俺の口から飛び出る言葉はただ一つ。
「どうしてこうなった…」
こうなったのには理由がある。
ほわんほわん〜(回想入りまーす)
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「ガチゴラス、ドラゴンクローで切り裂いてしまえ!」
俺は今ホウエン地方でポケモンバトル中だ。またしてもチンピラに絡まれたのでボッコボコにしてやんよ!ということだ。ちなみにこのデカいガチゴラスはチゴラスを速攻で育成したものだ。なんか進化したらアホみたいにでっかくなっちゃった。だがそんなの関係ねぇ!ガチゴラスの首のもふもふは俺のものだ!目指せもふもふマスター!もふもふ王に、俺はなる!
「ちょっといいかのう」
などと脳内で供述していたところ、お爺さんに話しかけられた。
「わしはポケモンスクールの校長をしている者なのじゃが、お前さんの腕前を見込んでちょいと頼みたいことがあっての」
「頼みたいこと?」
一体なんだね?危ないことは嫌ですよ?
「ポケモンスクールの臨時講師をしてくれんかの?」
「臨時講師?」
俺、先生なんてガラじゃないっす。
「僕は何をすればいいんです?」
「なに、簡単じゃよ。ちょいといわタイプのポケモンのバトルについて、生徒たちに教えてやってくれればいい」
「いや、別に僕、いわタイプのポケモンに精通してるってわけじゃないんですけど…」
どっちかってーと空飛んでるポケモンですかね?もしくはドラゴンタイプ。
「いやいや、先ほどのバトルを見るに、お前さんはいわタイプのポケモンの扱いが上手い」
いや、単純にポケモンの特徴を見ているだけです。クレベースをウルガモスの前に出したりしないでしょう?特性がんじょうでミラーコートやストーンエッジ持ってたりしない限り。それと一緒。
「まあいいですよ。やりますよ、臨時講師」
断る理由はないからなあ。
「おお、ありがとう!」
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臨時講師なんて楽勝だろ。そんな風に思っていた時期がわたしにもありました。
「臨時講師のゼンだ。いわタイプのポケモンによるバトルを教えることになっているからよろしく」
生徒たちの中にねぇ、いるんですよぉ!ツツジさんがぁ!いわタイプのジムリーダーの!いやまだ時系列的にジムリーダーじゃないのか?いやそんなことはどうでもいい。このいわタイプオタクの前で生半可なことはできねぇ!
「まずはじめにいわタイプのポケモンの特徴について詳しく勉強しようか」
仕方ないね、俺の知識全部さらけ出すつもりでやろう。
「いわタイプというのは基本的にタフなポケモンが多い。有名どころじゃイワークかな?アレの防御力は非常に高いから、弱点をついても大したダメージにならないことが割とある」
リザードのメタルクローが全然効かなかったりする。そのままいわタイプの技で撃沈させられたのはいい思い出(泣)
「ただ、いわタイプは弱点が非常に多い。みずタイプやくさタイプという結構メジャーなタイプが弱点なせいで、人によっては脆いと思われたりもする。だがこちらが弱点をつけるタイプ、ひこうタイプやこおりタイプだな。それらを相手取る際には強く出ることができる」
半減できるタイプも多いから結構刺さるんだよねー。うちのウルガモスさんなんかもストーンエッジでコロッといっちゃうしね。4倍弱点怖い。
「それにいわタイプのポケモンは、他のタイプのポケモンがもたない特徴がある。なんだと思う?」
「ハイ!」
やはりと言うべきか、ツツジちゃんが真っ先に手をあげた。
「いわタイプはすなあらしのなかでは耐久力が上がります!」
「その通り!この特徴を活かせばみずタイプのポケモンにも勝つことも夢じゃないだろう」
勝てるとは言ってない。
「いわタイプの特徴がわかったところで、さっそく実践と行こうか。知識は使ってこそ力になると言うからね」
力こそパワー!
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「ポケモンバトルというのはポケモンの実力がたしかに必要だ。だが、それと同じくらいトレーナーの実力が必要となる。どれだけポケモンが強くても、トレーナーがちゃんとした指示が出せないのならば、一流のトレーナーに勝つことはできない。逆にポケモンが弱くても、トレーナーの実力や練度が高ければ、ポケモンもそれに伴って動きが良くなり、強くなる。まあなにが言いたいのかというと、ポケモンバトルってのはポケモン同士を戦わせるだけじゃ決まらないってことだね」
信頼関係が大事なんだよ。うん。
「うだうだしゃべるのはやめにしよう。こーゆーのはポケモン見ないとわからないからね。それじゃあみんなポケモン出してー」
俺の号令に合わせて生徒たちはポケモンを出した。ガーディやポチエナ、ミズゴロウあたりが目立つ。まあこの辺で捕まえてられるポケモンなんてそのくらいだからねえ。
「僕たちとバトルしたいって子はこっちきてね。いわタイプのポケモンを使ったバトルスタイルの実力を見せてあげよう」
うんうん、結構いっぱい来たね。もちろんツツジちゃんも来ましたわー。
「じゃあまず最初にバトルしたい人ー」
「ハイ!」「はいはーい!」「はーい!」
元気ええやん、めっちゃ手ェあげるやんけ(突然のエセジョウト弁)
「じゃあそこの君!」
「やった!」
俺が指名したのはたんぱんこぞう。なんでって?俺は好きなものは最後まで取っておくタイプなんだ。そして弟に掻っ攫われるタイプなんだ(泣)
「さーて、出番だよガチゴラス!」
俺が出したのはガチゴラス。いやだっていわタイプのバトル見せてやるって言ったのに他の出してもねぇ。それに今俺、他のいわタイプのポケモン手持ちにいないのよねー。
「グオオオオオオオオオ!!」
隠れ特性いしあたま。そしてぬしポケモンレベルのデカさのガチゴラス。威圧感抜群だね!
「うえぇ…」
たんぱんこぞう、涙目。わかる、すっごくわかる。
「戦う前から弱腰になっちゃいけないよ?」
「…クソゥ!やってやる!いけポチエナ!かみつく攻撃!」
まあ一発くらい食らってあげるよ?効かないから。
ポチエナの牙はガチゴラスの肌に傷をつけることも叶わない。
「うそぉ!?」
「ほんとだよ、いわなだれ」
大量の岩が、ポチエナの頭上から降り注ぐ。overkill!
「手加減してくれたっていいじゃねぇか!」
「一応手加減したよ?本気ならもろはのずつきでぶっ飛ばすから」
ガチゴラスの火力ナメンナヨ!ついでになぜか最初から覚えてたりゅうのまいも使っちゃうからな!?あぁん!?今もろはのずつき覚えてないけど。
「それで?次は誰がやる?」
「「「………」」」
わーお、みんなドン引きだよ。さすがにやり過ぎたかなぁ。リリーラ連れてきた方が良かったかなぁ。などと考えていたら…
「私がやります!」
ツツジちゃんが挙手。ほほーう。
「OK!いいだろう。ハンデはいるかい?」
「悔しいですが今の私では勝てませんので、こちらがポケモン二体であなたは一体。これでどうですか?」
「いいよ、それで」
まあそれが妥当だろう。
「ゼン先生!私がジムリーダーになるために、ここで倒させていただきます!」
「ええー…」
アレ?俺若干目の敵にされてない?
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ということがあったのさ!
ほわんほわん〜(回想終了ー)
「行きますわ、イシツブテ!」
「ラッシャイ!」
やっぱイシツブテの鳴き声はラッシャイだよねー(現実逃避)
「行くよガチゴラス!」
やったれガチゴラス!イシツブテなんて蹴散らしてやれ!
「先手は譲るよ」
「お言葉に甘えますわ!イシツブテ、いわおとし!」
ガチゴラスの頭に岩が命中。だがいしあたまであるうちのガチゴラスには効果は薄い。
「嘘、全然効いてない!?」
では反撃準備だ!
「ガチゴラス、限界までりゅうのまい」
攻撃と速度を上げてやろう。限界まで積んでやる!
「ッ!じならしですわ!」
いい判断だな。りゅうのまいが中断され、ダメージを受ける。それにすばやさまで落とされた。
「なかなかやるじゃないか。だがそれだけじゃ僕のガチゴラスは止まらないよ?ガチゴラス、いわなだれ!」
大量の岩がイシツブテの頭上に出現する。
「ッ!まるくなる!」
あんま意味ないと思うよ?結局がんじょうで耐えられてしまった。
「反撃ですわ!じならし!」
やれやれ、結構痛いじゃないか。もう体力四分の三くらいだよ?
「でもこれで終わりだ。ドラゴンテール」
さすがにこれは耐えられない。イシツブテは倒れてしまった。
「お疲れ様でした、イシツブテ」
うんうん、ちゃんとポケモンを労えるトレーナーは好きだよ。
「さすがですわね。ですがまだまだこれから!頼みましたよ、ノズパス!」
まだまだ諦めていないようだ。いいじゃないか、面白い…!
「さあ、かかってこい!君と君のポケモンのキズナを見せてみろ!」
…アレ?俺若干魔王っぽくない?でもいいや。これ続けるわ。
「ノズパス、連続でいわおとし!」
「ガチゴラス、打ち返せ!」
頭上から降り注ぐ岩の数々を、ガチゴラスは巨大な尾を器用に用いて、弾いてゆく。
「ドラゴンテールで叩き潰せ!」
「でんじふゆうで避けて!」
ガチゴラスの強力な一撃を、在ろう事かでんじふゆうで回避した。すごい応用力だな、非常に参考になる。
「やるねぇ、でんじふゆうをそんな風に使うなんて思わなかったよ」
「私たちならこの程度、簡単ですわ!」
いうじゃないか。たしかに俺とガチゴラスは出会って日が浅い。なつき度最大ではあるが、ウルガモスやサザンドラのように言葉を交わさずに意思疎通が図れるほどじゃない。だがそれだけで負けたりするほどガチゴラスは弱くない。
「いわなだれで撹乱しつつりゅうのまいだ!」
うちのガチゴラスもダメージが蓄積してるため、長く戦わせるわけにはいかない。故に一撃で決めてやる!
「いわおとしで妨害ですわ!」
だがいわおとしはいわなだれで相殺される。
さて、積み終わったところで反撃だ!
「かみくだく!」
「ッ!てっぺき!」
てっぺきで防御を図ったようだが、大した効果はない。ガチゴラスの顎は強力。
「ノズパス!」
がんじょうで耐えたようだが次当てれば終わる。
「さて、とどめを刺そうか、ガチゴラス」
「グルルル…」
うわー、うちのガチゴラスさん慢心してらっしゃる。まあ気持ちはわかるよ?だってほぼ勝ち確定だもん。奇跡でも起こらない限り、この状況を打破できないだろう。
などと考えていたらその時不思議なことが起こった。ノズパスの体が光に包まれたのである。
………ゑ?
いやいやいやノズパスがこの状況で進化?ありえない!リーフィアやグレイシアが特定の場所で進化するのは確認済み。ノズパスも特定の場所で進化するはずなんだ。もしかしてここが特定の場所?いやいやないないない!ここポケモンスクールだぞ!?仮にそうだとしてもなぜ今まで進化しなかった!?もしかしてあれですか!?偶然ですか!?奇跡ですか!?嘘でしょマジで!?
「ノーズ!」
結局ノズパスはダイノーズに進化した。なんてこったい。
「ノズパスが…進化…?」
ツツジさんも驚いてらっしゃる。
「そのポケモンの名前はダイノーズ。本来特殊な条件を満たしていないと進化しないはずなんだが…」
これヤバイよ!負けフラグ立ったよ!
「ダイノーズ…行きますわよ!」
「ノーズ!」
最愛のトレーナーたるツツジちゃんの声に応えたダイノーズ。なんとビームを発射。見覚えあるよこのビーム。ラスターカノンですね。
「ガァァァァ!」
口の中めがけて放たれたラスターカノンに耐えきれず、ガチゴラスはダイノーズを解放してしまった。まあ急所にピンポイントで食らったらそうなるわな。
「ラスターカノンですわ!」
「かわしてかみくだく!」
ヤバイよ!
「いわなだれで撹乱して接近!」
やべーよ!負けてなるものか!
「うちおとす!」
ダイノーズは岩を撃ち落としてゆく。器用にガチゴラスの胴体が晒されるように当てている。
これは詰みですね。仕方ない、正面突破だ!
「ダイノーズ、全力でラスターカノン!」
「ガチゴラス、ラスターカノンごと薙ぎ払え!ドラゴンテール!」
お互いに全力の一撃。視界が晴れた時。立って立っていたのは…
ガチゴラスだった。
「グオオオオオオオオオオオオオ!」
ガチゴラスが勝利の雄叫びを上げる。
ウッシャアアアアアアアアア!運命に勝ったぞ!
「お疲れ様、ガチゴラス!」
ガチゴラス!やっぱりお前は最高だ!
「お疲れ様でした、ダイノーズ」
ツツジちゃんも奮闘した自分のポケモンを労う。
「さすがですわね、ゼン先生。負けました」
「これでもエリートトレーナーだからね、まだまだ君みたいな子に負けたくはないのさ」
今度はもっと鍛えてくるよ。技もガチ仕様で。
「それにしても、ノズパスが進化するとは思いませんでしたわ」
「そうだね。これは僕の仮説なんだが、トレーナーとポケモンの信頼関係によって進化するポケモンがいるように、君とノズパスのキズナがかなり深く、そこにガチゴラスという刺激が加わったことで進化するという結果になったんじゃないかな?」
磁場が関係しているとか聞いたことあるけど、こっちの方がなぜか説得力がある。
「そうなのですか…」
「まあさっきも言った通り仮説だけどね」
仮説だから!
「今日はありがとうございました。やっぱり私にジムリーダーはまだ早いようですわね」
「そんなことはないさ。明らかに格上のガチゴラス相手にここまで戦えたんだ、ジムリーダーになる素質は十分にあるよ」
少なくとも、あの時のエリトレ候補以上の素質だ。比べるのも烏滸がましいが。
「ではゼン先生、私がジムリーダーになった暁には、もう一度バトルしてもらえますか?」
「もちろん!今度はハンデなしでやりたいね」
余裕ぶっこいて痛い目見るのはもうごめんだよ〜。
いやっはー!五千字超えたぜ!
最長記録更新!
なんか増えました。
Fallの少女、どうするよ?
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シガナ説採用
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名前も全部オリジナル
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どーでもいいからシロナさんだせ!
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どーでもいいからアイリスだせ!
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どーでもいいからBW入れ!