あとがきにかなり大事な事が書いてあります。
大量の服を片手にショッピングモールから出ると、僕とこいしはフランに連れられて駅方面へと歩いていた。
まだ買い足りないものがあったりするけどその辺は後でも大丈夫。それよりこっちの用件のほうが先だ。
僕たちはこの現象に何一つ手掛かりを見つけられていないけど、僕やこいしと比べて強大な能力を持つレミリアなら何か掴んでいるかもしれない。進展するかもしれないのだ、この現状から。
「フラン〜。どこ行くの〜?」
こいしは前髪を弄りながら、気怠げに口を開いた。
「後もうちょっとだから」
「ちょっとってどのくらい?」
「ん〜5分」
「ホント?」
「ホントよホントよ」
フランは振り向かずに適当にいなす。
歩いている内に景色は駅前通りのものに変化していた。ショッピングモールへと至る入口に当たるこの通りは見てみてもあまり大したものがない。個人の商店やチェーンの飲食店、あとはネカフェやらこじんまりとしたゲームセンターやら。極めて普通の街並みだ。
僕はそんな風景に溜息を溢しつつ、フードが外れない程度に空を仰いだ。
日は既に沈みきり、陽の余韻が残る天空は深い藍色へと移ろっている。あと1時間もすれば夜は更けて夜が空を染めるだろう。
帰宅客で賑わう通りを前1人、後ろ2人のフォーメーションで歩く。
「……何だか私たち、注目されてない?」
こいしは周りを少し警戒するように目を細めて呟いた。
訂正するなら注目されてるのはフランと僕であってこいしは例の如く認知されてない。
冷静に考えよう。
ヘンテコなシャツを着てデカいマスクを着用する金髪の少女に、デカい黒パーカーを着て俯きがちに歩く僕。
注目されて当然だった。
この場合「あれ、何か変な女の子たちがいるなぁ」みたいな感じだろうけど。
「着いたわ。ここよ」
唐突に足を止めて、フランは視線を右手の建物へと向けた。
それに釣られて首を回すと、そこにあったのは5階建ての古色蒼然としたビル。店頭に出ている綺羅びやかなネオンで囲われた看板を確認すれば端的に、カラオケ屋だった。
「……フランさん、歌うなら日を改めた方が」
「違うわよ。……全くお姉様は何でここを合流地点にしたのかしら……?」
ブツブツ言いながらも自動ドアを潜っていくので慌てて置いてかれないよう着いていく。
中では受付係がカウンターの奥でスマホを弄りながら突っ立っていた。やる気無いのがストレートに伝わってくる勤務態度だ。
店内は一見して少々小汚い風貌で、全体的に暗い雰囲気だ。少なくとも景気の明るそうな店ではないね。
フランがカウンターの前に立つと、漸く気づいた店員はスマホから目を話した。
「らっしゃませ〜」
「フランドール・スカーレットよ。レミリア・スカーレットのいる402号室に通してもらってもいいかしら?」
「……あ、はい。お連れさんですね。確認取れたんでいっすよ〜」
「ありがと」
雑過ぎない?
小学生の家のお手伝いだってもっと真面目に仕事するからね?
この店の適当さ加減に戦慄しつつほぼ顔パスで入ると、短い廊下の先にあったエレベーターのボタンを押した。
何処かぎちぎちと不安な音を立てながら開くエレベーターの扉に内心乗りたくないなぁと思いつつ敷居を跨ぐ。
エレベーター内部も壁に貼り付けられた防音シートのようなものが剥がれかけていたり、中で注文できるメニューの書かれたポスターに落書きされてたりとまさに荒れ放題。ドラマだったらヤンキーの溜まり場にでもなってそうな程のアングラ感が醸し出されている。
「……大丈夫ですか、ここ」
「問題ないわ……多分」
案内してる本人が食べたパンに百円玉が入っていたみたいな、飲み込めない表情しちゃ駄目だと思うんだ。
と、不安そうなフランの声音に危惧していたらこいしに服の袖を引っ張られた。
「お姉ちゃん、ここ何?」
そっか。こいしはこういう店にも来たことが無いのか。
「カラオケよ。歌を歌って喉を鍛えたり社会人が飲み会の終わりに「じゃあいっちょ二次会やりますか!」と言って特に何の憂慮もなく安直に選ばれることの多い場所よ」
「へ〜」
「なにその偏った知識……」
因みに僕は前者でのみの利用しか経験がない。
喉を使わないとちゃんと喋れなくなるんじゃないかって懸念があるんだよね。これが引きこもりの性だったりする。
チーン、と軽い電子音と共に再び重々しく扉が開くと微かにヤニ臭い空気が流れ込んでくる。
カラオケルームは防音とは言っても完全ではない。
このフロアにあるのはパッと見だと5部屋程度で、そこから色んな音が発せられていた。客がいる部屋もあるけど、大方勝手に流れてるデモ映像だろう。店内放送も相まってパレットに全色出してサラッと一回筆で撫でたような混沌とした喧騒感にげんなりしながらエレベーターを降りる。
「402……402……あったわ」
フランの歩いていく方向に、遠目に402と書かれたプレートが曇りガラスで出来た扉に掛かっているのが見えた。
近づくに比例して402号室から流れる音楽が鮮明に聞こえてくる。
「これは……」
思わず口から突いて出てしまう。横ではフランが頭を抱えていた。
聞き覚えのあるメロディー。
これは……亡き王女のためのセプテットだ。
だけどこの歌はそのボーカルアレンジ。
シンセサイザーが激しく鳴り響き、落ち着きがありながらも高い歌声が部屋から漏れ出て鳴り響く。
東方Projectはキャラも人気があるけど道中を飾るBGMも幻想的で、同人で挙ってアレンジされるレベルだ。中でも東方紅魔郷は旧作を除けば最初のナンバリング作品で、滑らかで上流貴族を思わせる亡き王女のためのセプテットや幻想的かつ猛々しいトーンのU.N.オーエンは彼女なのか?などを筆頭に、そのBGMはゲーム自体が2002年に発売されたにも関わらず今でも多くのサークルがアレンジして東方例大祭やコミケなどで頒布している。
今部屋から聞こえるのもそんなアレンジの中の一つ。
防音壁で隔てられてても尚、ノリノリで熱中して歌っているのが丸分かりだ。
呆れるようにフランはやれやれと頭を横に振りながらドアを押した。
「お姉様、連れてきたわ」
ドアが開いたことで曇りガラスでぼんやりとしていた容姿の輪郭がくっきりと映し出される。
中には少女がいた。
湖に染めたような銀色の癖っぽい髪は肩まで伸びていて、真っ赤な瞳は真ん丸と広げられ、その手はマイクを斜めに持ったまま再生停止ボタンを押されて止まってしまったみたいに微動だもしない。
服はフランと似たような感じだ。
大きめのTシャツにロングスカート。フランと違ってシャツには何も書かれてない。
レミリア・スカーレット。
帽子も被ってないし服も違うけど、間違いない。
ノリノリでヒトカラしてる途中だったようで、レミリアは針で突いた風船みたいに息が漏らす。依然音楽は鳴り止まず、激しいアニソン系の電子音が無情がスピーカーから放出される。
空気が凍っていた。
ガチガチガチ、とレミリアは錆の浮いたブリキ人形みたいな動きでフランの方へと向いた。
本当にもう、何も分からないんだけどこの状況、とでも言いそうな青褪めた表情を貼り付けて訥々と喋り始める。
「ふ、フラン?カラオケ入る前に、メール送ってって言ったわよね?」
「え?あ〜そう言えば言ってたわね。ごめんお姉様」
「ちゃんとしてよフラン!どうすんのよこの空気!?私の株価がストップ安よ!?」
備え付けられた端末の楽曲停止ボタンを連打しながら言う。
なるほど、このレミリアはカリスマ(笑)の方だったかぁ。
半目で見ているとこいしがボソリと呟く。
「……お姉ちゃん、レミリアって面白いのね」
「コラこいし、紅魔館のトップよ。一応"さん"を付けなさい。」
「え〜でもあの人、なんか"さん"って感じがしないわ」
「ほら見なさい!私、初対面の幼女に舐められてる!しかもその地霊殿の当主みたいな奴にも"一応"とか言われてる!」
「でもお姉様、実際レミリアを象った何かだし一応で合ってるわよ?」
「そりゃそうだけど!って言うか何かって何!?私たち本当の姉妹よね!?」
「スカーレット姉妹なんだから当たり前じゃん」
「そうじゃなくて!実際に血縁関係あるでしょうが!」
「お姉様煩い、さとりとこいしに迷惑よ」
「うぐ…………!何この私が悪いみたいた感じ……!」
心を読むまでもなくレミリアはこんな感じっぽい。
どうやらこの2人、紅魔のみならず中の人も姉妹同士らしい。思わずこいしと目と目が合う。
「お姉ちゃんも私と姉妹だからね」
「いや違うわ。違うから」
ここぞとばかりに僕の肩を抱くのは止めてほしい。なんで対抗意識出してんのさ。勘違いされるでしょうが。
コホンと、レミリアは場の空気を入れ替えるように咳を一度する。
「さて、貴方達が来るのを待ってたわ」
うわ。無理矢理流れを持ってこうとしてる。
外れた関節を力任せに戻すくらい無理矢理正話を正そうとしてる。
(お願い……!これに乗ってくれないとまたドリフが始まっちゃうし私の財布が延長料金で終わっちゃうから……!!)
流れてきた心に思わず溜息をついてしまう。
この後に及んで財布の心配って……まあいいけどさあ。レミリアも中身中学生かも分からんし。
このままだと一生駄弁ってしまうのも容易に想像が付く、仕方ないから乗ってあげるか。
「初めましてレミリアさん。私は古明地さとりです」
名乗ると、頷きながらレミリアは自分の顎を撫でる。
「知ってるわ。地霊殿の主よね?私はレミリア・スカーレット、紅魔館の当主よ」
「そして私がフランちゃん」
「私はこいしだよ」
「はいはい。妹組はあっちで遊んでなさい」
ちぇ、とフランは舌打ちしながらカラオケルームの座ってた場居の反対側に行ってこいしもそれに続いた。
紅魔で一番怖いのあの子じゃないの?性格的にも。狂気は無いけど何か地味にグレてる気がする。
横目で2人の姿を見つつ、僕は座ると机に腕を置いた。冷房で温度が下がっていて、触れると腕がヒンヤリとする。
「本題に入る前に1つだけいいですか?」
「いいわよ。どうぞ?」
「先程は助けて頂いてありがとうございました」
僕は頭を下げた。
もしレミリアが運命を紐解いてくれなかったら今頃どうなっていたか、想像したくない。あの男のことだ、真っ当な手段で僕を連れ去ろうだなんて思わないはず。それこそアニメじゃないけどクロロホルムみたいな危ない薬物を使ってきてもおかしくなかった。
「別に良いわよそのくらい。私は視ただけ。実際に運命を縫い合わせたのはフランよ」
「いえ、それでも貴方がいなければ私は五体満足ではなかったでしょう」
ひらひらと手を振るレミリアの真紅の瞳を見つめる。
やがて観念したように、はぁ、と息を漏らした。
「分かったわ……強情ね。互いの納得の為に貸し1つ、ということにしときましょう。この話はそれで終わり。貴方もそれで良いわね?」
「はい。異存は無いです」
「なら本題に入りましょう。私が貴方を呼んだ理由よ」
ドリンクバーから持ってきたのか、レミリアはストローの刺さったコーラを片手に混ぜながら口を動かす。
「用件は3つ。1つに情報共有、1つに協定締結よ」
なるほど、まあ予想内の提案だ。
こうして同じ身の上になっちゃってる訳だから2つとも提案してくる理由の妥当性は叶っている。
ただ協定締結というのは中身が些か分からない。
「……前者は分かりました。しかし後者については細部の確認をしなくては承諾出来ません」
「そうねぇ……丁度良いわ。明文化してなかったから今ここで作っちゃいましょう」
そう言うとレミリアは壁に貼り付けてあったチラシの角を掴むとセロハンテープを無視して強引に破り、それからビリビリに剥がしたチラシを裏面にひっくり返した。
「あの。それ、良いんですか?」
「良いのよ。そういう店だもの」
どういう店なんだ。勝手に貼ってあるポスターをメモ用紙にして良いとかどういう店なんだ。
混乱しつつも当然のように懐から出したペンで書き始めたレミリアにまあいっかと流すことにした。
特に悩むこともせずレミリアは口火を切った。
「まず、これから毎日密に連絡を取り合うってのはどうかしら?」
「良いんじゃないでしょうか」
僕は間を置かずに肯定した。
賛成だ。
これからどういう局面に陥るか分からない以上、逐一情報の共有化は図った方が良い。
レミリアは僕の言葉に首を縦に振ると、ボールペンでサラサラと書き記す。
「決まりね。貴方からは何かあるかしら、古明地さとり」
「そうですね……。相互防衛という条項を取り入れるのはどうでしょう」
マイクでチャンバラし始めたこいしとフランに注意しつつ、僕は口にした。
相互防衛。
もし一方が第三者から襲われた場合、もう一方は襲われた方に加勢するというものだ。日本とアメリカが批准している条約にもあったりする。
レミリアはそれを聞いて、難しく眉を顰めた。
「それ、貴方達に有利な条件じゃなくて?私とフラン、特にフランは戦闘に秀でた能力を持ってるわ。比べて貴方達にはそれに値する能力が無い。貴方は心を読む能力、妹の古明地こいしは無意識を操る能力。どちらも戦闘に役立つとは到底思えないわ。結果的にその協定を共有した場合の負担は此方に偏っている」
「勿論此方も把握しています。ですから、もう1つ加えたい条項があります」
冷静に舌を回す僕に怪訝そうに首を傾げる。
「条項、ねぇ。聞くだけ聞いてあげるわ」
「積極的な情報開示です」
「それは情報共有とどう違うのかしら」
「私とこいしが得た情報は全てそちらにお渡しします。前者との相違点は、渡す情報の選択権が此方には無くなるという点です。無論そちらは渡す情報を吟味されて構いません」
「……つまり。情報と武力を交換したい、と」
「その通りです、レミリア・スカーレット」
レミリアは眉間に皺を寄せながら、ストローでコーラを吸った。
僕達に足りないのは防衛力だ。
先の襲撃を思い出せば分かるように、僕もこいしも襲われたら抵抗する術がない。勿論催涙スプレーだとかスタンガンだとかを携帯していればその限りじゃないけど、それ以前に。
そもそも僕達に敵がいるとして、その相手はそんな人間然としたものなのか。
さて、レミリアはこれを受け入れるだろうか。
レミリアの思考はグルグルと回転している。地頭がかなり良いみたいで、あっちこっちと突拍子も無く場合分けされたシーンに思考が飛ぶせいで僕では付いていけない。
客観的に考えて、この取引で重要なのは信頼関係だ。
情報を全て渡す。言葉にすれば簡単だけど、この取引には信用リスクが常に付き纏う。即ち僕が一部分の情報を隠蔽して「これで全部です」とレミリアに提示することが出来るという事で、レミリアからすれば僕が裏切る可能性も考慮しなくてはならないのだ。
その場合楔になるのが信用。
僕が正々堂々、取引を果たすのをレミリア信じなくてはならない。つまり僕にイニシアチブがあると言って良い。
その優位性をどうレミリアへと移転させるかが鍵となる。
ここはこの交渉のターニングポイントになる。
僕は悟られないように気合を入れ直した。
一定の思考を終えて、レミリアは俯いていた顔を上げた。
「貴方がこの約束を反した場合、私はそれを観測する術が無い。これは不合理じゃなくて?」
「……レミリアさん。貴方は運命を操る程度の能力を持っていますよね?」
「突然何よ?」
僕は第三の目がある場所を服の上から撫でながら、乾かぬ間に舌を回す。
「貴方は未来が多かれ少なかれ視えているのは分かっています。それは世界線の分岐の瞬間も例外ではないのでは?」
「……なるほど。つまり私が能力を使って、そこで観た未来の貴方が出した情報の数にブレが生じていたり情報の質に差がある場合は容赦無く切っても良いと?」
「はい。私は旧地獄の管理者、そこには鬼だって沢山います。知っていますか?鬼は嘘に五月蝿いんですよ?」
「それは『古明地さとり』の話でしょ。貴方じゃない。加えて問題の解決にはなってないわ。貴方が元々騙す気なら分岐点など発生する道理が無い。よって私は契約不履行を感知出来ない」
「それは、私を信じて下さいとしか言えません」
その言葉にレミリアは再び考え込む。
前髪を触りながら、天井に備え付けられたミラーボールを凝視している。
正直、手札は出し切った。
僕が裏切らないという完璧な確証をレミリアに与えることは不可能だし、その疑念をどうにか和らげるので精一杯。
最初からこの提案を蹴るか受けるか、レミリア次第なのだ。
長い沈黙。
フランとこいしが会話してる最中にも、思考が加速する。
ミルクみたいに白い僕の首筋に一筋の汗が滴った時、レミリアは髪をガシガシと掻いた。
「う〜もう考えてもしょうがないわ!貴方はこの前まで一般人だったはずだし、私達を裏切って得られるメリットも無い!」
自分を納得させるように呟いて、コチラへと視線を送った。
「オーケー分かったわ。認めましょう、その条項」
次回からの内容に大きく関わることです。少しだけネタバレ含みます。
非常に話しにくいことなので決めてからも伸ばし伸ばしにしていたのですが、このお話の世界での東方Projectシリーズ一連の製作者はZUN氏ではありません。次話以降の内容ですが、先に言ってしまうと製作者は不明と言うことが広く認知されています。
何故このような設定になってしまったのかと言うのはネタバレになってしまうので控えますが、この作品の根幹に関わる点になる予定なので完結させるにあたって変えられなくなりました。
不快であったり受け入れ難いと感じた方は申し訳ございません。
キャラクター紹介
・古明地さとり
可愛さに惚れてゴスロリ服を買ってしまった中身男子高校生。女装趣味は今も昔も無い、はず。カラオケは人並みクラスに下手。
・古明地こいし
フランに対して物凄い親近感が湧いている。それと同時にさとりの妹だという自覚が増して、その地位の維持を企む。カラオケはやったことないがアカペラは上手い。
・フランドール・スカーレット
新キャラその1。憑依初日に、あらゆる物を壊す程度の能力の実験中に誤ってお気に入りのフィギュアを粉々に砕いてしまってから自分の部屋では使わなくなった。レミリアの中身の本物の妹。
・レミリア・スカーレット
新キャラその2。ネットサーフィンをしていたら偶然さとりが写ったパパラッチ写真を発見、運命を視てみたら本物と判明。何者かにショッピングモールに襲われるという事は分かっていたのでフランを行かせた。その足で密談場所を抑えにヒトカラに行く。前回の功労賞。
次回:情報共有