「はっ!?!?」
萌絵は目を覚ました。
何か大変な夢を見ていたような気がするのだが、一体何の夢を見ていたのかハッキリと分からない。
「お姉ちゃん、大丈夫?」
萌絵はソファに寝かされていたのだが、それをともえとイエイヌが二人して覗き込んでいた。
「あぁ、うん。大丈夫。心配かけてごめんね」
萌絵は程よい固さの枕に再び目を閉じる。これは中々にいい寝心地だ。
それにしても自分は何で気を失ったりしたのだったか。
「安心しましたよ、萌絵さん。すみませんでした。イワビーさんとコウテイさんの悪ふざけが過ぎてしまったようで」
すぐ頭上から降って来る声に萌絵はハテナマークを浮かべた。
あまり聞き慣れない声ではあったけれど、一体誰だろう。
それに、ともえとイエイヌが近くに付いていてくれてたのは分かるが、他に誰がいたのだったか。寝起きのせいか、その辺りの事がどうにも判然としない。
あまりの寝心地のよさに負けてしまいそうになったが、萌絵は目を開いてそして固まった。
仰向けになったその視界にはジェーンの顔があったからだ。
どうやら、このやたら寝心地のいい枕はジェーンの膝枕だったらしい。
「ぴよぇええ!?」
あまりの驚きで思わず変な声と共に飛び退いてしまう萌絵である。
そのまま傍らのイエイヌに抱き着いてモフり倒す事で何とか心の平穏を保つ。
萌絵が寝かされていたのは
「あー。萌絵ちゃん起きたのー? お菓子あるよー? 食べるぅー?」
その上、フルルに「はい、あーん」までされようとしていた。
寝起きに
「ちなみに、イワビーさんとコウテイさんは反省してもらっています」
ジェーンが差し示す方を見ると、イワビーとコウテイは椅子の上で正座していた。
「すまなかった……」
「わ、私はふざけたツモリはなかったのだが……」
二人して正座でしょんぼりしているコウテイとイワビー。
そんな姿を見せられたら、萌絵の方が慌ててしまう。
「あ、アタシの方こそ! すっごいビックリしちゃって……」
「お姉ちゃん、コウテイ推しだもんねー」
萌絵が弁明するのに、ともえもうんうん頷いていた。
ともかく、
萌絵が目を覚ましたのを見て、楽屋に一緒にいたセルリアンフレンズ三人組も集まって来る。
だというのに、萌絵は何故か浮かない顔をしていた。
相変わらず萌絵にモフられっぱなしだったイエイヌがそれに気づいて声をかける。
「萌絵お姉ちゃん。何か気になる事でもありました?」
「あー……えっとね。変な夢を見ちゃったから気になって……」
萌絵の周りに集まったみんなも全員が揃って小首を傾げた。一体どんな夢を見たのだろう、と。
「えっとね……。
寝起き出来事もこれまた強烈だったので断片的な事しか覚えていないが、萌絵が見た夢は説明した通りのものだった。
「だが夢の話だろう?」
オオセルザンコウが言った通り、ただの夢だ。萌絵自身もそう思っている。
けれど……
「それがそうとも限らないの」
そう言ってやって来たのは浦波 遥であった。
どういう事だろう、と一同小首を傾げる。
「さっき、セイコ……じゃないわね。セイリュウから連絡があったの。青龍神社にセルリアンが現れた、って」
その言葉にともえと萌絵はハッとする。
青龍神社には
もしかしたら二人も巻き込まれているかもしれない。
「だが、
コウテイの言に遥以外の皆はうんうんと頷いてみせる。
だが、遥だけはゆっくりと首を横に振った。
「並みのセルリアンならね」
そう。
並みのセルリアンなら、
けれども……
「青龍神社に現れたのは、セルセイリュウとセルビャッコの二人だったの」
続く遥の言葉に一同息を呑んだ。
セルゲンブ一人ですらあんなに苦戦したのだ。彼女と同レベルのセルリアンフレンズを二人も相手したとなれば、
遥は少し言葉を選ぶように考えるが、すぐに事実だけを言う。
「プーはセルセイリュウとセルビャッコの二人にさらわれたらしいの」
「じゃ、じゃあ
萌絵が慌てて遥に訊ねる。
全員気持ちは同じで、続く遥の言葉を待った。
「
なんて事だ。
いくら
それに連れ去られたプーだって一体どうなってしまうのか。
その想像に誰もが顔を青くし、押し黙った。
「助けに行こう!」
静寂を破ったのはともえだった。
そうとなれば、まずは手段を考えなくては。ともえはラモリさんを振り返る。
「ラモリさん!」
「アア。任せロ。もうラモリケンタウロスを呼び出し中だしドクター達にも連絡していル」
「さすがだよっ! ラモリさんっ!」
期待通りの仕事にともえはラモリさんをわっしょい胴上げだ。
これでラモリケンタウロスが来れば
ただ、ラモリケンタウロスは一人乗りだ。
「ふっふー。こんな事もあろうかと……」
それを携帯工具で手早く組み上げると……。
「じゃーん、ジャパリボード改ー」
の完成だ。
こんな事もあろうかと、萌絵はジャパリボード改をパーツにバラして持って来ていたのだ。
「ともえちゃん、イエイヌちゃん、これで
今こそ通りすがりの正義の味方が必要とされる時だ。
「「変身ッ!!」」
ともえとイエイヌの掛け声と同時、
「ヒュウゥ~」
その輝きが収まった時に現れた二人に、イワビーは思わず口笛を吹く。
そこにいたのはクロスハート・イエイヌフォームとクロスナイトの二人だ。
「二人とも。
遥にも頷きを返すと、クロスハートとクロスナイトはラモリさんを伴って飛び出して行った。
昔を思い出して懐かしむように見送る遥。
「さぁて……」
クロスハートとクロスナイトを見送った遥は全員を振り返ると言った。
「
それは一体。と全員が小首を傾げる。
「まず、こっちの護衛ね。差し当たって私もいるし、セルリアン対策課の皆もいるからそこは何とかなるとは思うけど、一応気を付けて」
遥のこの注意は前置きだと全員が気づいていた。
という事はもっと大問題がこの後控えているという事だ。
それを説明すべく遥は一人のフレンズを招き入れた。
「マーゲイ。入って」
やって来たのはこれまたパンツスーツ姿ではあるが、猫科のフレンズだった。
彼女はマーゲイ。
マーゲイはかけていた赤縁メガネをクイと直してから話を始めた。
「大問題はこの後のリハーサルとゲネプロにプリンセスさんが参加できないという事です」
それに全員がハッとした。リハーサルは最悪何とかなる。
だが、ゲネプロは本番同様の最終リハーサルだ。
そこにプーが参加できないとなればかなりまずい。
遥は少し顎に手をあて考え込む仕草を見せると訊ねる。
「コウテイ。実際問題、プーがゲネプロに参加せずにぶっつけ本番だったらどう?」
「問題ないな。プーはここに来る前にもう全ての段取りを頭の中に叩きこんでいる。ただ……」
それはプーに限った話だ。
ライブは一人では作れない。照明、音響、設備、衣装、大道具、小道具など裏方の協力があって初めて成り立つ。
彼らにまでぶっつけ本番を強要したところで上手く行くわけがない。
「そうですね。照明タイミング、音響の入り、ステージハケの手順。リハーサルで確認しなきゃいけない事は沢山ありますね」
ジェーンも頷き傍らのイワビーを見る。
「まぁ、プーのヤツをフォローする分には俺らで何とでもなる。けど裏方まで全員フォローはしきれねーぞ」
つまり、リハーサルはともかく、せめてゲネプロまでにはプーに戻って来て貰わないといけない。
「じゃあさー。リハーサルとゲネプロだけ代わりをやって貰ったらいいんじゃなーい?」
深刻になっているコウテイやイワビーやジェーンを後目に、フルルは楽屋に用意されていたジャパリまんをパクつきつつ気楽な事を言い出した。
あまりに気楽な提案に他の皆は呆れるしかない。
「お前なぁ。リハーサルの代役ったって誰でもいいわけじゃねーぞ」
「そうなのー?」
イワビーに言われても、フルルはピンと来ていないようだ。
コウテイも苦笑しつつ頷く。
「そうだな。照明の当たり具合を見る為にも背格好はプーと似た子じゃないといけないし、大体でもいいから私達のパフォーマンスの内容を知っていないとダメだ」
「そうですね。そんな都合のいい人を今から見つけるのは難しいんじゃないでしょうか」
ジェーンも同意と頷いた。そんな人物がリハーサルまでに見つかるわけがない。
けれど、フルルは不思議そうにしながら言う。ついでにもう一つジャパリまんに手を伸ばしながら。
「へ? なんでー? いるよぉー?」
そんな事を言い出すフルルの視線はある一人に注がれていた。
みんながその視線を追っていくとその人物に注目が注がれる。
「あ、アタシ!?」
その先にいたのは萌絵だった。
「確かに背格好は似ているな……」
あらためてコウテイが見てみると、萌絵の背丈も体形もプーと殆ど大差ない。
けれど、リハーサルの代役はそれだけではダメだ。
ステージへの登場やパフォーマンスのスタート位置を確認し、予めステージにテープなどで印を付けておくのだ。
そうなると、
「ち、ちなみに萌絵ちゃん……?
まさかねーと思いつつ遥が訊ねる。
「ええと、あるにはあるけれど……。ライブDVDとか皆で見たりするし……」
萌絵の答えに遥もコウテイもイワビーもジェーンももしかしてワンチャンあるんじゃない?と考え始めた。
そこにマーゲイがずずい、と萌絵に詰め寄る。
「あ、あのあのっ! じゃあ『大空ドリーマー』の最初、プリンセスさんの開始位置は右から何番目かわかったりします?」
「え、ええと……。プーちゃん加入後最初のライブでは右から五番目……だったかなぁ。今は大体の曲で開始位置はそこだよね」
一同、その答えがあっているのか、視線でマーゲイに問い掛ける。その結果は……。
「あってます……」
おおー。と見ている皆が感嘆の声をあげた。
「じゃあじゃあ!『ようこそジャパリパークへ』のフルパフォーマンスの時間は?」
「だいたい3分24秒」
「ならそこでのプリンセスさんの開始位置は!?」
「なんでか、その曲はプーちゃんの開始位置が右から二番目になってるんだよね。」
「じゃあ、プリンセスさんがセンターに入る時があるかわかりますか?」
「開始位置でプーちゃんがセンターの曲は今のところないかな。けど『大空ドリーマー』のソロパートでみんな立ち位置が入れ替わるから、その時にプーちゃんがセンターに入る時もあったよ」
マーゲイは続けざまに
マーゲイは遥へ視線を送って真剣な顔で頷く。「この子なら行ける」と。
そして遥もやはり同じ意見だった。
「ねえ、萌絵ちゃん。リハーサルだけでいいからプーの代役をお願いできない?」
「ぇえええええっ!?」
まさか自分がリハーサルだけとはいえ、
無理だ、と言おうと思ったがマセルカがそれを遮って先に口を開いた。
「萌絵なら出来るよ。ううん。萌絵にしか出来ないんじゃないかな」
そう言われて萌絵は自分がプーの代役が出来るかを考える。
やはり無理だ。
なんせ昨日の朝は体力不足でともえ達と一緒に踊る事すら出来ず監督役になっていたし。
それでもマセルカは自信たっぷりに重ねて言った。
「出来るよ。だって萌絵だもん」
その自信がいったいどこから来るのか萌絵にはわからない。
けれど……。
「マセルカのこういう勘は大体当たるんだ」
とオオセルザンコウまで乗って来る。
「ええ。それに私だって萌絵なら出来ると思っていますよ」
加えてセルシコウまで頷いている。
「ね! お願い、萌絵ちゃん! この通りっ!」
遥はもう形振り構わず拝み倒していた。
「も、もう!? どうなっても知らないからね!?」
こうまでされては断る事など出来はしない。
萌絵は半ばヤケクソで叫ぶのだった。
の の の の の の の の の の の の の の
先に青龍神社でスノーホワイト化という切り札を使ってしまったせいで、身体はひどく重たいが仕方ない。
なんせセルビャッコとセルセイリュウの二人はプーを連れ去ってしまったのだから。
「そ、それにしてもお腹すいたわ……」
スノーホワイト化は体内サンドスターを大量に消費する。
爆発的な身体能力を1分30秒だけ得られる代わりに、使用後は体内サンドスターを殆ど使い果たしてしまう。
結果……
―グゥウウ……
花も恥じらう乙女には似つかわしくない盛大な腹の虫が鳴る。
体内サンドスターが枯渇する事で空腹状態に陥っているのだった。
当然、こんな状態でセルビャッコとセルセイリュウに追いついたところでまともに戦えるはずがない。
かといって、
仮にセルビャッコの気が変わって、立ち止まったところで
「何か考えなきゃいけないわね」
とはいえ、疲労と空腹のせいか頭もよく回らない。
「もう! 帰ったらぜーーーったい沢山料理してやるぅ!! プーも道連れだからね!」
そうとなれば、何を作るか。
パスタ、カレー、炊き込みご飯。いやいや、夏だからこそ鍋焼きうどんというのも捨てがたい。
いやいや、こうなれば全部作ってしまうか。今の腹具合ならペロリと行ける。
多分、プーはカロリーがどうのと言うだろうが絶対付き合ってもらおう。
「ってそれどころじゃないわっ!?」
八方塞がりの状況に思わず現実逃避しかけていた
あらためて状況を見てみれば、現在は青龍神社から大分離れて玄武大橋を渡り玄武峠へと差し掛かっている。
巨大な虎へ姿を変えたセルビャッコは何台もの車を追い抜き山道へ入って行く。
途中何人ものドライバー達が何事かと目を丸くしている様子を目撃した
「それにしたって、プーをどこに連れて行くつもりなのよ……」
迷いのないセルビャッコの走りからは目的地があるように思えた。
この先は山道を通って北部田園地帯へ抜けて、さらに先へ進めば市外へと出る。
ともあれ、山道は車通りも少ない。
もしも戦いになるとしても周囲への被害は最小限で済みそうだ。
もっとも、四神のうち二人を相手するなんて万全の状態でも厳しい。
「出来れば助けを呼べれば一番いいんだけど……」
さすがにそう都合よくは行かないだろう。
先程からポケットの中に入れた携帯電話が着信を何度も告げているが、とても出られる状況ではなく誰かと連絡を取る事も出来ずにいた。
つまり、異変には気付いているかもしれないが、
が、
それはここが色鳥町であるという事だ。
―ギャギャギャギャッ!
タイヤのスキール音が後ろから迫って来る。
曲がりくねった山道をこんな速度で走って来るのはタダ事ではない。
「(猫耳?)」
がついた黄色い小型バスが猛然と追いかけて来ていた。
それはカーブの多い峠道をものともせず、巧みなコーナーワークでアッと言う間に
一体何事かと目を白黒させる
「
そこから身を乗り出して手を伸ばすのがサーバルだったから、
「(そっか。そうだよね)」
考えてみれば当然なのだ。
ここは色鳥町。
この街にはヒーローがいる。
困っていたら通りすがって助けてくれる正義の味方が。
彼女達が助けに来てくれないはずがない。
「サーバルちゃん!」
「「「「「「「うわぁあああっ!?!?」」」」」」
うっかり勢いが付きすぎて、中にいる人達を巻き込んでしまったのはご愛敬だ。
「ま、まったく。サーバルは雑なのです」
「そうなのです。もう少し後先というものを考えるべきなのです」
それは
何度か一緒にセルリアンと戦った仲であるから当然だ。
アフリカオオコノハズクの博士とワシミミズクの助手である。
「で、でも元気そうでよかったのだ。久しぶりなのだ」
こちらは
「ほんとだねー。一応、大体の事情は聞いてるから後は任せておきなよー」
ちゃっかり巻き込まれから一人身をかわしていたフェネックが、しゃがみ込んで
「遅くなってすみません。助けに来ました」
そして、かばんが言う。
ジャパリバスの後部客車にはクロスシンフォニーチームが勢揃いしていた。
ドライバー席には水色のラッキービーストがちょこんと乗っかっている。
サーバルはそちらに言う。
「さっすがボスだね! 進路予測バッチリ当たってたじゃない!」
「マカセテ」
遥とラモリさんを経由して連絡を受けたドクター遠坂がクロスシンフォニーチームに出動を要請してくれていた。
後はラッキービーストがU-Mya-Systemからのデータを元にセルビャッコの進路予測をして短時間で駆けつけてくれたわけだ。
ラッキービーストはチラと後部客車を振り返ると言う。
「モネ。皆モ。飛ばすからしっかり掴まっててネ」
ラッキービーストは前に向き直りハッキリと宣言する。
「追いつくヨ」
言うが早いかジャパリバスはさらに加速した。
「ボスー! 今日はカッコイイよー!!」
ぐんぐんセルビャッコとの距離を詰めるジャパリバスにサーバルが喝采をあげる。
「ああ、そうそう」
セルビャッコに追いすがっている間に、フェネックがバスケットを差し出して来た。
中身は昨日『グルメキャッスル』(屋台)で見たホットドッグが入っていた。
「さっきまで皆で『グルメキャッスル』の手伝いしててさ。余り物だけど食べてよ」
もう至れり尽くせりというヤツである。
フェネックはいつもの微笑を深くすると傍らの博士と助手に言った。
「言っておくけど、博士と助手の分はないからねー」
「んなっ!? わ、我々を食いしん坊キャラか何かと勘違いしてはいないですか!?」
「心外なのです。断固抗議するのです」
「博士と助手は食いしん坊じゃーん」
「「サーバルにまでツッコまれたのです!?」」
相変わらずのクロスシンフォニーチームに
けれど、昔とは違う点が一つ。
「みんな、頼もしくなったね」
昔は自分の方が先輩という立場だったからフォローする事が多かったけれど今は違う。
こうして、
「お願い、皆。プーを助けて」
それに対する答えは一つしかない。かばんもサーバルもアライさんもフェネックも博士も助手も、そしてラッキービーストも一つ頷いて声を揃えた。
「「「「「「任せて!」」」」」」
―⑥へ続く
【セルリアン情報公開:吊り鐘型セルリアン『ゴーンベル』】
お寺などにある吊り鐘を模倣したセルリアン。
見た目は大きなお寺の鐘を胴体として、丸をいくつも繋げた長い一本腕が伸びる。その先には鐘を鳴らす為の撞木を備えている。
『ゴーンベル』は見た目通りに防御力が高く、撞木を用いた攻撃の破壊力だってかなりのものだ。
さらには打撃攻撃に対する耐性が特に高い上に、そうした攻撃には鐘の轟音で自動反撃してくるので厄介な事この上ない。
鐘の轟音は直接肉体にダメージを与えるものではないが、平衡感覚を狂わされる程の騒音である。
必殺技は自身の鐘の中に敵を閉じ込めた上で鐘を鳴らしまくり、閉じ込めた敵へ轟音を浴びせる。
この技を受けた敵は行動不能に陥ってしまうだろう。