戦姫絶唱シンフォギア 輝ける星の聖剣   作:茶久良丸

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仕事始まって書く時間が圧倒的に少なくなった作者(茶久良丸)です。
早いペース書く方法とかねーかな…。
まぁそんなことは置いといて続きをどうぞ!


後悔の後は必ず成長するもの

 ノイズの出現した現場に行ったら範馬○次郎がいた件。

 

 …いやあの、何言ってんだコイツ?と想うかもしれないけど目の前にある事実を述べただけだからね?以前会ったあの男の人(名前知らないから今後赤髪の人って言う)が白髪の子を助けているのは何となく分かったけど…、道路を即席の壁にしてノイズを蹴散らすってどゆこと?自分で言うのもなんだけど私かなりチートな能力持ってるけどあの人に勝てる想像が全く出来ないんだけど…。

 

 てかそんなこと考えてる場合か私!あんなんでも生身の人間なんだからノイズにかすっただけでも死んじゃうだから(本当は関わりたくないけど)助けないと!

 

 私は魔力放出で一気に二人の側まで急行する。[痛哭の幻奏(フェイルノート)]での迎撃も考えたけど如何せん数が多くてチマチマ倒すのは得策じゃ無いから止めておいた。

 二人の側まで接近した瞬間、ノイズが突撃してきたので魔力放出と[風王結界(インビジブル・エア)]を使ってまとめて倒す。

 

「セイバーか?」

 

 赤髪の人がコッチに話しかけてきた。だから何で分かるの?エスパー?それともニュー○イプ?

 

 隠れたままだと不信感に繋がるから仕方なく[ギネヴィアの隠れ布(ハイド・オブ・ギネヴィア)]を脱ぐ。最近着たり脱いだり激しいなコレ…。

 

「ここは私が。彼女の事をお願いします」

「すまん、助かる」

 

 とりあえず白髪の子がなんか疲れてる様子だったので退避させることを赤髪の人にお願いした。そしたら赤髪の人が白髪の子を抱えてその場でジャンプして雑貨ビルの屋上に降り立った。

 

 なんだそのジャンプ力!?ツェ○リ男爵もビックリだよ!などと余計なことを考えつつ周りのノイズをバッサバッサと斬りながら戦っていると上から歌が聞こえきた。白髪の子があの赤い格好になって降りて来た。

 その後、白髪の子と協力して川辺にノイズを誘導してガトリングとミサイルでまとめて一掃。私は端で撃ち漏らしたノイズを地道に処理していく。

 そしてノイズを討伐した後、白髪の子がコッチを見ていた。う~ん、なんか表情的に何か事情がありそうな感じ…。とりあえずノイズも倒したし逃げるなら今のうちだよ。てきな目線を送ってみる。

 白髪の子はその意図を理解してくれたのかそのまま何処かへ去っていった。私もバイトから抜け出して来た身なのでとっとと戻ることにした。

 

 …本当は赤髪の人に会うのが嫌だっただけなんだけどね。

 

 その後バイト先に戻ったら戦禍(お昼のラッシュ時間)の真っ只中でヤベーくらいに忙しかった。店長の文句は[カリスマ]スキルで黙らせた。

 

━━━━━━━━━━

 

 それから数日後、私はあることに気付いた。以前の青色の子だけど、あの子アーティストの[風鳴 翼]だ。新聞読んでたらまんま同じ顔だった。え、マジでマク○スなの?歌は(つるぎ)なの?

 

 まぁそんなくっだらない事はどうでもいいや。新聞を読み進めていくとどうやら彼女、今まで怪我で入院していたらしく今日復帰ライブをドームで開催するらしい。まぁ怪我って十中八九あの時の自爆技(絶唱)のせいだよね…。あぁヤバイ…、再びの自己嫌悪が私を蝕む。

 

 いかんいかん別の事考えよう。お、ライブってテレビ中継もあるの?なら視聴確定かな。私この(セイバー)になってから趣味と言えるものが毎日自分の為に作り続けている料理くらいだからタマにはこう言った正しく趣味って感じのに()えてるんだよね。…まぁお腹は常に飢えてるんだけどね。

 あーもーそんなことはどうでもいい!とにかく私は今からゼン○ラーディ(へ?この場合メル○ランディじゃないかって?いいんだよ別に!テレビ版か劇場版かの違いでしょ!)になって[風鳴 翼]の歌を聞きながら「ヤック○カルチャー…」て言うんじゃい!

 そうして私はテレビのリモコンに手を伸ばす。

 

 そしてそれを阻害する[直感]スキル。

 

 ちくしょ~、ちくしょ~…。またお前ら(ノイズ)なのか。なんでこうよくわからんタイミングで来るのかな~…。これから文化に触れてカルチャーショックを受けようと思ってた矢先にこれだ。おのれノイズゆ″る″ざん″!お前ら倒したら出てくる灰を使ってアク抜きして鍋料理してやるからな!

 

 私は第二霊基になりつつ窓から飛び降りるのであった。

 

━━━━━━━━━━

 

「貸し借りは無しだ!」

 

 クリスちゃんが私の後ろにいたノイズをやっつけながらそう言ってくれた。嬉しかった。まだ望んでた形じゃないけどちょっとだけ分かり合えたと思えたからだ。

 だけど今度はクリスちゃんが危なくなった。あの黄色くて大きいノイズの大砲がクリスちゃんを狙ってたからだ。

 

「クリスちゃん!」

「っ!?」

 

 クリスちゃんも気付いたけど大砲が発射された後だった。クリスちゃんは両手に持っていた大きな銃(ガトリング)でガードしようとしてる。

 だけど…

 

 ガコンッ!

 

 ノイズの攻撃がクリスちゃんの目の前で弾け飛んだ。

 

「…お前か?」

 

 クリスちゃんが誰もいない目の前に話しかける。すると何もないところからセイバーさんが出てきた。あれが師匠の言ってた透明になる聖遺物ってやつかな?

 

「無事ですか?」

「ちっ…まぁな」

 

 セイバーさんがクリスちゃんの安否を確かめてクリスちゃんはなんだか面白く無いって顔をしてる。私もクリスちゃんが心配なので隣まで駆け寄る。

 

「クリスちゃん!」

「…」

 

 私が駆け寄るとセイバーさんが私を見てきた。あの時と同じレインコートのフードから綺麗な緑色の目が私を見る。セイバーさんはただじっと私を見つめるだけだ。でもあの時のような圧迫感は無い。

 

「戦えますか?」

「…!はい!!」

 

 私が強く頷くとセイバーさんは少しだけ微笑んだけどすぐに真剣な顔つきに戻って、視線をノイズに向け直す。

 

「私が地上のノイズを相手します。貴女(クリス)は空中のノイズをお願いします。貴女()は大型ノイズを叩いてください」

「分かりました!」

「な!?命令するんじゃねぇ!!」

 

 セイバーさんの指示に従って私は腕に付いてるハンマーパーツを引っ張りエネルギーを溜める。クリスちゃんも口では否定してたけどセイバーさんの指示道理に空にいるノイズを倒してくれてる。

 エネルギーが十分に溜め終わると同時に腰に付いてるブースターで一気に大きいノイズに突っ込む。

 

「どりゃああああ!!」

 

 途中他のノイズに邪魔されそうになったけどセイバーさんが手に持った透明な何かでバッサバッサと倒して道を開いてくれる。そして大きいノイズの懐まで近づいた私は師匠直伝の正拳突きの構えを取る。

 

「雷を握りつぶすようにぃぃぃぃ!!」

 

 私の拳がノイズの表面にめり込むと同時に腕のハンマーパーツが作動し衝撃波で大きいノイズが粉々に吹き飛ぶ。

 その(あと)、残りのノイズはセイバーさんとクリスちゃんがまとめてやっつけてくれたんだけどクリスちゃんはいつの間にか何処かに行っていた。セイバーさんも私の無事を確認したらそのまま踵を返そうとしていた。

 

「待ってください!」

 

 私はセイバーさんを呼び止めた。セイバーさんは足を止めて首だけコッチに向けてくれる。ちょっと迷惑だったかな?でも伝えなきゃいけない事がある。

 

「あの、ありがとうございました!」

 

 私は深々と頭を下げてお礼を言った。

 

「目的は違えどノイズを倒す事は同じです。お礼などふy」

「違います!そっちの事じゃありません!あいや、そっちの事も凄く感謝してるんですよ!?」

 

 慌てて修正する私をセイバーさんは不思議そうに見る。

 

「私あの時、全然覚悟なんて出来てなかったんです。偶然シンフォギアを纏えてこの力で人助けが出来るって思ってたんです。でもクリスちゃんが現れて、翼さんがボロボロになって、セイバーさんに言われて気付いたんです。誰かと分かり合うにも命懸けの覚悟がいるし、ぶつかり合わなかったら分かり合えない事もあるって。たがらそれを気付かせてくれたセイバーさんには凄く感謝してるんです!

 だから、本当にありがとうございました!!」

 

 私は再び深々と頭を下げた。

 

「顔を上げなさい」

 

 するとセイバーさんが私の目の前までやって来た。頭を上げてセイバーさんの顔を見てみるとさっきの戦闘でも見せてくれた微笑みをしていた。

 

「貴女は自らの所業を反省しここに立っています。それは私の助力ではなく貴女自身で掴み取ったものです。あの時の忠告は撤回し謝罪します。誇りなさい自分自身を。貴女は立派な戦士です」

 

 胸が熱くなる。セイバーさんの言葉に嬉しさが胸の奥からどんどん溢れてくる。

 

「はい!あ、でも一つだけいいですか?」

「はい、何ですか?」

「貴女じゃなくて、私の名前は[立花 響]です!」

 

 ずっと言えずにいた事をセイバーさんに言う。セイバーさんは少しだけ驚いた顔をしたけど直ぐに微笑みに戻って。

 

「えぇ、そうですね。では改めて。

 ヒビキ、貴女は立派な戦士です。」

「はい!!」

 

 それを言い終わるとセイバーさんは透明な何かを被ってそのまま去っていった。

 

 あの時と同じ月明かりが照らし出す夜、私は胸の熱を感じ続けていた。

 

 

 

 




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