とりあえず序章をどうぞ!
噂は結局噂以上ではない
[ノイズ]
国連総会にて認定された特異災害。その素性は全くもって不明なものの、突如として現れては人間を襲い触れた者を灰にする人類の敵。出現から一定時間後に自滅する以外を除いての対抗手段が無く、人々は何時やって来るかも分からないおぞましい存在に日々恐怖していた。
たがある時こんな都市伝説が出回るようになった。
『ノイズが出てくると
もちろん誰しもがそれを信じなかった。触れただけで人を殺せるような存在に
やれ、『現れたノイズが瞬きの間に真っ二つになった』『ノイズに襲われそうになったとき風が吹いてノイズを切り裂いた』『群れとなったノイズがあっという間に塵となった』など多くの救われた声がSNSなどを通して爆発的に増加していったのだ。
そして今日もまたノイズの発生と共に風が騒がしく荒れ始める。
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見渡しのいい野原を一台の車が止まる。運転席からえらくガタイの良い男が出てくる。
彼の名は[風鳴弦十郎]、[特異災害対策機動部二課]と呼ばれるノイズに対抗するため政府機関。その司令官である。彼は日々噂されている都市伝説[
降り立った野原には既にノイズの姿は無いものの、激しく盛り返った地面や倒れ落ちた木々、そして灰になったノイズの残骸などから既に
すると彼の直感が何かを捉えた。
「…っ!そこか!」
弦十郎は目の前に倒れていた木を直感の赴く方角に蹴り飛ばす。およそ人間の力で蹴りあげられたとは考えられないほどの速さで飛んでいく木。それが突然として空中で真っ二つに
「そこにいるのは分かっている!姿を表せ!」
弦十郎が体術の構えをとりながら虚空に向け声を荒げる。
「驚きました…。そちらからは私の姿は見えてないはずなのですが?」
何処からか声が響く。大人びているようで何処か落ち着いた女性の声だ。やがて空間が透明な布状の何かによって歪み人影が現れる。
その者は蒼い衣の上に白銀の鎧を纏いその上から黄色いレインコートの様な物を着た少女であった。顔はフードで半分以上を覆い口元ほどしか見えない。右手には風を纏った
「やはり
「そうですね…。名乗るほどの名は持ち合わせていませんが問われるのであれば仮にセイバーと名乗っておきましょうか」
彼女は僅かに微笑みながらそう名乗った。
アンケート張っておきますので感想お願いします。m(_ _)m
この作品を続けるべき?
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おう書け今すぐ書け
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つまらん止めろや
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それよりSAOのアホ達を書けよボケ