僕のヒーローアカデミア〜最強の呪術師に転生してハチャメチャするお話〜   作:クロノヒメ

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正反対の目と眼

 

 

 

春。

いつもより早く起きて、憧れの学校へ登校するための準備を済まして靴紐を結ぶ。

 

「出久!ティッシュ持った!?」

 

「うん」

 

「ハンカチ!ハンカチは!?」

 

「うん!持ってるよ!」

 

「出久!」

 

「なアにィ!」

 

「超カッコイイよ」

 

「・・・!行ってきます!」

 

僕です、緑谷出久です。

雄英高校に受験をして、一悶着ありながらもなんとか合格することができました。

 

(それにしても・・・)

 

「広すぎる・・・」

 

思わず声に出てしまう。だが、それも仕方の無いことだと自身に納得させる。

見た目通り広いここは、どうやら教室の移動にも一苦労するみたいだ。

 

そうこうしているいうちに、僕のクラスの1-Aの扉が見えてきた。

 

(あの受験者数から選ばれた人たち・・・。怖い人たち・・・)

 

脳裏には幼い頃からの同級生で僕のことをいじめていた「爆豪勝己」と、入試前に怖いと思った名も知らない男の人が浮かんだ。

 

(クラスが違うとありがた)

 

 

「机に足をかけるな!雄英の先輩方や机の製作者方に申し訳ないと思わないのか!?」

 

「思わねーよ!あ゛ぁ゛!?」

 

(あ、終わった)

 

「あ!そのモサモサ頭は!」

 

声が聞こえ後ろを振り向くと、雄英高校の玄関前で転びそうだった僕を助けてくれたいい人が佇んでいた。

 

「地味めの!よかった、合格出来たんだね!」

 

「いや!あのっ・・・!ほんとうにあなたの直談判のおかで・・・!」

 

「あれ?なんで知ってるの?」

 

不思議そうな顔をするも、「あ、そうだ」と気になる話題を降ってくる。

 

「今日って式とかガイダンスだけかな?先生とかってどんな人なんだろうね。緊張するよね」

 

これまでの人生的に女子とほとんど話したことがない出久は、頭を素早く回転させ言葉を発っしようと思ったが、その前に目の前のいい人の向こう側から疲れたような、面倒くさそうにしている声が聞こえた。

「お友達ごっこがしたいなら他所へ行け・・・」

 

誰だろうと目線をずらすと、クラスの扉の向こう側、つまり廊下に寝袋で寝そべっている男の人がいた。

 

「ここはヒーロー科だぞ」

 

そう言うと手に持っていたゼリー飲料を一瞬で飲み、瞬きをする前に圧縮されたように袋が縮んでしまった。

 

((((なんか!!!いるぅ!!!)))

 

「はい、静かになるまで8秒かかりました。時間は有限、君たちは合理性に欠けるよ」

 

担任の先生であろうということはプロヒーローのはずなのだが、ほぼ全てのヒーローを知り尽くしている緑谷出久が見たことがないと言いきれる。

 

「担任の相澤 消太だ。よろしくね」

 

クラス内にどよめきが起きる。

 

目の前の先生はモゾモゾと寝袋から出て、生徒用の体育着を手に持ちながら相変わらず気だるそうに指示を出した。

 

「早速だがこれ着てグラウンドへ出ろ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

「 「 「 個性把握テストぉ!? 」 」 」

 

体育着に着替え、グラウンドに着いた時相澤先生は開口1番にそう言ってきた。

 

「入学式は!?ガイダンスは!?」

 

生徒たちの声をバッサリ切るように。

 

「ヒーローになるならそんな悠長な行事、出る時間はないよー」

 

そういい、手に持っているスマホの画面を見せてくる。

 

「個性使用禁止の体力テスト。入試の1位・・・」

 

相澤先生はキョロキョロと周りを見渡し、ため息をつく。

 

「おい爆豪、中学の時ソフトボール投げ何メートルだった」

 

「・・・67メートル」

 

「じゃあ、個性を使ってやってみろ。円から出なきゃ何してもいい。思いっきりな」

 

そう言うとボールを手渡し、爆豪に早く投げるように催促する。

爆豪は軽くストレッチし、ボールを全力で投げる。

 

「死ねぇぇぇ!!!」

 

・・・死ね?

 

「まず自分の最低限を知れ」

 

すると、相澤先生の持っていたスマホに『705.2m』と文字が現れる。

 

「 「 「 うおぉぉぉ! 」 」 」

 

「なにこれ、面白そう!」

 

「個性思いっきり使えんだ!さっすがヒーロー科ぁ!」

 

 

 

「・・・面白そう、か」

 

 

 

ニヤリ、と先生が薄く笑う。

 

「ヒーローになるため3年間、そんな腹積もりでいるのかい」

 

直後、とんでもない提案をする。

 

「・・・よし、8種目トータル成績最下の者は見込み無しと判断し、除籍処分としよう」

 

「 「 「はぁぁぁぁ!?!?」 」 」

 

「生徒の如何は俺たちの自由。ようこそ、これが雄英高校ヒーロー科だ!」

 

 

そんな雰囲気を壊すように。

 

 

「あ、ごめん。遅れちゃった」

 

 

「ッ!?」

 

その場にいた全員が驚く。

 

背は高く綺麗な白髪、そして体育着ではなく黒の少し暖かいのに長袖、それも首が見えないくらいである。

何より特徴的なのは眼だ。

とは言ったものの、謎の黒い布により隠されている。

 

しかし、相澤先生は先程同様、いや、先程よりも深いため息を吐く。

 

「遅刻だ、五条 悟。その遅刻する癖を直せといつも言われてると思うが」

 

「別にいいでしょ、それくらい。あんまり考えすぎちゃうと胃薬を箱買いして新しいルーティーンが出来ちゃうよ?」

 

「言っておくが、今はお前を生徒として扱うぞ」

 

「はいはい、ごめんねせんせ」

 

ハッキリ言って、直す気はない。

 

「なんだこいつ!?遅刻か!?」

 

「先生に対してなんていう口の聞き方ですの?」

 

切島、八百万がそうツッコむ。

 

「五条 悟。入試の実技試験では100P、入試1位だ」

 

ざわめきが起きる。

遅刻をし、先生に舐めた口を聞くこんな奴が入試1位?だが、1人、いや2人違った。

 

「こいつが・・・」

 

爆豪が睨み直す。

もう1人は口を開き驚いてはいるも、他とは違うことを考えていた。

その1人とは、耳郎 響香である。

 

「時間が無い。早速個性把握テストをやるぞ」

 

相澤先生は諦めつつ、先に進む。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

みんな!お疲れサマーランチ。

 

呪霊を払っていたら遅刻した五条でーす。あーミ○ドのドーナッツ美味しかった。

 

さてさて、今は個性把握テストこと体力測定をやるんだってね。

まあ結果をパパっと上げていこうかな。

 

第1種目 50メートル走 : トんだため0,1秒

 

第2種目 握力 : 無限で圧縮した結果、壊れたため測定不能

 

第3種目 反復横跳び : 普通にやって90回

 

第4種目 ソフトボール投げ : 地面すれすれまで落ちるけど浮いているので無限

 

第5種目 立ち幅跳び : 落ちないため無限

 

第6種目 長座体前屈 : 普通にやって70cm

 

第7種目 持久走 : トんだため0,1秒

 

第8種目 上体起こし : 普通にやって50回

 

・・・と、まあこんな感じだったよ。

まぁ、僕がやるんだからこんなもんだよね。

 

それにしても相澤先生も悪い人だよ、最下位は除籍処分するのは嘘だって言うなんて。ひどい先生だなぁ。

 

さて、次の授業でも行こうか。

 

「ねぇ・・・あのさ」

 

後ろから少女に声をかけられる。振り返ると、そこには響香がいた。

 

「あ、響香。どうしたの?お腹空いた?」

 

「空いてない。・・・じゃなくて、あんたやっぱり」

 

「五条 悟だよ?あれれ?覚えてない?まあ仕方ないか。小学校ぶりだもんね、それにしても大きくなったねきょ「なんで」

 

響香の顔を見る。

 

「なんで、あんたがここにいるの・・・?」

 

「ん?なんでって?」

 

「だってあの時あんたは」

 

「おいお前ら、何してる。早く次の授業に行け」

 

ヒュー、相澤先生。タイミングがいいのか悪いのか分かんないね。

 

「それと五条、お前は少し残れ 」

 

「はいはーい。じゃ、また後で別の時にゆっくり話そうか。響香」

 

去り際にどこか困惑して、苦痛に顔を歪ませている響香の顔が頭に残った。

 

「それで、どうしたの相澤先生?なんか用事でもある?」

 

「・・・ハァ、全く合理性に欠けるよ。もっと協調性をもてよ五条 悟」

 

「はは、まあ個性って事でいいんじゃない?そんな苦労しないでしょ」

 

「・・・ホント、お前に任せるのが不安になってくるよ。ちゃんとしろよ、五条」

 

「当たり前でしょ?ま、任せておきなよ。この五条 悟さんにね」

 

不安しか感じない相澤先生であった。

 

 

 

 

 




五条さんのスペック高すぎるな。正直すまんかったと思ってる。
出来れば競技シーンも書きたかったけど、前置きでグダリすぎたからお兄さん許して。
次回はヒーロー基礎学、の前に・・・!?

番外編に個性(術式)とかの解説

  • 解説あった方がいい
  • 解説なくてもいい
  • 五条さんイケメン過ぎマジ最高
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