優しい嘘つきのIS奮闘記 《完結》   作:乙女座

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ジーク・ジオン


呪縛

一夏は侵入してきたISと戦っている間、疑問に思っていることがあった。

 

動きが単調すぎる。

 

一夏はそう考えながら戦っていた。そして最も不自然に思ったこと

 

敵から生気が感じられない。

 

どこかしら機械のように思える動き。

そして、バーニィがもう一体のISに体当たりしながらシャッターを突き破って出てきたときの敵の反応。

 

なぜか数秒動かなかった。

 

これで一夏は確信した。

 

こいつは人ではない。機械だと。

 

 

 

「俺だってぇぇえ!!」

 

いきなりバーナードさんはわたしの手を離し走り出す。

そして彼はラファールを纏い侵入してきたISに体当りした。

 

バーナードさんの体当たりにより侵入してきたISはバランスを崩し髪の蒼い子に向けられた砲門がずれシャッターにまたも風穴を開ける。

 

「セシリア!その子を安全な場所に!!」

 

「っ!!わかりましたわ!バーナードさんはどうしますの!戦うのならわたくしも!」

 

「セシリアは皆を守ってくれ……俺はこいつを倒さなくちゃいけないんだ。こいつだけは………」

 

バーナードさんの表情。いつもの優しい彼の顔ではありませんでした。かといってわたくしとの試合の時に見せた覚悟を決めた顔でもない。

 

 

わたくしはそんな彼の顔を見て

 

 

 

恐怖してしまった。

 

 

 

それが、あなたの本当の顔ですの?

 

そんなことを考えているうちに侵入してきたISは立ち上がる。バーナードさんは体当りしながらISを外へと押し出していきました。

 

 

 

 

 

 

この野郎!この野郎!

 

俺は何度も何度も何度もヒートホークを叩きつける。

人が乗っているなんてことは考えない。侵入してきたこいつらが悪いんだ。殺らなければ殺られる。それに………

こいつを見ていると皆を思い出す。

 

隊長、ミーシャ、ガルシアが耳元でそいつを倒せと囁いている。

 

「………ン。」

 

なぜだろう。あの子を守るためにISを動かしたのに今はこいつを叩き潰したい。

 

「ジーク………」

 

あぁ、そうだ。俺がするべきことはこれなんだ。

 

「ジオ………ジーク。」

 

やっとわかった。この世界に生まれ変わった理由。

 

「………ジーク……」

 

俺からすべてを奪ったこいつを

 

「ジーク・……………ン………」

 

そうだ。俺の任務はこいつを破壊し、祖国を勝利へと導くことだ。

 

 

ジーク・ジオン、ジーク・ジオン、ジーク・ジオン、 ジーク・ジオン、ジーク・ジオン、ジーク・ジオン、ジーク・ジオン、ジーク・ジオン、ジーク・ジオン、ジーク・ジオン、ジーク・ジオン、ジーク・ジオン、

 

 

「ジィイイィイク!ジオオオオオン!!!」

 

 

 

 

「はあ!!」

 

片腕を斬り落とし、切り口を見て確信する。

やっぱり機械だったんだな!なら手加減なしだ。

 

「終わりだ!」

 

奴の胴体を真っ二つにする。奴は動かなくなった。

 

「あ、あんた人が乗ってたらどうするつもりだったの?」

 

鈴がゆっくりと近づいてきて聞いてくる。

どこか声が震えてるように思える。

 

「斬るけど?」

 

「………あんた本気でいってんの?」

 

「え?何がいけないんだ?」

 

鈴は俺の返事を聞いて唖然としている。

何かおかしなことを言ったのか?

 

「い、一夏?一夏なのよね?」

 

「そうだけど?どうしたんだよ鈴。それより早くバーニィを助けに行かないと。」

 

そうだ。バーニィを早く助けなくちゃいけないんだ。

 

「う、うん。そうね。」

 

 

「ジィイイィイク!ジオオオオオン!!!」

 

「「!!」」

 

今まで聞いたことのない雄叫び。

 

俺と鈴はバーニィの方へと目をやる。

刃がかけたことに気づいてないのか、ボロボロになったヒートホークで何度も敵のISに叩きつける。敵の黒いISはバーニィの猛攻からか、見るも無惨な姿になっていた。

 

敵の黒いISもそのまま攻撃を喰らうままでは終わらない。

 

バーニィを蹴り飛ばし距離を取ってから腹の部分から手の砲門から緑のビーム攻撃を繰り出した。

 

「バーニィ!!」

 

直撃する!ヤバイぞ!体勢を立て直していないから当たる。

さっきの攻防でバーニィもシールドエネルギーが殆ど無いはずだ。しかもあんな攻撃まともに喰らっちまったらバーニィが!

 

俺がそう考えているうちにバーニィにビームが迫る。

しかし、バーニィは慌てる様子もなく不適に笑みを浮かべていた。

 

「あんた!」

 

ドオオオオオオオン!

 

いきなりバーニィの近くで爆発が起こりバーニィは吹き飛ばされる。バーニィのいた場所にビーム攻撃が降り注がれる。運よくバーニィはビーム攻撃から逃げることができた。

バーニィはサブマシンガンを展開し攻撃を開始した。

 

「何が起きたんだよ………」

 

一瞬の出来事で何が起きたか理解できない。

なぜ爆発したのか?

 

「あいつ、手榴弾を爆発させて避けたのよ。あんなデタラメな戦いかた良くできるわね。」

 

え?それって自爆して避けたのかよ。

 

「てかあいつ何か雰囲気変わってない?」

 

鈴の言う通りだ。バーニィは何かに取り付かれたかのように攻撃を繰り返している。

 

「………助けないと。鈴!早くバーニィを助けないと!」

 

何でだ。一刻も早くバーニィを助けろと言われている気がする。

 

「………そうね。」

 

鈴もバーニィの異変に気がついたみたいだ。

 

待ってろよバーニィ。

 

 

 

 




何か雰囲気ぐちゃぐちゃなような………

お気に入りが六百越え!
ありがとうございます!

知らない間にランキングにも載っててビックリしました。

これからも頑張ります。

まだまだ感想、評価、こんなところをこうすればいいなどのアドバイス、ジーク・ジオンなど募集してますのでよろしくお願いします!
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