僕のヒーローアカデミア〜最強の呪術師に転生してハチャメチャするお話〜   作:クロノヒメ

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不定期すぎワロタ
いや笑えない


過去と存在証明――③

『うん、強いね。さすが特級呪霊』

 

数分前自分がそう言った言葉。訂正せざるを得ないなこいつ。

弱い。特級の癖に弱すぎる。

それが五条悟が廃射天獹に対しての印象であり、事実でもあった。

初めの呪言、あれは強かった。ダメージは皆無だが狗巻家の術式のような効果で、自身にデメリットはなさそうだったからだ。

 

領域展開もそうだ。多分、自分達が過ごした山を生成しつつ、大量の天狗で押し潰す。

おまけにこっちは謎の術式で無下限呪術が使えないときた。

 

見当はついている。遠くでずーっとうじゃうじゃ言っている奴らだろう。呪言の1種だが相当デメリットがあるはず。

しかし特に何も無いと見るに天狗たちの数でカバーしてるな。

 

そいつらを優先してボコボコにしても、すぐ様他の天狗が言葉を紡ぐ。よく出来た戦い方で。

 

弱いやつはよく群れる。しかし数は力にもなりうる事を、五条悟は知っている。

その行く末も。

 

しかし結局雑魚は雑魚なのだ。

 

五条悟が廃射天獹と遭遇してから恐らく10分。

廃射天獹は、現在進行形で――

 

「ガァ!シャァァァ!!!」

 

「煩い、邪魔」

 

ボコボコにされていた。

完膚なきまでに、もうどうしようもないほどに。

 

剣、槍、斧を初めとした近接武器も。

弓、風の刃、火縄銃などの遠距離武器も。

当たらないし、そもそも練度が低い。

いくら長い年月生きてたであろうが、道を知らぬものがその道を進めば迷うのは必然のことであろう。

 

ただがむしゃらに切りつけ、刺し、叩き潰す。

矢を放ち、風を操っても、呪力でできた硬質な弾を飛ばしても。

 

その程度の技なんぞ現代の最強にとっては無に等しい。

術式が使えないとしても、素の実力が桁違いなのだから。

 

片っ端から殺し続け、恐らく半分は超えたであろう。

ふと、天狗達が空中で留まり、バサバサと羽の音が辺りに響く。

 

バサ、バサ。

 

「そんなもんかよ。なんで封印されたの?」

 

ふと気になったので聞いてみる。五条悟からしたら雑談。しかし、はたから見たら殺し合いの中相手に喋りかけるヤバいやつである。

 

天狗たちが喋りだす。

 

 

「我等を」「女」「封じたのは」「忌々しい」「あの女は美味かったなぁ」「巫女」「龍だった」「頭に傷」

 

全員が全員、勝手に喋りだすからまるで意味がわからない。

 

「にしても、昔の人は馬鹿なんだねぇ。君達みたいな烏合の衆を封印するんだって」

 

五条悟は自信が認める性悪である。

 

「別に弱いから封印なんてしなくていいのにね」

 

にっこり。パーフェクトスマイル。

ほんっっっとうにいい笑顔だ。

言われた天狗たちの顔が怒髪天をつくぐらいブチ切れてるのを見なければだが。

 

先程までバラバラに喋っていた天狗たちが、口を揃え呪う。

 

「「「「貴様を殺す」」」」

 

「やってみろよ鳥カスどもが」

 

阻害感が消えたことを感じ全員捻り潰すため術式を使おうと術式に呪力を流す。

が、しかし。

 

(急に暗くなった…。なにか仕込んでたな)

 

一瞬にして山は暗く、そして辺りに静寂が訪れた。

暗い暗い山の中、木々がうっそうと辺りに生え散らかしている。

隙間から見える、空に浮かぶ赤い満月が歪だが綺麗だった。

 

ボウッ、と正面から音がする。

 

見てみると、いつの間にできたのであろうか。自分の前方部に開けた広場ができており、なにかは分からないが燃えている事に気付く。

 

シャン…。シャン…。

 

そして何者かが歩い来ている。

 

暗くてよく見えないが、その呪力量は六眼越しに見える。

先程まで相手していた鳥共より遥かに多い。

 

カシャン…。ガシャン…。

 

金属が揺れる音がする。

月明かりが煌びやかな勾玉を映し出す。あれは廃射天獹が身に着けていたものと同じだろう。

 

「それが奥の手かな」

 

鎧は体を完全に包み込んでおらず、中途半端になっている。見て察する。あれは必要最低限の防具だと。

守りに点を置かず、身軽さに置いたのであろう。

そして、腰に下げている刀。

かなりいい呪具だ。そこそこ強いってところか。

 

偽造天狗(ぎぞうてんぐ)源義経(みなもとのよしつね)

 

真名か。随分とまたビックネームじゃないか。

 

「ふむ、なるほどね。かつて天才と言われた武者か」

 

 

 

 

さて。勘のいい皆様ならお気付きだろう。

廃射天獹はミスを犯した。

群れは弱い。知っているとも。

ならばどうする。簡単だ。目の前のやつを真似ればいい。

強力な、絶対的な一で敵対者を叩き潰す。

 

しかし、だ。結局それは相手が同じ1なら成り立つ話であって――

 

「無駄だよ、それ」

 

瞬間、五条悟に飛び掛る8()()()()

 

術式解放 「影舞散佚(えいまいさんいつ)

 

刀から飛び出した七体の分身。その実力は術者本人より少し弱い程度であるが相手に理不尽な手数で押し潰す武器。

 

一人一人が絶対に避けれない場所へと斬撃を振り下ろす。

首、手、足、喉、胴、心臓、背中など。

360度から迫る漆黒の刀。

 

ビタッ!!!!!!

 

それが、止まる。

 

「「「「「「「「!?!?!?」」」」」」」」

 

 

 

「終わりだ」

 

その呟きに、源義経…。いや、廃射天獹は反射的に逃げようとした。

 

もう一部の弱きものは察していた。

呪具が止められた時。

領域――天遊義譚に引きずって同士が何も出来ず死んでいく時。

何も、見えない。

勝てる未来なんて存在しない。

 

ゾワリと。

呼吸が早くなり、懐かしい感覚に襲われる。

それは、本来自分達が持たれるはずの恐怖という感情であった。

 

深く、深く。これ程練られた呪力は見たことがない。圧倒的な呪力。

量は多いが、それほどではない。むしろこのレベルなら昔見たことすらある。

しかしその圧、その質量。例えるなら完璧。

磨き上げられた宝石のように、とても美しい――。

 

痛みはなかった。何故なら一瞬で体が塵と化したから。

廃射天獹は、何も出来ずに消し飛ばされた。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

「はー終わった終わった。まあ、この強さなら納得かな」

 

 

 

 

 

 

「早く帰らないとーっと」

 

 

 

 

 

「それにしても蛇か···なーんか心残りがあ」

 

 

 

 

 

「·····五条だよーん!なに伊知地」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




というわけで久しぶりです皆様。
前回から何ヶ月だろう。怖くて数えてない
ちょっと長め。頑張った頑張った
最後どうしても適当になっちゃったのはスマソ

めっっっちゃ厨二病の小説書きたい。まーた作者新しいの書こうとしてるよ

番外編に個性(術式)とかの解説

  • 解説あった方がいい
  • 解説なくてもいい
  • 五条さんイケメン過ぎマジ最高
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