勇者よ、人間性を獲得せよ   作:じーくじおん

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*胸糞注意報発令


EP5 人間性を捧げよ

 謁見の間に付くまでの道中、城の中で騎士や貴族・聖職者などが連行されているハベルに向ける視線は、まるで犯罪者を見るかのような侮辱的なものであった。マインが何を吹き込んだかは知らないが、自分に都合の悪いことを伏せ、殺されそうになったなどと自作自演で喚きちらしたに違いない・・・などとどうでも良いことを思案しながら、同時にハベルは到着するまでの間、メルロマルク王にどのように弁明するかを考えていた。

 

 わざわざ古の儀式まで用いて世界を救う勇者を異世界から召喚したというのに、あのような小娘一人の主張で汚名を着せられるわけが無い。そうハベルは確信していた。問題は・・・城を出発してから二日でこのようなくだらない事件に巻き込まれ、その所為で国王自らの手を煩わせてしまっている現状に、ハベルは己の不甲斐なさと陛下に対する申し訳なさでいっぱいであった。

 

 一人で悶々と考え込むハベルを騎士達は終始不思議そうに眺めながら連行していく。そうして謁見の間まで何事も無く連れてくると、今度は中の騎士達へとハベルの始末を引き継がれる。中に配置された王国騎士達はうって変わってハベルを乱暴に王の下へと連れて行き、やがてハベルがいつものように跪いた瞬間、槍の矛先を囲むように突き付けた。

 

 あまりの扱いにハベルは少しばかりムッとしながらも、王の御前であるため跪き続けた。しかし、いくら待っても王からの言葉はなかった為、ハベルは恐る恐る顔を上げる。するとそこには、明らかに機嫌を損ねている表情を浮かべた王の姿があった。否、それだけではない。王の傍にはソラール、樹、元康の三人の勇者とその仲間達が待機しており、そしてこの事態の元凶であるマインが怯えた雰囲気で元康の後ろに隠れているのをハベルは確認する。

 

―――何だ、この違和感は?

 

 謁見の間に存在している殆どが、ハベルに対しての明確な敵意を醸し出していた。

 

「・・・・・・恐れながら陛下、これは一体どのような会合で―――」

「黙れ外道!!」

 

 堪らずハベルは王の言葉を待たずに問いかけたが、王からの返答は怒りに包まれたものだった。依然として合点がいかない様子のハベルに、場の雰囲気は更に悪化し、王の口からは深いため息が漏れた。

 

「哀れな冒険者マインよ、すまぬが皆の前でもう一度証言してはもらえぬか?」

 

「大丈夫か? マイン、無理しなくても良いんだぞ?」

 

「良いんです、モトヤス様。ありがとうございます」

 

 昨日初めて面識を持ったとは思えない二人のやりとりを不審に感じ、ハベルは顔をマインへと向けると、兜と目が合った彼女はヒッ! と悲鳴を上げて後ずさる仕草を見せた。

 

「おい! やめろよクソ野郎が!! 彼女をこれ以上怖がらせるんじゃない!」

 

「モトヤス・・・貴公彼女に何を誑かされたのだ!」

 

「ワシは黙れと言ったぞ! 口を慎め『盾』!」

 

 王からの戒めに、跪いたままのハベルはグッと言葉を飲み込む。あれほど偉そうなことを言っていた鎧男が王様から叱られている様子を見て、元康は胸がすくような気分に浸っていた。

 

「では、マインよ。頼めるか?」

 

「はい、陛下。・・・・・・盾の勇者様はお酒に酔った勢いで突然、私の部屋に入ってきたかと思ったら無理やり押し倒してきて・・・うぐっ・・・ひぐっ・・・・・・『貴公、まだ夜は明けてないぞ』と言って私に迫り、無理やり服を脱がそうとして・・・」

 

「・・・貴公、もう少しマシな嘘は吐けないのか。道化であっても語らぬ陳腐な―――」

 

 涙を流し嗚咽しながら証言するマインに、遂に耐えかねたハベルが立ち上がる。しかし、彼女がまた悲鳴を挙げて元康の後ろに隠れると同時に、周りに配置された兵士達がハベルの首元を槍で擬し、またもや彼の発言を遮る事となった。

 

「何とか彼が寝ている隙に逃げ出して・・・命からがら部屋を出てから、偶然同じ宿に泊まっていたモトヤス様に助けを求めたんです!」

 

「マインが朝まで待って王国騎士団を呼ぶ方が良いって言わなきゃ、俺がお前を切り捨ててたところだぜ!」

 

 四聖槍の穂を向けつつ、元康はマインの腰に手を回す。それでいて満更でもないような艶っぽい表情を浮かべる彼女。ハベルは自分が何を見せられているのか、理解が追いついていない状態であった。

 

「我が国で最も犯してはならぬ禁忌を、よりにもよって盾の勇者が成すとは・・・・・・貴様が勇者でなければ即刻処刑ものだ!」

 

「・・・・・・陛下、私は―――」

「失礼します! 国王陛下、盾の勇者が宿泊した宿の部屋を捜索していたところ・・・その・・・・・・このような物がベッドの上に」

 

 ハベルの言葉を遮り、どこからともなく一人の騎士が王の前へと姿を現した。そして、こともあろうにその手に持っていたのは、もはや下着本来の機能を放棄しているとしか思えないほどのいかがわしき布きれが握られていた。

 

「ッ!? イヤァァァーーー!!」

「このケダモノめ!!」

「なんという・・・最低ですね」

「どうだ盾よ、これが動かぬ証拠だ!」

 

 その後の展開も、罪人として疑われている本人がこの場に存在しなくても成り立つような、次々とハベルに不利な証言や如何らしき証拠が出揃う形となった。茶番と言われても何ら不思議ではない不自然な光景であったが、この場にいる誰もが疑いの心を持ち合わせてはいなかった。まるでそれが当然であるがの如く・・・。

 

―――これは・・・・・・何だ?

 

「残念です、何かおかしいことになるんじゃないかと心配はしてたんですが・・・勇者である自分なら何をやっても許されると勘違いしていませんか?」

 

「お前は、この世界の主人公でも、ましてや勇者なんて呼ばれる器じゃない! 身の程をわきまえろ!」

 

「やはり、盾の勇者など召喚するべきではなかったのやもしれぬな。これはワシにも責任があると言える。すまぬな、マインよ」

 

「そんな! 陛下がお気にすることなどございませんわ。悪いのは全て、そこにいるケダモノ勇者様なんですもの」

 

「騎士でもないのに鎧などかぶりおって!」

「勇者以前に同じ人間とは思えませんわ!」

「野蛮人め、即刻この国から出て行け!」

 

―――私は、この感覚を知っている?

 

 マインの一言が口火となり、二階から見学していた貴族達も好き勝手ハベルへと罵詈雑言を飛ばすなか、当の本人は現在自分が置かれている状況に言い知れぬ既視感を覚えていた。

 

―――そうだ、私は・・・・・・故郷でも・・・・・・

 

 貴族達の罵倒が暴雨のように降り注ぐなか、ハベルは自身の記憶を思い出した。ハベルの中に流れ着いた数少ない故郷の思い出。ハベルがまだハベルでなかった時の事・・・王国騎士として王に仕えていた自分に突如として現れた呪われし不死の烙印。ダークリングが左腕に刻まれ、彼が不死人へと成り果てた日の思い出だ。

 

 不死人は生命の理から外れた忌むべき存在。故に王国騎士として何年国に仕えようと、その身を賭していくら忠誠を示そうとも、一度不死人に成れば後は同じ。差別と迫害に満ちた日々が幕を上げる事となった。

 

―――何が『伝説の勇者』か、何が『四聖』か・・・結局、どこの世界でも私は、呪われた『不死人』だ。

 

 現状は、正に不死人として弾劾されたあの日と一緒であった。王への忠誠を誓い、過酷な任務の日々を共に歩んできた同志も、今まで数えきれぬ程デーモンや獣から守ってきた国民も、あまつさえ家族でさえも・・・・・・誰一人として不死人の味方になる人間は居なかった。

 

 そうして、彼は他の不死人と同じく絶望しながら北の不死院に送られ、およそ百年は幽閉された。あのアストラの上級騎士が助けの手を差し伸べなければ、彼は永劫の時を不死院で過ごしていただろう。

 

 百年もの間、無意識の内に不死は自分の忌まわしき記憶に蓋をしていた。狂うことを恐れたが故の自己防衛だったが、兎角狂ってしまった方が楽だったのか・・・今の不死には分からない。

 

「・・・貴公等、さっきから聞いていれば一体全体・・・・・・何なのだこれは!!」

 

 古き記憶が蘇り、再度絶望の最中に堕ちたハベルに、一条の光・・・太陽が舞い降りた。

 

「ソラール殿、何か気に入らぬことでもあったのかね?」

 

「陛下! 俺がここに来たのは、盾の勇者が本当に間違いを犯したのか話し合って確かめて欲しい、と招集を受けたからです。なのに、先程から肝心であるハベル殿の声を聞かれないのは何故ですか!」

 

「話し合うまでもないだろう。盾の勇者が罪人であるのは現時点で集まっている証拠と証言からして明らかではないか」

 

「明らかですと!? 俺はどうあってもそうは思いませぬ! 現に、先程下着を持ってきた騎士は、我々が着くよりも早くから柱の陰で待機し、証拠であるはずの下着を隠し持っていたように見えましたが?」

 

「なっ!? そ、そんなはずはなかろう! であれば何故、被害者であるマインはあれほどまでに泣いているというのだ!」

 

「そうだぜ、ソラールさん! マインがこんなに傷ついているのが、勇者であるあんたには見えないのかよ!」

 

「ここまで証拠が出揃っているということは、王の言った通り話し合う余地も無いということですよ。同じ勇者でありながら女性を乱暴に扱い、法を無視するハベルさんを僕は許せません!」

 

「『勇者』である以前に、俺は『太陽の騎士』だ! 太陽の騎士は決して、同志を見捨てたりしない!!」

 

―――ああ、貴公は正に太陽であるな・・・。

 

 予想だにしない『剣の勇者』であるソラールの弁護に、場の空気が僅かではあるが揺らいだ。しかし同時に、なぜそこまでして罪人である盾の勇者を庇うのか、という疑念が謁見の間に居る者達の中に生まれた。

 

「ソラール様・・・グスッ・・・なぜ、どうして分かってくれないのですか。私は―――」

「おお、そうであった! 貴公の話をもう一度詳しく聞かねばならんな! さあ聞かせて貰おうか、貴公は一体いつ、どこで、どのようにハベル殿に襲われたのだ? 無論抵抗はしたのであろうな? 襲われたのであるならば貴公の身体には痣の一つでもできているのではないか?」

 

 ソラールには確信があった。持ち前の発見力がなくとも、ころころと変わる彼女の様子、そして時折見せる邪悪な笑みを観察していれば、怪しいと思うのは必然である。そしてなにより、ソラールはハベルの正体を知っていた。今の彼が強姦など、全くにもってあり得えず、冗談にもならぬ事であった

 

「そ、そんな、ソラール様、酷いです・・・あんまりだわ・・・・・・」

 

「いい加減にしてくれソラールさん、あんたまで彼女を傷つけてどうするんだ!」

 

「・・・妙ですね、これだけ分かりきった状況の中で、何故そこまでして被害者であるマインさんを疑うのでしょうか?」

 

「まさか剣の勇者よ、ワシの知らぬところで盾の勇者と共謀している訳ではあるまいな? 聞けば貴公は盾の勇者と同じ世界の人間だと・・・」

 

「何を仰いますか!? そのような無意味なことをして何になります! 俺はただ―――」

 

 尚も続く議論の雲行きは、次第にソラールへの不信感を強めていく一方であった。

 

―――嗚呼、ダメだソラール。やめろ、貴公の太陽に陰りが差すことなど、私はこれっぽっちも望んでいない

 

 突然、ドスン! という重厚感のある音が謁見の間に響き渡る。今まで反応もなく黙り込み、オブジェクトの様に立ちっぱなしだったハベルが、床を思いっきり踏みつけたのだ。白熱としていた議論も、ハベルの奇行により収束し、再び彼に目が向けられるようになった。

 

「な、何だ盾よ。貴様も何か言いたいことが?」

 

「はい、陛下。私は、皆に言い忘れていたことがあります。向けられている疑いについて私から言うべき事は何一つとてありませぬ。聡明なる陛下の判断にお任せいたします」

 

 ハベルの言動に謁見の間全体がざわめいた。罪を自分から認めるかのような彼の発言に、マインは笑顔を隠さずにいる。

 

「貴公、何を言って―――」

「黙れソラール! ・・・陛下は私のことをまだ人間であるとお思いになってるご様子。その間違いは正さなくてはなりませぬ」

 

 ハベルはそう言うと、自身の兜へ両手をおもむろに添えた。誰もがハベルの行為に首をかしげるも、ソラールだけは合点がいき、次に起こる最悪の出来事を想定して顔を青くする。

 

「っ!? 貴公、まさか・・・・・・っ!?」

 

 ダメだ! というソラールの制止も虚しく、ハベルは兜を脱ぎその素顔を皆の前に晒した。瞬間、その場に居た全員の表情が一斉に歪み、精神的平衡を保つこと自体に困難を感じる事となった。そして、その場に居た何人かは、ハベルの素顔を見て納得していた。

 

何故、彼は全ての欲を感じなかったのか・・・。

何故、彼は食事の時ですら兜を外さなかったのか・・・。

何故、彼は眠る事が無かったのか・・・。

何故、ソラールがここまで確信を持つに至ったのか・・・。

 

「私は、死ぬことを許されていない呪われた存在『不死人』であり、人間性を全て捧げた『亡者』・・・。分かりやすく言うならば、貴公等のような『人間』とは程遠い・・・・・・『化物』であります」

 

 ハベルはうっすらと気味の悪い笑みを浮かべながら告白する。彼の姿を見た者の何人かは耐えきれず意識を手放した。彼の素顔は、見た者全てに狂気を感じさせる程、冒涜的で酷く醜いものであった。その肌は焼死体のように黒く焦げ、その瞳は全部位が闇よりも濃い深淵を思わせる程真っ黒であり、まるで生気を感じさせなかった。

 

 なかでもショックを受けていたのは、他ならぬマインその人である。全身くまなく震えながら口元を抑え、わき出る何かを必死に抑えようとしていた。なぜ私は、あんなにも愚かなことを口走ってしまったのだろう? 殺されそうになったと言えばそれで充分だったというのに。奴に対して屈辱を与えたかったなどと欲をかかなければ、こんな事には・・・・。そんな思いを巡らせる彼女と彼の目が合うのは、必然的であった。

 

「貴公、本当に良いのか? この私と・・・この化物とそういう関係を持ってしまった哀れな冒険者マインで、本当に良いのだな?」

 

「ぐぅぅぅ・・・・・・っっ!!」

 

 ハベルは暗闇へと引きずり込むかのような声で問いかける。だが、プライドの高い彼女の中で、今更引き返すという選択肢は存在していなかった。そう、彼女はその虚言を自身の中で認めたのである。途端、マインは自身のなかで込み上げるモノを抑えきれず、胃の中の物全てをその場で吐き出してしまった。近くに居た元康はたじろぐばかりで、彼女を気にも留めていなかった。

 

「貴公・・・なんということを・・・・・・」

 

 ソラールは彼の行動が誰のために向けられたものかを瞬時に把握してしまった。どうか自惚れであって欲しいと願う彼の思いは、ハベルと目が合い、彼が優しげに微笑みかけた事により確信へと変わってしまった。

 

「・・・・・・何笑ってやがる。ソラールさんの熱い心まで踏みにじるなんて・・・この化物め!!」

 

「・・・・・・もう手遅れといことですか。あなたは心まで怪物になってしまったのですね」

 

 二人の勇者が震えた声で罵声を浴びせる。そうすることでしか、心の平穏を保てずにはいられないのであろう。そのほかの意識を保っている貴族たちも細々と、次第にはまた調子を取り戻したかのように罵倒の雨をハベルに降り注いでいく。彼を囲っていた王国騎士達も、構えていた槍に更に力が入り、臨戦態勢を整えていた。

 

「・・・・・化物の勇者など即刻送還したい所だが、新たに召喚できるのは全ての勇者が死亡した時のみと、伝承には記されておる。或いは、迫り来る全ての波を退くことができれば元の世界へと帰還もかなうだろう」

 

 罵声がやまぬ中、メルロマルク王は苦虫を噛み潰したような表情で語り出す。ソレはつまり、どうあがこうともハベルを勇者から外すことはできないということだ。その事実に、勇者とその仲間たちは更に落胆した。

 

「では陛下、如何なされますか? 次の災厄の波が来るまで、私は牢へと居た方が都合よろしいでしょうか?」

 

「・・・・・・投獄はせん。次の波までの猶予は一ヶ月半だ。たとえ化物であろうとお前は盾、波に唯一対抗することができる勇者だからな。だが、すぐに貴様の罪と正体は国民に知れ渡ることになるだろう。・・・・・・ソレが貴様に与える罰だ。今後まともに我が国で生きていけるとは思わないことだな!」

 

「・・・・・・寛大なる処置、誠に感謝いたします。必ずや勇者としての我が使命を全うし、陛下のご期待に応えられますよう、精一杯働かせていただきます」

 

 王からの宣告にハベルは頭を深く下げ、兜をかぶり直す。そうして、どこか満足げに謁見の間から堂々と出て行った。ソラールは一瞬だけ彼に向かって手を伸ばすが、掛ける言葉が何も見つからず、悔しげに震えながらその手を握る。

 

 

 

 

 

 こうして友の名声を守り、名も無き不死であったハベルは、ロードランにいた頃と何ら変わりなく、今度は世界を守る盾の勇者として、自身に課せられた使命を全うする決意を固めるのであった。

 

 




 この作品での不死人はダークリングが刻まれ、不死身になったこと以外は他の人間とあまり変わらないという扱いです。そのため、ソラールが二話で発言した通り不死人でも腹は空くし味覚も感じますし眠くもなります。
 亡者はその不死人が死を放置し、人間性を失ったが故にミイラのような冒涜的な見た目に変化した状態のことをいいます。この亡者になってしまうと、全ての人間らしい感覚や欲は薄れ、ソウルに対する強い渇望だけが生じることから、ソウルの感知具合が普通の不死人よりも敏感になっているという作者の独自解釈マシマシ設定でお送りしていきます。
 イメージと違うという読者の皆様大変申し訳ありませぬ・・・。
(作者´・ω・)つ○←噛み締め

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