僕のヒーローアカデミア〜最強の呪術師に転生してハチャメチャするお話〜   作:クロノヒメ

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亀更新☆
いやちょっとこれからは1週間に1本のペースでやります。ごめんなさい嘘かもしれません


過去と存在証明―①

 

 

 

 

 

 

五条悟の朝は早い。時もあるが遅い時もある。

気まぐれであり、自由奔放。

そんな彼だが今日はいつもより少し早く家を出た。

 

「〜♪」

 

鼻歌交じりに道路を歩く。

朝とは言え人は多く、平和だと実感出来る。

 

「――ヒーロー助けてッ!!!」

 

叫び声。すぐさまビルの屋上にトび、当たりを見渡す。

道路の真ん中にヴィラン。そしてMtレディやシンリンカムイもいる。がどうやら苦戦しているようだ。

人質をとられ、何も出来ないといったところだ。

 

加勢するかと思ったが、英雄が目に映る。

 

「もう大丈夫だ、ファミリー」

 

No.1ヒーローが

 

「何故なら私が、通勤がてら来た!」

 

この街は平和だと再認識する。

ま、僕もいるから世界一安全だけどね!とこの男が考えたのは言うまでもない。

 

無論、この男も街の中にいる低級の呪霊を祓っている。

とはいえ今の世の中、直接的な害を与える呪霊はそうやすやすと現れない。

できるだけ多くそれらを祓いたいが、現在の呪術師では追いつかないと言うのが現状である。

 

そうなると、この男が呑気に高校生活をする暇など無いはずである。

 

それについては色々複雑な事情が絡んでいるのだが、それはまた別の話。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

AM:11時11分

 

数学の授業中、聞きなれない音が流れ出した。

「なんの音だ・・・?」

「えーなになにアラーム?」

 

ピピピピピピと高速で鳴り響く音は、とても歪で、こちらを慌てさせるような音だった。

 

「ごめん、エクトプラズム、ちょっと席を外すよ」

 

五条悟が席を立ち、早足に教室を出る。

 

それが何か知っている先生は、一抹の不安を心に残しつつ、背中に声をかける。

 

「了解シタ。気ヲ付ケロヨ」

 

教室を出て、歩きながら出口に急ぐ。

 

ピピピピピピピピピ――ピ。

 

「もしもし、僕だけど」

 

『五条さん!不味いです!』

 

「どうしたの伊地知。そんな焦って」

 

 

 

 

『特級呪霊、廃射天獹(やしゃてんぐ)が活動を開始しました!!!被害は2級2人、準1級1人死亡です!!!』

 

「場所は」

 

『それが地図上には存在していないんです!ですが呪霊の位置はメールで送りました!!』

 

「了ー解」

 

窓を開け真っ逆さまに宙を舞う。

景色と共に思考が早く流れ、決断する。

長距離の移動にはあまり適していないが、緊急事態のためだししょうがないか。

 

「全く、これだから呪霊は」

 

バシュンッ!

 

まだ薄い緑が目立つ山々にを上空100mから見下ろす。

山の中腹、草木が生えておらず平べったく、そして何も無い土地にそれは居た。

デカい。山もデカいが廃射天獹そのものも大きい。この前祓った呪霊より遥かに大きい言った所だろう。

 

 

「いつもいつも変な時に騒がせちゃって。万年暇なの?」

 

ふわり、ふわりと空に沢山の紙が舞っている。

それらをよく見ると1枚1枚は少ないが、呪力が込められていたことが分かる。

 

恐らく古人が数百枚、数千枚と紙を用いて廃射天獹を封印していたのだろう。

それが今になって解けたと。

 

「そう考えるのが妥当かな。さてさて」

 

帳はもう既に降りている。

 

「今日は忙しいからね。ぱっぱと終わらせようか」

 

恐らく、向こうはこちらの存在に気付いている。

とりあえずあの厄介そうな胸元にある勾玉を何とかするか――

 

 

『落ちろ』

 

年老いた老人が無理をして若い声をだすような、少年が無理をして低い声をだしているような、そんな声が耳を通り、脳に入ってくる。

突如ガグンっ、と凄まじい勢いで体が地面に向かう。

 

(呪言か。棘のように無条件に起こすのか?)

 

衝撃、そして遅れて音がやってくる。

ダメージ自体は無いものの、そんじょそこらの特級呪霊ではない事が伺える。

 

土煙が晴れ、目を向けるとそこには変わらず仁王立ちをしている呪霊がいた。

 

「うん、強いね。流石特級呪霊」

 

風がざわめき、枯れた葉が辺りに散らかる。

 

『貴様、新たな時代の呪術師であろう。先程の呪術師と違い、かなりの手練であると見る』

 

儂が屠ったがな、と言葉を耳にし当たりを見渡す。

死体らしいものはない。

 

屠った、つまり殺した。

恨みなんてないし

 

「特級呪霊、廃射天獹。君を祓う」

 

ワナワナと震え、口を開く。

 

『それは何故だ。何故我がお前に祓われなければならぬ』

 

(一人称が変わった?)

 

「君が呪霊で、僕が呪術師だから。人に害がある君を祓わなきゃいけない」

 

『・・・』

 

沈黙。そして怒号。

 

『何故だ、何故、何故何故何故・・・』

 

老人、少年の他に様々な声が聞こえる。

高い声、低い声。震えている声、怒っている声。

 

まさか、この呪霊・・・。

 

「なるほど、道理でおかしいわけだ」

 

『領域展開』

 

廃射天獹の後ろに大きな朱色の門が浮かび上がる。

 

グルンっ、世界が反転する。

上下左右逆に見え、門が近づく、否、落ちていく。

 

「これは・・・」

 

山だ。

先程までいた場所と違い、空は赤く染まり大量の呪力で満ちている。

数千体の呪霊が空に居る。

言ってしまえば、大量の――天狗。

 

 

天遊義譚(てんゆうぎたん)

 




次回もお楽しみに。
呪術廻戦アニメ化やったー!
今週は五条悟の領域展開だよ!やったね!

番外編に個性(術式)とかの解説

  • 解説あった方がいい
  • 解説なくてもいい
  • 五条さんイケメン過ぎマジ最高
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