優しい嘘つきのIS奮闘記 《完結》   作:乙女座

27 / 61
勢いってすごい


番外編 俺は不死身の

「俺様に敵う奴は居ねぇのかよ!」

 

一人の青年がそう叫ぶ。

彼の名前はパトリック・コーラサワー。イギリスで発見された二人目の男性操縦者である。

 

自分を高く評価しており、喧嘩っ早い性格である。しかし、ISの操縦技術は初めてにしてはとてつもなく高く候補生ですら彼に負けてしまうほどである。そして彼は専用のISイナクトを所持している 。

 

そんなスペシャルな彼は今IS学園の試験を受けているが、教員をすぐに倒してしまい拍子抜けしている。

 

「へっ!たいしたことねぇぜ!」

 

そう吐き捨てるスペシャルな彼の前にバイザーを着け、打鉄を身に纏った女性が現れた。

 

「なんだてめぇは!このパトリック・コーラサワーとやろうってのか!俺様は今まで模擬戦200回で負け知らずのスペシャル様なんだよ!」

 

そう言ってスペシャルな彼は打鉄を纏った女性に攻撃を繰り出す。

 

しかし、彼女はスペシャルな彼の攻撃を易々とかわしながら彼に近づく。

 

「俺様はスペシャルで!」

 

まずは武器のリニアライフルを両断される。

 

「200回で!」

 

次にディフェンスロッドが破壊される。

 

「模擬戦なんだよぉ!!」

 

最後は止めの一撃をもろにくらいシールドエネルギーがゼロになる。

 

「ちくしょう!覚えてやがれぇ~!」

 

これはパトリック・コーラサワーという男の物語である。

 

~俺は不死身のコーラサワー!~

 

「はじめまして。俺はヨーロッパのエース、パトリック・コーラサワーです。」

 

「な!わたくしが代表候補生でエースですわ!」

 

「なんだお前!この俺とやろうってのか!」

 

入学早々イギリスのお嬢様と口論。

やはりこの性格は治らない。そんな彼に衝撃の出会いが

 

「黙らんか馬鹿者」

 

出席簿で顔を叩かれるコーラサワー。

 

「オウワ!女………よくも男の顔を………オウワ!」

 

「織斑先生だ馬鹿者」

 

「二度もぶった!」

 

激怒し叩いた本人を見る。

 

(なんだ……………いい女じゃないか)

 

「すみませんでした織斑先生!」

 

(惚れたぜ!)

 

スペシャルが恋に落ちたのだった。

 

 

◇セシリア戦

 

「織斑先生にいいとこ見せてやるぜぇ!」

 

『試合に集中しないか馬鹿者!それとお前には無理だ。』

 

「そんなぁ!」

 

「隙だらけですわ!」

 

「え?うわぁぁあ!織斑せんせぇええい!」

 

パトリック・コーラサワー敗北。

 

◇鈴入学。

 

幼馴染みとの再開をする一夏。

 

「あたしが来たからにはそう簡単に優勝できないからね!」

 

「あ、後ろ。」

 

「おい。」

 

「なによ!」

 

「邪魔だ。」

 

「織斑先生!おはようございます。今日も美しいですね!」

 

「うるさい馬鹿者。」

 

「そ、そんなぁあぁあ。」

 

コーラサワー撃沈。

 

◇所属不明機侵入。

 

「織斑先生のキッスはいただきだぁあああああ!」

 

「な!千冬ねぇのキスはやらないぞ!パトリック!」

 

「何をいってんのよこんなときにバカ二人がぁぁぁあ!」

 

「「ぼ、暴力反対~」」

 

バカ二人。鈴の怒濤の攻撃により撃沈。

 

ちなみに無人機は鈴が一人で撃破。後に彼女は鬼神と呼ばれる。

 

◇シャルル入学。

 

「僕はシャルル・デュノアって言うんだ。よろしくね!」

 

「俺の名前はパトリック・コーラサワー。スペシャルな俺様についてこい!」

 

「あはははは。面白いねコーラサワーくん。」

 

優しいシャルルであった。

 

◇ラウラ・ボーデヴィッヒ入学。

 

「貴様が!」

 

「ち、ちがう!俺はアオフ!!!」

 

「あの………俺が一夏なんだけど。」

 

「な、なに!大丈夫か貴様!」

 

「な、なんじゃそりゃあああああああああ!」

 

勘違いで撃沈のコーラサワー。

 

 

◇シャルル。女とばれる。

 

「ごめんね。騙してて。」

 

「気にするな!女を道具として扱ってるやつ許せねぇ!そんなやつこのパトリック・コーラサワーが叩きのめしてやる!」

 

「パトリック………」

 

フラグを建てるスペシャル様。

 

◇タッグ戦。

 

「いくぜ!シャル!陣形をそのまま維持!」

 

「了解!」

 

「な、なんだこいつらは!えぇい!私は織斑一夏を倒さねばならんのだ!」

 

「こいつを倒せば織斑先生の気持ちだって!」

 

やればできるやつコーラサワー。

 

◇ヴァルキリートレースシステム。

 

「あのやろう許せねぇ!千冬ねぇの姿になりやがって!」

 

「あんなの織斑先生じゃねぇえぇえええ!」

 

「あ!突っ込んだら危ないよ!」

 

「またかよぉおおおおおお!」

 

激怒のコーラサワー。そして撃沈。

 

 

◇シャルロットが風呂に乱入。

 

「ぼくの本当の名前………シャルロットって言うんだ。」

 

(どうやってきりぬければいいんだああああああ!織斑せんせぇええい!)

 

純粋なコーラサワー。

 

 

 

◇ラウラ、一夏にキス。

 

「お前は私の嫁にする。決定事項だ異論は認めん!」

 

「恋の手解きならこの俺様に任せな!」

 

「え、夫じゃないのか」

 

「うぅ~…ぼくのことはわかってないくせにぃ」

 

鈍感なコーラサワー。

 

◇千冬の水着を選ぶ一夏。

 

「黒かな。」

 

「ふっ。そうか。」

 

「俺もそう思います。」

 

「………………いつからいた。」

 

「さっきからです。織斑先生。」

 

少しビビる千冬ねぇ。

 

◇臨海学校

 

「織斑先生!水着が似合ってますね!」

 

「はぁ……お前はもっと回りを見たらどうだ?私じゃなく魅力的な奴がいっぱいるだろう?」

 

「うぅ~……」

 

報われないシャルロット。

 

◇束さん登場

 

「束さんだよ!ブイブイ!」

 

「……………コーラサワー。えらく落ち着いてるな。あの世界的に有名な天災だぞ?興味ないのか?」

 

「はい。ないです。」

 

「ッフ…………まったくお前というやつは。」

 

織斑先生以外興味のないコーラサワー。

 

◇銀の福音との戦い

 

「一夏!!」

 

「ッ!篠ノ之!一夏を連れて逃げろ!」

 

「で、でも!」

 

「ここは俺に任せろ!200回でスペシャルな俺様にな!」

 

「くっ!すまない。」

 

そう言って離脱する箒と一夏を追う福音の前にその男は立ちふさがる。

 

「お前。おれが誰だかわかってんのか?」

 

シールドエネルギーがほとんどないがそれでもひけぬ理由がある。

 

「模擬戦でも負け知らずのスペシャル様なんだよぉ!」

 

愛する女性の家族を奪わせるわけにはいかない。

 

「俺にはなぁ!勝利の女神様がついてるんだよぉ!」

 

友を落とさせるわけにはいかない。

 

「イギリスのエース!パトリック・コーラサワーがてめえの相手になってやるぜぇ!」

 

己のプライドのためにも。

 

「俺の織斑先生の家族に!てを出すなぁぁぁぁあ!」

 

負けられないのだ。

 

何時間にも及ぶ激しい攻防戦。福音はセカンドシフトして、コーラサワーに襲いかかる。

 

「パトリック!あとちょっとでつく!」

 

そう連絡が一夏達から入る。しかし、コーラサワーは己の限界を察していた。

 

「なぁ、一夏。頼まれてくれないか?」

 

「え?」

 

「織斑先生にさ。伝えてくれよ。」

 

「なにいってんだよ!もうすぐだから!もうつくから!」

 

視界に福音とイナクトが見える。

 

「愛してます、千冬って」

 

そう言って彼は福音に取りつき

 

ドオオオオオオオオン!

 

自爆した。

 

「パトリック!!!!」

 

 

 

福音に乗っていたナターシャは無事に救出されたが、コーラサワーの姿は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇学園祭

 

 

「くそ!」

 

一夏は目の前にいる亡国企業のエージェントオータムに追い詰められていた。

 

「もう終わりか?たいしたことねぇな世界初の男性操縦者って。」

 

そう言ってISアラクネを纏ったオータムは一夏に近づく。

 

「終わりだ。大人しく捕まれや。」

 

オータムが一夏に手を伸ばした瞬間にそいつは現れた。

 

「なにへばってんだぁ一夏!」

 

「お、お前!」

 

「なんだてめぇ!」

 

そう叫ぶオータムにそいつはこう答えた。

 

「俺か?俺はヨーロッパのエース!

 

模擬戦でも負け知らずの

 

スペシャル様なんだよぉ!

 

そして

 

 

不死身のコーラサワーだぁ!」

 

番外編~俺は不死身のコーラサワー~

 

完!

 

 




俺はスペシャルで!2000回で!

模擬戦なんだよぉおおおお!

これほど笑った戦闘シーンはなかった
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。