シャルロッ党なので嬉しくてニヤニヤしながら帰りました。
では本編です
部屋の前で頬を真っ赤な紅葉のマークをつけたバーニィが座り込んでいた。あの後、セシリアは悲鳴をあげながらバーニィをビンタ、そして部屋から出したのだ。理不尽かもしれないが、自分にも非があったので何も言わず外で反省するバーニィであった。
「………。」
はぁ、やってしまったなぁ……。まさか同室がオルコットのうえに女の子のあんな姿を見るなんて。最低だなぁ俺って……。ってか何で女子が同室なんだ?一応男と女なのに……おかしいだろ。
そんなことを考えながらどうしたら許してもらえるかも考える。でも、いっこうにいい案が思いつかない。素直に謝るか?何かをご馳走したほうがいいのか?いや、駄目だ。ここは父さんに教えてもらったドゲザというものを使う時なのかもしれない……。
そんなことを考えていると部屋の扉が空きオルコットが顔を出して俺を見ている。
「……中に入ってください。」
それだけ言うとすぐに部屋に戻るオルコット。俺はとりあえず部屋に入る。オルコットは寝巻きに着替えており
椅子に座っている。顔は少し赤く目も少し潤んでいる。
とりあえず、謝らないと……。
「あー………オルコット、ごめんな。まさか同室が女の子なんて思わなくて……。それでも俺の不注意だったよ。本当にごめん。」
俺は頭を下げる。しかし、オルコットは何なの反応も見せない。何分経ったのだろう、あるいはまだそんなに時間が経っていないのか、頭を下げている時間が永遠のように感じられた。
「もう、いいですわ……頭をあげてください。」
オルコットは小さくそう呟く。
俺はゆっくりと顔をあげて彼女の顔を見る。その時彼女の俺のことを見る瞳は何故か悲しみと怒りを含んだ目だった。
「ごめんなオルコット……」
「何度も何度も謝らないで下さい!」
オルコットが声を荒げる。俺はびっくりして目を丸めていると、オルコットは、ごめんなさいと言いながらうつむく。その後、彼女は疲れたから寝ると言ってベッドに横になった。俺は荷物を置き部屋から出ていった。
なんなんですのあの人は……あの人の顔、目、性格……全てを見ているとあの人の事を思い出す。いつも母にへこへこし、ISが登場してからはもっとへこへこしていた
わたくしの父を思い出す。婿養子で立場がそこまで強くなく、回りからも無能呼ばわりされていた父。わたくしにたいしても謝ってばっかり。
『ごめんな。セシリア、父さんが悪いから』
『ごめんな、後片付けは父さんがしておくから。』
母もどうしてあのような人と結婚したのでしょう。母は有能でした。どんなことにも全力で取り組みオルコット家を守ってきました。どうして、父に決めたのでしょう。母が父を見る目はいつも辛そうで、何で貴方はと訴えているような目でした。でも、あの事件。
イギリスの列車横転事故。仕事で母と父はあの列車に乗っていた。どうしてあの時父は母に付いていったのか。結果、二人はわたくしを置いていなくなりました。その後、わたくしは自分の家を守るために必死に努力し代表候補生までに、登り詰めました。母のような女性を目指し、そして父を忘れるために。
そんな中、彼に出会ってしまった。父のように情けなく、おどおどした態度。先程の件でも半分はわたくしが悪いのに彼は頭を下げた。見ているだけで思い出す。
父を…毎日のように頭を下げる父を……わたくしにも毎日のように謝る父を。
彼の顔と父の顔が重なる。忘れたいけど忘れられないわたくしの父を……。
一夏とISの勉強をする約束を果たすために一夏の部屋に向かう。しかし、その足取りは重い。彼女のあの瞳……あれに写っているのは俺ではなかったような気がする。
あんな悲しみに満ちた目を見たのはいつぶりだろう。前の世界で俺が徴兵されたときの母さんの目ににている。でも、何か違う……一体何なんだろう。そんなことを考えながら一夏の部屋の前に来た。
「一夏!勉強するぞ~」
外から彼を呼ぶ。しかし、出てきたのは今日の休みの時間に彼を連れて教室を出た女の子だった。一夏も同室女の子なのか……何で男同士じゃないんだろ?
「ワイズマンか……すまんが一夏はその……寝ている」
目をそらし、そわそわしている。
確実に嘘ついてるだろ……わかりやすすぎる。俺もこんな感じなのか。まぁ、何か理由があるのだろう。とりあえず何も言わずに去ろう。
「そ、そうか。なら一夏に伝えてくれないか。明日の昼休みにしようって。えぇっと。」
「篠ノ乃箒だ。箒でいい。」
「わかったよ箒さん。俺もバーニィでいいよ。」
そう箒さんに伝えて俺は歩き出す。部屋には戻りにくいのでぶらぶらすることにする。
歩き出して何分経ったのだろう。俺は自販機でコーヒーを買い外のベンチで座っている。初日から散々であった。式には遅刻するし、珍獣を見るような目で見られるし……何よりセシリア・オルコットだ。
彼女は最初嫌なやつだと考えていたら彼女の言っていることは間違っちゃない。俺がIS学園に入ったことで、本来入るはずの子が落ちたかもしれない。俺は何も苦労せずここに来た。ただISを動かせるだけと言う理由でだ。俺がもし逆の立場でも、彼女に同じことを言うだろう。責任を持って頑張らなくてはいけない。そうだ、もっともっと努力しなければ、父さんや母さん、ナターシャさんやイーリスさん、他にも父さんの育てた部隊の人達に顔合わせできない。もっと、努力だ。例えそれが報われなくても何もしないでぼろかすになるよりはましだ。
いつかオルコットにあっと言わせて見せる。
バーニィは再び決心を固め、コーヒーの缶をゴミ箱に投げ入れる。しかし、篭の淵に当たり、ゴミ箱がひっくり返る。
「……何なんだよちくしょう。」
そうぼやくのであった。
部屋に戻り寝る準備をする。明日の授業の用意はした。明日も頑張ろう。そう思っていると、隣のオルコットが寝言を言っているのが聞こえた。
「お父様…貴方はどうして…お母様どうして……」
声を聞くだけでわかる。泣いている。
「どうして……わたくしを置いていったのですか……置いていかないで…わたくしを……わたくしを一人にしないで…」
彼女の悲痛な心の声を聞いたような気がした。
彼女の悲痛な声を聞きながらベッドに入る。その日はなかなか寝付けなかった。
ぐだぐだな、気がする。
一夏とバーニィの絡みが少ないかな?
でも増やしすぎると何か違う意味でダメなような・・・