機動戦隊アイアンブラッドサーガー悪魔と少女と機甲ー   作:野生のムジナは語彙力がない

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『お知らせ』
タイトル変更しました。

アイサガイベント(シャマシュのやつ)始まりましたね。そして、アイアンヘッドAカケラ結局集めきれず……え?体力回復薬?ナニソレ

感想の返信は作者の語彙力がないので期待しないでください

昨日は馬鹿みたいに書いたので今日は量を抑えました。でも出し惜しみはしてませんよ!

それでは、続きをどうぞ











第3話:姉妹の受難

今日、お母さんが死んだ。

 

その日……後に『サラ大虐殺』と呼ばれる日に…

 

私たちを守ってくれる人はもう誰もいない

 

その日から、私は誰かに頼ることをしなくなった

 

だから、私は妹を守ることに決めた。

 

妹はまだ幼い

 

妹のためなら、私はいくらでもその身を汚す覚悟はできている

 

だから……私は銃を手にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

機動戦隊アイアンブラッドサーガ

第3話:「姉妹の受難」

 

(原題:悪魔VS危険な姉妹)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三日月が、バルバトスが見つめる先……そこにはスマートな見た目をした二機のBM、赤い機体と青い機体が並んで佇んでいた。

 

「あれは……」

 

三日月はその二機を観察する。

 

三日月たちの前に現れた機体、それは北欧の国ヴァルハラによって製作されたBM「バルキリー」だった。

 

バルキリーはその外観の優美さから多くの女性パイロットの憧れとされている機体であり

 

「A型」と呼ばれる赤い機体は二丁のビームライフルとサーベルを基本装備とする高機動型。

 

「R型」と呼ばれる青い機体はミサイルと二枚のシールドを基本装備とした防御型になっている。

 

「む?なぜヴァルハラの機体がここに?」

 

少女は赤と青の機体を見て首を傾げた。

 

「ヴァルハラ?」

 

「うむ。北方の国の一つだ……しかし、この土地の正規兵が使うような機体ではない。となると傭兵かハンターの類だろうな」

 

そこで少女は言葉を切って、ため息をつく。

 

「最も……何の警告もなしに、15発ものミサイルを撃ってくるようなヤツだ。ロクな人間ではあるまいがな」

 

「そっか……じゃあ、あれをやればいいんだ」

 

三日月は右手に滑空砲を持ったまま、左手にメイスを展開し、臨戦態勢をとる。

 

先に仕掛けたのは赤い機体だった。両手のビームライフルを連射する。

 

三日月はそれを最小限の動きだけで回避し、滑空砲を赤いバルキリーに向け発砲。しかし、赤いバルキリーは砂丘の影に身を隠して回避。

 

その瞬間、回り込んでいた青いバルキリーがカウンター気味にミサイルを発射。三日月はそれを滑空砲で撃ち落とし、続けざまに青いバルキリーへと照準。だが、青いバルキリーもまた砂丘の中に身を潜める。

 

身を潜めたタイミングで、赤いバルキリーが飛び出し、ビームを発射。三日月はメイスで防御する。

 

反撃のために左腕にロケットランチャーを展開するも、青いバルキリーの放ったビームで狙いをそらされる。

 

その隙を狙ったのか、赤いバルキリーから1発のミサイルが放たれた。

 

「!」

 

三日月はミサイルを滑空砲で撃ち落とそうとするも、次の瞬間、ミサイルの中から大量の小型ミサイルが放たれ、三日月の元へと殺到する。

 

「くっ…」

 

滑空砲の残弾は残り1発、たった1発では迫り来る無数のミサイルをすべて撃ち落とすことはできない。

 

そこで、三日月は滑空砲とロケットランチャーを同時に構えた。ロケットランチャーをミサイル群の中央に撃ち込んだあと、タイミングを見計らって滑空砲を撃った。

 

滑空砲の弾丸が遅いロケット弾に着弾し、爆発。

発生した爆風を受け、小型のミサイルは制御を失って誘爆する。

 

爆発の範囲外にいたミサイルを、三日月はメイスで叩き落とす。

 

「凡人……お前、余に遠慮をしているのか?」

 

機体の中で三日月の戦いを眺めていた少女だったが、ふと、ため息をついてそう言った。

 

「……何の話」

 

「とぼけるな。凡人の頭で分かることが、余には分からないとでも思っているのか?」

 

その言葉通り、三日月は現在その能力の1割も発揮できない状態に陥っていた。

 

その気になれば三日月は、弾幕をくぐり抜け二機の人型機へと簡単に接近し、一瞬にして血祭りにあげることができるだろう。だが、バルバトスは基本的に一人乗りだ。

 

固定具により衝撃から操縦者を守ることはできても、同乗者を衝撃から守る用意はない。この状態でいつものようにバルバトスの変態機動を行えば、少女の体がコックピットの中でミンチになりかねない。

 

(種死でアスランと一緒にザクへと搭乗したカガリが、戦闘により頭をしこたま打ち付けてしまったのがいい例だ。w)

 

ならば少女を機体から下ろせば良いと考えるだろう。だが、そのためには機体を完全に停止させる必要がある。それはつまり、その時間の分だけ敵に隙を晒してしまうということだ。敵がこの隙を見逃すとは思えない。

 

だからこそ、三日月は射撃戦に徹していた。

しかし、滑空砲の残弾が尽きてしまった今、バルバトスの射撃武装は弾速の遅いロケットランチャーのみとなってしまった。この武器では高速で動き回るバルキリーを狙い撃つことはできない。

 

「なるほど。この余を邪魔者扱いするか……お前のようなやつは初めてだ」

 

くっくっ…と、少女は三日月の耳元で笑う。

 

「ふむ……仕方のないやつだ」

 

「プリンの人?」

 

三日月は少女をチラリと見る。

 

「今から10秒だけ時間をやろう。その間に余を下ろすがよい」

 

そう言って少女は精神を集中させ始める。

 

「今だ、機体を止めろ」

 

「……」

 

言われた通りに三日月は機体を停止させ、砂の上に膝をついた。

 

赤と青のバルキリーはそれに反応し、ビーム兵器とミサイルを一斉に放つ。

 

「くっ……」

 

「慌てるな、問題はない」

 

少女はコックピットから外に身を乗り出す。

 

飛来したビームがバルバトスに着弾しようとした時、それは起こった。

 

「……へぇ」

三日月は思わず驚きの声をあげた。

 

どういう原理かは不明だが、バルバトスの周囲に突如として出現したシールドが、迫り来るビームをすべてはじき返したのだ。

 

続いてミサイルが飛来するもその全てがシールドに着弾し、三日月たちは事なきを得た。

 

「では、な。あとはせいぜい足掻いてみせるがいい……凡人」

 

そう言って少女はコックピットから飛び降りて砂の上に着地した。

 

「すごいな……プリンの人」

 

そう呟き、三日月はバルバトスを立たせて赤と青の機体へと向き直る。

 

「でも……これなら!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くっ……何なのアイツ、急に動きが……」

 

自分たちが優勢の立場にいると思い込んでいたバルキリーのパイロットたちは、敵の動きが先ほどとは明らかに違うバルバトスの動きに戸惑いを隠せないでいた。

 

「お姉ちゃん。敵が早すぎて、アイルーのミサイルが追いつかないなの!」

 

青色のバルキリーに乗る少女はそう言いつつも、ミサイルを放ちながら焦ったような声をあげた。

 

「くっ……バルキリーより速いBMなんて……」

 

回避行動を取りながら徐々に接近するバルバトスに、赤い機体に乗った少女もビームライフルを連射する。が、その全てがことごとく避けられてしまう。

 

赤い機体に乗る少女はビームを連射しながら、バルバトスが右手に持ち替えた武器をチラリと見た。

 

巨大な鉄の塊、メイス。あんな重りを持ってこれほどの機動性を発揮することも驚きだが、少女が今焦りを感じていたのは別のことだった。

 

「あんなものが直撃したら……アイルーのバルキリーはともかく、私の機体は……」

 

バルキリーの弱点、それは機動性に特化した事でその分装甲が薄くなっている事だ。防御力に特化したR型はともかく、A型の装甲はメイスの直撃に耐えられるものではない。

 

メイスが直撃した時のことを考え、少女の背中に悪寒が走った。

 

「アイルー!当たらなくてもいいから撃って!」

 

「撃ってるなの!」

 

しかし、合計三門のビームとありったけのミサイルを併用してもバルバトスの動きを止めることはできない。

 

「くっ、こうなったらアレをやるしか……アイルー!」

 

「分かったなの!」

 

そう返事をして、アイルーと呼ばれた少女はビーム砲を撃つ手を止め、エネルギーのチャージを開始する。

 

赤いバルキリーは左手のビームライフルを捨て、背中から箱のようなものを取り出す。

 

砲門の数が減った事で一気に距離を詰めてくるバルバトス、そしてついに少女たちの目前に迫り、メイスを振り上げた時だった。

 

 

 

 

 

「これでもくらえ〜〜!」

 

 

 

 

 

青いバルキリーのビーム砲から高出力ビームの束が放たれた。しかも、その砲身から放たれるビームはまるで散弾のように幾重にも分裂し、バルバトスを襲う。

 

バルバトスはメイスでビームを防ぐも、そのあまりの出力に堪えることができず、後方へと吹き飛ばされる。

 

「お姉ちゃん!」

「今だッ!」

 

赤い機体が持っていた箱のようなものから15発のミサイルが放たれ、姿勢を崩したバルバトスの元へと殺到する。

 

バルバトスが顔を上げた直後、ミサイルが着弾。バルバトスの周囲は爆発の渦に包まれた。

 

「よし!」

「やった〜〜なの〜〜!」

 

その光景を見て、少女たちは勝利を確信する。

 

 

 

 

しかし

 

 

 

 

「え……?」

「あれ……なの?」

 

爆煙が晴れた戦場を見て、少女たちは息を飲んだ

 

爆心地にはボロボロになったメイスが打ち捨てられている。しかし、バルバトスのものと思わしき破片は一つも落ちていない。

 

「嘘でしょ!?どこにッ!」

赤い機体は戦場を見回した。

 

「どこなの〜〜………………あ……」

それに習って青い機体も戦場を見回し…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして目の前のバルバトスと目があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつのまにか青いバルキリーの背後に回り込んでいたバルバトスは、右腕部に装着した機関砲をバルキリーの頭部に突きつけーーーーー発砲

 

 

 

 

「アイルー!?」

 

赤い機体のカメラが、頭部を吹き飛ばされる崩れ落ちる()の姿を捉えた。

 

「アイルー!このっ……よくもアイルーを…きゃああああっ?!」

 

その直後、ほぼ予備動作なしで放たれたバルバトスのロケットランチャーが赤いバルキリーのビームライフルに着弾。爆風により赤い機体はライフルと右腕を失う。

 

今まで射程距離が短いために使用しなかった機関砲も、弾速の遅いロケットもこれだけ近づけばこの世界では必殺の一撃になるのだ。

 

「そんな……っ」

 

赤い機体はそれでもなお諦めまいと近接戦闘用のサーベルを左手に持つ。しかし、当のパイロットは恐怖に震えていた。

 

バルバトスが機関砲を発砲、それを左腕の盾で防ぎながら接近

 

「たあぁぁぁぁッ!」

 

機関砲によりシールドが粉砕。しかし、赤いバルキリーは止まらない。パイロットは叫び声をあげ、力一杯、慣れない剣をバルバトスへと突き刺す。

 

しかしそれは辛くもバルバトスに避けられ、逆に蹴りを入れられて吹き飛ばされてしまう。衝撃により、バルキリーの左手からサーベルが落ちる。

 

「ぐはっ……」

 

砂がクッションになりダメージは軽減されたものの、激しい衝撃が少女を襲う

 

「かはっ…………あ……」

 

その時、偶然にも少女の元へと最後の好機が訪れた。

バルキリーの足元に、先程捨てたビームライフルが転がっていたのだ。

 

銃身が半分ほど砂に埋まっていたためか、バルバトスはまだそれに気づいていないようだった。

 

 

 

 

 

 

「うわあぁぁぁぁッッッ」

 

 

 

 

 

 

生存本能、火事場の馬鹿力……そんな人間の底力が働いたのか、少女はバルバトスが反応するよりも速くビームライフルを掴み、その引き金を引いた。

 

だが、元々まだミサイルかなにかを隠し持っていると考えていたバルバトスのパイロットには、そのビームを避ける余裕はあった……だが……

 

「……!」

 

バルバトスは何故か回避しようとはしなかった。腕を前面に組んで防御姿勢を取る。そして、至近距離でビームが直撃した。

 

「やった……!」

 

決死の一撃が、バルバトスの装甲を焼く

 

「え……?」

 

しかし、それはバルバトスの装甲を焼いただけだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あやつめ……余計なことを……」

 

バルバトスの背後、数百メートル先の砂丘から戦闘を傍観していたピンク髪の少女は、そう呟いて悪態をついた。

 

先ほど、バルバトスが攻撃を避けようとしなかったのはこれまた偶然にも、ビームライフルの射線上に彼女がいたからだった。バルバトスが避けてしまえば、今頃は熱線にその身を焼かれていたことだろう…

 

……彼女が、普通の人間であったのならば。

 

「まあ良い、なかなか面白味のある戦いぶりだったぞ……凡人」

 

そう言って少女は赤いマントを振り払い、砂丘から降りた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「このっ!この!」

 

赤いバルキリーは、ゆっくりと迫り来るバルバトスへとビームライフルを連射する。バルバトスの頭部、右腕、胸部に直撃。しかしバルバトスにダメージはない。

 

「へぇ……見た目の割に、威力はないんだ」

 

そんな声と共に、目と鼻の先にまで接近したバルバトスは赤い機体のビームライフルを掴み、ぐしゃりと握り潰した。

 

バルバトスの機関砲が、倒れたバルキリーのコックピットに突きつけられる。

 

「あ……」

少女の顔が恐怖にひきつる。

 

「……」

無慈悲な悪魔はそれ以上何も言おうとはしなかった。

 

 

 

 

 

 

 

「もう止めろ!」

 

 

 

 

 

 

 

その声は、一人の老人が発したものだった。

 

辛酸を舐めつくしたその顔には深々とした皺が刻まれ、小さな目はすぼめられ、声には悲惨な過去を背負ってきたかのような重さがあった。

 

「……アンタ誰?」

 

バルバトス越しに、三日月は砂上に佇む老人へと尋ねる。

 

「私はこの近くの村の長老です。旅のお方、ご無礼をお許しください!」

 

長老と名乗る老人は、悲壮な顔をして続ける、

 

「この2人は自ら志願して村を守ってくれている義士!ですが、あなたのことを襲撃に来た野盗と勘違いしたのです」

 

「あ、そう」

 

三日月は長老の言葉に嘘偽りはないと判断し、あっさりと機関砲を下ろした。

 

「旅のお方、あなたは何の目的でここに?」

 

「え?ただカイロに向かってただけだけど?」

 

「そうですか。では……もう夜も更けていることですし、先ほどの誤解のお詫びとして『おもてなし』いたしますので、どうぞ村にお入りください」

 

その言葉に、三日月は少しだけ考えた後……

 

「ナツメヤシの実……ある?」

 

そう言いつつ、最後のナツメヤシの実を口にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オルガを探す旅は、まだまだ終わらない!

 




スキル演出を色々と入れてみた回でした。

この時点でハッシュ枠(舎弟枠)はもう決まっています。
それはまあ物語が続けば分かるとは思いますが…続けばね

ミカ×○○枠も欲しいですか?
(一人予定している人がいますが恋人にはなりません)



では、次回予告でふ。
(姉妹は全国共通の次回予告担当!)

エル「勘違いのお詫びにお・も・て・な・し(意味深)を受けることになった三日月たち」
フル「村の人々の話を聞いて、野盗の撃退に向かいます」

エル&フル「「次回、根断ち(仮)」」

エル「なるほどね!これが『シシルイルイ』ってやつね」

アイサガで貴方の好きなキャラを教えてください。(回答はこちらではなく気軽にコメントの方へお願いします)

  • 境界戦機もっと流行れ
  • 鉄血・ブレットもっと流行れ
  • 水星の魔女×鉄血のオルフェンズ?
  • あと、アイサガのエンディングも作ります
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