勇者よ、人間性を獲得せよ   作:じーくじおん

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亀更新すいません。看護業務で忙しい定期……。エルデンもまだクリアしてないのに盾の勇者二期が始まるし、相変わらずのクオリティで感動だし、モチベ上がるけど時間と体力無いし流行病は治らんしアビャーーーーー(発狂)


EP30 貴族のメル

 平穏を取り戻し無事に朝日を迎えることができたミルソ村にて、ソラールは日課である太陽賛美の最中、自身の考えを懸命にまとめていた。ハベルの火継ぎの巡礼物語を聞き終え、様々な思いを抱きつつも就寝した彼女等を見送った後、彼はソラールへ件の物を手にとって見せた。

 

 三勇教の信徒が持っていたという螺旋状の破片である。

 

(彼の地の光景、よもやまた目にすることになるとはなぁ……)

 

 破片を握り、垣間見たロードランの巡礼の日々……忌まわしき情景が胸を荒み、彼は反射的に破片を投げ捨てた。ことハベルも同等の反応だった事を言われた時に、バケツヘルムからはなんとも言えぬ乾いた笑い声が漏れてしまう。

 

 火の時代の遺物……ソレが何の破片か見当もつかなかったが、不死二人は一旦そう結論付ける他なかった。

 

 久方ぶりに思い出してみても、ロードランの地はまったくおかしな場所なのだ。時空が淀むほどに不安定であり、世界そのものにズレが生じることもままある程には。火継ぎを目指す不死人等は好都合として利用するまであるため、火の時代の遺物がどこかの世界に紛れていたとしても不思議ではないのかもしれない。

 

 しかし、だからといって不死等にとってこの存在は如何とも度し難かった。

 

 ハベルの話によると件の破片入りの種子は元康が見つけた後、そのまま信徒の手に渡って村一つを巻き込む惨事を引き起こしたということだが、問題は何故彼等がわざわざ欲しがり村に直接出向くことで、槍の勇者よりも教団自体の功績にしようとしたかだ。

 

 剣・槍・弓の勇者を信奉し、この世界屈指の大国メルロマルクの国教でもある三勇教。振り返ってみれば、不死人を勇者として召喚せしめたのは他ならぬ彼等である。それも4人中2人も……これは単なる偶然と呼んで良いものなのか。彼等は火の時代について何か知り得ているのだろうか?

 

 だとすれば、それは余りに危険なことだ。彼等が“火”を恐れていないことは…。

 

 あの破片一つで今回の竜に匹敵する魔物が生み出せる。もっともそれは火の時代に関与するものであれば別段あり得ぬ話ではない。それほど、何が切っ掛けとなって世界が滅ぶかも分からぬ程度の禁忌だというに……下手をすれば、この世界が火の時代の二の舞になっても可笑しくはないのだ。

 

(事の顛末はハベル殿が直接、教会に出向いて確かめると言っていたが……異物は排除せねばと、どこか不穏な様子であったな。ああいう時のハベル殿は決まってやることが極端とくる。俺もついていきたいが、いかんせんアポロの調子が戻らねばなあ……)

 

「あ、あのぉ……」

 

 恐る恐るといった風な幼子の声に、ソラールは思考から意識を戻す。視線をやると、深い青髪を二つに結った上品な身なりの子が不安げに彼を見上げていた。太陽賛美のポーズとは、常人には理解しがたいものなのである。

 

「ん? おお、すまなかった。貴公は確か…メル殿だったな! フィーロとよく遊んでいたのを見かけていたぞ!」

 

「はい、剣の勇者様。フィーロちゃんとはとっても…いえ、その話はまた後で。少しばかり盾の勇者様についてお話を伺ってもよろしいでしょうか? 意識を取り戻されたと聞きましたので」

 

 

 

 そうして宿から出された朝食をとりつつ、ソラールから紹介されたメルの話を聞く盾の勇者一行。なんでもメルロマルク王都の貴族の子であり、幼き身ながら国の使者の働きを終えた帰りの道中、フィロリアルの群れと遊んでいたところで護衛の兵とはぐれ、王都への帰路が見つからず困っていたとのこと。

 

 今でも兵が探しているのでは? と聞けば、こういうことはいつものことで、勝手に一人で返ってもおとがめはないのだと言う。双方とも何たるいい加減なことか……。

 

「というわけでして、盾の勇者様は王都の教会に向かわれるとのこと。身勝手な事とは存じますが、どうかそこまでご一緒させていただけませんか?」

 

 豊富な教養を感じさせる礼儀に感心するも、ぬぅ…と、一息唸りなかなかに決めかねる様子を見せる。

 

「……私個人としては何も問題はない。私が死ん……いや、気を失っていた間、貴公にはフィーロと仲良くしてくれたこともある。だが、せっかくだ。剣の勇者とでは駄目だろうか? 何せ私は…その……盾だ」

 

 ハベルの懸念と共に、ラフタリアの表情へ影が差す。平民達の間においてもさることながら、メルロマルクでの上流階級の者達において、盾の勇者の悪評は留まるところを知らない。

 

 彼女を王都まで連れ帰れば、やれ誘拐だ何だと騒ぎ立てられるのは目に見えている。そうなれば迷惑を被るのは、メル自身も同等だろう。なにより、盾の勇者などと関係を持ったなどと噂されれば、上流階級内で彼女の肩身が狭くなることは想像だにしやすい。

 

 しかし、聡明な彼女はハベルの懸念を一瞬で読み取り、その小さな口に笑みを浮かべた。

 

「お噂通りの方ですね。心配せずとも、勇者様の考えるようなことは万に一つも起こりません。私の家はそう脆弱ではありませんので。それに、剣の勇者様は騎竜の具合が悪いご様子。私としては急ぎの件でもあります。一日でも早急に王都へ戻りたいのです。勿論お礼は致しますので、どうか」

 

 そう言うとメルは再び頭を下げた。堂々として気品のある彼女の言葉の節々には力強さがあり、多いな説得力を持たせていた。一介の貴族にしては違和感を覚えるが、そこに不快感は無い。これがカリスマというものだろうか。

 

「パパ、フィーロからもお願い。メルちゃんはすごいんだよ! いっぱい物知りで、フィーロの先生なの! パパが眠ってた間にすっごく仲良くなったの。おっきいフィーロを見ても怖がらなかったし、とっても良い子なんだよ! だからお願いパパ!」

 

「礼儀正しいメルさんのご両親もきっと良い人です。それに、困っている人を放ってはおけません。ハベル様、私からもお願いします」

 

 なにより大切な従者二人に両腕を引かれては、ハベルとしても答えは決まっていた。

 

 

 

「うむ、そうかそうか。では、また後ほど合流しようか。アポロ次第だが…まあ何とか波までには間に合わせて見せよう。フィーロとメル殿によろしくな! 貴公等の旅路に、太陽万歳!!」

 

 傷つき苦しむ騎竜の看病のため、村に残る判断を下したソラールの見送りを受け、盾の勇者一行は新たな顔と供に王都へと足取りを向ける。メルを乗せているためか、フィーロの引く馬車は普段よりも揺れの少ない安全運転がなされ、その甲斐もあり当の本人からは普段の旅路よりずっと乗り心地が良いと絶賛の声が上がった。

 

 そんな彼女を加えての旅路だが、三人寄れば姦しいと言うわけではないがいつもの旅路よりも賑やかな印象を受けた。彼女自身が明るい性格の持ち主であり、人前に出ることの多い立場上か、非常に弁が立つのだ。

 

 メルロマルクの歴史や各地の特産品に従者二人が引き込まれる中、何と言っても彼女を印象付けたのは、突飛なフィロリアルという魔物への愛だろう。勿論ソレ全てでフィーロに近付いた訳ではなかろうが、その熱情は凄まじいの一言であり、如何に魅力が詰まった魔物であるかの演説はハベルでさえたじろぐほどの熱量が伝わってくるほどに…。

 

 その後の道中も絶える事なく談笑に耽るのを微笑ましくハベルは眺めていた。ソラールとラフタリアの言う通りフィーロとメルの関係はとても良好である。なにせ、フィーロにとっては初めてできた友達なのだ。彼方此方を転々とする勇者の旅路と“魔物”という本質があるため無理もない話ではあったが、恐れず受け入れたメルはフィロリアル・クイーンである彼女を“一人”として見ているのだ。

 

 しかし、そんな彼女にハベルは何気ない懸念を抱いていた。それは……。

 

「野宿……ですか?」

 

「……うむ」

 

 そう、野宿……貴族の身分では絶対に考えられない事態である。仮に宿屋を経由するとなると今のペースでは3日かかり、野宿を介して真っ直ぐ向かえば明日の昼時には王都に着くのだ。

 

 しかしいくら双方が急いでいるとはいえこんな幼子、ましてや貴族にこんな打診をする者など己ぐらいだろうと……駄目で元々、そんな妥協じみた提案を口にしたハベルであったが……。

 

「別に私は構いませんよ?」

 

「そうか…いや済まないな。忘れてく……今、何と?」

 

「私自身、こういった野外活動は慣れておりますので大丈夫です。それに…その、フィーロちゃんさえ良ければなんだけど、宿屋ではできないことだから…その……」

 

「宿? ミルソ村ではメルちゃんとはずっと一緒に寝てたけど、野宿でしかできない事ってなーに?」

 

「その…ね。フィーロちゃんが馬車を引くとき以外はクイーンの姿にあんまりなりたくないっていうのは聞いたから言いにくいんだけど……クイーンになったフィーロちゃんと一緒に寝てみたいなー…なんて」

 

「うーん…良いよ。 メルちゃんのお願いなら、フィーロ大丈夫!」

 

「フィーロちゃんっ…! ごめんね、でも本当にありがとう!!」

 

「た、確かに大きなフィーロでは宿屋には入らないですからね」

 

「……ぬう」

 

 小さな体の内から溢れんばかりな彼女のフィロリアル愛の大きさに苦笑するしかないラフタリア。一方、ハベルは先程から貴族の概念から外れっぱなしの彼女に何やら主導権を握られているようで思わず溜息が岩兜から漏れていた。

 

 そして日も暮れて野営地を確保したその時、一行に遅れを取らずテキパキと準備に勤しむメルの姿を見て、その言葉に一切の偽りがなかったことをハベルは知る。

 

 人手が増えたことにより普段よりも早い野営の準備に加え、彼女は魚や肉の串焼きや野菜スープなど簡易な献立にも一切文句を言わず、あまつさえフィーロと混ざってラフタリアの料理の手伝いまでこなして見せていた。

 

 貴族とは一体…と、自らの世界でも目にすることのない光景に訝しみさえするハベルを余所に、彼女はおたまを持って鍋から野菜スープをよそい、皆に配っていた。その姿はまるでしっかり者のフィーロのお姉ちゃんのよう……。

 

「おーいしー!! 今日はみんなでお手伝いしたからもっと美味しい気がする!」

 

「あ、フィーロちゃんお替わりね! それにしてもラフタリアさんって本当に料理がお上手ね。私のお付きの者にも教えて欲しいくらいだわ」

 

「ふふ、ありがとうございます。メルさんこそ、手際が良くて助かっちゃいました。その御様子ですと、普段から料理をされてるんですか?」

 

「まあ、そうね。不出来な姉を持つと、なんかこう…自分がしっかりしなきゃと思う内にね。そう言うラフタリアさんは? やっぱり、盾の勇者様のためってやつかしら?」

 

「そ、それは、その…はい。ハベル様には美味しいものを沢山食べて欲しいので…」

 

「そう言うことなら、はい。ハベルさんもお替わりどうぞ。ラフタリアさんの気持ちをしっかり受け取ってくださいね? 病み上がりとは言え、そんな小食だとこの先やっていけないんですからね?」

 

「う…うむ…」

 

 すっかり打ち解けた彼女に圧倒されつつ、ハベルは黙ってお椀を受け取った。貴族云々関係なしに、しっかりしすぎな彼女に慣れるのは、頭の固いハベルには大いに時間の掛かることであった。

 

 

 

 賑やかな食事の後、近くに魔物の気配もないことからすっかりはしゃぎ回ったフィーロとメルは、年相応ながら二人ともぐっすりである。要望通りフィロリアル・クイーンとなったフィーロの羽毛に包まれながら快眠している彼女を、ハベルは暖かい焚き火越しに見つめていた。

 

 どうやら彼女はハベルが死んでいた3日の間、フィーロの友達以上に良き先生となってくれていたようだ。現に、ラフタリアへの手伝いは今までよりも他力にたっているように見え、食事のマナーも明らかに向上し、更には彼女から教えてもらったという歌まで披露して見せた。

 

 こっそり聞いてみれば、村の子達との“ままごと”などでフィーロは身につけていったという。遊びの中から学びを得るとは考えつきもしなかった。思わずそう口にすると

 

「盾の勇者様はその鎧と同じくらい固い人生を歩んできたのですね…」

 

 と、何やら呆れられてしまった。全くもって返す言葉も無い。

 

「ハベル様、お隣よろしいですか?」

 

「……む? ああ」

 

 負けてはいられまいと本を片手に言語の勉に取り組もうとしたその時、ラフタリアが彼の隣へ腰掛ける。いつもであれば火の番と見張りはハベルのみで事が足りるため、少しの自主訓練の後にすぐ床についている筈だったが……?

 

 そのまま彼女はしばらく何もせず、ただ黙って彼の岩鎧に寄りかかり、パチパチと心地の良い音を立てる焚き火に当てられていた。耳と尻尾は垂れ下がり、紅茶色の瞳は微かに潤んでいる。

 

「……貴公?」

 

「ハベル様、今日の食事はどうでしたか?」

 

「……皆が手伝ってくれたお陰か、いつもより美味しかった……気がしたな」

 

 彼女の両手にギュッと握り拳ができ、気が付くと下唇を軽く噛んでいた。

 

「何も……変わりありませんでしたか?」

 

「貴公、何が言いたい?」

 

「……嘘をつくのが下手なんですね、ハベル様」

 

そう言うと、彼女は真っ直ぐ彼を見据えた。

 

「味が…また……亡くなられたんですね」

 

「……っ!? 貴公、いつから…いや、よそう。どうにも貴公にはごまかしきれんな」

 

 ラフタリアの懸念の通り、一度死を重ねてから彼の味覚は完全に消滅した。何を口にし何を飲んでも、亡者が進んだ彼にとって、飲食物は最早ただの異物である。

 

 要らぬ心配を掛けまいと懸命に咀嚼し、嚥下に励みはしたが……如何せん普段の彼はフィーロに次ぐ大食漢。宿での朝食から、ラフタリアは違和感を抱いていたのだ。

 

 無駄な足掻きであったか、と独りごちてハベルは大人しくお叱りを受けようと身構えた。だが、彼の岩鎧に落ちたのは彼女の雷ではなく、雫であった。

 

「どうして……どうして、ハベル様だけがこんな……」

 

「ラフタリア……」

 

 主人の亡者化が刻一刻と進行し続けていくのをどうすることもできない無力感がラフタリアの中で飽和する。嘘をついた彼を責めるつもりはなく、彼自身が他にどうしようもなかったのも分かるからだ。

 

 彼が私達を大切に思ってくれる分、私は彼に何ができるだろうか。一体彼が何をしたというのか、何のための罰なのか、彼から前の世界の話を聞いたとき、結果的にとはいえ彼をこんな苦しみの最中に縛りつけた“大王”を憎みさえもした。

 

 しかし、そんな事を彼が望んでいないことも勿論分かっていた。そんな彼の暖かい人間性までもが不死人の呪いによって亡くなってしまう事を考えたとき、ラフタリアの心は恐怖に呑まれる寸前まで弱ってしまっていた。

 

「……ラフタリア」

 

 ハベルは彼女の肩に手を回して抱き寄せ、身につけたマントで包み込む。思えば私は、貴公を泣かせてばかりだな……と、どうしようもなく思うのはハベルも同じであった。

 

「貴公は怒るかもしれないが……私は、今の現状を然程悪いようには考えていない。もとよりロードランの巡礼で助けの手はあったが、真の意味ではずっと一人で、こうして泣いてくれる者も無かった。私にとって、貴公やフィーロがいる今が贅沢すぎる程なのだ。なにより、貴公等には笑っていて欲しい」

 

 自分の四聖勇者という使命に付き合わせてしまった。根底にまだ微かに残るそんな想いを口にすれば、いよいよ彼女は激怒するだろう。そんな事まで気が付かせてくれたのは他ならぬ彼女なのだが。

 

「ごめんなさい、ハベル様。私…辛いときこそ笑うんだ、て…お父さんの口癖で……ずっと心がけて、それでも忘れてしまって…ハベル様がまた、思い出させてくれたのに…私は…」

 

「気にするな、忘れたわけでは無いのだろう? なら最期に笑っていてくれていれば、私はそれで良い。貴公の太陽の様な暖かい笑顔が、私は何より好きなのだ」

 

 誰が悪いわけでもない、強いて己の不死性を疎みながらハベルは呟く。

 

 

 

 

 そして、彼の言葉は弱り切ったラフタリアには、まさに致命的であった。

 

「ハベル様……」

 

「どうし……た?」

 

 ラフタリアはハベルに覆い被さるように向き合い、彼女の両手が岩鎧に添えられる。悲哀が残る彼女の紅茶色の瞳が、いつになく近付いていた。

 

「ハベル様……私は、そんな貴方の事が―――」

 

「ぅーん…」

 

 幼い唸り声が聞こえ、パチンと火花が破裂する。全身のあらゆる筋肉を使って、ラフタリアが飛び跳ねた。

 

「メ、メメッメ、メルさん!? えっとそのいつから聞いて―――」

 

「あの、お花を摘みに…行きたい、です」

 

「あ、そ、そうですか! 夜中ですし危ないですから私もついていきます! 魔物がでないとも限りませんしね!」

 

 半開きの寝ぼけ眼なメルをハカハカとせっつくように連れ、とにかく急ぐようにその場を離れるラフタリア。何となしに取り残された雰囲気のハベルはゴトッと岩兜を傾げた。

 

 亡者の呪いとはまた違う、胸に渦巻くナニかを、彼は知る由も無いのだ。

 




皆様からの暖かな感想や評価は、作者のモチベにも繋がります故に、心よりお待ちしております。なるべく返信できるよう頑張ります。

リア友が何やら活動しているようです。フリーの音楽素材だそうなのでどうか聞いて、なんだったら使用して頂いて構わないそうなので、ご自由に
https://soundcloud.app.goo.gl/fiN6rNrnuoJqkUHb6

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