戦国の武士が異世界に転生…だと!?   作:十六夜魔女

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武士は食わねど高楊枝

この世界には、実力が物を言うと聞いた皇騎。

つまりは、武士として戦ってきた皇騎の唯一となる実力は、申し訳はない。

なのだが、戦うだけで冒険者としてのアビリティの中にある、ステータスに影響が出る。

 

何が言いたいのかというと。

 

「戦うことだけじゃなく、レベルやアビリティだけでもなく…冒険者としてのスキルやサバイブ力が無いとこの異世界で生活が難しい、わけか。」

 

と、皇騎の知識がまた一つ増えた。

時代遅れな人物が先端技術のある時代の知識を身に着けると大体は、慎重性を主体として取り組む傾向になるそうだ。

しかし、皇騎の実力にあるものが存在していない。

それは。

 

「はい、こちらは、リベシグルの街にありますギルドでございます。本日は、どのようなご用件でしょうか?」

 

笑顔がよく似合う女性スタッフが、歓迎をしてくれていた。

そのギルドの外観にも圧巻するほどの大きさがあった。

生前に聞いたことがある。

役所(仕事を受注することができる場所)には、城よりも敷地が大きく作られている場合があるということ、階層ごとに本来は、防具や武器の初期装備に関して購入したり、装備のある程度が補充可能な簡易系の出店が設置してあったことを。

普段は、あまり見慣れていない人は、戦う前に準備をしておくことがあるそうだ。

 

「こういう場所は、普段から見ている人にとっては、大きな差があるというわけか。」

 

ギルド内の周囲の光景を見ても同じことだった。

それは、メインホールなのか出店の中に防具や武器の他にも、飲食の出来るお店があったり、観光目的に作られているのか街のマップまでもが掲示されているのだ。

グラフィックの力が発達しているのかと思ったが、すべてが魔道具によって具現化されていたようだった。

たくさんの魔道具を売店しているようだが、多種多様な魔道具が売られているのが遠くから見てもわかる。

 

「あの、こちらに何か御用がありますか?」

 

「あ、すみません。此処で冒険者登録をしたいのですが。」

 

「では、こちらにどうぞ。登録料として、五ユールかかります。」

 

この世界では、違う国でもユールが通貨単位として通じているのだろう。

ユールと言うにしても、金貨や銀貨も同じように使えると冒険者たちから聞いた。

まさか、この世界に存在していた金銭流通が自分の生きてきた世界でも同じだった。

 

「それでは、こちらです。このマナリア(魔玉)に手をかざしてください。」

 

これが俗にいう力量を測る事が出来る装置。

いや、魔法というのは存外にも使い方によっては、多様性があるものだと気づいた皇騎。

複雑な気持ちでもあり、まだ整理が出来ていないのだろうかとんとん拍子に事が進んでいくことに少し、引いてしまう程だ。

 

「光りだしましたね。これは、魔法の計測の他にその人の身体能力まで表記されます。これが、冒険者登録証となります。カード化となっていますので、ポケットにしまうかギルド以外でも通行手形としても扱えますので、存分に他の街や都に入れますのでどうぞ、どんどんご利用ください。ちなみに、ポイント制となっておりますので、そのポイントで買い物もできます。初回特典として、千ポイントを贈呈しますね。」

 

冒険者登録証を発行できるようになって、自身のステータスを確認する皇騎。

これからの戦いに挑むべきクエスト(依頼書)に始める準備をしようと思っている。

まずは、クエストをする前にパーティを編成するのだが、ソロで始めようとしているようだ。

 

「パーティは、組まないのですか?でしたら、クエストのランクを少し下げて集金をするクエストに挑まれてはいかがでしょうか?何事も金銭面に少し余裕があると幾ばくかレベルアップする際に装備品や防具、武器の新調も出来るはずですから。それと、宿屋や食事するお金も必要になりますので、今現在…二つほど受注が出来ますが、どうなさいますか?」

 

その言葉に勧められるようにスタッフの言葉通りに頷く。

初めての受注クエストを二つ受けることになった皇騎は、金銭面を肥やすために少しだけでも生活面を癒しておきたい。

そのためにも、この世界の生活に慣れておきたいのもあるので報酬額の良いクエストを受けられて助かっているようでもある。

 

「感謝します。こんな俺にこんな依頼を貰ってしまっていいのかと思いますが、あなたみたいな人には感謝しきれない恩を返したいと思っています。」

 

「そんなことはないですよ。それよりも、怪我をせずに帰ってきてくださいね?お帰りをお待ちしておりますので。」

 

笑顔を見せてくれている女性のスタッフは、皇騎の恥ずかしがっている顔を見て少し可愛いと見られてしまったようだ。

これからが、大変だろうと皇騎は、自身の冒険者登録証をじっと眺めて軽く意を決めたようだった。

 

“冒険者 オウキ”

 

これからが、オウキの異世界生活の始まりだと告げる鐘が鳴り響いた。

 




はい、というわけです。
あとがきにてあまり書くことがないのですが、今回は、キャラクターの人数が少ない回でした。
簡単なキャラ設定を載せておきます。

主人公のオウキ。
年齢は、いまだに不詳となっております。年齢の設定は、次回でわかるかと思います。
冒険者として登録されていますが、後々に転職設定が追加されますのでその時に職種も変わっていきますのでどうか温かい目で見守ってください。

サブキャラで登場しました、女性スタッフですが。
年齢は、オウキと近いと思います。
若干、親切なお姉さん的なポジションを狙っているのかもしれませんが恥じる男性を見ると可愛いと思ってしまう女性独特な趣味を全開に出していこうと思っています。

ちなみにですが、そのサブキャラの女性スタッフは、今回から何度も出てきますのでメインキャラになっていくかもしれません。
名前を知りたいなぁと思う人は、次回のあとがきにて詳細を出しますので最後まで読んでいってください。

それでは、またの次回までお楽しみにです。
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