「メラルバ、かえんほうしゃ!」
今俺は草むらに入ってポケモンバトルをしていた。すでにメラルバのレベルは40を超えていた。愛でると強くなるのか?ちなみにピンプクのレベルは18だ。まだバトルできないためとりあえず連れて歩いているだけだ。
「よーしよしよし!」
野生のポケモンを撃破したメラルバを撫でまくる。手が熱いがお構いなし。だってかわいいモン!
「よしよし…うん?」
なにやらヤンヤンマたちが騒がしいなあ、などと考えていたら、目の前の草むらが揺れる。ここはカロス地方だ、こんなところにタブンネはいないはず。まあピンプクのタマゴが転がってるのだからあり得るかも。
だがその予想は容易く覆された。モノズが出てきたからだ。そうモノズだ。進化させるのが面倒なことで有名なあのモノズだ。
「なんでこんなとこに?」
その質問に答えるものはいない。まあそれどころじゃない。モノズはぼろぼろだった。ポケモンの間では俺の目の前にぼろぼろで出てくるのが流行っているのだろうか。
「ってヤンヤンマ!?」
ヤンヤンマのむれがあらわれた!やばいです。おそらくモノズはこいつらに襲われたのだろう。タイプ相性と数の暴力は恐ろしいですねぇ!
「逃げるんだよぉぉぉ!」
三十六計逃げるに如かず!モノズを抱えて走る、走る。まあそうは言ってもモノズの体重は17キロあるんだぜ?それを抱えながら走る?ガキには無理です。あえなく追いつかれた。
「ええい、迎撃だ!」
これはもう腹をくくるしかない!
「メラルバ、かえんほうしゃ!ピンプク、まねっこ!」
まねっこはかえんほうしゃになる。炎にビビったヤンヤンマは全速で後退していく。やったぜ!
「よし、ポケセン行くぞ!」
ぼろぼろのモノズを放っておくわけにはいかない。
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「お預かりしたポケモンはみんな元気になりました!」
「ありがとうございました!」
ふう、よかったよかった。
「モノズ、一緒に来ないか?」
トレーナーに逃がされたであろうモノズに声をかける。レベル上げは大変だが、600族であるためサザンドラに進化した暁には、俺にとって頼もしいポケモンとなるだろう。
「ノー!」
おそらく肯定の意味だろう。ノーなのにイエスとはこれいかに。
「じゃあうちに帰ろうか」
「ものー!」
モノズが俺に飛びつく。ははは、愛い奴め!
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「ただいまー」
「おう、お帰りゼン。モノズをゲットしたのか」
俺の声にお父さんが答えた。あ、ゼンってのは俺の名前な。だが今そんなのどうでもいい。
「お父さん、なにこれ」
家に大量のタマゴがあったからだ。
「知り合いからもらったタマゴだよ。余ったらしい」
父君よ、そいつはほぼ確実に廃人だ。
「で、俺たちにも手伝えと」
「そうなるな」
メラルバとピンプクはもちろんのこと、モノズにも手伝ってもらおう。
一体何が生まれるのだろうか。楽しみだ。
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「ブイブイ!」
生まれたのはイーブイでした。もらったタマゴ全部イーブイでした。だいたい隠れ特性の子達だったので、よこしたトレーナーはおそらくフェアリースキンのニンフィアを手に入れたかったのだろう。もしかしたらこんじょうブースターかもしれないが。だがそんなの関係ねぇ!
「よーしよしよし、可愛いよぉぉぉ!」
イーブイたちマジ天使!WRYYYYYYYY!ポフレもあげちゃう!
「ブイ〜♪」
うひゃああああああ(蒸発する音)
「ブイ!?」「ブイブイ!」「ブーイー!」
イーブイが一匹イーブイが二匹…天国はここにあった!我が生涯に一片の悔いなし!
「メラー!」
「あちゃああああああ!!」
ハッ!危ない危ない。危うく昇天するところだった。
「ありがとう、メラルバ」
「メラ〜♪」
やっぱり可愛い。すごい可愛い。可愛いは正義。
「ノー!」
「プクー!」
モノズとピンプクも頭を突き出す。なでなでなでなで。
「ノ〜♪」
「プク〜♪」
可愛い。可愛い。すごい可愛い。可愛い。可愛いがゲシュタルト崩壊する!
「ブイブイ!」「ブイ!」「ブイ〜」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
イーブイたちにかこまれてしまった!もふもふだすっごいもふもふ。死んでもいいわ!
「メラァァァ!!」
「ぎゃああああああああ!!」
ポケモンに囲まれて暮らせるなんて、こんなに嬉しいことはない!
残念、まだ旅しません!
Fallの少女、どうするよ?
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シガナ説採用
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名前も全部オリジナル
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どーでもいいからシロナさんだせ!
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どーでもいいからアイリスだせ!
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どーでもいいからBW入れ!