戦姫絶唱シンフォギア 輝ける星の聖剣   作:茶久良丸

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お気に入り1000人を記念して絶唱しない小話を作りました!
ほぼ1日クオリティなので過度な期待はしないでください…
それではどうぞ!


絶唱しない小話集 G途中編

《セイバーさんの気晴らし》

「ふ~う、これで取りあえず一段落だな」

 

 二課仮説本部内、作戦指令室で弦十郎が深いため息を吐きながらそう述べた。

 

「お疲れ様です司令。暖かいモノどうぞ」

「あぁ、暖かいモノどうも」

 

 友里から渡された暖かいモノを受け取り一口付ける弦十郎。

 今現在、弦十郎達が取りかかっているのは先日のコラボライブでの後処理である。フィーネを名乗る武装組織の調査、各メディアへの対応、人的被害こそ出なかったものの観客を危険にさらした事による政府関係者並びに親族への謝罪など、事件で起きた裏方周りの仕事がどっさりと押し寄せていた。

 響達シンフォギア装者が心置きなく戦えるのはこうした後ろ楯がしっかりしているからである。

 

「司令、ちょっと休憩行ってきたらどうですか?その間は俺達がやっとくんで」

「そうね、ここの所ずっと椅子に座りっぱなしだし、ちょっと外の空気を吸いに行ってはどうですか?」

「う~ん、そうだな。ちょいとレンタル屋でも覗いてくるかな」

 

 弦十郎は椅子から立ち上がり指令室の出入口へと向かう。

 

 プシュー

 

「ただいま戻りました」

 

 そこでセイバーが指令室に現れる。

 

「おう、戻ったかセイバー。収穫はどうだった?」

「今だ途中経過ですね。今シンジが別経路で調べてくれているのですが…。所でゲンジュウロウは何処かに行かれるのですか?」

「あぁ、軽く小休止を入れようとな。あ、そうだ!セイバー、この後空いてるか?」

「え…、まぁ確かに空いてはいますね。今調査中の資料をまとめる為に戻ってきたので別に後でも問題ありませんし…」

「おぉ、そうか!なら俺に少し付き合ってくれ!ちょうどそう言う気分だったんだ!」

「あ…いやその…、…はい分かりました…」

 

 何故かウキウキの弦十郎と何故かドンヨリとしたセイバーが指令室から出て行く。

 

「なぁ司令ってセイバーさんと何しに行ったんだ?」

「さぁ?」

 

 藤尭と友里がそんな会話をしている時もう一人、指令室にやって来た人物がいた。

 

 プシュー

 

「戻りました。あれ、司令いないんですか?」

「あ、緒川さん。司令ならさっきセイバーさんと一緒に休憩に行きましたよ」

「そうですか。入れ違いになりましたか」

「今暖かいモノ用意しますね」

「すみません、ありがとうございます」

「そうだ、緒川さん。司令がセイバーさんと一緒に休憩行きましたけど、何しに行ったか知ってます?」

 

 藤尭は緒川にそんな疑問を聞いてみた。

 

「あぁ、あの二人でしたら―」

 

━━━━━━━━━━

 

 どうも皆さんセイバーです。今私は風鳴家所有の山にいます。で、現在進行形でとてつもなくヤバイ状況にいます。

 

「うおぉぉぉぉぉぉ!!!」

「はあぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 今私は弦十郎さんと突きの速さ比べ(・・・・・・・)をしています。

 

 いや、冗談とかじゃなくてマジで…。事の始まりは弦十郎さんが私と鍛練をしたいと言い出した時。なんでもアーサー王と直で戦ってみたいらしい。まぁ始めて会ったときは私戦う気無かったからね。なので軽~い気持ちで了承したらあらビックリ。目の前には承○郎がいるではないですかコンチクショウ!

 そして今では時間があればこうして弦十郎さんの鍛練に付き合うハメになっている。断ろうと何度も試みたが私の元OL時代の社畜精神が「上司の命令に逆らうな」と訴えてきてなかなか実行できないでいる。

 

「ふぅ!やるなぁセイバー!本気では無いとはいえ俺の突きに対応してくるとは!流石はアーサー王だ!」

 

 いやなにそのジョギングした後みたいな清々しい感じ…。

 

「いえ、ゲンジュウロウもなかなかのモノです。加減をしているとはいえ私に追いつくとは」

 

 なんてちょっと余裕ある感じで言ってるけどこれ結構ギリギリだからね!?一応安全を考慮して私は竹刀でやってるけどそれを全部拳で返してくるこの人なんなの!?

 

「よーし!体も温まった事だし、連続一時間ぶっ続けでいくか!!」

 

 もう勘弁して!!!

 

 その後、一時間とは言わず三時間もぶっ続けた。

 弦十郎さんはメチャクチャスッキリした顔で仮設本部に戻っていった。

 私?半休貰った。

 

━━━━━━━━━━

《セイバーさんの身体事情》

 とある日。翼とクリスが横並びで仮設本部内を歩いていた時の事。

 

「…(知ってはいたが、意外とデカいんだよな)」

 

 と、クリスは思っていた。

 

「…(気付いてはいたが、やっぱり大きいんだな)」

 

 と、翼は思っていた。

 

 そしてその遥か後方。壁からひっそりと二人の背中を覗いている人物がいた。

 

「…(チクショウ!どっちもデカい!!)」

 

 と、セイバーは思っていた。

 

━━━━━━━━━━

《セイバーさん家の今日のごはん》

「では準備はいいですねツバサ」

「無論。我、常在戦場の心得あり」

 

 いや、そんな今から戦に行くみたいな感じ出さなくても…。

 今私は自宅で翼さんと台所に立っている。理由は翼さんが料理番組に出るからだ。

 以前私がクイズ番組の仕事を取っ手来た時、なんと翼さんは一時予選すら突破できずに敗退してしまった。これは流石にイメージダウンかなって思ったけど、寧ろ翼さんの人気がうなぎ登りになった。

 OA(オンエアー)見せて貰ったけど翼さん中々な珍回答をしまくっていた。何で科学の問題で『紆余委蛇(うよいだ)』って回答が出てくるんだ…。

 

 そんなこんなで見事にそのキャラが芸能界に出てしまったのでアッチコッチからバラエティーのオファーが殺到してしまった。で、その一つに料理番組があり翼さんが“やりたい”と言い出したのでOKをすることに。

 ただ問題として翼さん本人が全く料理したことが無いと言う。なんで出たいとか言ったんですか?流石に料理番組なのに料理出来ないのは企画倒れモノなので事前に練習する事になり今に至る。

 

 ただヤッパリ不安だ…。目に見えてやる気満々だけど本当に出来るのかな翼さん?。取りあえずやれるだけやってみよう。今日緒川さんはマリアさん達の調査で居ないことだし私がしっかりしなければ!

 

 ※ここからダイジェストでお送りします。

 

「…ツバサ、それは何ですか?」

「よくぞ聞いてくれた!これこそ我が風鳴家に伝わる家宝[護国挺身刀・群蜘蛛(ムラクモ)]!わざわざ実家から送って貰った!」

「そんな長い得物料理に必要ありません!送り返してください!」

 

「…ツバサ、何をしているのですか?」

「言われた通り野菜を回しながら切っているのだが?」

「誰が野菜を空中で(・・・)回しながら切れと言いましたか!まな板の上に乗せながら切りなさい!」

 

「…ツバサ、これは何ですか?」

「見ての通り持参した調味料だが?」

「これは?」

「赤まむし」

「これは?」

「コーレーグス」

「これは?」

「肝油」

「今日作る料理は?」

「肉じゃが」

「いりません!戻してきなさい!」

 

 その後、二時間かけてようやく食べられる(・・・・・)肉じゃがが完成した。想像以上に疲れた…。なんなの翼さん。なんでいちいちコッチの予想外の行動するの?

 

「うむ、これこそ我が努力の結晶!」

 

 本人アレだけの事やって何故か満足げだし…。

 

「ありがとうセイバー。これで料理は習得したも同然!番組の放送を楽しみにしているといい!」

 

 あ、はい。なんかもう返事するのもめんどくさいからどうでもいいです。

 

 その後、翼さんが出演した料理番組がどうなったかは私はマリアさん達の調査で忙がしかったので知りません(建前じゃないですよ?…ホントだよ?)。なので結末については皆さんの想像にお任せします。

 ただその番組が放送後、過去最高視聴率を取ったことは報告しときます。

 

 

 

 




オマケ
各装者プロフィール
響   :157cm / B84・W58・H86
翼   :167cm / B81・W57・H83
クリス :153cm / B90・W57・H85
マリア :170cm / B96・W62・H90
切歌  :155cm / B81・W56・H83
調   :152cm / B72・W53・H76
未来  :156cm / B79・W54・H82
セイバー:154cm / B73・W53・H76

実はほぼ調ちゃんとドッコイのセイバー
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