大樹の妖精、神となり   作:公家麻呂

131 / 227
130 昭和 対決!!日本国天道派 前編

ぬらりひょんから鬼太郎と八雲紫が接触したと言う話を聞いた白蔵主は、ゲゲゲの森の勢力と幻想郷が繋がってしまう前にと行動を起こした。

 

「真崎陸将に連絡を取りなさい。行動を起こすようにと…。」

「では…」

「作戦名『女神のいない八月』を決行しなさい。」

 

 

 

 

 

 

 

その頃、夢子ちゃんたちの家族旅行に同行していた鬼太郎たちは京都旅行の行程を終えて帰るところであった。

 

「楽しかったわね。鬼太郎さん。」

「うん、そうだね。」

 

 

 

「夢子ちゃんのお父さん。この度は儂らも京都旅行に招待してくれてありがとう。」

「いえ、夢子がお世話になっていますので。」

 

目玉おやじは夢子の父親に礼を言った。

鬼太郎親子と夢子たちは家族ぐるみの付き合いになっていた。

 

 

切符を駅員に見せてからホームに並んだ鬼太郎たち。

列車の扉が開き、天童一家や猫娘や砂かけ婆と子泣き爺が乗り込んでいき最後に鬼太郎が乗り込もうとしたときに鬼太郎は別の乗車口から乗り込んでいった一団が一瞬気になった。

 

『寝台特急さくら発車します!』

 

「鬼太郎さん?早く乗らないと置いてかれちゃうわよ。」

「今乗る!」

 

車掌の声が聞こえ、夢子の呼ぶ声を聞いた鬼太郎は慌てて乗り込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

白蔵主の指示を受けた妖狐たちは行動を開始。

 

「古の神よ。暴れ狂う神よ。今ここに暴虐の場を与えん。存分に暴れよ。」

 

妖狐たちは、京都の旧洛外地域の祠で円陣を組み、呪文を唱える。

 

既に討たれてから500年近く経過していたが、狐たちが呪文を唱えるとボロボロの亡骸が起き上がる。

 

『あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!』

 

かつて戦国の世で京都の戦いで討たれた両面宿儺が怨嗟の声を上げて復活したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鬼太郎は乗車前に見かけた男たちの事が気になり車内を探索する。

次の駅で停車した列車の中で鬼太郎は列車の外で何かをしている男たちを見つけて、怒鳴りつける。

 

「何をやってるんだ!」

 

男たちは慌ててどこかに行ってしまった。

席に戻った鬼太郎は一反木綿に車両の外を調べるように言った。

 

「そんな~、鬼太郎。電車の外は寒いんよ。」

「頼むよ。一反木綿。」

 

「鬼太郎さんがそこまで言うなら、調べてみますよ。はいそうしましょ。」

 

 

 

 

 

鬼太郎はさらに探索を進めていたが夢子が様子を見に来て鬼太郎に声を掛ける。

 

「どうしたの鬼太郎さん?」

「うん、少し気になることがあって…。」

 

鬼太郎は振り返って夢子と席に戻ろうとしたとき…。

 

「き、鬼太郎さん!?あれって!?」

 

夢子の驚いた声で再度振り返った鬼太郎の視界には自衛隊の戦闘服を着て64式小銃を持った男たちが写り込んだのであった。

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。