優しい嘘つきのIS奮闘記 《完結》   作:乙女座

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カットシー発売されましたね。
三つ買ってしまいました。
そして艦これでRJでました。かわいい。
カットシーもかわいい!


悪夢

時が止まったバーニィの部屋。

ドアの前で固まるセシリア。

ご飯を持ったまま固まるバーニィ。

目を閉じてご飯が口に入ってくるのを待つシャルロット。

 

「バーナードさん?」

 

セシリアの視線と優しいがどこか怖い声に圧倒されて固まり冷や汗を流すバーニィ。シャルロットもセシリアに気付き顔を真っ赤にする。アルは空気を読んだのかセシリアの腕から降り自分の寝るスペースへ行き体を丸めて眠りについた。

 

「なんでしょうかセシリアさん」

 

勇気を出し、弱々しく訪ねる。

 

「何であーん。してますの?」

 

「えーっと、箸じゃ食べづらいから………すいません」

 

「もう、少し甘やかしすぎではありませんこと?」

 

「「ごめんなさい」」

 

二人同時に謝る。それを見たセシリアはその二人の光景が面白かったのか笑い出した。

 

「ふふふ……謝ることないですわ」

 

「セ、セシリア」

 

「少し羨ましかっただけですわ」

 

「え………っと」

 

セシリアの言葉を聞いたバーニィは反応に困っていた。

セシリアもまさか聞こえるとは思っていなかったのか顔を少し赤くしていた。

 

「むぅ~」

 

頬を膨らましジト目でバーニィを見るシャルロット。

居づらい空気になりおろおろするバーニィ。

 

「お、俺外の空気吸ってくる!」

 

そして顔を赤くしたバーニィが外へ出ていった。

 

 

「はぁ~」

 

いつものベンチで座り缶コーヒーを飲む。

いつ以来だろう。人前で照れたりしたのは。

クリスに出会ったとき以来だ。あの時は………戦争中だったけど不謹慎にも幸せだった。彼女に出会えてよかった。………本当に核攻撃を阻止できたのだろうか?もしかしたら俺のクリスマス作戦が失敗して核が撃ち込まれたのではないのか?

 

「………クリス」

 

もし、彼女が死んでしまっていたら………俺は結局ジオンの軍人で人殺しなんだろうな…。そんな人間がこの優しく暖かな場所にいていいのか?許されるのか?

 

「バーニィ?」

 

前世のことを考えていると声がし、その方向を見ると一夏が立っていた。

 

「隣いいか?」

 

「あぁ………」

 

隣に腰を下ろす一夏。

 

「何か悩んでるのか?相談してくれよ?俺だってバーニィの力になりたいんだぜ!」

 

一夏は笑顔でそう尋ねてくる。

 

「頼もしいな一夏は」

 

「そんなことない。バーニィの方がよっぽどたよりになるんだぜ?知ってるか?バーニィって俺達が困ってたりするときには絶対に側にいてくれる。不安なときや悲しいときに側にいてくれて慰めてくれたりしてくれる。みんなバーニィをIS学園みんなの兄貴って呼んでるんだぜ?」

 

知らなかった。そんな風に思われていたなんて。

 

手を真っ赤に染めたこの俺を…………。

 

「それに………本人に言うのすごく恥ずかしいけど俺の目標はバーニィなんだ。」

 

「え?」

 

「バーニィっていつも訓練してるだろ?それに勉強も夜遅くまでやって。シャルルから聞いたぜ。いつも予習復習で夜中の3時まで頑張ってるって。そうやって努力するバーニィみたいになれたらなって…………」

 

顔を赤くしながら笑う一夏。

本当にいいやつだな一夏は………きっと絶望的な場面になっても諦めないんだろうな。まっすぐに自分を貫ける。みんなを守るって…………本当に羨ましい。

 

「俺も………一夏を目標にしてるんだぜ?」

 

「そうなのか?」

 

「あぁ、一夏のまっすぐで優しい、それでもって他人を決して見捨てない……本当にお前は凄い奴だよ。普通の人ならそんなこと出来ないからな。」

 

思ったことを口にする。一夏を見ると照れくさそうにしている。

 

「なんかいいな。お互いが目標って………」

 

空を見上げながらそう呟く一夏。

 

ふいに一夏が俺に問いかけてきた。

 

「なぁ、変なこと聞くけどさ。聞いてくれるか?」

 

「なんだ?」

 

「変な夢を見るんだ。でっかいロボットが戦ってる夢」

 

「え………」

 

俺の思考が停止する。

 

「1つ目で緑色のロボットと二つ目の白と青のロボットが戦う夢。………ごめん、わけわからないよなってバーニィ?大丈夫か?」

 

そんな、1つ目で緑の大きなロボットってザクだろ?何で一夏がザクを知っている?

それにその戦いって……

 

「その戦いの結末は?」

 

「あぁ、最終的には相討ちで終わるんだ。なんだかとても悲しい夢のような感じなんだよ。どうしても止めなくちゃいけないように思えてさ」

 

間違いない。あの時の………でも何で一夏が?

 

「まぁ、夢なんだけどさ」

 

そうやって笑う一夏。だが俺は全く笑えなかった。

 

 

 

『バーニィ』

 

クリスが目の前にいる。手を伸ばすが届かない。

 

『ジオンの軍人でスパイだったのね?』

 

そういって悲しそうな顔をする。やめてくれ……

 

『人殺し』

 

やめてくれ

 

『あなたのせいよ。あなたたちジオンが戦争を始めなければこんなにたくさんの人が死なずにすんだのよ』

 

ち、ちがう!ちがうんだ!

 

『さよなら』

 

まってくれ!いかないでくれ!

手をのばした瞬間にクリスが炎にのまれた。

 

『イヤアアアアアアアアアアアアアア!』

 

クリス!クリス!

やめろ!やめてくれ!もうやめてくれえええええ!

 

 

「バーニィ!」

 

目の前でうなされているバーニィ。今は夜中の3時半。今日は部屋から飛び出して帰ってきたときには顔色が悪くてフラフラしてた。

 

そんな彼が苦しんでいる。

 

「バーニィ!起きて!」

 

「う………く………り…す」

 

何かを言ってる。でもわからない。

 

「くり………す」

 

「バーニィ?」

 

「クリス………やめてくれ………俺は………」

 

「バーニィ!」

 

とっさに手を握る。するとさっきまで苦しんでいたバーニィが落ち着いていき目を覚ました。

 

「シャル……ロット?」

 

目を覚ましたバーニィ。

 

彼の目は

 

 

 

 

 

どこまでも深く不気味な瞳をしていたように思えた。




もう春なんですね。
過ごしやすい季節ですが皆さん風邪にはおきをつけて!

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