ヤベーよ、かなり軽ーい気持ちで書いてたから不安がががががが…
そんなこんなで二話です。今回から作者が考えた解釈やオリジナル宝具などが出てきます。苦手な方は注意してください。
それではどうぞ!
転生主人公ものと言う作品をご存じだろうか?
ざっくり言うと何らかの理由で死んだ一般人が生前の記憶を持った状態で魔法とかあるファンタジーな世界に転生するものだ。
最近だと人間じゃない生き物に転生することが多いらしくやれクモだのシロクマだの挙げ句の果てには剣になったりするらしい。剣ってなんだよもはや生き物ですらない。
とまぁここまで説明して分かる通り私は転生者だ。死んだ直前の記憶が飛んでてなんで死んだかは分からない。だけど死んだと自覚は出来る。
なぜに?分からん。
で、今の状況を説明すると目が覚めたら見知らぬ部屋の見知らぬ天井を見ていて思わず「あ、これ知ってる!知らない天井だ!」何てアホみたいな事を言っている。我に帰った私は状況確認をするためとりあえず洗面所で顔を洗おうとしたら鏡に写る自分の顔にビックリ。
そこには生前大好きだった作品、fateシリーズのセイバーことアルトリアがいた。
へ?何これ。あれか、よく神様の不手際で死んだ主人公が特典で貰ったチート的な?よくよく見てみると体も生前のではなく見事な少女の体になってる。あ、でも胸は小さくなった…。
そこで私は理解した。私は死んでアルトリアの体に転生したのだと。
いや、本当意味不明だよね。
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まぁ、そんなこんなでアルトリアに転生してから1ヶ月ぐらい経過した。あの後身分証明やらこの世界の事とかいろいろ調べてみたら、どうやら今の私は[
てか何だよ
それとこの世界のことだけどある一点を除いて生前いた普通の世界とそんなに変わらないことがわかった。で、そのある一点なんだけど[ノイズ]とか言う認定特異災害が今人類を脅かしてるらしい。何でも[ノイズ]に触れられると人間はことごとく灰になるのにこっちの物理攻撃はまるで役にたたないとゆうチート仕様で人類に多大な迷惑をかけている。
ま、そんなことは私と関係無いのでどうでもいい。こちとら単にセイバー似の誰かに転生しただけの一般人である。
…そう思っていた時期がありました。
今現在ノイズに囲まれている状況である。
バイトの帰り突然警報が鳴り一斉に逃げ出す周りの人たち、そして「何のこっちゃ」とその場に棒立ちの私。気づいたら人がいなくなって町中に只一人。そしてノイズが私に向かって突っ込んでくる。
あぁ、せっかく美少女に転生したのに高々一月程度でオジャンか~。もうほとんど諦めてせめて死ぬときは怖くないよう目をつむる。
だけど一向に痛いとかそうゆう感覚が無い。
ん、どゆこと?
とりま目を開ける私。そして目の前の光景を一言で説明しよう。
辺り灰だらけ。
…わっけ分からん。
気付いたらノイズいなくなってるし、何か右手に透明でよくわかんない物持ってるし。え、もしかして私がやったの?そういえばこの灰よく見るとノイズに似てるような…。
すると体よく新手のノイズが。
とりまやってみよう。
右手に持ってる何かを適当に振ってみる。
ぶざぁん!!
スッゴい強風が出てノイズを丸々灰にした。
いっっっみわからん。
ふと右手に持ってる何かを見てみると、透明な何かが剥がれて外観が出てきた。
うん、これあれだ。[
どうやら私はマジ者のアルトリアに転生してたようだ。
いや、意味不明過ぎて笑えてきた。
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そんなこんなで更に1ヶ月ぐらい経過した。
あの後自分の事についてもっと詳しく調べた。
分かったのは大体こんな感じ。
・自分がサーヴァントスペック(FGOマスター時)
でのアルトリアであること。
・転生した影響か喋り口調がセイバーぽくなる
(心の声は私のまま)。
・サーヴァントみたく魔力で存命しているのではな
く受肉していること
(その為か霊体化出来ない)。
・[
(何か感覚的に出そうとしたら出せた。ついでに
第二霊基にもなれた)。
・他にもアーサー王の伝承で語られる宝(たぶん宝
具に分類される)とかが何処からか取り出せる空
間の様な物が展開できる
(名前無いと不便だから[
・↑のやつ日に日に(宝具の)数が増えてる。
てな感じかな。いや、分かるよ私も言ってて意味不明だもん。でも事実何だからしょうがないじゃん。ポル○レフのことも考えて。
そして変わった事は私自身もだ。私は日夜ノイズ狩りをしている。別にどっかの無銘みたいに正義の味方に目覚めた訳ではない。でもアルトリアのたぶん[直感]スキルがノイズの出現場所とその被害、それとそこにいる人達の助けを求める声とかをひっきりなしに拾ってくるのである。私はそんな声を聞いて無視できるほど薄情ではなかったので仕方なくノイズ退治に出ることに。
だがここで問題が発生する。この世界だとノイズに対抗出来る手段がないらしい。もしそこにノイズやっつけられる剣持った女の子が現れたらどうなるだろう?
間違いなく騒ぎになるよね。
この世界、文明メチャクチャ進んでるから絶対写真撮られて拡散されるよね。そのあとは考えなくても分かる。絶対厄介事になる。そんな事態は避けたい。何か良いのないかな~と青ダヌキの如く[
[
簡単に言うとロビンフッドの[
へ?ノイズ倒す時に剣とか見えないかって?
お忘れですか?[
うん実に良い。こうやって間違った情報が広がれば私の正体がバレることはまず無くなるからね。
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そんなこんなで今夜もノイズを退治して帰ろうとしたときこと。一台の車がやってきた。
おかしいな?ノイズの出現で避難警報が出てるから近づいて来る人なんていないはず。
そして車から降りてくるガチムチの男の人。
へ、何者?
何か周りキョロキョロしてるし絶対関わっちゃいけない気がする。現に[直感]スキルがさっきから「逃げろ」って言ってるし。うん、触らぬ神に祟り無しって言うし無視しよう。
私はそのままソロリとその場を後にしようとした時…
「…っ!そこか!」
男の人が目の前に足元にあった折れた木をこっちに蹴り飛ばして来た。
え、嘘!?気付かr、てか木一本蹴り上げるって!?てか目の前に木がぁ!?あーもう、斬るしかない!!
パニクった私は目の前に飛んできた木を[
あっぶな!何してくれるんだあの人!
おっとと、いやいやまぁまぁ待て落ち着け私。確かに木を蹴り飛ばしてきたのは驚いた。だけどそれだけだ。もしかしたら単なる気のせいにn…
「そこにいるのは分かっている!姿を表せ!」
ヤベーイ、完全にバレてる。そりゃそうだよね、だって端から見たら空中で木が真っ二つになってるもん。そりゃーバレるよねチクショウ。
とにかくこの状況をどうにかしないと…。とりあえず何か言っとく?
あまり無言なのも不自然だし、あの男の人の警戒を更に上げたくもない。よし、出来るだけ余裕のある感じで言おう。
「驚きました…。そちらからは私の姿は見えてないはずなのですが?」
うーん、この美少女ボイス。何時聴いても惚れちゃいそうだね。何て言うのは置いといて。
さてこれで完全に私の存在がバレちゃった訳だけど、まだ慌てるような時間じゃないから大丈夫。こうなると
バザァと左手で[
「やはり
何者か~…。「通りすがりのアーサー王だ。覚えておけ!」なんて言えるわけないしどうしたもんか…。何か良いアイディアは…あ、良いのあるじゃん。
「そうですね…。名乗るほどの名は持ち合わせていませんが問われるのであれば仮にセイバーと名乗っておきましょうか」
軽く微笑みなが名乗る私。
「ではセイバー、貴様の目的は何だ?何故ノイズ倒す?」
「それを貴方に話す道理が無い」
道理が無いってゆーか話しても信じて貰えないよね。「直感です」なんて言えるわけないし。
「…なら、拳で語り合うだけだ!!」
男の人がまるで沖田さんの[縮地]みたいに一瞬で間合いを詰めてくる。そのまま左足を踏みしめ体を捻りながらの右ストレート。私は[直感]スキルを頼りに僅かに体を反らしてそれを避ける。もちろんそれで終わりな訳がない、左右交互に振るわれる拳が何度も私に迫ってくる。
てか何なのあの拳![直感]スキルでギリギリかわせてるけど当たったら絶対ヤバいよね!現に私の後ろにあった木がものの見事に粉砕してるし!
てな事考えていた為か男の人の右回し蹴りの反応が遅れてしまった私。狙いは頭、避けられる?[直感]スキルは「無理」と答えてる。仕方なく左腕を頭の横に置きガードの態勢を取る。
ドガシャアンッ!!!
男の人の蹴りを何とかガード出来た。出来たんだけど…
痛った!!?マジで何者この人!!こっち耐久Bのステータスなのに骨折れそうになったし!!てか[魔力放出]で体支えてなかったら絶対体が吹っ飛んでたよ!!
とりあえずバックステップで男の人と距離を取る。向こうは拳を構え直している。まるで「当方に迎撃の用意あり」とでも言っているかのようだ。
不味い…、誰だか分からないどこのまま戦ったら絶対私の方が消耗するのが目に見えてる…。
よし、逃げよう。
勝ち目が無かったら速攻で逃げる。ジョ○フもそうやって生き残ってきたんだしそうしよう。ただあの男の人が簡単に逃がしてくれそうにないのが問題だ。何とか隙を作れないかな?
と言ってもあの男の人の事だから生半可なヤツじゃ隙なんて見せないよね…。
逆に私が[
そうだあるじゃん!ちょっと強引だけど何とかできそうな方法が!一か八かの勝負になるけどこれしか打開策思い付かないしやるだけやってみよう!
私は[
「風よ、 荒れ狂え!!」
[
[
[
あの人は?よし!地面がいきなり抉れたから咄嗟にガードの態勢になった!土煙で上手く煙幕も出来てるし今の内に!
私は足の裏に魔力を送り[魔力放出]でジェット噴射の要領でその場から一気に離脱する。途中で[
さらば見知らぬ人!
ただ今後は別の戦い方を考えないといけないよね…。二度と会いたくないし…。
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「…逃げられたか」
突如として地面に異変が発生し、咄嗟にガードの態勢になったため弦十郎は直ぐに行動を起こせなかった。そのためセイバーと名乗る少女がその場から離脱するのを止められなかった。
「セイバー、お前は何のために…」
一人取り残された弦十郎は夜空に広がる星を見ながらそうつぶやくのだった。
今回もアンケートに協力をお願いします。m(_ _)m
オリ主のステータスは?
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現状のままでOK!
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もっと盛ろうぜ!
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チート過ぎ下げろ