イナズマイレブンG 〜Grasp all!〜   作:杠葉

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 設定が増えたり減ったりすみません……。
 後書きにリンク貼ってますが、物語の始まりという大事な『チーム花鳥風月』に欠けが出ましたので、よろしければキャラ募集にご協力くださいませ。



廊下は走ってはいけません

 東京都郊外に構える水雲中学は、実はあまり部活動が盛んではない。どちらかといえば、学業に力を入れている学校だ。

 部活動の実績で言えば、県境を越えた近隣校である『十依路中学』に軍配が上がる。『一人一人の才能を育てる』を理念に設備に力を入れているマンモス校であり、突き詰めたいものを持つ生徒の多くがそちらへ進学するからだ。

 なので水雲中学では、オリエンテーションで部活見学を勧める担任教師もいるものの、実際に回る生徒はそれほどいない。そしてそのことを元新入生であった在校生は知っているため、入学式のある日に態々活動をすることもそれほどないのだ。大会上位を狙う体育会系の部活か、あとは精々自由参加の部活動の一部くらいだろう。

 

 入学式を終えた新入生の大半は、教科書等の必要物資を引き取ると足早に帰宅する。もしくは式に来ていた親に任せ、一時帰宅することなく街に繰り出す。顔を合わせたばかりのクラスメイトとの親交を深めるのだ。

 そんな訳で、大半が下校しつつある校内にはちらほらとしか人影がない。だからといって、廊下を走ってよいという訳でもないのだが。

 

 

 

 

 

 職員室入口を心太のようににゅるんと飛び出た勢いのまま、廊下を駆けるお馬鹿が2名。鳥羽仂弥と綿雲士存だ。

 事走りにおいてそれなりに自信のあったオゾンは、スタートダッシュで仂弥が先を取ったことに驚き、負けず嫌いに火が点いた。

 

「(こんなよくわからない人に負けたくない……っ!)」

 

 一方の仂弥は、どちらかと言えば短距離向きとはいえ、スタートの時点から自分とそう離れずついてくるオゾンに驚き、感心した。

 

「(……この人。足腰がよく、鍛えられて、る……と思、う。……チームメイトになる、のか……心強い、な……♪)」

 

「(何薄ら笑い浮かべてるんですかねこの人っ……!)」

 

 廊下を爆走する存在に、まだ校内に残っていた生徒がおっかなびっくり視線を集めていることに当人達は気づいていない。何だこいつら……と言わんばかりの中で、しかし1つだけ違う視線の主が声を上げた。

 

「おい、そこの爆走2人組! 廊下走ってっと

…「こらっ、そこの生徒! 廊下は走らない〜っ!」…っと、遅かったか……。」

 

 

 

 

 

 入学早々はっちゃけた(ように見える)生徒2人と、廊下を走ることの危険性をこんこんと言い聞かせる教師が、ちょっとした見世物になったあとのこと。

 

「早速やらかしたなぁ、オゾン!」

 

「……笑ってんじゃないですよ、大地。」

 

 爆走していた2人に忠告しようとした男子生徒が、オゾンに声をかけてきた。

 短く整えられた茶髪と同色の瞳を持つこの男前は巽大地(たつみ だいち)。お馬鹿の片割れオゾンと同小の新入生だが、少し前まで小学生だったとは思えない恵まれた体格で、がっしりとした印象を受ける。

 オゾンが目を合わせて話そうとすると身長差で若干首が痛くなるので、一応友人とはいえイラッとすることもある。しかし仮にも友人であり、とある恩もあるので無視はしない。頭に置かれてしまった腕が重くて無視できないともいうが。

 

「そっちの銀髪ははじめましてだな!

 俺は巽大地だ! コイツ(オゾン)とは同小の親友(ダチ)なんだ。」

 

「ただの腐れ縁でしょうが……それと離れてくれます? 重いんですよ筋肉馬鹿。」

 

「腐れ縁って、相変わらず冷てぇな!? 受験勉強だってあんなに手伝ったのによぉ?」

 

「そ、れは感謝してますけど……って重い重い重い……! っいいから早く腕をのけなさい!」

 

 腕へ更に体重をかける大地と、その腕を跳ね除けるオゾンを仂弥はにこにこと(無表情で)眺めていた。テンポのいい会話に入れなかったともいうが……仲良きことは美しき哉、である。

 

「お前ら、同じクラスなのか? まさかあのオゾンがこんなに早く友人を作れるなんてなぁ!」

 

「違いますよ。偶々職員室であっただけの知人未満です。クラスどころか名前すら知らないんですから。」

 

「え、そうなのか?」

 

「……(そう、いえば……俺も、知らない、な。……チームメイトになる、んだ…………うん。)」

 

「って無言かよ!?」

 

「この人さっきから大体こうですよ。……そうだ、職員室で聞いたんですけど、」

 

「(名乗る、のは……自分から、だな。)……鳥羽仂弥、だ。」

 

「いま名乗るのか!? …………面白い奴だな、鳥羽! よろしく頼むぜ!」

 

「ちょっと、話遮らないでくれません?」

 

 時間の流れが違うのかと思うくらい会話のテンポが噛み合わない仂弥に、笑う大地とイラッとするオゾンであった。

 

 

 

 因みに大地よりは低いものの同じく高身長である仂弥にもオゾンはやっぱりイラッとする。それにまだ親しくもないので、嫌いな奴認定の現状普通に無視もする。

 なお、仂弥のオゾンへは職員室で助けられた(※偶々)(※勘違い)ので好印象である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……仂弥で、いい。」

「結構ですよ『鳥羽』くん。」

「おいおい、オゾンお前なぁ……。」

「……兄がいるん、だ。(間違えられた、ら……申し訳ない、な。)」

「そうなのか。じゃあ、名前の方がいいかもな。」

「……お兄さん、サッカー部なんですか?」

「……コクリ。(兄さん達、は……凄いから。)」

「…………なら、しょうがない、か。

 では、りき――」

「(……強豪校で、レギュラー…………2人共、凄く強い、けど……『約束』したか、ら。)……絶対に勝って、優勝するん、だ。」

「――って、はあ? ……ちょっと待ってください。」

「ん? ……お前の兄貴、『他校の』サッカー部なのか?」

「……コクリ。」

「……さあ。早く部室に行きますよ、大地、『鳥羽』くん。」

「……? ……仂弥で、いい。」

「あーっと…………改めてよろしくな、仂弥!」

「……よろし、く。……大地、オゾン。」

 




 違うんです寄せてるわけではないんです……オゾンと仂弥が蟲柱サンと幼女柱みがあるとかそんな……。
 ほんとに偶々ですし、ちょこっとだけ性格似てる部分あるけど別物ですので。ただ書いてて自分で雰囲気ちょこっとだけ気になったので、先に弁解しておくとします。
 極力名前で呼びたくないのと、まだピリピリしてるから刺々しい荒目の丁寧語男子(にこにこしてない)オゾン。会話のテンポがゆっくりでズレてくるのと、言葉数が少ない故の勘違いは偶にある無表情男子(圧縮言語はない)仂弥。まあ毒吐くし、幼女みありますけどね……。



 今回やっとまともにご応募いただいたキャラが出せました! 『県内一最強の矛』くんです。
 色々設定積んでますがとりあえず、オゾンと幼馴染み?設定をお披露目です。
 元気の足りない陰属性主人公ズなので、展開的には明るさや熱血な陽属性キャラは非常に助かる。意外と冷静とのことなので、1年組の保護者的立ち位置になりそうだなー、と思ってます。ご苦労をおかけします←
 もう一人と一緒に引っ張っていって(先導&リード的な意味)あげてほしい。


 うーんでも、やっぱりテンポが……中々キャラが集まりませんね。まだサッカー部にすらたどり着けてないぞ?
 次回は2人、まとめて進められたらもう2人くらい一気に出せるかもです。また気長にお待ちくださいませ。


***
 現在募集中。

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『ライバル校・十依路中イレブン』
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『ご当地選手』
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