僕のヒーローアカデミア〜最強の呪術師に転生してハチャメチャするお話〜 作:クロノヒメ
忘れられない記憶と言うものは誰にでもある。
どうでもいいことやイジメ、ふとした時にそれは頭によぎる。だけど時間が経つにつれて曖昧になっていき、本当にそれが起こったことなのか?と疑問に持つこともある。
でも、それでも・・・。
朧気に覚えているのは、痛いという事と不味いと言うことだけ。
ひきっつた笑みで安心させようとするあんたが、足を震わせて立ってるあんたが、声が上擦って恐怖に負けなかったあんたが。
朧気でも、とてつもなく輝いてたのを今でも覚えてる。
これだけは、忘れられない。
ウチの
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きっかけは些細な事だった。
『そうだ、親睦会しよっか』
ヒーロー基礎学が終わった日の放課後、五条悟は唐突に呟いた。
『確かに!これから長い間一緒に成長していく仲間なんだ。仲を深める事はヒーローとしても人としても大事なことだな!』
飯田くんが呟き、賛成の意見が広がっていく。
が、
『悪ぃ。俺は行かない』
『俺も行かねぇ』
轟、爆豪がこれを拒否する。
『いいの?折角僕の話をするのに。それに今日の反省、聞いてないでしょ?』
五条悟の戦闘訓練が終わった瞬間、オールマイトはダッシュで緑谷の所に向かったという。
そのため授業はそのまま終了、2人は何がいけなかったのかを聞いていない。
苦虫を噛み潰したような表情になる爆豪。
轟はそれでも無理だ、と告げようとする。
『・・・ちょっと待っててね』
五条は教室の外にでて、数秒後に戻ってきた。
『焦凍、許可は出たから行けるよ』
『・・・?誰にだ?』
『エンデヴァー』
『は?』
そんな事があり、あれよあれよと流されて現在の時刻は5時半。
「ゴスト」と書かれた店にA組は全員集まって席に座っており、後は五条悟のみという状態。
「にしても、親睦会か。俺こーいうのやったことなかったからなぁ」
と、陽気な切島が喋る。
「そうなん!?切島くんの事だからやり慣れてると思った」
「まあぶっちゃけ、ここにいる俺達ってほとんど親睦会とかやったことなくね?やったことあるやつとかいんのかよ?」
「親睦会、ですか・・・。わたくし、制服でやるのは初めてです」
「へー、ヤオモモいつも何着てやってたの?」
「着物とかドレスとかですね・・・。その国の人に合わせてましたから・・・」
(((大金持ちッ!)))
みんなが雑談している中、カランカランと扉の方から音が聞こえ、最後の1人がやってきた。
「や、みんな。全員いる?」
「おせーぞ五条ー。みんなもう待ってんぞー?」
雄英の制服に、黒目隠しではなくサングラスをつけ参上した五条は、笑いながらやって来た。
「ま、いいじゃんいいじゃん。んじゃ、始めようか」
そこからは夕食を兼ねた雑談を始めた。
轟と爆豪に直すべき所をいい、相変わらず甘味しか食べないことを瀬呂にツッこまれる。
そして、案の定この話題になる。
「そういえば悟くんの個性って何?体力テストやヒーロー基礎学で使ってたけど、全く分からないんだよね一体どんな個性なのかな?」
緑谷がそう呟くと、他の生徒も「気になる気になるー!」「摩訶不思議な能力・・・興味がある」など様々な反応を示す。
「そうだね、課外授業といこうか。先ず言っておくと、僕のこれは個性じゃないよ」
「えっ!?個性じゃない!?」
ざわめきが起こる。
「僕はヒーローじゃなくて呪術師って前に言ったよね。確かに、僕は個性のようなものを持ってるよ。でも、呪術界ではそれを『生得術式』って言うんだ」
「生得・・・術式・・・」
初めて聞く馴染みない単語に戸惑いつつも、きちんと覚えていく姿勢を見せるA組生徒。
「そ。名前通り生まれた時に体に刻まれているもの。だから呪術師になるためにはぶっちゃけ才能が必要なんだよね」
「でも、個性と何が違うんだ?個性も同じだと思うが・・・」
「いい質問だね力動。そう、個性と術式は圧倒的に違うところがある。なんだと思う?出久」
「・・・使うために条件がいる、とかかな?」
「惜しい。正解は呪力を使うでした」
「呪力・・・?なんだそれ???」
「ざっくり言うと人の負の感情から生まれる力だね。怒り、嫉妬、怠惰とか」
人間のマイナスな感情である。
「なるほど、大体は理解したよ」
さて、と呟き本題に入ろうとする五条。
「僕の術式は無限。正確には「無下限呪術」って言うね」
「無下限・・・。虚数とかのことですかしら?」
「そうそう。僕に触れようとして近づく度に無限が濃くなって行く。要は僕に触れないってこと」
「「「チートじゃねぇか!?!?!?」」」
「ま、だって僕――最強だからね」
笑いながら彼は平然と言う。
楽しい時間は直ぐに過ぎていく。
「そろそろお開きにしようか。じゃあ、お疲れサマンサー」
クラスが割り勘にしようと言ったが、五条は止め切る前に会計を済ませる。
星が見え始めた空を眺めつつ、五条は振り向かず喋る。
「どうかしたの?響香」
「・・・やっぱり、五条だよね」
どこか縋るような声に僕は振り向いて反応する。
「そうだよ。天才最強呪術師五条悟さんだよー」
「あんたはあの時」
冷たい声が響く。
否、疑問と驚愕が入り交じった声が響く。
「死んだ筈じゃ、ないの・・・?」
「死んだ、か」
烈火のごとく響香の声が轟く。
「あんたは!あんたは!!!あの時、ウチのせいで・・・!うっ、ゔぅ・・・」
目を伏せ、頭を抱えた響香は、本当に儚くて。
「響香」
目を、顔を上げた響香の顔は酷かった。
ぐしゃぐしゃで、砕けた硝子のようで。
五条悟には耳郎響香に関する記憶がほとんどない。
「そんな顔してちゃ、折角の美人顔が台無しだよ。ヒーローは笑わなきゃ」
そう言って翻し帰路に着く。
『耳郎響香は五条悟の幼なじみ。死んでも必ず守りきれ』
これが彼とあと一人のみが知る、哀しい約束である。
微・シリアス回
これはいつか分かりますね
番外編に個性(術式)とかの解説
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解説あった方がいい
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解説なくてもいい
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五条さんイケメン過ぎマジ最高