政略結婚をして、お家復興を目指す悪魔   作:あさまえいじ

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二話構成です。
続きは現在作成中です。


第17話 ゲーティアとリアス(上)

どうも、ゲーティア・バルバトスです。

 

生徒会室を出て、またレイヴェルと二人、校舎内を歩いて行く。

これから向かうのは旧校舎、オカルト研究部だ。

次に会いに行くのはリアスだ。

昨日、木場からお願いしてもらって、休日だが部室に来てもらっている。

正直、気が重いがどうしても行かなければならない。

私はリアスに謝るべきことがある。

 

彼女は結婚は自由に恋愛してするべきだと言ったのに対し、私は貴族として政略結婚をするべき、と語った。結果的には政略結婚だが、実際は一目ぼれからの全力プロポーズと言う、彼女の語った自由に恋愛して結婚するという考えが正しいということを証明した。

だから、彼女の考えを否定したことを、どうしても謝罪する必要があった。

婚約してから今日までの約3週間、彼女と会えていない。

オカルト研究部を訪れると、彼女はいない、と朱乃に言われ、時間を、日を改めて訪れても、いつも空振りだ。

彼女も駒王町の管理者として、忙しいことだろう。

でも、どうしても彼女と話をしたい私は、木場に頼んで会う約束を取り付けた。

我ながら卑怯な手段を用いたものだ。

思わず自分の小ささを理解し、卑屈な笑いが出そうだった。

でも、漸く彼女と会う機会を得た。

彼女の考えを否定した私に会いたくはないと思うが、一度謝るべきだ。

彼女の考えは正しかったと、今ならそう思う。

私は隣を歩くレイヴェルを見て、心からそう思った。

 

side リアス・グレモリー

私はリアス・グレモリー。

オカルト研究部部長にして、この駒王町の管理者。

 

私は今、オカルト研究部の部室にいる。

オカルト研究部の部員は私と朱乃と祐斗の三人。

でも今部室にいるのは私と朱乃の二人だけ。

祐斗はいない。彼は剣道部の方に行っている。

 

「もうすぐ、よね」

「ええ、そろそろ時間ですわ」

 

私はソファーに腰かけ、努めて冷静を装っている。

でも、

 

「リアス、もう少しおちついたら」

「・・・・・・私は落ち着いているわ」

「仕方ないですわね」

 

朱乃は私が、何度も時間を確認する仕草を見て、聞き分けのない子供に困ったような表情を浮かべ、それ以上追求しなかった。

 

今日私が部室に来ているのは、何か活動があるから、ではない。

人と会う約束があるから、休日なのに来ているだけだ。

 

「ゲーティア・・・・・・会いたくなかったけど、仕方ないわ。今日決着をつけるわ」

 

私はゲーティアに会いたくなかった。

でもどうしても言いたいことが、伝えたいことがあったので了承した。

 

 

ゲーティアとレイヴェルが婚約した次の日、私にお兄様から通信が入った。

私は最初、いつもの他愛ない話だと思って通信に出ると、開口一番衝撃発言が飛び出した。

 

「ゲーティア君が婚約した。相手はリアスも知っている、レイヴェル・フェニックスだ。」

 

私は驚いていた、でもお兄様は更に話を続けていく。

お兄様はゲーティアの縁談を取り仕切っていた。

当然見合いの席にもいたし、レイヴェルを選んだのもお兄様だそうだ。

そのお兄様はお見合いの話を面白そうに教えてくれた。

 

「第一声がプロポーズだった」

 

私はお兄様が言った意味が全くわからなかった。

 

「どういうこと?」

「この本に全て書いてある。ゆっくり読んで感想を聞かせて欲しい。」

 

私の問いかけに答えず、薄く笑いを浮かべながら、一冊の本を届けてくれた。

 

「この本は?」

「読めばわかるさ。全てその本に書いてある。」

 

その言葉を最後にお兄様は通信を切った。

仕方がないからお兄様から貰った本を読み始めた。

 

その本は若い公爵が政略結婚するまでの話だった。

私はお兄様が私に言いたい事を悟った。

 

「私に政略結婚しろ、そういいたいのね。お兄様は!」

 

私は自由に恋愛をして、自分で決めた相手と一生を添い遂げたいと考えている。

なのにお兄様はそんな私を否定するのね。

私は怒りながらも冒頭部分を読んでいるとある衝動に駆られた。

続きが読みたい、その思いが私の指を、目を走らせていく。

気づくとラストシーンに入っていた。

私は途中で泣いたり笑ったりしながら、ここまで読み進めていた。

一体最後はどうなるの?

私はもう夢中だった。

そして、ラストで私は歓声を上げた。

『あなたが欲しい。結婚してください。』

ドストレート、この一言に尽きた。

 

「はい、宜しくお願い致しますわ。幾久しく」

 

最後には私もヒロインのつもりで返事していた。

私は思わず余韻にひたりながら、作者を確認すると、

 

『作者 サーゼクス・グレモリー』

 

お兄様なにやってるの!

思わず本を叩きつけようとして、気づいた。

 

『編集 グレイフィア・グレモリー』

『取材協力 ジオティクス・グレモリー』

『提供 グレモリー家、バルバトス家、フェニックス家』

 

まさか家族が作っていたなんて、私は思わずため息をついてあることに気づいた。

もしかして、この若い公爵というのはゲーティアなの?

私は本の内容を確認するため、お兄様に連絡をすると、嬉しそうに答えた。

 

「ああ、そうだよ。あの縁談の場で起きたことまで完全ノンフィクションだったよ。で、どうだった?イヤ~もうあの縁談の後に不休で書いたんだよ。あの時の感動、興奮、全てを詰め込もうと。それにレイヴェルを選ぶ過程は父上とグレイフィアの三人でよく会議したんだよ。朝昼夜の一日三回も一年以上してきた苦労があの一言で吹き飛んでね。更にあの一言はフェニックス卿も一気にゲーティア君を気に入ってね、すぐに婿殿呼びになっていってね・・・・・」

「・・・・・そうなの」

「ああ、その本は是非とも出版して、悪魔界全体に広めようと思っているんだ。実は今、出版できる用意を猛スピードで進めていてね、グレモリー領に印刷所も用意しているんだ。グレイフィアが今方々を巡っているんだ」

 

私はお兄様の話にどんどん気が滅入ってくる。

このままでは私はライザーと結婚することは避けられなくなっていく、と感じた。

確かに御家を守るために政略結婚は必要だとは思う。

でも自分の意志で、せめて自分を見てくれる人と一緒になりたい、という思いすら摘み取られる気がした。

 

「・・・・・・ああ、そうなの・・・・」

 

そう感じた私は、適当に相づちを打ちながら、お兄様との会話を打ち切った。

 

 

私はゲーティアに会いたくなかった。

彼は私に語ったように、貴族として、政略結婚をするつもりだ。

婚約までしたのはその表れだ。

私はゲーティアに会えば、私の全てが否定されると思った。

だから、私はゲーティアが訪ねてくると居留守を使った。

朱乃は困った顔をしながらも、従ってくれた。

どうしても今は会えなかった。

時間が欲しかった。

自分を納得させる時間が・・・

 

このままだと私はライザーと結婚することになる。

貴族として生まれた以上、御家のために結婚するのは仕方がない。

でも、せめて私個人を見てくれる人と結婚したかった。

それが私が願った小さな願い。

でも、ゲーティアに言わせれば、ただの戯言なんでしょうね。

私は涙を流した。

この涙は悲しいのか、悔しいのか、何故だかわからないのに止まらなかった。

 

私が必死で時間を稼いで、心を落ち着けせていたのに、ゲーティアは更なる一手を打ってきた。

祐斗を尖兵として送り込んできた。

 

祐斗から何度もお願いされた、ゲーティアと会って欲しい、と。

正直に自分の気持ちを伝えた、イヤ、と。

でも祐斗は何度も、何度も、お願いしてきた。

今まで、祐斗がそれほど必死に何かをお願いしたことはなかった。

自分のことであれほど必死になるなんて、決してなかった。

だけど、祐斗が必死でお願いしてきた、ゲーティアのために・・・

私は自分の眷属が奪われたように感じて、今までの積もり積もった思いもあって、一言文句を言ってやろうと思って、会うことにした。

決意を引き締めると、ふと、私は昨日のことを思い出した。

 

 

祐斗がオカルト研究部に来なくなった。

来なくなったのは二週間前からだ。

祐斗が来なくなる前に私に許可を求めてきた。オカルト研究部の活動を休みたい、と。

私は祐斗に理由を尋ねると、剣道部の部内対抗戦があるので練習に集中したい、と言った。

私は一時的に練習に集中するから、来なくなるだけだと思っていた。

だから許可を出した。

一週間くらいしてから、まだ祐斗が来ないので、いつ来るのか確認したかった。

何時まで来ないのか、部内対抗戦というのが何時頃終わるのか、私は知らなかったので、朱乃に確認しに行ってもらった。

朱乃から状況を聞いて、私は怒った。

部内対抗戦は二日前に終わっていた。

なのに来なかった。

これは裏切りだ。

だから私は祐斗を呼び出し、問い詰めた。

 

「祐斗、どうして来てくれなかったの?」

 

私は極力、冷静に穏やかに祐斗に聞いた。

私は怒っていない。何か事情があるんだ、祐斗が、私の眷属が私を裏切るわけがない、そう自分に言い聞かせて。

 

「僕、剣道部の部内対抗戦があるので練習に集中したいって、言いましたよね?」

 

祐斗は不思議そうな顔をして、私に聞いてきた。

私が知らないと思っている、二日前に部内対抗戦が終わったことを。

だから惚けて乗り切るつもりだと、私はそう考えた。

でも、私は怒っていない、冷静に優しく答えてあげた。

 

「ええ、確かに聞いたわ。でも、二日前に終わったそうね。」

 

ニッコリ、と優しく笑みを浮かべ、祐斗に答えてあげた。

でも、祐斗の答えは私の想像の上をいった。

 

「はい。二日前に終わりました。次は来月の一日にありますので、練習を疎かに出来ません。」

 

祐斗はニッコリ、と笑顔で答えてきた。

あれ、これ、まさか・・・私はイヤな予感がして、再度祐斗に質問した。

 

「来月って、まさか祐斗、来月まで来ないつもりなの!」

 

私は冷静さを捨て、強い口調で祐斗を問いただす。

 

「僕はリアス部長に剣道部で一番になると言って、剣道部に入りました。でも、一番になるには部内対抗戦で優勝しなければ、部員の中で一番強くなくてはいけないんです。だから、僕が剣道部で一番になるまで、オカルト研究部には来ません。」

 

祐斗は真っ直ぐに私を見つめ、答えた。

その瞳には決意と覚悟が見えた。

私はその決意に満ちた瞳に心動かされた。

 

「分かったわ。頑張りなさい、祐斗。」

 

雰囲気に流されて、私はOKした。

でも、何時頃戻ってこれるか、気になった。

 

「ところで、祐斗。剣道部で一番には何時頃なれるのかしら。来月くらいかしら?」

 

私のかわいい眷属の祐斗がゲーティアの剣道部に負けるわけがない。

負けているのは剣道、というルールに不慣れなだけで、きっと来月には帰って来てくれると信じて聞いてみた。

 

「来年までには帰ってきます。」

「来年?!」

 

私は思わず、瞬時に聞き返した。

何故、貴方がそこまで時間が掛かるのか、想像以上の時間に聞かずにいられなかった。

 

「祐斗!貴方、私の眷属でありながら、ゲーティア傘下の剣道部に負けているとは、恥を知りなさい。どうしてそんなに時間が掛かるの!」

「リアス部長、剣道部は、恐ろしいところです。僕では、上級生は愚か、同級生に勝つので精一杯です。でも、僕は負けません。上級生がいるうちに必ず一番になります。見ていてください部長、僕は来年の全国大会に駒王学園剣道部の大将として、全国大会を制します。」

 

祐斗が燃えている。

決意の炎で燃えている。

でも、私は疑問を持った。どうしても気になった。

 

「祐斗、悪魔である貴方が人間を怪我させないように戦っているんでしょう?だったら加減を覚えていけば勝てるんだから、そんなにかからないんじゃないの?それにゲーティアとゲーティアの眷属の一護も全国大会に出ないんでしょ。だったら、貴方も出れないんじゃないの?」

 

祐斗は私の言葉を聞いて、キョトンとした表情を浮かべ、それからみるみる怒りの表情に変わっていった。

 

「リアス部長は僕が剣道部で手を抜いているというんですか!僕は全力です!それでも勝てない、だから必死で練習しているんです。それでも僕が強くなれば、当然その時間で先輩達は、同級生達は強くなっていくんです。だから、僕も負けない、いや勝てるように彼ら以上に練習しているんです。それにゲーティア部長と黒崎先輩の御二人と僕を比べないでください。僕は御二人のような強者ではありません。ただの弱者です。剣道部の底辺です。漸く最底辺を脱したんです。そんな僕が悪魔だからという理由で、御二人と同格など、そんな思い上がりも甚だしいこと抱けるわけがありません。」

「う、うー」

 

私は祐斗のあまりの剣幕に、怯えて縮こまってしまった。

朱乃がその様子に気付いて、とりなしてくれたので助かった。

私は祐斗が剣道部に取られたように感じて、コッソリ剣道部を偵察に行った。

そこには驚愕の光景があった。

 

「面!」

「遅い」

 

祐斗の動きが躱された、いや、それ以上に驚きなのが祐斗の動きが悪魔の力を全開にしていたのに、ナイトの特性であるスピードを最大限まで高めているのに、躱された。

まさか本当に祐斗が勝てない相手がいるなんて、相手は相当な手練れに違いない。

おそらく、達人いや天才がいたんだろう。

私は自分の中で納得のいく理由を探して当てはめた。

 

「祐斗、まだまだ遅いぞ。踏み込みの甘さがスピードが上がらない原因だぞ。」

「分かった、ありがとう柴田君。」

「なに、俺も楽しいぞ。祐斗が全力を出してきてくれて。でも順位が上がってきたが、まだ30位だろ。俺も次こそは先輩達の牙城を切り崩す。」

「でも、その前に9位になった、本多君に勝たないとね。」

「ほう、言うようになったじゃないか。もう一本行くぞ、祐斗。」

「ああ、次は僕が勝つよ、柴田君。」

 

祐斗が全力で挑んでいく。

練習相手の彼、確か、柴田と言ったかしら、彼が祐斗のスピードについて行く、いや上回っていく。

おかしくない!彼、人間よね。

何で、悪魔の、それもナイトのピースで転生した祐斗を上回る速さがあるの!

私は自分の目を疑った。

でも、それ以上に頭に浮かんだのは彼らのやりとりの中にあった『順位』という言葉。

順位が一番になるまで、祐斗は帰ってこないと言った。

では今の話に有った祐斗の順位は・・・『30位』

嘘でしょ!祐斗が30位なんて・・・

私はこの順位が理解できなかった。

だって、祐斗は悪魔よ。

今のやりとりから見て、ここでは祐斗は悪魔の力を全力で使っているようだ。

それで30位!

この真実に私は頭を抱えた。

いや、もしかしたら彼が特別強いんじゃないか、と思い浮かんで、他の部員を見てみた。

私はまた頭を抱えた。

とんでもない光景だった。

 

「毘沙門天の導きのままに」

「チェストォォォl」

「侵略すること火のごとし」

「是非もなし」

 

圧倒的だった。

そこには人間やめているレベルの戦いが繰り広げられていた。

ゲーティアは一体何を育てているの!

オーガ、キメラ、アンドロイド・・・・・・いや、人間ね。

祐斗より強い人間ね。

私の思考は一周回って落ち着いた。

 

私はオカルト研究部に戻ってきた。

衝撃的な光景を見た後だったので、どうやって帰ってきたのか覚えていない。

私はソファーに倒れこみ、嘆いた。

 

「ああ、きっと祐斗はここには帰ってこない。どうしよう~朱乃~」

「ゲーティア君に相談してみてはどうでしょう?」

「イヤよ!なんか負けたみたいで悔しいじゃない」

 

自分が自信を持って送り出した眷属が彼が作った剣道部員に歯が立たない、だから祐斗を返してください、何て言えるわけがない。

私はリアス・グレモリーよ。

グレモリー公爵家の次期当主よ。

いずれはゲーティアとは公爵家当主として同格になる。

だというのに、グレモリー公爵の眷属は、バルバトス公爵の眷属でもない、ただの傘下の人間に勝てない、なんて評判になるじゃない。

絶対に言えないわ!

 

「リアス部長、いらっしゃいますか?」

「祐斗!」

 

祐斗が帰ってきた。

ああ、私は信じていたわ、私の祐斗は必ず帰ってきてくれるって。

私は思わず祐斗に飛びついて、抱きしめた。

そんな私に驚きつつも、優しい笑みを浮かべて祐斗が私に言った。

 

「リアス部長にお願いがあります」

「お願い?」

 

祐斗は真剣な表情で私に願い出た。

唐突ね、でもいいわ。

何でも言いなさい、聞いてあげるわ。

私は祐斗の言葉を待った。

 

「明日、ゲーティア部長が婚約者のレイヴェル・フェニックスさんとご一緒に駒王学園にいらっしゃいます。その際にリアス部長にご面会を求めております。ぜひお会い頂きますようお願い申し上げます」

「イヤよ!」

「なぜですか!お願いします、リアス部長、お願いします」

「ーー!」

 

祐斗が私にしているお願いは、本来ならゲーティアが来てすべきことだ。

決して祐斗がしていいことでは無い。

まるで、ゲーティアの眷属ではないか。

 

「どうして、貴方がそんなことを言いに来るの」

「ゲーティア部長がオカルト研究部を訪れてもリアス部長は御逢いになって頂けない様なので、お世話になっているお礼として、僕が代わりにお約束を取り付けに参りました」

 

祐斗が私を裏切った。

私のかわいい眷属、家族を奪った。

 

おのれ、ゲーティア!

私の願いも夢も家族まで奪おうとしている、あの悪魔め!

いいわ、もういい。

会ってやるわよ!

 

「祐斗、分かったわ。会うわ、ゲーティアと」

「ああ、ありがとうございます、リアス部長。ではゲーティア部長にご報告に参りますので失礼いたします」

 

祐斗が去っていく。

勢いよく、まるで忠犬が飼い主に褒めてもらおうとしているように、剣道部に走っていった。

私はその背を見ていて、ふつふつと怒りが湧いてきた。

 

ゲーティア、私を怒らせたことを後悔させてあげるわ。

 

side out

 

 


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