大樹の妖精、神となり   作:公家麻呂

126 / 227
125 昭和 大妖怪ぬらりひょん

 

 

ディスコに、大勢の若者が入りきれないほど押し寄せ、ダンスを踊っていた。

そんな、場所に朱の盆が現れその場にいた人々を襲う。

 

「「「わぁあああ!?」」」

 

若者たちが逃げ出しているとディスコの入っていたビルが炎に包まれて倒壊した。

 

町で次々に起こるビル崩壊事件。

原因不明で警察や消防の対処は後手に回っていた。

 

 

それは自分の経営する建築会社に利益を与えるため、妖怪・ぬらりひょんが仕組んだものだった。

 

「んふふふふふふはははははは。」

 

 

大樹失権後の日本は今まで大樹の統制のもとに安定していたものが崩壊。

今まで妖怪たちを抑えていたものが無くなり、ある意味カオスな高度成長期後のバブル期は妖怪たちが暴れられる環境にあった。

 

これらに対処するべき存在は、警察・自衛隊・各地の破魔勢力であった。

しかし、自衛隊は発足から30年程度。さらには警察・自衛隊には未だに天道派の末裔が潜んでおりクーデター計画が存在すると実しやかに囁かれていた。破魔勢力も神社本庁や関西呪術協会を筆頭に日本古来の勢力と敗戦後のGHQのゴリ押しで居座り続ける関東魔法協会の間で対立が続き内輪揉めで動きがとりにくくあった。

 

また、目に見えて新左翼の台頭に加え旧左翼も右翼団体も活発であり成長を続ける日本の負の側面を見せつける形でもあった。

 

 

 

その隙をぬらりひょんを筆頭とする大物妖怪たちは見逃さなかった。

自分たちを圧する存在の枷が緩んだのが解ると大妖怪たちは動きだした。

ぬらりひょんは日本社会に溶け込み資金力を増やし権力も武力も付けていた。

その方法は少々、いや、かなり強引であった。

 

手下の妖怪・朱の盤のみならず、大金をチラつかせてねずみ男も利用してビルを爆破する。

 

「これで、儂の建築会社が大儲けできる。何事にも金が必要だからな。」

 

しかし最大の障害である鬼太郎に、ついにその悪事がバレてしまった。

そこでねずみ男を使って鬼太郎を誘い出しす。

 

「困るのですよ。仕事の邪魔をしてもらっちゃあ…。死んでもらいます。」

 

鬼太郎の目の前に住将型の爆弾が現れ、その爆発で土砂にねずみ男諸共埋まってしまう。

 

「ふむ。朱の盆。」

 

朱の盆がミキサー車を運転しコンクリートで固めてしまう。

 

「これで鬼太郎も終わりです。お!?」

 

鬼太郎の手が飛び出しぬらりひょんを掴んだ。

 

「ぬぐぐぐ、しぶとい奴め。」

 

固まった鬼太郎に掴まれた時、妙なアザが残ってしまう。

 

 

 

 

鬼太郎に掴まれた方の体が言うことを聞かなくなってしまい。

ぬらりひょんの旧知の中であり医術の心得もある邪骨婆を頼ることにした。

 

「これは鬼太郎憑きじゃな。鬼太郎の魂がお前の毛穴から入っているんじゃな。」

「コンクリートの中でも死なないのか。」

 

ぬらるひょんは鬼太郎を完全に無力化するために鬼太郎を壺に封じてしまおうと考えた。

 

 

ぬらりひょんは鬼太郎を罠に掛けようとしたのだが逆に罠に掛けられてしまい。古代の石臼で先祖流しの術を受けて恐竜の時代に飛ばされてしまったのであった。

 

「おのれ鬼太郎!!覚えておれよ!」

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。