

 

ベカスは強い口調でニックの言葉を止めた。

三日月の名前が出たことで夏美はハッとするも、やがて全てを察したのか、この場にいる全員から顔を背けた。

 

「……まあ、俺たちがここまでしてあんたをおびき寄せたのは、あんたに会いたいって人に頼まれたからだ」

 

「……あたしに会いたい人……誰?」

 

「あんたの実の両親さ」

 

「あたしの……実の両親?」

 

ニックの言葉に、夏美は思わず顔を上げた。

 

「そうだ。詳しいことは会ってから聞くんだな、俺たちが請け負ったのは、あんたらを引き合わせるところまでだからよ」

 

「……それだけ?」

 

「当然! 俺がそんな悪い奴に見えるか?」

 

ニックは口元を歪めて微笑んだ。

 

「安心しろ、君には指一本手出ししない」

 

ベカスはドールに銃を下げるよう指示を送り、わざと夏美から視線を逸らした。

 

「了解(ポジティブ)」

対象が脅威でなくなったと判断したのか、ドールは銃をしまい、それからライターを夏美へと返却した。

 

「最初から……そのつもりであたしに近づいたの?」

 

ライターを受け取りつつ、夏美は悲しい目でベカスを見つめた。

 

「……白馬の王子様なんて、おとぎ話の中だけだ」

 

「…………そう」

 

ベカスの言葉に、夏美は涙を堪えるかのように顔に手をやった。

 

「落ち込んでいるとこで悪いが、ちょいとばかしこれを見てくれないか?」

 

ニックはそう言ってポケットから一枚の写真を取り出した。それは以前、ベカスにも見せた写真だった。

 

「こいつらが俺たちの依頼人だ。見覚えは?」

 

「いえ……ないわ」

 

「あんたの実の両親だ。赤ん坊の頃は一緒に暮らしていたそうだが、本当に覚えていないのか?」

 

「いいえ、全く」

 

その言葉に、三人は同じ思いを抱いた。

……何かがおかしい

長年の傭兵としての直感がそう告げていた。

 

「……なぁベカス、何かおかしくねぇか?」

 

「ああ、どうやら三日月の言ってたことは本当の……」

 

ニックの言葉に、ベカスが頷きかけた時……

 

 

 

……パッ

 

 

 

ちょうどその時、別荘の外から強烈な光が差し込んだ。

 

「…………依頼人のお出ましか」

 

ベカスが視線を別荘の外に向けた時だった。

 

 

 

ドトドドドッ!!!

 

 

 

次の瞬間、強烈な銃弾の嵐に晒され、別荘は瞬く間に蜂の巣と化した。

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

別荘の外には、数機のBMが立っていた。

 

それは日ノ丸の時代劇に登場する忍者を思わせるように細く洗練されたシルエットで、その黒い装甲は深淵に包まれた森の風景に溶け込むための装束にも似ていた。

 

黒いBMたちはそれぞれ刀やカマ、双剣を所持しており、さらに両肩には牽制用の機関銃が搭載されていた。

 

その内の一機が、つい先ほど蜂の巣にした別荘へと向かい、瓦礫の山を調べ始めた。

 

生命の痕跡など何一つない、静まり返った空間。

 

「…………?」

 

瓦礫を調べていた黒い機体のパイロットは、その中から自分を捉える視線を感じた。

 

「…………あっ!」

 

やがてパイロットはその正体にハッと気づいた。

それがBMのメインカメラだったことに気づいた時にはもう遅く……

 

次の瞬間、瓦礫の山から青い機体が飛び出したかと思うと、黒い機体が反応するよりも早く、巨大なショットガンをその操縦席へ突きつけた。

 

「おい! お前らは一体何者だ?」

 

ニックは自分の無線を無理やり相手の回線に割り込ませて怒鳴りつけた。

 

「…………」

 

しかし、相手は何も答えることなく両肩の機関銃をニックへと向けた。

 

「ふざけんなッッッ!」

 

ニックはショットガンを発砲。

至近距離で放たれた散弾がコックピット手前て炸裂し、パイロットの体をズタズタに引き裂きながら貫徹。背中から鮮血混じりの鋼鉄を吹き出しながら、黒い機体は爆発四散した。

 

「てめぇら、俺たちを怒らせたらタダじゃおかねぇぞ!」

 

爆炎に包まれながら、ニックは機体のスピーカーから憤怒の叫びを放った。その言葉に反応するかのように、ベカスの乗るウァサゴとドールの乗る青い機体も瓦礫の中から姿を現した。

 

「…………」

 

しかし、黒い機体たちはその姿に萎縮する様子を見せることなく、機関銃による鎮圧射撃を行おうとして……

 

「0.63秒遅い」

 

「ファイア!」

 

ドールの狙撃、続いてベガスの一斉射撃によって機体を貫かれ、黒い機体たちは次々と爆発四散した。

 

「…………」

 

しかし、撃墜された機体の間を埋めるかのように、森の奥からさらに数機、黒い機体が三人の前へと姿を現わす。

 

「ハッ、いいぜ!」

 

ニックは不敵に笑い……それから両腕のショットガンを勢いよく振り上げ

 

「いくらでもかかってこいよ!クソ野郎ども!」

 

黒い機体の群れの中へ連射した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

機動戦隊アイアンブラッドサーガ

第18話:「進化するバルバトス」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同時刻……

A.C.E.学園 ゲートA(正面ゲート)

 

 

 

今まさに、A.C.E.学園の入口は地獄絵図と化していた。

 

至る所から火の手が上がり、地獄の炎を思わせるそれはつい先ほどまで深い闇に包まれていた夜空を赤く照らしていた。

 

地面には最早原型を留めていない程に大破したBMの骸。数十機分の亡骸は、絨毯のように地面に敷き詰められていた。

 

その中心には、黒い巨人の姿

 

『…………』

 

黒い巨人は何も言葉を発することなく、振り上げた巨大なバスターソードからパッと手を離した。

 

ぐしゃり……

それだけで、黒い巨人の足元で必死にもがいていた警備部隊のBMは、簡単に押し潰されてしまった。

 

突如としてA.C.E.学園へと襲来したその機体……コードネーム『ファントム』こと『黒いバルバトス』は、あっという間にA.C.E.学園の警備にあたっていた特殊部隊のBM隊を撃滅してみせ、さらに騒ぎを聞きつけ駆けつけた警察機関のBM隊すら一蹴し、業火に機体を焼かれるのも御構いなしというように佇んでいた。

 

A.C.E.学園を守るはずの警備部隊と警察は文字通り全滅した。

最早、A.C.E.学園を守る者はいない

 

しかし、そんな中でもたった一機……

唯一、生き残っている警備部隊の機体があった。

 

 

 

黒いバルバトスと対峙するその水色の機体の名は

『軍曹』

高橋重工製の量産型BMだった。

 

 

 

しかし、その機体もまた黒いバルバトスの攻撃を受け満身創痍に陥っていた。四肢の欠損こそないものの所々傷だらけの状態で、メインウェポンである二丁の機関銃の内一丁は消失、肩部のミサイルランチャーも弾切れを起こしていた。

 

「……おい」

 

軍曹のパイロットは機体のスピーカーを介して黒いバルバトスへと呼びかけた。

 

「お前の相手は俺だろ?」

 

しかし、その声は警備部隊の隊員にしては若干の幼さが含まれていた。

 

『…………』

 

その声に反応するかのように、黒いバルバトスは視線を軍曹へと向けた。

 

「なら……俺をやれよ」

 

軍曹のコックピットで、そのパイロット……三日月は込み上げてくる感情を抑えながらそう言い放った。

 

黒いバルバトスの接近を事前に探知していた三日月は、警備部隊が出動をかける前に地下格納庫から機体と武装を拝借し、黒いバルバトスを迎え撃つべくA.C.E.学園の入口へと展開していた。

 

それから数分の間、警備部隊に混じって激闘を繰り広げたものの、初めて使う量産型BMでは黒いバルバトスには全く歯が立たず、気づいた時には一人になっていた。

 

『…………』

黒いバルバトスはそこでようやく三日月の存在に気づいたのか、口元をぐにゃりと歪めた。

 

「何がそんなに面白いの」

 

『…………』

 

しかし、黒いバルバトスは三日月の問いかけに答えることなく……

 

「ッ!」

 

バスターソードを引き上げ、そのまま一直線に三日月の元へと襲来。

 

三日月は手にした機関銃で黒いバルバトスを迎撃するも、威力の低い量産型の火器では黒いバルバトスに傷一つつかない。

 

あっという間に三日月の眼前へと迫り、黒いバルバトスはバスターソードを振り上げた。

 

「……チィ」

 

三日月は間一髪のところで振り下ろされた斬撃を回避するも、完璧には避けることが出来ず、機関銃が真っ二つに切断されてしまった。

 

「ぐぁ……」

 

さらに、振り下ろされた衝撃によって発生した風圧により、軍曹は一時的に制御不能に陥ってしまう。

 

それを見た黒いバルバトスは、わざわざ三日月が軍曹を立て直すのを見計らってから機体の腹部に蹴りを入れた。

 

三日月は咄嗟に鉄くず同然の機関銃を捨て、刀を引き抜いて防御しようとするも、しかし黒いバルバトスの圧倒的なパワーに押されてしまい、大きく吹き飛ばされてしまった。

 

「…………遊んでる?」

 

本来であればいつやられてもおかしくないといった状況にもかかわらず、未だ生きていることを不思議に思い、三日月はそう呟いた。

 

圧倒的な戦闘力の差を感じながらも、しかし三日月は諦めようとはしなかった。

傷だらけの軍曹に刀を構えさせ、その切っ先を黒いバルバトスへと向ける。

 

「馬鹿にしないで」

 

そう言って脚部のローラーとブースターを用いて軍曹をダッシュさせる。

シンプルな機構を持つ量産型の軍曹では、バルバトスや光子の月影がやっていたような精密な剣技を披露することはできない。だからこそ三日月は、この一撃にかけることにした。

 

黒いバルバトスの横をすり抜けると同時に、斬撃を浴びせる。

……それが今の三日月にできる、最善の攻撃手段だった。

 

しかし、そんな生半可な攻撃が黒いバルバトスに通用する筈もなく……

 

『…………』

 

黒いバルバトスは高速で接近する軍曹の斬撃を難なく回避すると……お返しとばかりに、左腕に生えた鋭い爪で軍曹を斬りつけた。

 

あえなく切断される軍曹の左腕、

所持していた刀が宙を舞う。

 

 

 

そして、三日月が乗る軍曹は全ての武装を失った。

 

 

 

……が、そこで何を思ったのか、

三日月は軍曹をダッシュさせたまま、警備部隊の残骸が積み重なった山へと飛び込んだ。

 

それは誰がどう見てもルーキーの動き……

いや、三日月はあえてそう見えるようにしていた。

 

三日月はその途中で地面に落ちていたあるものを掴み取り、転倒する風を装って着地し、素早く反転……

 

それは斬撃を回避され、逆に斬りつけられるところまで織り込み済みの行動だった。拾ったそれを左腕で構え、その銃口を黒いバルバトスへと向ける。

 

 

 

「これなら!」

 

 

 

三日月が拾ったもの、それは警備部隊の隊長が使っていた『重曹軍曹』に搭載された主砲だった。

 

 

 

敵は明らかに油断している、やるなら今しかない

轟音と共に主砲から発射された榴弾が、黒いバルバトスに着弾。激しい爆炎に包まれた。

 

 

 

「……チッ」

 

しかし、それでもなお三日月の表情は優れなかった。

 

 

 

「やっぱり……ダメか……」

 

 

 

その言葉通り、爆炎の間から黒いバルバトスがゆっくりと姿を現した。榴弾の直撃を受けたにもかかわらず、全くの無傷の状態で……

 

三日月は再度トリガーを引いてみるも……

カチ……カチ……

左腕の主砲からは弾切れを知らせる無機質な音が響くだけだった。

 

次の瞬間、軍曹の左肩から先が消失した。黒いバルバトスは左腕の機関砲を下ろし、それから膝をつく軍曹の元に歩み寄り、バスターソードを振り上げた。

 

 

 

……ここまでか

抵抗する手段を失った三日月は、目を閉じた。

 

 

 

そして、今まさにバスターソードが振り下ろされようとしたその時だった……

 

『!』

 

突如として飛来した無数の銃弾が、黒いバルバトスの表面で火花を散らした。

 

「え?」

 

思いもよらないその展開に、三日月は呆然とする

 

見ると、いつのまにかA.C.E.学園の地下格納庫へと通じるハッチが開き、中から突撃銃などで武装した十数機の『武士』が飛び出し、ゲートの前へと展開していた。

 

「三日月くん! そいつから離れて!」

 

「……!」

 

武士の内、肩に青い塗装が施された機体からそう呼びかけられ、三日月は我に返った。

黒いバルバトスは銃弾を受けながらも、軍曹を叩き潰すべく左腕の爪を振り上げている。

 

三日月は軍曹に残された最後の武装、頭部バルカン砲を発射して黒いバルバトスの視界を一時的に妨げると、すかさずブースターを吹かせてゲート前へと後退した。

 

「三日月くん! 大丈夫」

 

「うん。ありがとう、エリカ教官」

 

青い武士の隣に着地した三日月は、短く礼を言った。

 

「……そう。色々と言いたいことはあるけれど、貴方が無事でよかったわ。とにかく、ここは私たちに任せて三日月くんは避難して頂戴!」

 

まるで三日月のことを守るかのように、エリカはその前面に出て、三日月に撤退を促した。

 

「ごめん、それは無理」

 

「え?」

 

「だって、あの黒い機体の狙いは俺だから」

 

三日月は両腕を失った軍曹を操り、エリカの脇を通り抜けようとする。

 

「これ以上、俺なんかの為に誰かが死ぬ必要はない。だから、ここで俺が死ねばそれで全て終わる……」

 

「ふざけないで!」

 

その瞬間、エリカの口から普段の穏やかな彼女からは想像もつかないような厳しい声が放たれた。

 

「え?」

 

その声に驚いた三日月だったが、さらにエリカの武士に背中を掴まれ、性能面で遥かに劣る軍曹は身動きが取れなくなってしまう。

 

 

 

「貴方にどんな事情があろうとも、生徒を守るのは先生の役目です!」

 

 

 

エリカは機体のメインカメラ越しに三日月の軍曹を見つめ、それからいつもの穏やかな教員の顔に戻り……

 

「大丈夫……必ず、貴方のことを守ってみせるわ」

 

優しく、三日月へと呼びかけた。

 

「エリカ教官の言う通りだ」

 

その言葉と共に、ハッチから勢いよく飛び出した影が二人の前へと華麗に着地した。

 

「佐々木さん!」

 

トリコロールカラーのその機体……改修が施された月影を見て、エリカはそのパイロットが誰かを一瞬で理解した。

 

「三日月。ここは私たちに任せてあなたは行きなさい」

 

月影に乗った光子は三日月の前に立ち、背中の刀を引き抜いて黒いバルバトスを真っ直ぐに見つめた。

 

「五十嵐が待っています。さあ、早く!」

 

「ん……わかった」

 

三日月は軍曹のブースターを吹かせて機体を跳躍させ、地下へと通じるハッチへと移動を始めた。

 

 

 

「ここは任せるね、光子」

 

 

 

「フッ……やっと、私の名前を覚えてくれたか」

 

 

 

三日月の言葉に小さく笑う光子

だが、黒いバルバトスは三日月の撤退を易々と見逃すほど甘くはなかった。

 

素早い動きで教員たちが操る武士を翻弄しつつ、撤退中の軍曹へ機関砲を向け……発砲

 

「ああ!」

 

 

 

放たれた砲弾が軍曹に着弾するのを見て、エリカは悲鳴をあげた。

 

 

 

だが、幸いにも武士の妨害により当初の狙いからは逸れ、軍曹は左足を失ったものの、三日月は無事にハッチへと降り立つことができた。

 

すぐさまカタパルトが稼働し、三日月の軍曹は奈落の底へ吸い込まれるように地下格納庫へと消えていった。

 

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

 

 

A.C.E.学園 地下第1格納庫

 

「三日月さん!」

 

三日月の戦闘を地下から見守っていた真希は、地上から運ばれてきた軍曹を見て駆け寄らずにはいられなかった。

 

水色の装甲は傷だらけになり、両腕と左足を失って静かに横たわっていた。

 

「三日月さん!」

 

軍曹のコックピットハッチを外から手動で開放すると、操縦席から三日月が転がり落ちるように飛び出してきた。

 

黒いバルバトスとの戦闘で憔悴しきっていた三日月は意識を失っていた。真希は慌ててその体を抱き止め、声をかけると、三日月はゆっくりと瞼を開けた。

 

「あれ、メガネの人?」

 

「三日月さん! 大丈夫ですか」

 

「うん……俺は大丈夫だけど、っていうか……」

 

その瞬間、地上ではまだ激戦が続いているのだろう。戦闘の余波で生じた大きな揺れが二人を襲った。

 

「ああ……そっか」

 

その揺れに耐えながら、三日月はやるべきことを思い出し、目を覚ました直後でぼんやりとしていた意識を完全に覚醒させた。

 

「ねえ、メガネの人。バルバトスどこ?」

 

「…………」

 

「メガネの人?」

 

「まだ、戦うんですか」

 

真希は恐る恐る三日月へと尋ねた。

 

「当たり前じゃん。戦うことは、俺の役目だから」

 

「でも! もう三日月さんは十分に戦ったじゃないですか! これ以上、戦う必要なんてないですよ!」

 

「十分に戦ったかどうか……それを決めるのは、真希じゃなくて、俺だよ」

 

「!」

 

言葉を失う真希、三日月は優しく言葉を続ける。

 

「自分のことは自分で決める。戦いも、生き方も……大丈夫、俺は死なない。そのために、今日まで努力を積み重ねてきたから」

 

「三日月さん……」

 

大破した軍曹の前で、二人はお互いに見つめ合った。

 

『あー……イイ雰囲気のところで悪いんだケド、そこのお二人さん?』

 

するとどこからともなくそんな声が響き渡った。

 

二人が声のする方向を見上げると、格納庫の隅にスピーカー付きの監視カメラが設置されていた。

 

「え……あ、風紀委員さん!? こ……これは違うんです! 私たち、決してそんな関係じゃ……」

 

顔を真っ赤にして慌てる真希。

 

『あー……はいはい、わかったから少し落ち着きなさい』

 

カメラで二人の様子を伺っているのであろう五十嵐命美はそう言ってため息をついた。落ち着いたのを見計らって言葉を続ける。

 

『三日月くん、お待たせ。こっちは準備完了よ』

 

「そっか、ありがと」

 

『うん。そして小林さん、悪いんだけど三日月くんを私のところまで案内してもらえるかしら?』

 

「わ、分かりました」

 

真希は小さくため息をつき……

「こっちです」

と、三日月と共に移動を始めた。

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

第7テスト室

 

 

 

テスト室のハンガーに収まったバルバトス

 

 

 

しかし、その胴体には第6形態の時に使っていたものに似た増加装甲が取り付けられており、バルバトスは以前にも増して重装甲となっていた。

 

 

 

そして何よりも特徴的だったのが、バルバトスの背中に取り付けられた突起物。片側に大型1、小型2……左右合わせて6基のドローン砲『光輪』を装備したその姿は、まさに赤い翼を広げた白い悪魔のようだった。

 

 

 

また、両肩にはドローン砲の稼働に必要な電力が内蔵されたバッテリーパックとそれを保護するアーマーが搭載されており、胴体の装甲とは電力供給用のチューブで繋がっていた。

 

 

 

「三日月くん、ドローン砲の使い方だけど……」

 

改修されたバルバトスに乗り込んだ三日月は、コックピットの中で命美の説明を受けていた。

 

「前にも言ったけど、ドローン砲を使うのに何か特別な訓練をする必要はないわ。外付けのコントローラーを用意したからこれを使って……」

 

命美は長々とドローン用コントローラーの説明を始めた。そのうち意味のわからない専門用語を口にし始めたので、

「ねぇ、まだ終わらないの?」

と愚痴をこぼすと、命美は小さく咳をして操作方法を要約し、三日月へと伝え直した。

 

「……とまあ、こんなところね。理解できたかしら?」

 

「うん、まあ何となくね」

 

三日月の返事を聞いて、命美は満足したように微笑んだ。

 

「ところで、この子の名前は?」

 

「え? バルバトスだけど」

 

 

 

「それじゃあ、この子は今日から『バルバトス・神威』ね!」

 

 

 

「は?」

 

勝手に変な名前をつけられ怪訝そうに見上げる三日月に、しかし命美は微笑みを浮かべるばかりだった。仕方ないと言ったように三日月は小さくため息をついた。

 

「っていうか……神威ってどういう意味なの?」

 

「うーん……そうねぇ、確か日ノ丸の絶滅言語を元にしているらしいから詳しくは知らないのだけど、『神の威力』もしくは『神の威光』という意味があると聞いたことがあるわ」

 

「神? ふーん……そっか」

 

興味深そうに命美の言葉を聞き流しつつ、三日月はナツメヤシの実を口にした。

 

「それじゃあ、もう行くわね」

 

そう言って命美はコックピットから抜け出し、

「あ、そうそう……」

三日月へと振り返り……

 

「せっかく取り付けてあげたんだから、壊しちゃダメよ?」

 

最後にそれだけ言って、命美はコックピットから姿を消した。

 

 

 

「ねぇ、バルバトス……」

 

三日月はコックピットを閉じ、暗闇に包まれた中でバルバトスへと問いかける。

 

「俺はやるよ……お前はどうだ?」

 

その瞬間、三日月の言葉を肯定するかのようにバルバトスが起動した。無機質なその体躯からは得体の知れないアトモスフィアが放たれ、モスグリーン色の両目が力強く輝いた。

 

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

 

 

A.C.E.学園 ゲートA

 

三日月がバルバトスを起動している数分間……たった数分の間で、黒いバルバトスは数で勝るA.C.E.学園の教官たちを圧倒していた。

 

全部で13機いた武士はたった一機を残して戦闘不能。残っているのはエリカの乗る武士と光子の月影、それと増援のBMが1機だけだった。

 

 

 

ギギギギギ……バギィ……

 

 

 

そしてまた新たな犠牲者が生まれた。

 

 

 

鈍い騒音を響かせ、崑崙研究所製の近距離型BM『巨闕改』は黒いバルバトスとの力比べに負け、両腕を引きちぎられてしまった。

 

 

 

『…………』

 

 

 

しかしそれだけでは飽き足らず、巨大な豪腕で巨闕改の胴体を掴んで高く掲げ上げると、鋭い爪で上半身と下半身を両断し、まるでメデューサの首を掲げるペルセウスの如く、勝ち誇ったようにニヤリとしてみせた。

 

 

 

「ローザ先生ッッッ! この!」

 

 

 

エリカは黒いバルバトスめがけて突撃銃を連射する。

 

「なんで……なんで当たらないの!?」

 

しかし、放たれた銃弾が黒いバルバトスへと到達することはなかった。まるで見えない壁に阻まれているかのように、銃弾は空中で受け止められていた。

 

それが近年になってソロモン工業が復元に成功した未知の防御システム『FSフィールド』であることを知る者はいない。

 

「くっ……ならば!」

 

しかし、戦いの中で黒い機体を守る謎のバリアーが格闘攻撃までは防ぎきれないことを見抜いた光子は、機体を黒いバルバトスめがけて突撃させた。

 

「ローザ教官を離せッッッ!!」

 

並の者なら回避どころか防御すらままならない、電光石火の一撃

 

しかし、黒いバルバトスは少し体を傾けるだけの動きでそれを難なく回避し、一瞬のうちに光子の背後へと回り込んだ。

 

「な!」

 

光子が機体を反転させた時にはすでに遅く、まるで「返すぞ」と言わんばかりに投げつけられた巨闕の上半身が目前にまで迫っていた。

 

「ぐああああっ」

 

勢いよく投げつけられたそれが直撃し、月影は大きく吹き飛ばされてしまう。

 

「佐々木さん!」

 

エリカの悲痛な叫びが戦場に響き渡った。

 

「く……まだ……」

 

フレームを軋ませながら、光子は刀を支えにしてヨロヨロと機体を立ち上がらせた。

 

そんな光子へと迫る、黒いバルバトスの凶刃……

 

 

 

「巖流・燕返し!」

 

 

 

巨大な刃が月影を捉えようとしたまさにその瞬間、忽然と月影の姿がその場からかき消え、斬撃は空を切った。

 

『……?』

 

これには流石の黒いバルバトスも驚きを隠せなかったのか、消えた月影の行方を追うように顔を上げた。

 

「貰った!」

 

一瞬にして黒いバルバトスの背後へ回り込んだ光子は、ガラ空きになったその背中めがけて薙ぎ払いによる一撃を叩き込もうとして……

 

「な!?」

 

まるでその技を見知っていたと言わんばかりに、黒いバルバトスは瞬時に反転し、鋭い爪で刀を受け止めてしまった。

 

 

 

「防がれた!? 初見で!?」

 

 

 

刀を受け止めたその状態から、黒いバルバトスは回し蹴りを放とうと踏み込み……

 

「まただ!」

 

いち早くそれを察知した光子は黒いバルバトスめがけて体当たりをしかけて蹴りを防ぎ、それから後方へ大きく跳躍して距離をとった後……

 

 

 

「巖流・燕の閃き!」

 

 

 

一瞬にして亜光速に至る月影。

 

今に至るまでに数多の対戦相手を屠ってきた電光石火の斬撃に対し、黒いバルバトスはバスターソードを斜めに構え、盾代わりにしてその猛攻に耐える。

 

超高速で動き回る月影の動きについていくことができず、これには流石の黒いバルバトスも防戦一方になるしかなかった。

だが、黒いバルバトスは飛来する月影の斬撃を的確に受け流し、受けるダメージを最小限に抑えている。

 

「硬い……ならば!」

 

『…………!』

 

光子は黒いバルバトスの胴体を狙うのではなく、盾代わりにしているバスターソードを持つ腕を斬りつけた。果たして、その目論見は上手くいき、黒いバルバトスはバスターソードを取り落としてしまった。

 

「そこおッッッ!!!」

 

突撃の後、折り返した光子は……刀の切っ先を黒いバルバトスの胴体へ向け、最後の刺突を繰り出した。

 

格闘武器では世界最高峰とまで呼ばれた日ノ丸製の刀に、光子は最高のスピードと月影のフルパワー、そして自らの技量を相乗した。

 

それは光子にとっても過去最高の一撃になるはずだった……だが……

 

 

 

ギ…………ッッッ

 

 

 

「…………!」

 

光子の刺突が黒いバルバトスへ届くことはなかった。

 

『…………』

 

驚くべきことに、黒いバルバトスは左腕の爪で刀の先端を摘まみ取ってしまった。たったそれだけで、光子にとって最高の一撃はいとも簡単に受け止められてしまったのだ。

 

やがて燕の閃きが限界時間を迎え、月影の動きが通常のそれへと戻る。

 

『…………』

 

それを見て、黒いバルバトスはニヤリと笑い……左腕を振って月影から刀を取り上げ、勢いそのまま巨大な剛腕を振りかぶり……

 

ーーー!

次の瞬間、激しい破砕音が響き渡った。

月影のみぞおちへと叩きつけられた拳は、装甲を押し潰し、フレームをへし折り、機体を真っ二つにしてしまった。

 

なす術なく地面に転がる月影の上半身。

上半身を失ってもなおバランスを保っている下半身は、自分の身に何が起きたのか理解できていないとでも言いたげに、その二本の脚で地面を踏みしめていた。

 

「佐々木さんッッッ!?」

 

悲惨な光景を目の当たりにして、エリカは悲鳴をあげた。

 

黒いバルバトスは奪った月影の刀をへし折って投げ捨てると、続いて地面に落ちたバスターソードを拾い上げ、倒れて動かなくなった月影にとどめを刺そうと接近する。

 

「させない!」

 

エリカは突撃銃を槍のように持ち、黒いバルバトスへと武士を突貫させた。突撃銃の先端には高強度の銃剣が装備されている。

 

「はああああ!」

 

気迫のこもった一撃

……しかし、黒いバルバトスは体を僅かに傾けるだけの動きでそれを回避し、逆に武士へミドルキックをお見舞いした。

 

「きゃああああ!?」

 

大きく吹き飛ばされる武士、地面を弾み、学園のゲートへと叩きつけられてようやく止まった。

 

「ぐ……ああああ……」

 

大量のスパークが走る操縦席。叩きつけられた衝撃によって脳震盪を起こし意識が朦朧とする中、エリカは黒いバルバトスが月影の下半身を蹴り飛ばすのを目撃した。

 

「……あ……」

 

黒いバルバトスは今度こそ月影のパイロットを仕留めようと腕を振り上げた。そして……その光景はエリカにとって、かつて経験した悲惨な過去を彼女の脳裏へと引きずり出すのに十分なほどの衝撃を与えた。

 

 

 

エリカはフラッシュバックを引き起こしていた。光子に迫る黒いバルバトスの姿が、生徒と同僚を失った『あの日の光景』を呼び覚ましてしまったのだ。

 

かつてエリカは合衆国の軍人であった。当時、訓練基地にて機甲部隊の教官を務め『鬼教官』とまで呼ばれていた彼女だったが……ある日、突然の敵襲により一瞬にして全ての生徒と同僚を失い、たった一人生き残ってしまったという悲惨な過去を持っていた。

 

激しいトラウマを抱えた彼女は戦場から逃れ、平和な日ノ丸で今の穏やかで優しい教官としての立場にありついたのだが、サバイバーズ・ギルトによる罪悪感という心の闇を抱えたまま、それでも学園のカウンセラーとして、かつて自分の生徒たちにしてあげられなかったことをA.C.E.学園の生徒たちにしてあげようと、ここまで前向きに生きてきた。

 

 

 

(動いて……動いてよッッッ!!!)

 

過去の出来事に抗うように操縦桿を捻るが、限界を迎えた武士は何の反応もみせない。

 

(そんな…………あ……)

 

見上げると、黒いバルバトスは月影の上半身へと狙いを定めていた。

 

(私は……また、失うの?)

 

黒いバルバトスは左腕を構える。

 

(そんなの……イヤ……!)

 

機関砲の砲身が、無機質な光を放つ。

 

(もう……悲劇なんて沢山よ!)

 

エリカには、この一瞬が何時間にも感じられた。

 

(お願い……誰か……)

 

機関砲に弾丸が装填される

 

(誰か…………助けて…………っ!)

 

黒いバルバトスはニヤリと笑った。

 

(もう…………いやあああああああああ……っっっ!)

 

 

 

 

『…………!!!』

 

 

 

 

エリカが絶叫したその瞬間、何の前触れもなく地面が割れた。

 

 

 

そして、白い機体が姿を現した。

 

 

 

白い機体は黒いバルバトスが反応するよりも早く、その側面へと躍り出ると……大地を踏みしめ、手にした大質量武器を黒いバルバトスめがけて振り回した。

 

黒いバルバトスは反射的にバスターソードで受け止めようとするが、その威力に耐えきれず、大きく吹き飛ばされてしまった。

 

 

 

黒い機体は空中で姿勢を立て直し、華麗な着地を決める。

白い機体は力強くメイスを振るい、周囲の黒煙を断ち切った。

 

 

 

「おい……お前……」

 

 

 

圧倒的な暴力を発揮する黒いバルバトスへ一矢報いたその機体……

『バルバトス・神威』のツインアイが、黒い機体を捉えた。

 

 

 

『…………』

 

黒いバルバトスの視線が、三日月の視線と真正面からぶつかる。

 

「…………そろそろ、消えろよ」

 

三日月はメイスの先端を黒いバルバトスへと向け、スラスターを吹かせ……突撃した。

 

 

 

白と黒……二機のバルバトスが衝突し、凄まじい衝撃波が戦場を駆け抜けた。

 

 

 

 

 

to be continued...




ほんとは決着まで書こうかと思ったのですがここで一旦区切らせてください。
最後、バルバトスが地下から出てきたのは鉄血第1話をイメージして書きました。A.C.E.学園の盛りに盛った地下設定はこれをやるためだけに作ったのです。

アイシーイベントが始まりましたね。正直言ってストーリー、報酬共に一番好きなコラボイベントだったりします。ぜおらいまー?だんがいおー?なにそれ



次回予告ですが、双子が諸事情により不在(伏線)のため、タイトルのみ

次回、『さらなる高みへ』(仮)

……それでは、また

アイサガで貴方の好きなキャラを教えてください。(回答はこちらではなく気軽にコメントの方へお願いします)

  • 境界戦機もっと流行れ
  • 鉄血・ブレットもっと流行れ
  • 水星の魔女×鉄血のオルフェンズ?
  • あと、アイサガのエンディングも作ります
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