大樹の妖精、神となり   作:公家麻呂

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159 平成 若い息吹

2-A中等部の校舎に到着する。冬休み明けの1月中旬。

あらかじめ、ネギ君と顔合わせすることになっていまして、学園長室に向かいます。

 

「大樹先生、来てくれたのか。」

「はい、彼がネギ君ですね。」

 

私の目の前には私よりもさらに小柄な少年がいた。赤い髪で小さい眼鏡を掛けた。かわいい男の子がいました。

 

「よろしくお願いします。ネギ君。」

「はい、こちらこそよろしくお願いします。」

 

そのネギ君にどうやら御立腹なようすでいるのは、A組生徒の神楽坂明日菜さんとその付き添いかな近衛木乃香さん(お見合いのなんちゃらの話をしていた)。

まぁ、なんと言うか。明日菜さんのバックボーンは私も学園長たちから聞かされていますが、運命の糸が引き合っているんですかね。

 

 

 

 

 

学園長室での悶着は一応終わりにして、高畑先生と私、ネギ君で教室に向かいます。

高畑先生がネギ君に先に行くように促しました。

 

あ・・・

 

教室のドアに黒板消しが挟んである。

高畑先生は戦場慣れしてて感覚マヒしてるから大丈夫なんだろうけど。

 

ネギ君の頭に黒板消しが直撃。

張ってあるロープに躓く、転ぶ。

バケツ(水入り)が落ちてくる。濡れる。転がる。

教卓にぶつかる。

 

うわぁ…。これはかなり強烈、メンタル弱いと心折れるからなぁ。

私は、半分当たって泣きまねして生徒たちを困らせてやった。

 

「子ども?」「大丈夫!?」「ごめんね!!大丈夫!!」「平気!?」

.

生徒たちが駆け寄ってきましたね。

そろそろ、間に入って収拾してあげないと・・・。

 

「えっと、衝撃的な出会いになっちゃったけど。彼が新任の先生なの。さて、自己紹介をしてね。」

「ネギ・スプリングフィールドです。担当教科は英語です。」

 

 

ネギ君の自己紹介に始まり、恒例の質問攻め。

今回は合法ロリ先生の私以上に違法(特例措置で違法じゃない)ショタ先生の注目度は、こういったときに仕切りたがる朝倉さんすらただの質問者になるほどに興奮材料のようだ。

 

さすがにあの中に入りたくないな。

 

「ちょっと!あんた!さっきの黒板消し変だったわ!ちょっとおかしくない!」

 

神楽坂さんがネギ君に絡んでいきますね。これは良くない。

 

「いいかげんになさい!先生がお困りになってるでしょ。」

 

さすが、優等生のクラス委員雪広あやかさんです。うまく纏めて・・・

 

「あなたみたいな凶暴なおさるさんに・・・(略

 

「なんですって!!」

 

くれなかったよ。

 

 

そういえば、高畑先生の担当してた英語の履修要綱って・・・・・・うわっやっば。遅れてるじゃん。大丈夫かなネギ君。副担任って担任の補佐だったし、手伝わないといけないんだよね。

英語はキツイわ。どうしよう…。

 

「ちょっと!待った!ここまで!!ネギ先生!!英語の授業を進めましょう!!高畑先生のわけわかんない出張(嫌味)で、新任の子供先生にはかなりエグイレベルで授業スピードが遅れてるから!!早く始めないと皆さん自動的に英語の通信簿の評価が赤点になりますよ!!(やり逃げはさせんぞ!高畑先生!睨み!)」

 

さて、英語は門外漢の私がやるよりは、高畑先生にネギ君の授業を補佐させるのが良いでしょう。高畑先生の前なら生徒たちも無茶しないでしょうから。

 

 

その日の放課後は図書館島でたくさんの本を抱えた宮崎さんを見かけたので、手伝ってあげながら帰った。その途中で綾瀬さんと早乙女さんが宮崎さんと合流したのでそのまま、寮まで送ってあげました。

 

「先生、この前の資料はすごくおもしろかったです。」

「鎌倉年代記ですね。伝手を頼らせていただきましたよ。他の人には内緒にしてくださいね。」

 

歴史に興味を持ってくれるのは何と言うか…。うれしく思いますね。

 

「先生、もしよければ図書館探検部の顧問もやってくれませんか?」

「今の顧問は名前貸しで、実体がないです…。」

 

「図書館島ですか?ほかの先生たちより詳しいと思いますし…いいですよ。」

 

そう答えると3人は嬉しそうに礼を言ってきた。

 

「ありがとうです。先生。」

「ありがとうございます。」

「やっぱ、大樹先生は優しいね!」

 

 

 

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