力があるのに使わないのは罪である。
どこかの本で読んだ言葉だ。なんとなく今も覚えてる。
共産主義はこの考え方なのだろう。俺が嫌いな考え方だ。
例えば荷物を運ぶ時。10㎏の荷物まで持てるA君と5㎏までしか持てないB君がいたとする。
その時、B君もA君も同じ5㎏の荷物を運んだ。
で、A君は怒られたがB君は怒られなかった。
仕方なくA君は10㎏の荷物を運んだ。
しかし報酬はB君と変わらなかった。
ふざけてるよね。これ。
もっと言うなら、「運動できるんだからもっと頑張りなさい」とか「頭が良いんだから努力を続けなさい」とか。そういうのだ。
素質があるということが努力する理由になるのだ。
俺はこの考え方が嫌いだ。なぜなら俺は大抵の場合「A君」だからだ。
で、長々と話したが、どんな考え方にも例外はある。俺はこの例外があることを知らなかったが、高校に入ってから知った。
なんでもその例外は「プルスウルトラ」とか言うらしい。
要するに。5㎏の荷物までしか持てない人が10㎏の荷物を持つこともあるらしい。びっくりだね。まあがんばれよB君。
え?何?俺もやるの?いや俺は10㎏持てるんだからいいじゃん。
何?次は15㎏?ふざけてんの?
だから嫌いなんだよこの考え方。
ーーーー
さて。今日は昨日の遅刻ギリギリだったのを反省して早めに学校に来ている。これもあと2日程度の辛抱だ。そうすれば転移できるようになる。
で、早めに来たおかげで俺は友達作りに勤しむことができている。
「おはよう。昨日は自己紹介できなかったけど、神出鬼火都だ。神出鬼没、
俺は後ろの席の金髪の典型的チャラ男に話しかけた。
というか昨日はほぼ席に座ってなかったからスルーしてたけど、俺の席教室で1番前なんだよな。
ハズレな席ランキング1位の教卓の前の席だ。
「おお!パンツマンか!俺、上鳴電気な」
やめろぉ!除籍とパンツを天秤にかけたら誰だってパンツを取るだろ!!
「やめてッ!その呼び方は定着しちゃいそうだからッ!キビトって呼んでッ!」
「わかったわかった。よろしくなパンツマン」
「何を理解したんだよ!」
昨日の爆豪の気持ちがわかった気がした。すまん4位。
「というかお前どういう個性なんだ?昨日何やってるか良くわかんなかったぞ?」
「あー、ワープって個性だけど、速度を保ったまま転移できるって感じかな」
「へー。俺の個性は…」
これなら普通に友達出来そうだな。流石雄英ヒーロー科といったところか。皆性格が良い奴らばっかりだ。
ーーーー
さて、ここで唐突な過去編に入ろうと思う。あれは俺が小学三年生の時だった…。
「とーさん。俺ヒーローになるわ」
突然少年はそう宣言した。
「これはまた、どうしてだい?」
少年は皆がヒーローに憧れを持つ中、あまりヒーローを特別視することなく、ヒーローに興味を持たない珍しい子どもだった。だから、彼の父は当然驚いた。
「俺って個性強いじゃん?だったら向いてるのはヒーローかなーって」
父は思っていたことと真逆の言葉が返って来たので、一瞬固まった。
「…ヒーローはあまり軽い気持ちでなれるものじゃないぞ。
そんな気持ちでいると…こうなっちゃうぞ?
どうしてもなりたいのか?」
彼は自分の頭を指で指した。そこには包帯が巻かれている。
そう。少年の父はヒーローだった。しかし怪我を負ってしまい、引退した方がいい状況だった。
そんな状況で息子がヒーローになると言ったのだから、とーさんの仇を打つためにヒーローになる、とか、とーさんの跡を継ぐ、とか言うのかと思ったところにさっきの言葉だ。
少年がなぜヒーローになりたいと言うのかますますわからなくなったのだ。
「俺の個性ならけがをする前に逃げられるし、けがをしちゃっても逃げられるよ」
…何を言うかと思えば。
「はぁ…。そんな簡単じゃないぞ?例えば後ろから刺されたらどうする?」
「そんなのプロだって対処できないんじゃないの?」
「プロはそんなことは事前に防げるんだぞ」
そう言われると、今度は少年が呆れた顔をする。
「じゃあとーさんはなんでそんなになったのさ?」
…思わず父は言葉につまり、しかし堂々と言った。
「俺は市民を庇ったんだ。名誉の傷さ」
「とーさんなら個性で盾とかをてんいすれば防げるんじゃないの?」
「それができない状況だったんだ。相手は高火力の炎系の個性だった。俺の身体も盾にしないと守れなかったんだ」
父はどこか誇らしげに言ったが、少年は何か変な物でも見たかのような顔をした。
「とーさん、言いわけ?」
言い訳。少年の母が少年を叱る時によく使う言葉だった。だから、自然と言葉が口から出たのだろう。
「違うぞ?あの状況ではこうするのが最善だったってだけさ」
「とーさん。とーさんがその人をかばって引退したら、救えるはずだった人も救えなくなっちゃうんじゃないの?」
父は片眉を上げる。
「それでも、目の前の人を見捨てるのはヒーローじゃない」
「…ヒーローって、人をかばってって死にかけるぎむがあるの?」
父は何故か一瞬怯んだ。小さい少年が難しい言葉で重要なことを言ったからかもしれない。少年が本気でそう聞いたからかもしれない。どちらにせよ少年は不思議な圧力を持っていた。
「…俺は、あると、思う」
ゆっくりだが、本気で、迷いなくそう応えた。
「俺は、ヒーローになってもそんなことをしないよ」
「…」
「自分の命を大切にする」
…それは、ヒーローではないな。
「じゃあ、ヒーローじゃなくていい。ヒーローっていう職業につきたいだけ」
なるほどね。称号じゃないくて、職業。
でも、そんなことしたら嫌われ者のヒーローになる。
「俺、嫌われ者でもいいよ。嫌われるかくごがないような奴は、ヒーローなんてできないよ」
ッ!! 一瞬少年からプロヒーロー特有の「覚悟」が発せられた気がした。
「それに…。俺、自分の命をかけないと人を救えないような弱いヒーローにはならないよ」
どんなに強いヒーローだって追い詰められる時があるし、絶対なんて保証は何処にもない。が、そんなことを言わせない何かが、少年にはあった。
これは…。コイツなら本気にヒーローになれるかもしれない。
「…わかった。お前にコレをやろう。俺がヒーローになるために使った道具だ」
少年の覚悟に感動したわけでもないし、少年の個性が強いから未来を託すというわけでもない。
ただ、少年、神出鬼火都という男に負けたのだ。なぜ負けたのか、どこが負けたのか、どう負けたのかはわからないが、ただただ負けたと思わされたのだ。
父はどうして俺の息子があんなに立派に育ったのか考え、呟いた。
「…母さんに似たんだろうなぁ…」
ーーーー
で、今俺が手に持っているのがその時親父から貰った道具。鉄球だ。
親父が個性を鍛える時、訓練に使ったのがこの鉄球。重ければ重いほど個性を鍛えられるのでとても効率が良かったらしい。
俺も鉄球で鍛えた。鉄球を何とか持ち上げて、一緒に転移する。これの繰り返しをした。
俺の個性も親父と同じく一緒に転移する物の質量が大きいほど体力を消耗する。
だから鉄球と一緒に転移するのは大分いいトレーニングになった。
10㎏のができるようになったら15㎏と、段々質量を増やしていった。
で、今は50㎏までいける。というか、鉄球の重さの限界が50㎏までしかなかった。
別に親父のお古じゃなくて新しく買えばもっと重いのもあるけど、別にそこまで鉄球にこだわるつもりは無い。
で、なんでその思い出の鉄球を今手にしているかというと、ヒーローコスチュームに含まれるからだ。
今あの鉄球には鎖が付いていて、針の無いモーニングスターのようになっている。要するに俺の武器がコイツになるってわけだ。
なんでわざわざこの鉄球を武器にしたかというと、俺の個性の性質の問題だ。
俺の個性、自分に馴染みのあるものであるほど一緒に転移する際の代償が少なくてすむのだ。
だから自分の身体が1番燃費が良く、その次に姉貴とかかな?まあいいや。それでこの鉄球は都合が良かったってわけだ。
コスチュームに着替え途中、緑谷が話しかけて来たので鉄球についての説明をしたわけだ。あ、過去回想云々は話してないよ?
「へー!具体的にはどうやって使うの?」
「うーん、緑谷と敵対する訓練かもしれないし話したくないかな」
「!そうだよね!そうだよちょっと考えればわかるじゃなないか。雄英高校だ。こんなに色んな設備が整っているんだからそれを生かすような実技をするだろうことぐらい…」
ブツブツブツブツブツブツブツブツ。
おおう。凄いな。オタクオタク言ってたけど、ここまでとは。
「…なんという緑谷って、敵の分析とか得意そうだな」
「えっ?あ、そうかな?」
え、とかあ、とかをつける喋り方は凄い親しみが湧く。いや、俺はあんまり使わないけど。
少なくとも陽か陰かで別けるとしたら俺は恐らく陰の方に分類される人種だからな。
と、言ってる内に着替え終わり移動し始める。
さぁて、何をやるんだろうな。簡単なのがいいな。
ーーーー
敵が核兵器持ってることを想定した屋内訓練をするよ!
敵チームとヒーローチームに別れて戦うよ!
ヒーローチームは核兵器に触れれば勝ち!敵チームはヒーローチームを捕獲するか核兵器を守りきれば勝ち!
ヒーローチームを捕獲する時、確保テープを使うよ!
こんなルールの訓練だった。なんかゲームみたいだな。
あ、そういうばあの後峰田という奴が麗日さんのパツパツスーツをみて
「ヒーロー科最高」
とサムズアップしてたので俺もサムズアップ仕返し、
「これはサムがアップしちゃいそうだな同士よ」
と返しておいた。あの反応から見るに恐らく俺の言葉の意味を瞬時に理解した筈だ。
こういう時の男の友情は強い。エロは世界を救うのだ。どうやら峰田とは仲良くなれそうだ。
さて、そんなどうでもいいことはさておき。
第1試合は爆豪と飯田の敵チームVS緑谷と麗日のヒーローチームだった。
結果は爆豪チームの負けだった。これをネタに煽ろうかと考えたが、結構ガチで落ち込んでたからやめといた。
そんでもって次が、尾白と神出の敵チームVS轟と障子のヒーローチームだ。
要するに俺の出番だ。轟っていったら推薦合格でなんか強い人ってイメージしかないが、どうなんだろうか。
取り敢えず尾白と作戦を練る。
「実は俺のヒーローコスチューム、特にこれといった細工は無いんだよね。今更機能付けても一緒に転移できないし」
「それに関しては俺もだな。体術が得意だから動きやすくて俺らしいコスチュームっていうことでこうなった」
尾白のコスチュームは空手選手って感じだ。
空手か。俺やったことないからよくわかんねぇや。
「ヒーローチームだったら適当に窓突き破って侵入して核を見つけたら転移で即終了だったんだけどなぁ」
「…なかなかに神出君強いよね」
そう言って貰えると嬉しい。
「取り敢えず俺が轟をなんとかするから障子を頼むわ」
「わかった」
障子っていったら握力がヤバい異形個性としか覚えてない。手がいっぱいあるやつ。
恐らく接近戦しかできないだろうから、尾白に頼んだ。
轟は氷で寄せ付けないような戦闘をしそうだし、俺が転移で殴った方が良いかな〜と。
さて、そろそろ始まりそうだな。
3、2、1、0…!?
「は!?何これ!?」
スタートと同時に床が、いや、壁も天井も全部凍った。
そんなのありかよ…。そう思いつつ転移で抜け出す。
尾白は…
「抜け出せそうか?」
「…ちょっとキツそう」
…これは、戦力が1人減ったと考えるべきか。
まずいな。どうしよう。
俺達は今核がある1番上の部屋にいる。ここは俺が転移で轟と障子を探して足止めするしかないな。
轟の注意を引けば尾白への氷に集中できなくなって溶けだすかもしれないし。
「氷が溶けたり、壊せそうだったら抜け出して障子を倒してくれ。俺は轟を倒す」
取り敢えず2階に転移。轟は…いた。1階にいる。障子も隣にいる…って、こっち見たな。探索にも生かせる個性なのか?
試しに転移して別の場所から見てみるが、これもバレた。
…不意打ちはできそうにないな。
「よう紅白マンとタコマン。元気してたか?」
敵らしく適当な挑発をしながら挨拶をする。
「…障子、下がってろ」
「…わかった」
なんだコイツら。せめて応えてくれよ。…と、それは置いといて。障子を下がらせるってことは氷に巻き込ませないためってのと、安全な場所から敵の動きを把握し、轟に伝えるためだろう。
だけど…
「障子が指示出してからじゃ、遅いんじゃないのッ!」
転移で轟に蹴りを入れる。いや、正確には転移する前に蹴りを放ち、威力が最大に達したところで転移を発動した。
要はいきなり背後に現れて蹴りだけ入れたってわけだ。
蹴りはしっかり頭に入り、轟が吹っ飛ぶ。
追撃を入れようとするも、轟が氷で反撃をして来た。
まあ、意味無いんだけどね。
おれが用意した追撃は、思いっきり足を上から下のに振り落とす、要はかかと落としだ。もちろんそんなのは距離が開けられたから当たるわけがないが、俺の個性なら問題はない。
しっかりと轟の頭上に現れて頭に重いのを叩き込む。
…って、えぇ…。あんだけやってまだ倒れないんかよ。しぶといな。…でも、アイツの攻撃あたりそうにないし、案外余裕があるな。これは、隙をみて障子も倒せそうだ。
っと、轟が攻めて来た。氷のブッパだ。もちろんこれも転移で避ける。そして轟の背後に現れて拳を放とうとするも、この動きは読まれて、これまた氷のブッパにより防がれてしまう。
もちろんこの攻撃も転移で避けた。
いったん外に転移だ。で、空中に転移して加速しながら落ちて、その勢いを保って転移し、障子を蹴り飛ばす。
転移しながらチラチラ見てたけど、隙をみて上へ上がろうとしてたからな。
そして今度は、また空中に転移し、「ある物」を回収する。
そのある物は、俺が空中に転移する時に一緒に転移して、その後転移する時に意図的に置き去りにしたためずっと落下を続けていた。
そう、鉄球である。ちなみに20kg。
俺の体で耐えられない加速や衝撃にも、鉄球なら耐えられる。
そしてその鉄球にタッチした俺は轟に挨拶に行く。どうやら轟は氷を溶かして上の階に移動しようとしていたようだ。
さて。ここでヒーローなら技名とかをとかを叫ぶんだろうが、俺はしない。
というか叫んでも転移の前後で途切れるからどうせ伝わらないし、叫んだら奇襲にならないし。
なので心の中で叫ぶ。
行け!鉄球アターック!!
うん。我ながらシンプルでカッコイイ名前だな。
鉄球アタックは轟の腹を横から殴り、壁に叩きつけた、と思う。
どうしてそんな不確定な表し方かというと、あのままだと俺も壁にぶつかるので空中に転移して逃げたからだ。
運動の向きを鉛直上向きに転移することで勢いを消し、轟の様子を見に行く。
流石に轟も鉄球アタックには耐えられないらしく、よろよろと倒れ込んでいた。
障子も気絶していたし、これは俺の勝ちだな。
確保テープで2人を捕らえる。
…よく考えたら障子は最初から確保テープで良かったな。
まあそんなこんなで俺の訓練は案外あっさりと終わった。
ーーーー
「こ、今戦のベストは神出君だね!」
「というか神出エグすぎだろ。いきなり現れたと思ったら蹴りだけ残してまた消えるんだぜ」
「防ぎようがないわね」
「これ程奇襲向きの個性はないな!」
「俺、全然活躍できなかったな…」
上からオールマイト、切島、梅雨ちゃん、砂藤、尾白だ。
尾白にはなんか申し訳ないが、我ながら完璧な戦闘だったと思う。
「ただまあなんというか、パフォーマンスはちょっと足りないね!!ヒーローたるもの派手やかさも必要だから、何が何だか分からない内に戦闘が終わったりするのは頂けないね!」
うっ。そこを突かれると痛い。でも個性上仕方なくね?
あれか?隕石とか落とせばいいのか?…頑張ればワンチャンいけるか?
「なんか凄い危険な思考をしてないか神出少年!?取り敢えず、どこから蹴りや鉄球が飛んでくるか分からない恐怖は敵に圧力を与えられるし、戦闘という面ではパーフェクトだったさ!」
よっしゃ。…もういっそ、世間の目を気にしなくていいように相澤先生みたいにメディアへの露出お断りなヒーローになろうかな?
その後も轟、障子、尾白が評価され、俺達の組の評価は終わった。
あ、爆豪がこっち見てたからドヤ顔したら、すっげぇ青筋浮かべてた。元気が出たようで良かったね。
って、あれ?なんか今度は真剣な顔して俯きだした?
…どうしたんだ爆豪。なんかこう、お前はもっと爆発的にDQNな奴じゃなかったのか?
そしてその後も順調に戦闘訓練は進み、無事に全部の戦闘訓練か終わった。
…このクラスの中だと、切島とかが俺の天敵かな?俺式ライダーキックとかを食らわした時に硬化されたらこっちが大怪我をしてしまう。
まあそういうのを防ぐ為にも鉄球アタックがあるし、実際に戦ってみないと結果はわからないけど。
あの後反省会を開いた。で、爆豪が先に帰って緑谷が入れ違いでやって来て、爆豪を探しに去っていった。
因縁の仲なんだろうな。知らんけど。
この反省会の時、俺は峰田にある提案をした。
簡単に言えば、仲良くなろうぜって感じの提案だ。
もし俺が峰田と一緒に転移することができるようになれば、いきなり現れてもぎもぎをくっつけて消えるという超害悪戦法ができる。だから峰田と仲良くなっておこうといった感じだ。
それに、性格的にも気が合いそうだしな。
そんな訳で俺の峰田肩車生活が始まった。
峰田「なあ神出。女子のスカートの中に転移を…」
神出「…峰田。俺の親父はな、俺と違って物を転移させる個性なんだ」
峰田「お、おう?」
神出「それも、視界に入っている物を右手に転移させるっていう個性だ」
峰田「…!まさか…」
神出「そう、そのまさかだ。親父は女子を見ただけで丸裸にできる個性なんだ」
峰田「!?」
神出「しかも元ヒーローだから個性の使用許可は降りるから、女性敵が現れたら問答無用で服を剥ぐことができる」
峰田「なん…だと…!?」
※そんなことはしません
ついでに、神出(父)のキャラ紹介
神出早手(かみで はやて)。個性 物飛ばし。
昔は転送ヒーロー「キャリーマン」だった。
彼の個性は、左手で触ったことのある所に右手で持っているものを飛ばす能力と、視界に入っている生物以外のものを右手に転移させる能力がある。
この個性で敵が武装している場合は即座に武器を取り上げることができ、更に敵を左手で触れば敵に右手で持っているものを飛ばせるので、手錠をかけることも可能という地味に強いヒーローだった。
ちなみに神出(息子)の荷物を雄英高校に転送した時は、神出(息子)が「左手で触ったことのある所」判定だったので、そこに向かって荷物を転送した。
オリキャラ追加について。
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許すまじ
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マジ許す
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助言だけ残して去っていく謎キャラを出せ
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出すんだったらキチンと設定を練って欲しい
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適当な他原作から引っ張って来い