優しい嘘つきのIS奮闘記 《完結》   作:乙女座

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本当に申し訳ございません!
テストやら、レポートやら、バイトやらで1月はなかなか投稿できませんでした。
では本編です!


本当の強さ

あの日私は自身の愚かさに気づいた。

 

どうしてちゃんと見てやれなかったのか

 

どうして愛してやれなかったのか

 

どうして私はこうも不器用なのか

 

あの日、一夏ははるばる日本から一人で私の応援に来てくれた。私の肉親だから政府が隠れて護衛をつけていたがな。私は嬉しかった。一夏に私が世界一になり、力を持っている姿を見せたかった。

 

だが………………何にも分かってはいなかった。

 

決勝進出が決定して私は控え室で待っていた。一夏が部屋に来てくれるだろうと。すごいよ千冬ねぇと言ってくれると。だが、あいつは来なかった。そして、決勝が始まるというときにドイツの関係者から一夏が誘拐されたと聞いた。もう頭の中が真っ白になったよ。そこからの記憶は定かではなかった。関係者から聞けば顔面蒼白で控え室から飛び出していったらしい。

 

 

 

気がつけば私は恐怖で震えた一夏を抱き締めていた。

 

その時私の中で……何かが壊れたよ。

 

結局私は一夏に親と同じような事しかしていなかったのだと……………

 

私は一夏を守ってやることができなかったんだと…

 

そのあとはドイツに一夏を見つけてくれた恩を返すためにドイツにいた。その時だ。

 

ある一つのIS部隊を見たんだ。どことは言わないが出来損ないばかりで周りからひどい扱いを受けていてな。

情が湧いたんだろう。私は彼女たちの教育を引き受けた。大変だった。日本を大いに誤解している奴がいれば、ニンジンが嫌いなやつ。塩が足りないとわめいているやつもいた。だが、その中でひときわ困ったのがいたんだ。そいつは一夏と同じ歳でな、かわいい外見をしていたよ。だが、部隊に溶け込もうとしなかった。部隊員に聞いたところ人を信じるのが怖くなっていたらしい。自分を無能扱い、そして出来損ないと言われ続けたかららしい。

 

どことなく……昔の私に似ていると思ったんだ。

 

私はそいつと仲良くなろうと必死になったさ。関係が良好でないと訓練もうまくいかないと思ったからな。だが、考えてみれば私は一夏と同じ年の子供にどうやって接すればいいか分からなかった。私は自分がどれ程一夏と接していなかったか思い知らされたよ。だが、ほっておけなかった。そして段々私に心を開き笑顔を見せるようになった。部隊にも馴染んでいってな。いい顔だった。

 

 

そして、帰国する日にだ。

 

ーーーーー

 

 

『一年間ありがとうございました。私たちは貴方に救われました。貴方は私たちをあるべき道へと導いて、私たちを一つにしてくれました。貴方は自身は弱く、たった一人の家族を守ってやれなかったと言っていましたがそうは思えません。貴方の力はそのたった一つの家族を守るために手に入れたものだと私は思います。その力は簡単には手に入らない。しかしこれだけは言えます。

 

 

 

 

 

何かを守る力は負けることがない。どのような結果だとしても守りきれたのならそれだけで立派である。

 

 

 

 

そう貴方を見て思いました。だから貴方は大会二連覇よりも家族を助けに行かれたんだと思います。教官…………貴方はそれをやり遂げたんです。だから私たちは貴方の過酷な訓練でもついていこうと思えたのです。貴方のように『守る力』をいつか手にするために………今はまだ私にはありません。答えもまだ見つかっていませんが貴方と次に逢うときには答えられるようにしています!本当にありがとうございました。

早く日本に帰り、守ることができた家族に逢いにいってください!」

 

ーーーーーー

 

 

「そして日本に帰ってきた。あの言葉があったから私は教師になろうと考えた。自分の持てるすべを使い、ISを持つものたちに正しい使い方を教え、彼女たちの守りたいものを守らすために。救われたのは私のほうだったんだよ。」

 

織斑先生は少し微笑みながらそう言っていた。

 

『何かを守る力は負けることがない。どのような結果だとしても守りきれたのならそれだけで立派である。』

 

きっとミーシャやガルシア、隊長を殺したガンダムのパイロットや連邦の兵士は………あのコロニーを守ろうとした。

それなのに俺は……………やはり俺は偽善者でしかないのだろうか…………

 

「どうしたワイズマン。疲れているのか?」

 

「いいえ………その女の子はとてもいい子だったんですね。」

 

「あぁ、かなりドジだがやればできるやつだ。」

 

まるで我が子のように話す織斑先生。でも、俺の耳にはあまり入ってこなかった。

 

 

 

ペロペロ

 

「うーん…」

 

「わん!」

 

目を開けると目の前に仔犬がいた。待ってくれよ。今日は日曜日だぞ。………アルだったな。結局アルは俺の部屋で飼うことになった。デュノアが喜んでいたからいいんだけど。時計を確認するとまだ5時。だが、シャワー室から物音が聞こえる。恐らくデュノアだろう。アルはそのまま布団から降りてリードをくわえて尻尾を振っている。散歩かな……

 

「よし。散歩に行くかアル。」

 

「くうーん」

 

五分で着替えをしてからリードをアルの首輪に付ける。

セシリアが速達で届けてもらった首輪とリードだ。

 

ガチャ……

 

「着替えわすれ…………」

 

「え?」

 

「ワン!」

 

バスタオルごしでも分かる女性特有の胸の膨らみ、そして体のライン。やっぱりか………

 

 

 

 

デュノアは女だった。

 

 

 

 




艦これ赤城さん手にはいったよぉおおおお!!


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