僕のヒーローアカデミア〜最強の呪術師に転生してハチャメチャするお話〜 作:クロノヒメ
神様の扉をくぐった瞬間、大きな音と眩しさに息を飲んだ。
あぁ、自分は転生したんだ――と、察することが出来た。
「無事産まれました!おめでとうございます!」
よく見えないが、多分すぐそこにいる医師がそんなことを言ったんだと思う。
・・・眠い。
今の俺の体は胎児。赤ちゃん。
暗くなっていく意識の中、多分母親の声が聞こえた。
「この子の名前は――
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まあ時が過ぎるのは当たり前だけど早く。
4年の月日が流れるなんて、造作もない事だった。
もちろん、個性も発現した。
「先生・・・うちの子は・・・」
「大丈夫ですよ、奥さん。きちんと個性は発現しています」
「ですが・・・」
・・・まぁ、理解出来てないのも仕方ないと思う。
五条 悟。
俺が好きな漫画「呪術廻戦」に出てくる、自他共に認める「最強」だ。
さて、そんな最強の人の個性だが・・・。
嬉しいことに、予想外なことに。
あの神様個性2つよこしやがった。
まあ、確かに2つ必要な訳だが・・・。
俺は一応能力を知っている。
あ、その前に呪術廻戦の世界について説明してなかったな。
呪術廻戦の世界では、ざっくり言うと人の負の感情から出来た「呪霊」と言われるものを、「呪術師」という呪術を使える人間が祓う(消す)っていうものだ。
もちろん、五条 悟にも呪術の術式が生まれ持ってあるのだが・・・。
ぶっちゃけ、チートレベルだ。
能力とかは・・・そうだな、いつか説明する。
そして、もうひとつ。
俺は多分転生補正があるから自分の呪力の量は目に見える。
だが、この世界で生まれて、俺はまだ呪霊を見ていない。
その一方、俺の家以外にも呪術が使える奴らがいる。
つまりだ。
この世界は今、「呪術が使えるが、本来使うべき対象がいない」と言うことになる。
・・・あれ?おかしいな。
まあ、それら全部「個性」という言葉に一括りされているのだが。
あ、あともうひとつ話してなかったことがあったな。
今後の方針だ。
まあ、決まってるよなぁ?
雄英高校に入学する!そんでもって、青春を楽しむ!
あ、あと最強を満喫する。
待ってろ、俺の青春!
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人生上手く行かないんだなぁ。
なんて、今日初めて保育園に行ってそう感じてしまった。
・・・まぁ、見た目は4歳でも精神年齢がなぁ・・・。
子供が沢山いるなか、1人だけおっさんてのもね・・・そりゃあダメだよな・・・。
だか、嬉しいことに友達は出来た。
それが――
「ねーさとるくん!なにかであそぼーよ!」
みんな大好き耳郎 響香ちゃんである。
あぁぁぁ!可愛ええんじゃあ!
「そうだね・・・お絵描きでもしようか」
「うん!するー!」
かわいい。
多分どっかの誰かさんの粋な計らいだと思う。
が、ヒロアカ原作の人と友達になれたのは素直に嬉しい。
・・・裏を返すと、響香ちゃんしか友達が出来なかったんだけどね。
白髪高身長眼の色オサレ男子と仲良くなりたい人は少なかったようだ。
ハッハッハ!・・・あれ?目から汗が・・・。
短いけど許して。
次は小学生から受験するまで描きます。
いつになるのかなぁ(遠い目)